久谷地区まちづくり協議会の機関紙でも紹介された久谷夢工房の「勝山句会」
13年間続いてきたメンバーの句を紹介します。
勝山句会 於坂本公民館 平成30年12月3日 19:30~
【句集つるき 12月 171号 表紙解】から
表紙についての通信さんのコメントを。
〈表紙の季語〉冬の水・冬の泉
〈類似季語〉冬の川・寒の水・冬の瀞
〈表紙の俳句〉冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男
池の面が鏡のように澄み渡り、水の面に松の枝が映っている。枝も細い松葉の先もくっきりと映っている。冬の水は余すところ無く物の正体を見極めている。
通信さんは俳号「鶴来」も使っておられます。
〈通信さんのコメント〉一遍は鹿児島から岩手県まで、徒歩で遊行の旅をした。常に時宗と呼ばれる弟子たちを連れて。お寺の軒先やお宮などで野宿をしていた。食物は無いときには、食べない。近くの信者が持ち寄ってくれるものがある時は食べる。今日は冷たい時雨が降っている。軒下に吹き込んできて寒い。眠れるだろうか。
季語:時雨 読み方:シグレ(shigure)秋冬のころに陰晴定めなく降る雨 季節:冬 分類:天文
これは、12月号の後半に掲載されている「通信つるき句会平成30年11月号」の中の「秀句」として掲載されています。一遍上人は松山市窪野町に遺跡があることでも知られており地元でも有名です。
12月号の最初に戻って、「鶴巻頭 鶴抄二」に選ばれた句を紹介。
〈通信さんコメント〉朝焼けで茜の色に染まった石鎚山。今日は立冬である。空気は冷え込んでいて、この世の物とは思えない美しさである。
季語:冬 読み方:フユ(fuyu)立冬から立春の前日、節分まで 季節:冬 分類:時候 月日:11.12月と翌年の1月
俳号「九十九(くとく)」さんは、今まで「孝一」さんでした。
3つめからは、12月号の後半に掲載されている「通信つるき句会平成30年11月号」の句を紹介。
天籟の句(一)五点句
〈通信さんコメント〉干柿を剥く村の媼。年の功と言うべきか、口は減らない。婆を囲みながら和気藹々。夜は更けて行く。
季語:柿 読み方:カキ(kaki)果実は完熟すると鮮紅色となり、表面に光沢があって美しい 季節:秋 分類:植物
同じ「柿」の季語で兎角さんの句を。
天籟の句(三)四点句
〈通信さんコメント〉面白い光景です。しかし、よいことです。山里はよくあることです。お返しをしっかりしましょう。長い人生です。
「柿のぶつけあい」「筍のぶつけあい」田舎ならではの(笑)。料理の苦手なブログ担当は大変困ります
地籟の句(二)三点句
〈通信さんのコメント〉山里の案山子はほとんどが昭和の服装です。後ろから見るとき本物の人間だろうとおもいます。
季語:案山子 読み方:カガシ(kagashi)竹または藁などで人形を作り、蓑笠を着せ、弓矢を添え、田畑の畔などに立てて鳥獣をおどすもの 季節:秋 分類:人事
久谷地区で案山子といえば、奥久谷の案山子でしょう!と思ったのですが、写真が手配できませんでした。残念。
12月は欣さんがお休みでした。
勝山句会は平成31年1月7日(月)午後7時30分から開催されています。
課題季語は「去年今年」
次回の「通信つるき」に兎角会長がチェックを入れて、ブログ担当に渡してくれるのを楽しみに待ってま~す。
(注)コメントの漢字・仮名使いは通信さんの句集の内容と同じにしています。どれがどうなのかはご自由に想像してください。
参 考
季語解説出展「weblio辞書 季語・季題辞典 日外アソシエーツ」
挿入写真 1枚目「ぱくたそ フリー素材」 2~5枚目「無料写真素材 写真AC」から使わせていただきました。