エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

第17話「スカイ・ロック・ゲート」Skyrock Gate

2006-04-15 06:55:46 | 各話ガイド(第2クール)


エウレカとの間がもとに戻らず、鬱屈するレントン。月光号も、修繕がはかどらず、空を飛べないままでいた。
そこで、ゲッコーステイトは、リフレクション・フィルムを注文するため、フィルム職人のもとを訪れる。
そして、フィルムを作るために必要な、スカイフィッシュを捕らえることに協力する。
一方、軍内部において昇進を果たしたデューイは、自らの計画の目標を明らかにするのだった。【公式あらすじ】





→近日追加予定です。


ファースト・インプレッション
ハップやケンゴウといった、サブキャラの性格が事細かく描かれていて、興味深い回です。
また、作品の世界設定に関わる重要な手がかりとなる描写が頻出する回でもあります。
それらをからめて、見せる面白い話としてちゃんと仕上げているところが、地味ながら完成度の高い回といえる所以です。
惜しむらくは、エウレカの顔が・・・。なぜかエウレカだけ顔が・・・(笑)。



【今週のみどころ、ツっこみどころ】A-part
●「ないしょでやってくれそうか?」というホランドが、中の人の演技も相まって、少し可愛かったです。
●「さればとて、ハップはいい顔をせず」・・・みんなもこの成句を覚えて、どんどん使おう!
 (用例)「ユルゲンスもキャラが立ってきて、やおいネタに好んで使われだした・・・さればとて、ハップは(ry」
●「食い扶持は減らない」とハップが言った時にタルホとヒルダがばつの悪そうな表情を見せる。結構大食いなのか?
●「第五種戦闘配備」=「金欠モード」・・・みんなもこのイカス表現を覚えて、どんどん使おう!
 (用例)「あれ、お前コーヒーしか頼まねぇの?」「ここんとこ俺、『第5種戦闘配備』中だからさぁ・・・」 
●カネに細かいハップ。ゲイの人はおしなべてカネに細かい(らしい)ので、そういう意味ではハップにもウホッな可能性が。
●「頭いたいの」とほざいて、ホランドの胸に顔をうずめるエウレカ。どこでそんな「媚び」を覚えたんだか!


●プチハップ祭り。鼻クソ攻撃に、少年のような笑顔。 ・・・いるんだ、こういう子供がそのまま大人になった奴って。巻末で特集!
●「秋」という言葉の意味も、すでに忘れ去られてしまった遠い未来の世界! ・・・とってつけたようなエピソードですね。
●ターミナスでコンテナを牽引している、珍しいカット。
●すごく崩れたデッサン。原画か作画のせいか分かりませんが、悪い方向に癖が出ると、途端に違和感が生じますね。


●コミックスのおまけ元ネタシーン。レギュラー陣、年中おなじ格好だから、誰のシャツか分かんなーい!
●ヒルダの「靴下畳みかた教室」。こちらも巻末のおまけでとりあげます。
●地味に鋭い指摘のヒルダ。「ニルヴァーシュを女友達と考える」・・・作品世界を理解する、重要なキーワードです!
●今回のエピソードは、サブキャラの性格描写がとても多い回です。ケンゴウの性格も、味がありますね!





【今週のみどころ、ツっこみどころ】B-part
●ニィルの持っている杖が、パイルバンカーと同じ形なのは理由があるのでしょうか? ただのツルハシかな? 帽子も要チェック!
●また出た、このラジオ!
●ウーロン茶で酩酊状態になる人が実在するのなら、誰か紹介してください! マンガにはありがちな設定。
●テレビ的に未成年だからウーロン茶を飲ませたが、マシューかハップがこっそりアルコールを入れて、ウーロンハイに仕立てた・・・ということにしましょう(笑)。


●戦慄の耳ギョウザ。一瞬にしてスカイフィッシュが退散することから、その破壊力がうかがい知れる。
●「PAREDE」が「PARADISE」に早変わりしている件。
●今日はエウレカ、M字すわりが多いね。相変わらず鼻でかすぎ。ギジェットは美人に描かれている。
●スカイフィッシュの大物をつかまえるときは、レントンにエウレカのことを想像させろ! 想いの強さがよくわかる、いいシーンです。
●結構な衝撃の、スカイフィッシュによるジェットストリームアタック。鋼鉄なみの硬度のようだ。


●スカイフィッシュを現場で切り刻んで積んでいる件。どうやったのかは不明(笑)。
●花見の後片付けは忘れずに! 大胆な啓蒙シーンですね。
●夜通しニィルがしていた仕事は、三角形に加工しただけのように見えるが、いろいろ化学処理したに違いない・・・。フレームもついてるしな。
●また「PAREDE」に戻ってる! もうこの店は「PARIDISE-PAREDE」という名前にしとこう(笑)!
●「このとき、エウレカの作画の美しさが、ちょっとだけ戻ったような気がした」





【初登場人物】
●エドモンド(フィルム職人、死亡していて名前のみの登場)
●ニィル(フィルム職人、エドモンドの息子)

●デューイの元に再び集った、元情報部特務隊のメンバー14名。
 ※ユルゲンスの部隊に似たようなパーマ頭の通信士がいますが、真ん中の人とは別人です。
 ※3枚目の画像中心の、このパーマ頭の男は、実はタルホの後輩。





【伏線・考察とか】
●エウレカが前回の異様な空間でのできごとを具体的に認識していたという事実が、今回はセリフだけではなく、記憶としてちゃんと描かれている。
●スカイフィッシュが陽気な気分の人のところに寄ってくる・・・という設定。
●その直後に、対比させるかのように、エウレカに子供たちが寄ってこないことをギジェットに説明させるシーンが用意されている。
●トラパーとスカイフィッシュを媒介して、エウレカが離れたレントンの危機を感知する描写。
●危機に陥ったレントンの感情がエウレカに伝わったのと同じく、エウレカの感情がレントンの意識を喚起するべく伝わった、前回に続く感情の共有描写。





【判明した事柄・世界観】
●月光号の外装などに使用されているリフレクションフィルムは、トラパーがあれば自然治
癒するらしい!
●とはいえ、トラパーが薄いと修復には時間がかかるらしい。今回は被害も大きいので、1年以上かかるとの見積もり。
●今回、月光号の修理に必要なリフレクションフィルムは、276ヘキサ(六角形なので1枚=1ヘキサ)とのこと。
●この世界には、「秋」という言葉はないらしい。地域によっては四季はありそうだが、それを区分する表現が失われてしまったものと思われる。単純に、温暖期・寒冷期の2つしか区分していないのかもしれない。
●ハップがトラパー検知器として、コンパクドライブをひらひらさせている描写が。
●衝撃の事実! スカイフィッシュは陽気な気分の人のところに寄ってくるそうな!
●コンパクドライブは、その周囲にいる人間の気持ちの変化を感知し、それに反応する。トラパーが人の感情に深く関係していることの表れ。
●ドミニク+14人+地方転属組の7人=22人。もと情報部特務部隊のメンバー数。
●デューイは中佐から大佐になって軍務復帰した。





【2周目~】今後のストーリー展開が分かってしまうので、全話見ていない人は注意!
●デューイの目的が最終的に「セカンド・サマー・オブ・ラブ」を引き起こす事であることを、月光号の首脳メンバーは知っているはずなのだが、この時点では全体的にのんびりムードが漂っている。
●ゲッコーステイトは、ニルヴァーシュとエウレカという、2つの鍵が塔州軍の手に落ちない限りは、デューイの目的は達せられないとふんでいた・・・と思われる描写が登場する。
●残念ながら、今回の14人は二度と出てきません。銀河号は全員美形ですし(笑)。



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