風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

サトウキビ

2008-04-04 23:06:00 | 1996~97原付日本一周沖縄編
キビの種類には幾つもある。
台湾系、中国系、インド系などがあり、アルファベットと数字で表される。
Nがインド、Fは台湾だそうである。

台湾系のキビでH-1というのがある。
これは、ハテルマ1号という意味だそうである。
波照間で独自に品種改良したキビのようだ。
糖度(ブリックス)が高いのはインド系だそうだが、丈が小さく重さも軽いので、量を稼げないという欠点がある。

自分達がよく刈っているのは、H-1、台湾、エニシオ、農林1号だそうだ。
エニシオは葉っぱが取り易い。
H-1は台湾と同種なので、先っぽの青い所の細かい産毛みたいなものが、皮膚に付くと猛烈に痒い。

キビのいちばん美味しい部位は、茎の中ほどだそうである。
根っこの方が太くて甘そうに思えるが、そうではないらしい。

試しにキビをかじって味を見る。
歯でガシガシと皮をむく。これは歯が丈夫でないと大変だ。
すると白い繊維が出てくる。
この中に含まれている汁を噛みながら吸う。

品種によって味が違うようだが、全部は試していないので分からない。
エニシオは、練乳のようにミルキーな甘さだった。


冬とはいえ、ここは最南端。
日中太陽が出れば、夏のように暑い。
自分は、OMさんにクバ傘を借りて作業していた。
帽子よりも日差しをさえぎるので涼しく、雨にも強いから。


キビの束のとなりで記念撮影。
この束で150~200kgくらい。