建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

『J-houseの1年点検』を実施。

2009-09-19 17:35:20 | 家づくり

昨年夏に竣工した『J-houseの1年点検』を実施。

現場監督と私、そして施主様と3者で行いました。

Img_0004

今回は施工会社「SeedHome」の1年点検の確認項目を元に進めていくこと。

この1年点検の確認項目は“住宅金融公庫が作成している

『住宅維持管理履歴簿』の1年点検で

挙げられている項目”とほぼ同様のもの。

ちなみに、この『J-house』は財団法人 住宅保証機構の

住宅保証制度による保証を付けています。

 

まずはじめに、施主様からは

1.食器棚の扉の隙間。

2.洗面台付近から悪臭。

3.リビング集成材の壁の割れ。

以上の3項目のみでした。

とりあえず、その場で対応できるものは

1.食器棚の扉の隙間。=扉の釣り金具のネジを調整で対応。

2.洗面台付近から悪臭。=洗面器の配管と排水管の間の

防臭パッキンが外れていたので補修で対応。

3.リビング集成材の壁の割れ。=リビング集成材の壁の割れは

液晶テレビの裏側に6箇所あり、液晶テレビからの“熱”で

集成材が収縮し割れが発生した考えられるので

メーカーに連絡し対応を確認する。

割れの補修はメーカーで出来るか確認し、後日対応を連絡する。

 

施主様からの項目のほかに何かないか確認してから

3者で『J-house』の各部屋を廻ることに。

きれいに使って頂いているので

生活に中で付く“キズ”や“汚れ”などが全くなく

そんな『J-house』の“家づくり”に参加した一人としては感無量です。

実は施主様は、マメな掃除と機器のメンテナンスをしているそうで

そのおかげで1年たっても『J-house』がきれいな状態でいるようです。

 

今回、天井や壁のクロスの割れは見つからなかったです。

1年点検で天井や壁のクロスの割れがないのは初めてでした。

構造設計を1.5倍し構造壁をバランス良く

配置し設計したのが良かったのでしょうか?

思っていた通り良い結果が出て安心しました。

 

 

最後に、施主様から1年『J-house』に住んで

「風通しも良く、エアコンや暖房機器は殆ど使わないです。

外壁面の断熱材の効果が上手くいっている。

いい家に住んで良かった」と、お褒めの言葉を頂きました。

とりあえず『J-house』の1年点検が終了し一安心です。

来年は財団法人 住宅保証機構の住宅保証制度による

主要構造部の点検を行います。

これからも長く『J-house』に関わっていきます。

 

 

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友人からの“家づくり”相談日誌~その2~『○○っていいの?』

2009-07-11 11:43:49 | 家づくり

最近、いろんな友人達から“家づくり”の相談されることが多い。

その中で一番多いのは『○○っていいの?』と言う言葉。

自分たちの“家づくり”に理想と夢を詰め込むため

色々と調べているが実際の『○○っていいの?』

言う漠然とした壁に“ぶち当たり”相談してきたのだと思う。

 

友人たちは“家づくり”を考える世代になったのか。。。と

そして、自分の現状を見返すと少し恥ずかしくなります。

 

友人達は巷にあふれる情報を詰め込み

色々と“家”について様々な疑問を相談してきた。

「土壁っていいの?無垢材っていいの?

吹抜けっていいの?自然素材っていいの?

太陽発電っていいの?ヒノキ材っていいの?

雨水の再利用っていいの?」

色々と投げかけてきた。

 

そんな時、決まって友人達に答える内容は

「色々と『○○っていいの?』って、

誰を中心で考えるかで変わってくると思うよ。

たとえば“エコ住宅”“雨水の再利用”

“自然素材”などは

“地球や地域”にはいいと思うけど

住む人にとっての“いい”かは疑問かな?

快適性や予算の問題など色々考えて

どこまで重要視するかを考えて

検討した上で“いい”か分かると思う。

 

“吹抜け”“いい”“悪い”かは

どうなんだろ。。。形状がいいのか?

視覚的にいいのか?などもあるしね。

“吹抜け”を作りたいんだったら

室内温度の快適性をどういう風に考慮するや

空間の広がりなどを考えなきゃいけないね。

そのほかに間取りとか、構造とか色々とね。」と

私なりの答えをいつも伝えることにしている。

 

そして、具体的な回答として

『○○っていいの?』じゃなくて

まずは“○○が欲しい”“○○を作りたい”

または“○○を使いたい”って

相談してくれれば答えやすいかな?

たとえば“土壁を使いたい”とすると相談されたら

「見た目が“土壁”でいいのか?本物の“土壁”がいいのか?」とか

何のための“土壁”なのかって、次に薦めるかな?

「見た目や社会意識のためなのか?

家族の健康のためなのか?」とを

詰めて考えていけばいいと思うよ。

“TVで言ってたから”とか“雑誌で見たから”

情報を得るのはいいと思うけど

自分たちのが“家づくり”で必要か見極めが肝心。

誰にとって“いいもの”なのかを勘違いすると

あとで後悔するかね。。。」と

友人達に伝えた。

 

こういゆう質問はよく色んな人からされることが多い。

漠然と『○○っていいの?』と言われても

こちらはどう答えていいのか困惑することが

しばしばあり、いつも友人に答えた通りに伝えています。

『“家づくり”では“誰にとって○○っていいの?”が

一番大切だと私は考えます。』

その“誰”とは、そこで暮らす人です。

言いかえれば“そこで暮らす人とって○○っていいの?”と言う

考えを持つ“家づくり”が基本な考えと思うからです。

 

 

 

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友人からの“家づくり”相談日誌~その1~『薪ストーブ』

2009-06-25 11:53:05 | 家づくり

以前、“家づくり”を相談した

名古屋に住んでいる実家の友人が

また出張で東京にやって来た。

 

あれから、奥さんと色々話したらしく

色々と自分たちの“家”について

真剣に将来を見据えて考えるているとのことでした。

 

そんなことを話しながら二人で食事をしているときに友人が

『薪ストーブ』を設置したいけど、いいのかね?」と相談された。

逆に質問を投げかけてみた。

『薪ストーブ』のどこがいいの?それと薪の確保とかどう考えてるの?」と

「うぅ~ん。。。。具体的に考えてないかな。」

「じゃぁ。『薪ストーブ』は見た目重視?それとも『薪ストーブ』の機能がいいの?」

「両方かな。『薪ストーブ』がある家に住みたいって思って。

高いかね?『薪ストーブ』がある家って?」と友達。

「間取りとかによると思うよ。『薪ストーブ』が機能する位置に設置してないと

部屋が暖まらないしね。。。あと一番考えないといけないのは

『薪ストーブ』のメンテナンスがしやすいように考えないといけないことかな。

『薪ストーブ』って薪の管理や煤の掃除とかね。ちゃんと考えないと

煤で部屋中が汚くなるし、薪の置場も確保しないとね。

あと光熱費は薪の確保や、部屋の形状や環境が

『薪ストーブ』を中心に考えないと何とも言えないかな」と

友達に『薪ストーブ』について気になることを自分なりに話してみた。

 

まぁ~それから自分自身今まで「ログハウス」を

ある事務所で数棟設計したことがあるので

『薪ストーブ』については少し知識があったが

本格的に住宅に『薪ストーブ』を設置する際の

知識が少し不安な部分もあったので

『薪ストーブの本』というものを購入しました。

Photo

この本、結構詳しく『薪ストーブ』について記載しています。

『薪ストーブ』を設置する場の間取りの注意点や

メンテナンスの仕方や道具などなど。

『薪ストーブ』のある住宅を設計する人や

これから購入する方にとても親切に解説している本です。

お勧めの一冊です。

 

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友人からの“家づくり”相談日誌~その0~

2009-06-01 11:16:19 | 家づくり

名古屋に住んでいる実家の友人から

東京に出張に来て会った際に

「家を建てるのってどうやったら出来るの?

どうやって土地などを探したり

誰に相談すればいいの?」と相談されました。

 

まぁ~初めて“家を建てる人”には

どうやって“家づくり”をしたらいいのか?と

漠然とした「不安と疑問」があると思います。

 

「とりあえず、そんなに急いでないのだったら

“これから家族でどう過ごしていくのか”を

色々と奥さんと話してみては?

たとえば“これから、家族としてみたいこと”や

“子供がこの時期になったら、一緒にしたいこと”

“家族と一緒にどんな暮らしをしたいのか”など

将来について少し想像してみれば?

未来の家族の生活や暮らしを想像すると

“家について、色んな想い”が湧いてくると思うよ。 

 

“家づくり”って『縁』もあるから

本格的に動くと色々と情報などが入ってきて

動き出すから、今すぐ“家を建てる時期”じゃぁないんだったら

無理して土地とか探さなくていいと思うよ。

色々想像したり、考えたりするのが重要だからね。」と

自分なりの考えを友人に伝えました。

 

「まぁ~おれで良かったら、いつでも相談して。

出来る範囲で協力するから。

どんどん相談して。

色んなことを聞いても『相談は無料』だから!

具体的になったら設計させてね(笑)。」と

そして、友人は名古屋に戻りました。

 

 

これから、友人が“家づくり”を

どのようになっていくのか分かりませんが

また、いつになるか分かりませんが。

個人的に「友人からの“家づくり”の相談」は

これから楽しみです。 

 

 

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木村さん 返信遅れてすみません。

2009-05-14 19:48:40 | 家づくり

木村さん 返信遅れてすみません。

4/25のコメントそして情報ありがとうございました。

動物を飼っている方の「住宅」の情報はたしかに少ないと思います。

ある住宅メーカーが「猫と一緒に暮らす家」を一度見たくらいです。

しかし、動物と暮らす家が存在しない訳はないと思います。

 

ワンちゃんを飼っているということで

どのように家づくりをしたらいいのか不安だと思います。

動物を飼うということの色々な条件や要素がありますが

ワンちゃんと暮らす“理想の生活”を想像し描くことで

木村さんにとって、ワンちゃんにとっての「理想のすまい」ができると思います。

簡単にいえば、「今の生活や住まい」を見つめて直すことで

「理想の生活と住まい」が生まれると思います。

 

生意気ですがそんな想いを持って“すまい造り”をしては如何ですか?

何か協力できることがありましたら

気兼ねなくご相談ください。

とりあえず相談は無料なので。


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