恋愛するということ ５

知り合いの女子高校生の恋愛観のお話です。
彼女は目立たない、どちらかといえば地味なタイプの女子です。
インドア派で、音楽や絵を描くことが趣味です。
私が驚いたのは、彼女のはっきりとした恋愛に対する主体性です。
彼女はクラスメートの恋や彼の話を聞きながら、
クールに自分のスタイルで生活しています。
ある日、同じ高校の男子生徒から告白されました。が、
彼女は交際しませんでした。
何故か。彼女は言いました。
「自分に嘘はつけない。妥協できない。
恋人同士って作戦やモテ技など使わなくても自然に出来るのが、本物でしょう？　
クラスメートが彼とすぐに初エッチしたとか、破局したとか言っているけど、
恋ってそんなに速くスピーディーに展開するものなの？
私は、数は少なくていいから妥協しない恋愛をしたいの」
お互いが五分五分に寄り添い、支えあう恋愛が理想だという彼女に教えられた思いでした。
彼ができないことを嘆くのではなく、
いつか出会う自分の素敵な恋人がどこかに存在していて、
いつか巡り会えると思うほうが、素敵だと思うのです。
あせらないで。
今日を思う存分楽しみながら、
素敵な街や出会いの中で感性を磨いていきましょう。