

久々に更新するわけです。
ここの所、あれやこれやで嫌気がさした生活で blogの更新もしなかった訳ですが ^^;;;;
某所で時々語り合う「ある彼」が始めた blogを読んで、久しぶりに写真を撮って文を書きたくなったのです。
語り合う、といっても拙者は「某所」では名乗ってはいないのですけどね ^^;;;;
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少し前に SPYDERCO のナイフ「 DELICA 4 ZDP-189 」を手に入れた。
以前から欲しかったダークグリーンのハンドルのスパイダルコ、しかも鋼材がZDP-189、もしかすると次ロットの ZDP-189ではハンドルの色が変わるかもしれないと思うと、速攻で手に入れてしまった(爆)
自分は、実はそれほどスパイダルコが好きな訳ではなかった。
実用ナイフとしての性能や操作性は素晴らしいものがあるのだが、なんというか「ケレン味」がないというか、大人しいというか・・・・
幾つかのモデルを持っているし、実際に使ってはいるのだが、なんとなく「カッターナイフ」に近いような感触がある。
見た目も鳥が笑っているようなイメージがあって大人しいというか愛敬があるというか。
威圧感の少ないデザインは、それは長所ではあるのだけど。ALMAR や BENCHMADE のように戦闘的なイメージを持ちつつも手先の作業道具としての実用性を両立しているものを見慣れた目には、少し違うものに感じるのも事実なのだ。
スパイダルコの中でもスタンダードなモデルである「デリカ」もだいぶ大人しいイメージがあった。特にザイテルハンドルのデリカは、手に持った感触から GERBER の名作「LST」を??(ほうふつ)とさせるものがあった。
それはやはり長所なのだけど、LSTを長く愛用していた自分には少し物足りないものでもあったのだ。
だが、デリカは4代目のモデルチェンジ「デリカ4」で変貌した。
サイズが少し大きくなり、各部のデザインが一新された。時勢を反映したのか、少し戦闘的なイメージになったのだ。
戦闘的といってもいわゆる「タクティカル ナイフ」ほどではない。
だが、野鳥は野鳥でも猛禽に変貌するのには十分なイメージチェンジだった。
ハンドルの内部両面にステンレスライナーが入ったので、持ったときの感触も全然違う。
軽量ながらも程よい重量感がある。力を入れて握りこんでも殆どたわまないので「ザイテル=樹脂、のハンドル」というイメージが全くない。
刃を開閉するときの感触もメタルハンドルのモデルに近い。
もう LSTとは似ても似つかない、硬質な感触がある。
スタンダードのVG-10ではなく、ZDP-189の方を選んだわけだが、その切れ味は素晴らしい。
昔々、GERBER のボルトアクションを買って初めて紙を切ったとき、「すー、さくっ」という感触に感動したものだが、その感動がよみがえる。
紙を切っても、野菜を切っても、肉を切っても、木を削っても、切る事、削る事自体が楽しくなるような感触である。
これまで家で料理するときは、BUCK / STRIDER SOLUTION で冷凍食品にもへこたれない BG-42に感心したり、SOGの根本SPを使って「なるほど 8Aは高級包丁の鋼材だな」と実感したりしていたのだが、最近使うのはデリカばっかり(笑)
料理自体に凝る方では無いのだが、気がつけばジャガイモやニンジンを薄切りにしている自分がいる(笑)
切っていて自然と薄切りに挑戦してみたくなる。そんな感じ(笑)
家に居るときは常にズボンのポケットにデリカが差さっている。
薄い、というのもスパイダルコのデザインの特徴なのだが、携帯してはじめてその優れたところを実感した。
薄く角の取れたデザイン、シースを使わず、クリップでポケットに止めて携帯するのが前提のデザインなのである。ズボンのポケットに差して座っても違和感が少ない。
(公共の場で正当な理由なく刃物を携帯してはいけません。念のため)
使用済みのスプレー缶にも軽く突けば穴が開く。スチール缶なのにアルミ缶のごとく、すかっと穴が開く。
調子に乗って何本も開けたら、さすがに刃先あたりの切れ味が悪くなった。
もうすこし使ったら砥いでみようと思う。
砥ぐのが難しいぐらい硬い、といわれる ZDP-189だがそのあたりも楽しみである。
余談;
相変わらず固定焦点の G.BROSで撮ってます。
寄りで撮らねばならない、こういう中型~小型ナイフを固定焦点のカメラで撮るのは厳しい。
マクロモードがあるとはいえ、なかなかピントが合わない。
ある程度はレタッチで護摩化せるのだけど ^^;;;;
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