私とピアノと、日常と…

30年ぶりに再会したピアノや、日々を見つめるための日記みたいなものです。

2018.2.10レッスン…とにかくベートーベン

2018-02-10 22:04:04 | ピアノレッスン
私の頭はツェルニー、バッハから弾くことになっていたのですが、先生はおもむろにベートーベンの楽譜を…。
発表会までツェルニー、バッハはレッスンではお休み。先生「その方が良いと思う。ツェルニーとかは自分でやっておいてね。」

ベートーベンピアノソナタ31番 第一楽章~冒頭を弾き始めたら、先生がそぉ~っと後ろの椅子に移った…。
先生、見えてますよ~。そして気になりますよ~。
何してるのかな~?と弾いている最中にちょっと視界に入れてみると…目をつぶって聴いていらっしゃる。
アァ~(゚Д゚;)やばい…。そして、ミスしまくり、止まるし、手も震えてくる…。ようするに緊張してあがってしまったのでした。

弾き終わり、がっくりとうなだれ…「先生…、後ろで聴いているんだもの…。ダメだった…。」
先生「うん、そろそろ、こういうのもいいかと思って。慣れておかないとね~(^.^)」
あがり症の私…「そうですよね。必要ですよね。」

家のグランドピアノは防音装置が付いているので響きがすごく抑えられています。特にペダルがあんまり濁って聴こえない。
しかし、先生の所のボストンは響きが良いので、ペダルが所々濁ってしまいます。心の中で「うわ~、汚い…。」と思いつつ…。
音が濁ったり、うるさくならないように、ペダルの使い方はもちろん、左手の音量、右手とのバランスにも注意。
先生「ペダルは耳で聴いて判断してね。ピアノやホールなど環境によって全然違うから…。屋根を開けるともっと響くし、大きなピアノほど響くから。それによって収集がきかなくなって残念な結果になることもある。」
ひぇ~(>_<)恐ろしい。

先生「冒頭の4小節だけでも、すごく難しいわね~。最初の3段は大切にね。この先にアルペジオ部分が待ってるので分かるけど、最後まで丁寧にね。」
でも、次のアルペジオ部分はおっかなくて、力を抜いているつもりでもどうしても入ってしまっているのが分かる。音、はずしそう…。
先生「裏拍!」裏拍を感じるのが大切だと前から言われていたのに忘れている。

左手で歌う場面で上手くいかない時は、右手で弾いてみる。右手は歌う事に慣れているので、それを左手で真似して練習する。
先生のおっしゃる通りにやってみたら、左手の親指の音がつぶれてしまった。ようするに歌えてないのだ。

先生「とにかく、まだまだやらなきゃならない事がたくさんありますから!」
私にはどれほどのやらなきゃいけない事があるのか…想像もつきません。

2 コメント

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Unknown (ねこぴあの)
2018-02-11 19:37:58
keroさんの31番のレッスンを聴講したいなあ…なんて思っちゃいました(^^)
よさそうなレッスンですね〜
お疲れ様でした!
ピアノによってまるで違うのわかります。すぐ適応できず、慣れてきたころいつも本番が終わってしまいます(^^;;
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ねこぴあのさま (kero)
2018-02-14 16:49:36
聴講ですか…(~_~;)ぎゃ~とか言ってるんで笑えますよ、きっと…。
先生とは同年代なので(先生の方が少しだけ若い)体調の事など共通の話題もあって話しやすいんです。
良くお互いに「ここが痛いだの、体調いまいちだの…」話してます。
私はレッスンに行くたびにコンディションが違うので、きっと手のかかる生徒だと思いますが…。
31番…来月発表会なんですが、どこまで仕上げられるのか…?ピアノは去年と違うので上手く対応できるかどうかも不安です。
先生自身はとてもストイックな方で、演奏活動やご自身のレッスンなどのためにあちこち行かれていたり、毎年、モスクワ音楽院教授のマスタークラスのレッスンを受けていらっしゃいます。
でも、札幌で3つの教室を持っていらして、幼児から大人まで教えてらっしゃるという、…ものすごく多忙な方です。
そのピアノに対する姿勢に、もう~!「私、ついていきます!!」状態です。
良く先生との相性のことが言われてますが、私はたまたまインターネットで探して近所だったというだけなんで、本当に運が良かったと思っています。
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