思いのままに!

おけいはんのブログ

祈り続ける瀬戸内寂聴さん(新聞記事より)

2011-04-01 05:37:51 | Weblog

朝日新聞から
                            
                             被災されたみなさまへ

どん底はつづかない
瀬戸内寂聴さんの寄稿を読ませていただいて。

瀬戸内さんは88歳、今は脊髄圧迫症で歩行が困難で、
自宅のテレビ大津波の様子を見ていたとのこと。
「大津波が山のように盛り上がり、猛獣のようにうなり声をあげて、
あの美しい町をのみこみなつかしい町と風景をかき消していくのを見て、
私は声をあげられず泣いた。」

人間の知識や進歩のはかなさと
大自然の脅威の底知れなさに震えあがる。
人間はいつのまにか思い上がり、
自然の力を見くびりつづけてきたように思われる。
宇宙を見極めたつもりで、無制限な大自然の一端も
覗き得ていなかったのではないか。

私は「無常」を、この世のはかなさを示す語と考えず「この世は常ならず」
と自分流に判断してきた。この世では同じ状態は決して続かない。

卒寿を迎えるまで生きた私の経験と実感がそれを私に植えつけた。
私の無常観によれば、現在のこの世の地獄は、
必ずどん底の反動として、今に立ちあがり、
希望の見える世の中に変わると信じて疑わないのである

私たちはどんな不幸の中でも決して、絶望してはならない。
暗闇の空に希望の星を見出す力を人間はこれまで生きてきた

被災者の皆さまのご苦労と悲痛なご体験を思うたびいたたまれない。
すでに避難所での暮らしのストレスも頂点に達しているでしょう。
どうか緊張と不安を少しでもいたわり、控えめで日頃の美徳を開放して
わがままになってください。難を逃れた私たちは日夜 夢の中までも
あなたたちのご苦労を分け持たせてほしいと、せつに願い祈りつづけているのです。

瀬戸内寂聴さんは、岩手県のお寺の住職もし、毎年出かけていたとのこと、
東北地方に仏の縁があり被災地のみなさんへの寄稿文です。
一部だけ掲載させていただきました。

瀬戸内さんは作家であり僧侶であり、
人々に納得のいくような教えをしてくださるので
好意をもたせていただいてるおけいはんです。






 


クリスマスまで

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クリスマスマデ