東京マラソン2007
written by ダンナさん
JR新宿駅西口。日曜日、朝8時。気温5℃、強雨。 外は暗く、そして寒い。
それでも、周囲には見渡す限り・・・ ランナーたちがいる。 床に座り込み、着替えるシニア、ストレッチする女性、地下街でガンガンアップする本格派。 東京の街中をぶちぬいて走る、はじめての42,195kmの旅、それを待ちきれないヤツラの熱気が、真冬の地下街にあふれかえっていた
それにしても寒い。雨がレインコートの上を容赦なく流れ、フードで隠した顔に風が吹きつける。みんな体中がずぶぬれだ。東京都庁に集まった3万人の幸福者たちは、両手、両足を小刻みに動かしてアップ代わりにスタートまでの時間を耐える。
スタートが待ち遠しい。 厚い雲は、摩天楼の頂上を隠している。太陽はいつ微笑んでくれるのか? 惜しくも抽選にもれた倍以上の仲間たちの想いと、自分自身の旅のはじまりに心が浮き立つ。
さあ、号砲! ゆっくりと動き出す。自分の前にいる一万数千人がスタートラインを通過するのに20分。9時30分。楽しみにしていた、大東京ど真ん中の旅がいまはじまった
雨と寒さはまったく変わらず、冷たい手足で筋肉はこわばるけど、それでも贅沢な大会だ。 なんといっても公道のどまんなかをガンガン走れる爽快感! 信号はすべて無視。交通規制で不便をこうむったみなさんには申し訳ないけど、これは病みつきになる。 そして、街を自分の足で駆けるといろいろな発見が!
新宿から30分も走れば、もう飯田橋。 渋滞するとタクシーでもこのくらいはかかる。 九段から日比谷へ至る濃い緑。増上寺の壮大な門構え、銀座の高級店舗の谷間をすりぬけ、日本橋、兜町、浜町、そして浅草・雷門、歌舞伎座、築地。 東京ってこんなにさまざまな顔をもっているのだ。 新旧・高低・明暗すべてがごった煮になっている街の魅力を再発見。これぞ観光マラソン!
そしてそろそろ、魔の「30kmの壁」が。筋肉が痛い。足がつりそうだ。「なんで走っているんだろう?」と歩きたくなる頃・・・
そこに沿道の皆さんの声援! ボランティアのみなさん、雨のなか、寒い中、本当に熱く、心を込めて、われわれランナーに力を与えてくれて、本当にありがとう。折れそうになった気持が立ち上がる。
みなさんの力があってこそ、こんなにすばらしい大会になったのです。 声をからして勇気付けてくれた給水ボランティアの高校生、明るい笑顔のチアリーダー、差し入れのアメや氷砂糖をふるまってくれた沿道のみなさん、ランナー達が投げ捨てる紙コップをひたすら掃除してくれたおじさん、みんなに感謝感謝!! 彼らに手を振り、笑顔をかえすことで、終盤なれどペース回復ガンガンいきます。
気づいたら4時間に差し掛かり、半日かけた旅もあっというまに終わり近づいてきた。最後給水で立ち止まり、ようやく明るくなってきた豊洲の空をみて、ふと「もっともっと走っていたいな」と思ってしまった。
そんな感動をあたえてくれた大会。 ゴールした瞬間、レインコートを脱いで、完走メダルを首にかけてもらうと、雲間から太陽が。 ほっとひと時。
第一回なので、いろいろと改善点は多いけど、「楽しかった」とここまで純粋に思えた大会は、フルマラソン3回目で初めてですね。(過去は「もうやるまい!」と必ず思う) 今年もささやかな自己ベストを更新できました。
ビッグサイトに出迎えにきてくれた家族には、混雑のためゴールシーンはみせられなかったけど、雨も上がったので帰りに「水上バス」で東京湾~隅田川クルーズ。ベイブリッジの下をくぐって、満足した東京観光DAYでした。
PS。翌日、筋肉痛の足を引きずって会社に行くと、みんなから「完走おめでとう」といってもらえてちょい嬉しい♪
メジャー大会っていいな。みなさんも走りはじめませんか?オススメはNIKEのサイト。
次はホノルルマラソンか?
written by ダンナさん
JR新宿駅西口。日曜日、朝8時。気温5℃、強雨。 外は暗く、そして寒い。
それでも、周囲には見渡す限り・・・ ランナーたちがいる。 床に座り込み、着替えるシニア、ストレッチする女性、地下街でガンガンアップする本格派。 東京の街中をぶちぬいて走る、はじめての42,195kmの旅、それを待ちきれないヤツラの熱気が、真冬の地下街にあふれかえっていた
それにしても寒い。雨がレインコートの上を容赦なく流れ、フードで隠した顔に風が吹きつける。みんな体中がずぶぬれだ。東京都庁に集まった3万人の幸福者たちは、両手、両足を小刻みに動かしてアップ代わりにスタートまでの時間を耐える。
スタートが待ち遠しい。 厚い雲は、摩天楼の頂上を隠している。太陽はいつ微笑んでくれるのか? 惜しくも抽選にもれた倍以上の仲間たちの想いと、自分自身の旅のはじまりに心が浮き立つ。
さあ、号砲! ゆっくりと動き出す。自分の前にいる一万数千人がスタートラインを通過するのに20分。9時30分。楽しみにしていた、大東京ど真ん中の旅がいまはじまった
雨と寒さはまったく変わらず、冷たい手足で筋肉はこわばるけど、それでも贅沢な大会だ。 なんといっても公道のどまんなかをガンガン走れる爽快感! 信号はすべて無視。交通規制で不便をこうむったみなさんには申し訳ないけど、これは病みつきになる。 そして、街を自分の足で駆けるといろいろな発見が!
新宿から30分も走れば、もう飯田橋。 渋滞するとタクシーでもこのくらいはかかる。 九段から日比谷へ至る濃い緑。増上寺の壮大な門構え、銀座の高級店舗の谷間をすりぬけ、日本橋、兜町、浜町、そして浅草・雷門、歌舞伎座、築地。 東京ってこんなにさまざまな顔をもっているのだ。 新旧・高低・明暗すべてがごった煮になっている街の魅力を再発見。これぞ観光マラソン!
そしてそろそろ、魔の「30kmの壁」が。筋肉が痛い。足がつりそうだ。「なんで走っているんだろう?」と歩きたくなる頃・・・
そこに沿道の皆さんの声援! ボランティアのみなさん、雨のなか、寒い中、本当に熱く、心を込めて、われわれランナーに力を与えてくれて、本当にありがとう。折れそうになった気持が立ち上がる。
みなさんの力があってこそ、こんなにすばらしい大会になったのです。 声をからして勇気付けてくれた給水ボランティアの高校生、明るい笑顔のチアリーダー、差し入れのアメや氷砂糖をふるまってくれた沿道のみなさん、ランナー達が投げ捨てる紙コップをひたすら掃除してくれたおじさん、みんなに感謝感謝!! 彼らに手を振り、笑顔をかえすことで、終盤なれどペース回復ガンガンいきます。
気づいたら4時間に差し掛かり、半日かけた旅もあっというまに終わり近づいてきた。最後給水で立ち止まり、ようやく明るくなってきた豊洲の空をみて、ふと「もっともっと走っていたいな」と思ってしまった。
そんな感動をあたえてくれた大会。 ゴールした瞬間、レインコートを脱いで、完走メダルを首にかけてもらうと、雲間から太陽が。 ほっとひと時。
第一回なので、いろいろと改善点は多いけど、「楽しかった」とここまで純粋に思えた大会は、フルマラソン3回目で初めてですね。(過去は「もうやるまい!」と必ず思う) 今年もささやかな自己ベストを更新できました。
ビッグサイトに出迎えにきてくれた家族には、混雑のためゴールシーンはみせられなかったけど、雨も上がったので帰りに「水上バス」で東京湾~隅田川クルーズ。ベイブリッジの下をくぐって、満足した東京観光DAYでした。
PS。翌日、筋肉痛の足を引きずって会社に行くと、みんなから「完走おめでとう」といってもらえてちょい嬉しい♪
メジャー大会っていいな。みなさんも走りはじめませんか?オススメはNIKEのサイト。
次はホノルルマラソンか?
確かに青生ちゃんが走っている姿を見たことはないね~。
でも、運動はしなくても、青生ちゃんの行動力&行動範囲はすごいよね♪
すごいなぁ・・・。4時間も走るなんて・・・
4秒駆け足すると「死ぬかも・・・」と思う
へなちょこ青生とは大違い。笑
これからも、お元気でお過ごし下さいませ。
悪天候以外はとてもいい大会でした。
3万人+応援178万人がゴールへの思いをひとつにしていたわけですから、東京という街中が熱気を帯びていた気がします。(おおげさ?)
少なくとも、有楽町→豊洲→お台場という私の移動経路は交通機関の中も盛り上がってましたよ~。
dasamaちゃん
ダンナさんがトライアスロンやマラソン大会に出るたびに、どうせなら体力は家族のために使って欲しいな~~なんて思うのですが、今回は「参加できて良かったね。」と完走したダンナさんがちょっと羨ましくなりました。
走る以前に、3倍以上の抽選に当たったのがラッキーでしたね♪
夫の会社の人が10kmに参加したそうですが、翌日「やっぱり10kmじゃだめだ、せっかく出るならフルでないと!」と決意を新たにしていたそうです。
ゴールしても、もっとどんどん走っていく人の背中を見てそう思ったらしい…。
記念すべき第1回大会に出場して、しかも完走したのは、とても自慢できますね!
家族みなさん心を合わせて完走出来たのですね!
ケロッタさんちの家族愛を感じちゃう
第一回東京マラソンですね
今回の東京マラソンは、マスコミでの取り上げられ方が派手でしたね~。
ダンナさん、とっても満足度が高かったようで・・・
熱の入った体験レポ、読んでくださいませ♪
hatenaさん
前日の幼稚園では、hatenaさんにちゃんとご挨拶したかしら??
いつも態度が大きくて、無愛想な人だから・・・
でも、中身は体験レポのとおり、単純な筋肉○カです。
名古屋の新聞でも《東京マラソン》大きく取り上げられていましたよ。
体験レポ楽しみにしています♪
・・・と書くとプレッシャーになっちゃうかしら