DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

首都圏放射能汚染マップ

2011年10月07日 | Weblog
文部科学省による東京都及び神奈川県の航空機モニタリングの測定結果について

ついに、東京、神奈川を含むモニタリング結果が出た。

放射能空間線量については、0.114μSv/h以上で1年間で年間許容限度とされる1mSvを外部被曝だけで越える。
土壌汚染については、チェルノブイリではセシウム137の地表堆積(ベクレル/m2)が37000(37K)以上で汚染地域(第3区分)とされ、185000(185K)以上で補償つき任意移住が認められ(第2区分)、555000(555K)以上は強制移住、1480000(1480K)以上は強制移住&立入禁止ゾーン(第1区分)。
37Kってのは中途半端に見えるんだけどこれが1Ciで
どうして1Ciを汚染区域の規制値にしてるかって言うと
セシウム換算で被曝量がほぼ1mSv/年になるからだ(まわりくどいぜ)。
→ここを押さえておくこと!
チェルノブイリでは年間1mSvを汚染地域としているのである。

だから今回のモニタリングの図で一番数値の低い真っ青の地域以外は(水色など)は
すべて汚染地域に入っていることを確認。


東京で言うと足立区、葛飾区、江戸川区は年間1mSv超えで
第3区分入りが確認されました。



5月13日のブログ ゴメン、マジ涙出てきた参照

つまりここに住んでいる人は外部被曝だけで1mSv/年となるので
内部被曝に十分注意が必要ということ。
そして健康被害が生じる可能性があるということ。

茨城、群馬、栃木は福島のことを他人ごととしてはいけない。
ほぼ同じくらいの汚染があるのだ。


そして、今回一番大切な事は
航空機モニタリングの数値はおそらく被曝量の予想値の下限であるということだ。

もし、このデータをそのまま鵜呑みにするのであれば
原発事故後から続いてきた大本営発表から何も学習してなかったことになる(笑)

どうして実測値ではなく航空機モニタリングなのか?
よく考えよう!
今までさんざんダマされてきた人たちが
このデータを見て信用しているのが不思議?

政府が出してくるデータは常に下方へのバイアスがかかっていることを
肝に命じておこう。
実際の数値はおそらくこれの数倍はあると思う(根拠は……ない!)

自分の頭で考えよう!
常に疑ってかかろう!
自分の身は自分しか守れない!



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