今朝は恒例の春の人事異動発表!
不景気を反映してか例年の半分以下の人数。
我部署で読み上げられた人数は14名意外と多い。
蓋を開けてみると工場技術系の人間の出向復帰ばかりで
事務系営業系の名は無い。
これは例年らしい。
しかし,自分の名が呼ばれるのではと淡い期待を抱いている
『長期滞在者』も数知れず・・・発表が終わった後の長老たちの
多くの背中からは悲しみのオーラが出ており沈黙の悲しみの中
静かに朝礼は終了した。
窓際部署の異様な異動発表風景。
今,沈黙の涙を流している諸先輩方が私の未来を写す鏡なのか?
この部署から定年退職者も少なからず出ますが今年は契約社員
切りは無い代わりに定年延長採用も無い。これが長らく働いてきた
高齢社員への仕打ちなのかと一部の老兵がボヤク
但し,会社として中途社員採用を抑えている中でこの部署は採用を増やしている。
定年退職者を容赦なく切り捨てる反面営業他部署で中止されている人事採用の増強。
風向きは良い方向へ変わりつつあると思うが・・・。
その中途採用の若手が成長したら老兵から順番に肩たたきが
始まる事も可能性の視野に入れて人生設計を考えなければなさそうだ。
また,一部の先輩社員は俯きながら
『俺が何をしたというんだ?』
『何もしでかしてないし,何でこんな処遇を受けなければならんのだ?』
朝からボヤキが聞こえて来る。
自分が何か大きな失敗をしでかして窓際送りになったと考える人が
多いようだが,最近私は逆の印象を持っている。
『何かをしでかした』のでは無く『何もしなかった』のだと。
私も含め『何もしない』から追い出されたのだと・・・
しかし,生まれて初めて体験した悲しみの異動発表日でした。