コロコロおもちゃ（大型）

子どもはなぜ、玉ころがしのおもちゃで繰り返し繰り返し遊ぶのでしょう？
以前　読んだ本に、「子どもは玉を転がす都度、どのような動きが起こるのか予想をたて、玉がその予想通りに転がり落ちるのを見て安心と満足を感じる・・・」という内容の説明があり、納得しました。
その本（タイトルを思い出せないのですが）ではさらに、遊び部屋に玉ころがしのおもちゃがあれば、子どもは自分で必要と感じた時に玉ころがしで遊んで意欲を充電することが出来るというようなことが書いてありました。

さて今回は、上記の本の主旨の通りお部屋に置いたら、主役になるくらい存在感たっぷりの大きなコロコロおもちゃの紹介です。
上の写真＝NICスロープ（ドイツ・NIC社）のサイズは、幅６７㎝　高さ４５㎝。
3歳くらいの子が座って遊ぶと、ちょうど目の高さくらい。
子供の視点では、かなりダイナミックな動きを感じるのではないでしょうか。

人型や円盤型、（幼稚園にあるのはこの2種）、土星型、車などの専用パーツをスロープに置くと、それぞれ違った速さ、特徴のある動きで落ちていくのが楽しめます。
スロープとスロープの間にある空間が、ターンの際の動きをトリッキーに面白くしてくれるみたい。
形による落ち方の違いをよーく観察していると、もしかしたら科学や工学への1歩になるかもしれません。


もうひとつ、高さ６８cmとさらに大型なのが「チャイム玉の塔」（ドイツ・Schoellner社）です。
玉がスロープを転がってターンする際に、両端のパイプに当たって澄んだ音がなります。
キーン・コーン・・・キンコンコンキーン・・・
3つの玉の転がり具合によって、リズムも音色も違ってくるので、単純だけど飽きません。

ちなみにケロッタ家にあったのは、同じメーカーの製品でスロープも木製の小型サイズ。

遊びに来るおチビちゃんみんなに喜ばれました。
この大きさの玉だと、誤飲の心配がないのも安心でした。（紛失しにくいし）

大きな大きなコロコロおもちゃ、素敵だけど片付け場所（と価格）を考えると、自分で揃えるにはなかなか手が出にくいところ。
ところが、この両方が揃っているお友達のお家があって、リビングの中心で「ここは子供の遊び場よ！！」と主張しています。
大人の生活は二の次のその空間を見て、「○○ちゃん、深く愛されているんだな～。」と感じ入ってしまったのでした。