night garden > reboot
by Kenny Seed





 
 愛用の ThinkPad(KNOPPIX 5.3 入り)で「印刷する文章」を書こうとして困ってしまった。
 
 印刷しない textなら、Emacsや ngで書ける。
 が、整形して印刷する文章なら、Open Oficeということになる(さすがにもう TeXで書くのはしんどい ^^;;;)。
 
 だが。
 この Open Office Writerは、MS Wordをかなり忠実に真似ているだけあり、はっきり言って使いにくい。
 Wordのあれこれ得体の知れない動作まで真似ているので、参ってしまった・・・
 白紙の状態で書き始めると割と素直なのだが、テンプレートを使おうとすると Wordそっくりな奇怪な動きを始める。しかも時々異様に重い。これは、あかん・・・・
 KDEの KWordも使ってみた。こちらは Open Office Writerに比べればシンプルで素直なつくりになっている。だが、どうも Word系の見通しの悪いごちゃごちゃしたメニューが好きになれない。
 
 Macintoshで文章を書く人間にとっては、Wordというのは文章を綴る道具には、ちょっと思えない。
 何をするにしても考えたり「テク」を要求される。
 頭に浮かんだ言葉をすらすらと書き留めてカタチにして残す。Wordはそういう用途に使うものではないのだな、と思う。
 
 とりあえず Google docsなら、それほど違和感も抵抗感もなく書けるとは分かったが、あまりといえばあんまりだ。
 電波や回線の届かないところでは書かれへんやんか(泣)
 
 
 どうしようか・・・とりあえず KWordに慣れるか・・・とも考えたが・・・・
 最近の Wineは凄いらしい、と言う評判を聞いた。この KNOPPIXにも Wine(ちょっと前の 0.9.54)が入ってることに気がついた。
 Windowsのアプリを Linuxで使う気など元から無く、これまで起動したことは無かったのだが、試しに標準で入っている「メモ帳」を起動してみたら、これが結構いけてる。
 完璧では無いが、普通に使える程度には動作する!
 
 これはいけるかもしれないと思い、Macの iTextのようなワープロに近いテキストエディタが Windowsにないものか?と探してみたら・・・
 なんと、iTextそのものが Windowsに移植されていた!
 
 さっそくベクターからダウンロードしてインストールしてみた。

(インストール時の注意。
 unicodeの環境でインストールファイルの zipを解凍すると日本語ファイルが文字化けするので正常にインストールできない。
 ので、Shift-JISに設定した ktermなどでzip内をリスト表示し正常なファイル名を確認してから、「unicodeの」端末なりファイルマネージャなりで正常なファイル名に直してからインストールすること)
 
 起動してみると・・・完璧!
 まるでネイティブの Linuxアプリのように動作する。
 動作は高速、操作性は Macから引き継いだナチュラルそのものの使い心地。
 
 これは素晴らしい。
 Linuxで全くストレスなく文章を書いて印刷できる環境が手に入るとは思わなかった。
 
 但し、現状では iTextは Shift-JISにしか対応していません。
 RTFの出力にも対応していますが、iTextが出力した日本語入りの RTFを、KWordや AbiWordで読み込むと文字化けしました。Open Officeなら大丈夫。
 
 ちなみに兄貴分の LightWayTextなら jisと EUCにも対応しています。MacOS X 版なら unicodeにも対応しています。
 LightWayTextも一応インストールしましたが、自分が文章を書くなら iTextで機能に過不足無く満足といったところです :-)
 

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