令和3年12月 勝山句会 報告
12月の句会で詠まれた句を紹介します。
「勝山句会報1月号」に掲載されている
《私の選ぶ一句》
この句は田舎で農業をしている人でなければ詠めない句、実体験の句です。自らが生まれた土地の鎮守の神社に奉納する注連飾りを、毎年地域の住民が自ら作っているのでしょう。神聖な神社にお飾りするものですから、少しでも質のいい新藁で作りたいという思いが詠みこまれていて、とても共感します。
米を収穫した後の藁は、農家や田舎暮らしにとっては大事な資源です。昔は藁で俵を作ったり、縄をなったり、草履に編んだりして身近な生活用品の材料になっていました。今でも昔ほどではないにしろ、畑作の資材としたり、作物の防寒用に敷き詰めたり、短く切って田畑に鋤きこんだりしていると思います。
米をとった後の新藁は、表面の皮を梳けば中にはうっすらと緑色が残っていて、とても心地よい香りがします。私は、十一月の亥の子の時に子どもたち用に新藁を使って藁棒を作ることがありましたが、表面の枯れた部分を指で梳いていくと、手の油を藁に取られてすぐに指がカサカサになり、痛くてたまらなかったことを覚えています。
青色文字の原稿は、兎角さんです。
「日本人の美の心!日本の色【伝統色のいろは】」様へのリンクは
(綺麗な色を使わせていただきありがとうございます。)
ブログを見ていただいた皆さん、「いいね」ありがとうございます。
今日は1月28日。「句会報1月号」を預かって2週間ほどです。ようやく更新します。そして、今日、次の「句会報2月号」を預かりました。ブログ編集、がんばります。
感染拡大で公民館事業などが中止になり、時間ができたブログ担当でした。
美佳さん、俳句活動の再開お待ちしています。