建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

『消防設備士乙種第6類』の免状が届きました。

2020-05-27 19:02:31 | 踊る設計事務所

今日、先月に合格した『消防設備士乙種第6類』の免状が届きました。
これで、消火器の点検と整備を行うことができ
消防署へ消防設備設置届を作成できる国家資格を取得しました。

この資格試験はマークシート方式の筆記試験と記述式の鑑別試験があり
さほど難しくはないので、1~2ヵ月ぐらい1~2時間の勉強で
勉強方法を間違えなければ合格できると思います。


あるイベントの仕事を請負った際、防災設備会社から
「うちから購入した消火器のみしか消防設備設置届を作成できません。
尚、各テナント持込みのリユース(再利用品)の消火器については
別料金で消防設備設置届を作成します」と言われました。
その時の料金は、なんと15本で25万円ぐらいとのことでした。
まぁ~防災設備会社の言い分は分かりますが・・・。
何度かお願いして、なんとか安く作成してもらえました。

あとで調べると消防設備設置届の作成費は
消火器を販売している会社の“言い値”で
新規に購入した際は無料だったりするそうです。

各テナントのお施主様は、少しでも予算がかからないように
持込みのリユース(再利用品)の消火器したのにと・・・。
しかし、消火器の消防設備設置届は提出義務なので
その時、理不尽で残念な思いをしました。

 

そんな経験を他の仕事でも何度か経験したりして
ある時、自分が消防設備設置届の作成することができれば
少しでも余分な予算を抑えられるのではないかと考えるようになり
なるべく、お施主様の予算内で初めの計画通りに
材質なども変更せずに要望通りしてあげたい。
そして、仕事スムーズに進めることと、設計やデザインする立場として
自身が設計やデザインした部分を予算の関係で削除されず
なるべく、その部分も変更なしでやれればとの思いもあり
この『消防設備士乙種第6類』を取得することにしました。

 

新型コロナウイルスの影響で、今後、建築業界がどうなるか分かりませんが
これから予算削減の為、リユース(再利用品)の消火器の利用が増えた時
消防設備設置届で困った時に、上手く活用できるように使いたいと思います。


『大学時代の恩師の書籍』と『新入社員の恩師の言葉』

2020-05-18 15:45:23 | 徒然的な“独り言”

今日も『賃貸マンション』の
自宅で自粛生活を過ごしています。

妻以外と誰ともしゃべっていない日々なので
このまま、無口になってしまうと不安・・・。
まぁ~そんな冗談は置いといて(笑)

今まで買い溜めて山積みになっていた
専門書や図集を鑑賞しています。

今回、大学時代の恩師の彦坂 裕先生の書籍の
「夢みるスケール―スケール・寸法・サイズの博物誌」
流石、彦坂 裕先生の本で面白かったです。
実際に存在するものや、空想上のものなどの寸法(大きさ)を
対峙・対峙することで、寸法(大きさ)が持つ意味を
再認識させてもらえる書籍でした。

例えば、丸の内の東京駅の全長と東京タワーの高さは
約330mでほぼ同じ寸法(大きさ)になるとか
その他公園、都市計景観などの対峙・対峙などを含め
ミクロ・マクロの「もの」のサイズ感やスケール感について
実際に体験で感じられる寸法(大きさ)で
解説・考察している興味深い内容でした。

大学時代の恩師の彦坂 裕先生の講義は
課題はグループ作成で大変でしたが
内容はワクワクさせるものでした。

 

この書籍を読んで寸法(大きさ)の伝え方の大切を改めで
考えてみると新入社員の恩師の言葉を思い出しました。

数年前に亡くなった新入社員の時のお世話になった方で
その人から、仕事へ対することから社会の常識から
人との接し方など様々なことを教えてもらいました。

それは自分で作成した設計やデザインを説明する際に言われた言葉です。
「図面の寸法(大きさ)を身近なものの寸法(大きさ)にして
 具体的で、伝わりやすくするように心がけなさい」という言葉です。

それから、施主や関係者のすべての人に図面などの寸法(大きさ)を
説明する際、必ず「mm:ミリメートル」ではなく
「cm:センチメートル」で伝えたりしています。
また、具体的な図面の寸法(大きさ)を説明する際には
「図面の段差は、あの階段と同じ高さです」
「図面のカウンターは、このテーブルと同じ幅です。」とか
身近なものと類似・対比させて説明しています。

なるべく設計やデザインの説明や提出物は
一度で完結するように心がけています。
そして、図面の寸法(大きさ)や図面の表現について
誰からも質問が来ないように心がけています。
いまだに、上手くいかないことが多いですが・・・。

設計やデザインする自体が存在しない非現実なものから
現実なものにする必要な共通言語的なものが
図面に記されている寸法(大きさ)や図面の表現力だと思います。

設計やデザインした非現実な世界の空間を
施主や関係者のすべての人に想像して
理解してもらうは難しいと思います。
すべての人に想像して理解してもらえるような
図面の寸法(大きさ)や図面の表現力がないと
施主は、設計やデザインを選んでもらえないし
現場は、施工してもらえないから
現実なものにならないですかね・・・。


これから仕事の様式が大きく変化することになると思います。
図面の作図が手書きからPCに移行した時のように
設計の仕事のやり方が変わりコミュニケーションも変わり
個人の作業が時間や負荷が増え、見直しや相談が後回しになり
上司や他の人のチャック機能が希薄になり、
気づかない小さなミスから大きなミスが増えるのではないですかね。

まぁ~これからも、恩師の言葉の通りに伝え方に気を付けようと思います。
これから始まる「アフターコロナ」や「withコロナ」の世界がどうなるか?
いつまで、新型コロナに怯えながら生活するのか?分かりませんが。

今のこの時間とこの機会と大切にしていきたいです。


非常事態宣言が延長でも・・・。

2020-05-08 19:42:40 | 徒然的な“独り言”

新型コロナウイルスの影響で

約20年近く住み続ける

『賃貸マンション』

自宅で自粛生活を過ごしています。

 

去年は、あまり自分ために

費やする時間がなかったので

この状況になっても

あまり考えずに、今できることと

今やりたいことをやろうと・・・。

まぁ~そういっても

実は、今までと生活の変化はなく

日々の普通に過ごせています。

 

日本では非常事態宣言が

延長されることが決まり

自分だけでなく日本全国が

まだまだ先行きが不透明な

不安な日々が続きそうです。

 

TVを付けても

大体ニュースの報道は

批判的な言葉が飛び交い

毎日それを聞くだけで

結構滅入りますね・・・。

 

今回、何度も国民ために頭を下げる

日本の首相がいたでしょうか。

様々な意見がありますが

毎回、文句ばかりを言う

建設的じゃない議員やコメンテーターより

ましな行動をしていると思いますが・・・。

 

「アフターコロナ」の社会が

経済が、どうなるか分かりませんが

今わかるのは社会生活が

大きく様変わりすると予想されます。

コミュニケーションのあり方も

大きく価値観が変わるような気がします。

 

働き方や、働くスペースも

概念が変わってしまうと思います。

それにまつわる建築の業界も

対応するために変化していくと思います。

設計やデザイン、法律関係

そして設備、施工、現場などなど・・・。

 

リーマンショック以上の

経済危機になるといわれているので

「アフターコロナ」になっても

あの時と同じ状況になっても

その時に向けて準備しなくては!