風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

昭和新山

2007-07-10 21:34:02 | 1996~97原付日本一周
昭和新山。
名前の通り、昭和に出来た山です。

1943年に有珠山が噴火し、その際に近くの麦畑だった所が隆起して2年で今の形になったそうです。
たった2年で地面がみるみる盛り上がっていく様子はどんな感じなんでしょう?
連続写真で撮れたら面白かったかもしれませんが、当時は戦時中で、ろくな観測もされなかったそうです。
唯一、三松さんという人が観測をして、貴重な資料を残したそうです。

新しい地球のエネルギーを感じるには良いところではないか?と思ったのですね。
これを見てみたくなり、寄ってきました。

行ってみると、観光地化されていて、ちょっとがっかり。
自分としてはもっと自然っぽい感じで見たかったのですが・・・


赤茶色の山肌をさらしながら、今も水蒸気を噴出し、生きている山を見せていました。
地球規模で言えば、極めて新しい山。
地質学とか専門的な事は分かりませんが、こんな所もありますよと、言ったところで。

北海道の旅も終盤に入りました。

氷雪の家

2007-07-07 18:45:28 | 1996~97原付日本一周
自分は植村直己さんが好きです。

小学生の時に、国語の教科書に出ていた、授業では取り上げない冒険記とか、興味深く読んだものです。
「青春を山に賭けて」など、文庫本で出版されている冒険記も、好んで読んでいました。
自分が日本一周などという事を始めたきっかけも、植村さんの体験記を読んだ影響が一つにあるかもしれません。

植村さんの記念館が全国で3箇所あると知りました。
そのうちの一つが、帯広動物園内にある「氷雪の家」です。
せっかく北海道に来たし、たまたま帯広を通ったから、寄って行こうと言うわけです。

植村さんは兵庫に生まれ、冒険活動をしていた時は、東京に住んでいましたが、帯広とも何かと縁があったようです。
冒険で得たサバイバル技術や知恵を、学校という形にして子供達に伝えたかったらしい。
ご本人はマッキンリーで消息を絶ってしまいましたが、植村さんの夢であった野外学校は、有志によって実現していました。

さて、記念館ですが、うーん、ちょっと期待ハズレだったかな。
イヌイットのイグルーを模った建物はどこか寂れていました。
何かほったらかしにされている感じで、展示状態は良いとは言えませんでした。
ホコリをかぶった犬の剥製がちょっとかわいそう。
記録映像を流しているのであろう、ビデオも壊れたまま流しているし・・・
映像がろくに映っていませんでした。



しかし、展示されている写真パネルや装備品はなかなか見ごたえはありました。
地球と対話しているかのような壮大な冒険の記録には圧倒されっぱなしです。

粗末な展示を改め、改修を望みたいものです。


Gluck王国

2007-07-05 23:07:19 | 1996~97原付日本一周
幸福駅からすぐ近くにグリュック王国があります。
Gluck(本当はuの上に点々が付くが変換できなかった)とはドイツ語で「幸福」の意味。
ドイツの町並みを再現したテーマパークです。
なぜこんな所に行ったのか?

それは、単に気まぐれです。

入国と称して入場料を支払い(1800円)、「国内」へ。


広場にある、ガーデンレストランのローストチキンは見ものでした。
串にいっぱいチキンが刺さっていて、特殊なロースターでぐるぐる回しながら焼き上げます。まさにチキンの丸焼き。
一羽はさすがに多いし、値段もするので半身(1000円)を食べました。
肉汁たっぷり。塩味が強かったですがうまかった。

城の2階はバロック風の大広間になっていて、奥にピアノが置いてあり、時間になると外人さんが演奏していました。


土産物の店には、ドイツ製品がけっこうな品数で揃えてありました。



特にビールの種類はすごかった。瓶が陶器の物もありました。
売り子のお姉さんが「一杯どうぞ」とビールの試飲をすすめてくれたのですが、運転中の身なので断りました。
ビールの入ったコップを差し出した手がむなしかったなあ・・・

この次は、帯広動物園内にある、植村直己記念館「氷雪の家」に行きます。


愛国から幸福へ

2007-07-04 22:12:55 | 1996~97原付日本一周
根室は天気が絶望的と判断し、帯広方面に向かうことにしました。
そして、愛国駅と幸福駅に寄りました。
詩的な美しい駅名です。
名づけた人は誰だったのでしょう?

こちらは愛国駅。

駅自体はすでに廃線になっていて使われておらず、観光地となっています。
特に幸福駅は名前ゆえに願掛け的な場所になっています。

こちらが幸福駅。

木造の古びた建物の中に入ってびっくり。
壁や天井には願掛けのメッセージが書かれた紙がびっしりと貼られています。
多かったのは、「彼女が出来ますように」とか「いつまでも二人で幸せでいられますように」といったもの。  ハイハイ。

と言いつつ、自分も駅前にある土産売店で、幸福切符など買っていたりします。
店のだんな曰く、「二枚買って、相手が出来たらもう一枚をあげれば幸せになれますよ。」などとうまい事言っていました。

またまた~。商売うまいね~・・・と思いながらも、もう一枚買っている自分。

このもう一枚をあげる相手はいつできるやら・・・

幸福ついでに、次は北の大地になぜかドイツのテーマパーク。
「グリュック王国」へ向かいます。

摩周

2007-07-03 20:44:25 | 1996~97原付日本一周
中標津のキャンプ場で一泊し、摩周湖に向かいます。
しかし、天気はずっと曇りがち。

その前に、地図に出ていた養老牛温泉を見に行きました。
ここにも北方領土の看板が・・・


ダートを800メートルほど入ると、「からまつの湯」と言う露天風呂がありました。
一応囲いはありましたが、全くの野天で混浴。
実にワイルドな温泉でした。

さて、程なくして、裏摩周に到着。
しかし、強い霧雨のため、展望はまったく無し。

初めて行って摩周湖を見ると結婚できない、などと言ううわさがあるので、そういう点では良かったのでしょうか?
まあ、10年経った今も独身ですけどね。

摩周湖はダメだったので、神の子池に向かいます。
ここはかろうじて日が差していました。
何より驚いたのは、水の美しさ。
とても神秘的なブルーでした。


この日は、弟子屈まで走って、砂湯キャンプ場でテントを張っておしまい。
ファミリーキャンパーが多くて、落ち着きませんでした。
まあ、寝ちゃえば何でもないですが。