建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

江戸東京たてもの園へ

2008-05-09 17:01:55 | 日記・エッセイ・コラム
 この連休に東京の小金井にある「江戸東京たてもの園」に出かけました。都立小金井公園の中に位置し、敷地面積は約7ヘクタール、園内には江戸時代から昭和初期までの、27棟の復元建造物が建ち並んでいます。当園では、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指している施設です。建物を見ることが好きな人には、結構楽しめると思います。
 似たような施設で愛知県犬山市ある「明治村」があります。「明治村」には十年くらい前に、幼馴染の平田君と一緒に行ったことがあります。「江戸東京たてもの園」より「明治村」ほうが広かったですね。敷地が山の上にあり、施設自体が小さな村ぐらいあった気がします。本物の蒸気機関車が施設内を走っていました。思い出は、復元建造物の教会で結婚式を行っていて、平田君と二人で招待客にまぎれ、ライスシャワーを新郎新婦にかけましたことですね。
     
     

 「江戸東京たてもの園」には映画「千と千尋の神隠し」の舞台にもなった銭湯モデルの「子宝湯」が復元建造物として展示されています
     

 同じ敷地内には、近代建築の発展に貢献した”前川國男先生”の「前川國男邸」やモダニズム運動を主導した”堀口捨己先生”の「小出邸」も復元建造物として展示されています。
 「前川國男邸」は空間を贅沢に、そして大切に設計されていました。大きな開口を確保するため柱と窓の関係をうまく解消していたり、リビングを吹抜けとし優雅な空間を演出していました。
     

 「小出邸」は、住宅展示場にあるモデルルームと大差なく、古さを感じられませんでした。大壁と真壁の納まり。リビングとキッチンの動線。洋室と和室の造作や、キッチン、リビングの機能及び配置などは現在の住宅の原型ともいえるでしょう。
     

 田舎の風景に似たところや映画で見た景色があり、なんとなくノスタリジーを感じました。そんなところで、動かない路面電車に乗車して、広場で竹馬をしてみました。
     

 今年の連休はこれで終了しました。