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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

佐藤正久氏  

2021-12-23 02:37:14 | 文化

 

>自民外交部会長「韓国の方が立派」 北京五輪対応  > 2021/12/21 22:34

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>自民党の佐藤正久外交部会長は21日、岸田文雄首相が北京冬季五輪への対応を同日の記者会見でも明言しなかったことに関し「ガッカリ!ある意味、態度を表明している韓国の方が立派。  

 

そうですね。意思は文章になる。だから意味がある。ところが日本人には意思がない。だから、意思決定に難渋するのが常である。

フランク・ギブニー (Frank Gibney)  氏の著書 <人は城、人は石垣> には、日本人の意思決定に関して次のようなことが書かれています。

 ペリー提督は、日本人はアメリカ人のように敏速に行動しないと注意された。それは、このように説明された。数人の日本人が黒船を訪れたいと思って集まったとする。一人が「いい日だな」という。これに二人目が「なんという気持ちのいい日だ」と調子を合わせる。三人目が「波も見えないぞ」という。最後に四人目が「船に行ってみようじゃないか」と提案する。  ニューヨーク・デイリー・ニューズ (1854年6月13日) (引用終り)   

 

>日本外交、大丈夫か?」と自身のツイッターに書き込んだ。  

 

日本人は考えかたを改める必要があるのではないでしょうか。

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語のかな漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。   

 

>首相は記者会見で北京五輪への対応を問われたが、「適切な時期に五輪の趣旨や精神、外交の観点などを勘案して、わが国の国益に照らして判断をしていく」と従来の主張を重ねて説明。 

 

首相は適当な時期に恣意決定をして国益を得ようとしていますね。事の次第・自然な成り行きにより決着を図るつもりのようですね。これはアニマル風ですね。         

 

>「今しばらく諸般の事情を総合的に勘案して判断していきたい」と述べた。  

 

首相はあくまでも様子見に徹していますね。これでは政治家としての指導性を発揮できない。国の指導者は自国民にわが国の行く手をはっきりと示していなければならない。      

 

>佐藤氏は「(韓国の)文在寅大統領は外交的ボイコットせずと明言。>中国の人権侵害に目を瞑(つぶ)るのはおかしいが、それでも態度は明確。  

 

そうですね。嫌なら態度で示そうよ ほら みんなで手をたたこう。  

 

>日本がズルズルなら外交部会を開く」と指摘した。  

 

そうですね。ズルズルだから日本人はおとなしい。日本人は信頼されませんね。   

 

 

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川上高司氏  

2021-12-22 11:38:12 | 文化

>回顧2021 岸田政権は「外交的曖昧性」捨てよ 「中国を取る」選択肢あり得ない 北京五輪と日中友好50周年、リトマス試験紙に 拓殖大学教授・川上高司氏  > 2021/12/21 06:30

 (略)

>岸田外交の課題は、「外交的曖昧性を捨てること」にある。  

 

そうですね。岸田首相はつかみどころのない人間になってはいけないですね。   

 

>岸田文雄首相には「中国をとる」という選択肢は論理的に考えてもあり得ず、全力で同盟国・米国と歩調を合わせるべきだ。

 

そうですね。中国は異様な大国ですからね。    

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

 

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。

 

>ジョー・バイデン米政権は、台湾情勢や人権問題を焦点にして、中国との熾烈(しれつ)な覇権競争を繰り広げている。>一方の中国は、習国家主席が来年の党大会で異例の3期目を目指すため、特に台湾問題では対米強硬姿勢を崩せない。  

 

そうですね。中国人は、事の正否よりメンツにこだわりますね。    

 

>>このような状況下で、岸田政権は発足当初から、米国と中国の激しい圧力にさらされている。  

 

日本人には意思がない。だから、受動ばかりで能動がない。とても国際社会の指導的立場には立てないですね。   

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようですね。   

 

>そのリトマス試験紙は、来年2月の北京冬季五輪と、日中友好50周年の対応にある。 >ただ、岸田政権には米国を取るしかない。 >日中の経済的相互依存より、日米の安全保障上の相互依存関係が死活的である。

 

その通りですね。経済より安全ですね。それを間違えると太平洋戦争のようなものになる。日本人はもう懲り懲りしているはずなのだが。   

 

>仮に、岸田政権が中国に媚びれば、米国にバッサリと切り捨てられるのは自明の理である。  

 

そうですね。‘義を見てせざるは勇無きなり’ ですね。教養の問題ですね。       

 

>米中で火花を散らしている台湾問題でも、日本は米国とともに中国に対峙(たいじ)するしか選択肢はない。 >もし、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権のように、米中間で「二股外交」「日和見外交」を展開すれば、あぶはち取らずとなり両国から食われる。

 

そうですね。つかみどころのない人間には信頼が得られない。    

 

(略) >北京冬季五輪に関しては、中国は岸田政権に東京五輪を支援したことへの答礼を迫っている。 

 

ヤクザの仁義 (特殊な作法) は厳しいですね。   

 

>しかし、それは菅義偉前政権の話である。 >米国は、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を理由に、北京五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」を決定した。 >それに、英国とカナダ、オーストラリアが追随した。 >先のG7(先進7カ国)外相会談の雰囲気を見ても、日本は民主主義同盟の中核にいる。  

 

そうですね。   

 

>来年2月の北京五輪後は、台湾をめぐる米中の軍事的緊張度は一触即発の状況となり、「日中国交正常化50周年」どころではなくなるだろう。 >習主席は8年にわたって権力の座にありながら、「台湾統一」には近づいていない。 >政権継続の正当性を示すためにも、来年秋の党大会までに、台湾問題で何らかの「成果」を示すべく行動に出るとみられる。  

 

そうですね。習主席にとっては香港の次は台湾での成果ですね。    

 

>岸田政権にとって最大の試練は、米中の軍事的衝突への備えである。  

 

そうですね。岸田政権は ‘治に居て乱を忘れず’ が大切ですね。 

 

>そのシナリオは数十あるが、最悪のシナリオは日本本土が戦場となる。>その意味で、安倍晋三元首相の「台湾有事は、日本有事だ。日米同盟の有事でもある」という認識は間違いではない。

 

そうですね。最悪の事態の想定と備えは常に必要ですね。  

 

>言うまでもなく、台湾は、日米にとって政治的・経済的・地政学的に価値が高く、死活的に重要である。 >台湾が中国に攻略されれば軍事基地化される。 >中国艦隊は第一列島線から日本への航行が自由になり、尖閣諸島どころか沖縄本島ですら時間の問題で中国に奪取されよう。 >そうなれば、米軍は第二列島線から第三列島線まで後退する。 >米国は戦略上、横須賀基地の原子力空母や、佐世保基地の強襲揚陸艦を、グアムやハワイ、さらにはオーストラリアへ引くだろう。>岸田政権が台湾防衛に本気で取り組まなければ、日本は将来、在日米軍が実質的に存在せず、有事にだけ来る「有事駐留」を覚悟せねばならない。 >これでは、抑止力は格段に低下し、有事にも即応できない。>岸田首相の責任は重い。 

 

そうですね。 平和国家のわが国の国民の頭の中はお花畑になっている。岸田首相の抑止力向上に関する責任は重いですね。   

 

>■川上高司(かわかみ・たかし) 拓殖大学教授。  >1955年、熊本県生まれ。  >大阪大学博士(国際公共政策)。  >フレッチャースクール外交政策研究所研究員、世界平和研究所研究員、防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授などを経て現職。  >著書・共著に『核兵器の拡散: 終わりなき論争』(勁草書房)、『2021年 パワーポリティクスの時代―日本の外交・安全保障をどう動かすか』(創成社)など。  

 

 

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櫻井よしこ氏  

2021-12-21 04:06:17 | 文化

 

>長州正論 櫻井よしこ氏詳報「日本は自立性高めよ」 > 2021/12/20 17:39

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>山口県下関市の市生涯学習プラザで18日に開かれた長州「正論」懇話会の第39回講演会では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が「今、日本が直面する内外の課題」と題して講演。 >世界を二分する米中関係に触れ「価値観を巡る対立が進行している。 >日本は自立性を高めなければならない」などと訴えた。

>講演の主な内容は次の通り。

>

>中国は今、大変な勢いで膨張している。>これまではアメリカが一強の時代を築いてきが、中国がじわじわ追いつきつつある。 >習近平国家主席は2017年の中国共産党第19回党大会で、中国が世界諸民族の中でそびえたつ存在となり、全人類を中国共産党イデオロギーの枠の中に収める世界をつくる、との考えを述べた。 >私はそのような世界は好まない。 >断固拒否する。

 

私も同じ考えです。

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。   

 

>日本が今、中国の支配下に入っていないのは、日米同盟があるからといって過言ではない。 >しかし、その米国は、揺れ、後退している。 >アフガニスタン駐留米軍の撤退は、米国がもはや絶対的な強国ではない姿をさらした。 

 

各民族のメンタリティの違いを武力で補うことは難しいですね。   

 

>また、核戦力などの増強を進め、ロシアとの連携も強める中国と経済的、軍事的に向き合うため、二正面作戦はできないとして、中東から手を引くとの姿勢も見せた。 >中国はそのようなバイデン政権の足下を見て、強い姿勢に出ている。 >これに対し米国も、民主主義サミットを主宰するなどしたが、はっきりとした成果は挙げられていない。 >米国と特別な関係を築いているイスラエルですら、中国に保険をかけるような動きがあるという。 

 

民主主義の危機ですね。   

 

>× × ×

>そんな中、日本はどうするのか。 >他人ごとでなく考えななければならない。

 

そうですね。でも、日本人が考えると他人事になる。   

言語は伝達の手段であるばかりでなく、思考の重要な手段でもあります。ですから我々の考えの疎かな所は日本語のせいであることもあります。   

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実 (things as they are) の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本人も英米人も子供の時には非現実 (考え) の内容というものがない。だから ‘話を告げる’ (to tell a story) ということは、’作り話をする’ とか ‘嘘を吐く’ という風に受け取られて悪い子供とされている。この判定だけがわが国では一生涯続く。

日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。これは縦並びの比較ということができる。建設的である。進歩が期待できる。希望が持てる。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり、'どっちもどっちだ' がある。無力感に苛まれる。この種の比較は復讐に復讐を重ねる民族同士の争いの原動力にもなっていて進歩が期待できない。

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。   

何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)      

 

>例えばウイグル人への弾圧について、世界各国が、人権問題として、中国政府を非難している。 >しかし、日本はいまだに非難決議ができていない。 >そもそも、現状の決議案は中国の国名すら書き込んでいない。 >それさえも、今国会で見送るとの報道があった。

 

そうでしょうね。日本人には意思がない。    

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようですね。   

 

>来年2月に開幕する北京冬季五輪への外交的ボイコットについても、岸田文雄政権は「総合的に考え、タイミングを計っている」とのスタンスだ。 >一体何を考え、いつ決めるというのか。

 

彼は無哲学・能天気ですね。政治家には政治哲学が必要です。

現実 (事実) は見ればわかる。現実の正解は一つしかない。非現実 (考え) の内容はみることができない。だが文章になる。文章にならないものは考えではない。

矛盾を含まない文章は、全て正しい考えを表している。考えは、一人一人違っている。だから、正解は無数にある。体系的な考えは哲学になる。各人に哲学は必要である。 Everyone needs a philosophy.  そうでなければ我々は、つかみどころのない人間になる。   

大学などの高等教育機関で勉学に励めば学士・修士・博士などの称号が得られる。博士は普通 '哲学博士' (Doctor of Philosophy: Ph. D.) と呼ばれる。

私は日本のインテリから ‘哲学とは何ですか’ と何度も聞かれた。外国人からは、このような質問を受けたことはない。日本人は大学で、自己の哲学を作ることを学んでこなかった。だから彼らは退屈男・退屈女となって大学在学中の4年間を遊んで暮らさなければならなかった。       

政治に関する考えは政治哲学になる。宗教に関する考えは宗教哲学になる。科学に関する考えは科学哲学になる。人生に関する考えは人生哲学になる。などなど。  

我が国の政治家には政治哲学がなく、わが国の宗教家には宗教哲学がない。わが国の科学者には科学哲学がなく、わが国の著述家には人生哲学がない。などなど。   

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官)

TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。

孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)(引用終り)

我が国には人手不足の話はあるが、頭脳不足の話はない。わが国は、無哲学・能天気の国である。だから、国民は歌詠みになる。      

 

>× × ×

>岸田首相や林芳正外相は宏池会(岸田派)の政治家だ。 >「保守本流」の派閥とされる宏池会は、これまでどのような首相を生み出してきたか。 >創設者の池田勇人氏は所得倍増を実現したが、憲法論議は避けた。 >鈴木善幸氏も、日米首脳会談の直後、日米同盟に軍事的意味合いは含まないとの見解を示すなど軍事を忌避していた。 >宮沢喜一氏も、訪韓直前の朝日新聞による「慰安婦強制連行に軍関与」との報道を受け、事実確認をしないまま、盧泰愚元大統領との会談で公式に謝罪した。 >そんな宮沢氏がかわいがった政治家が、日本が米中と等距離で付き合う「日米中正三角形論」を唱えた親中派の加藤紘一氏や、悪名高い官房長官談話を出した河野洋平氏らだ。 >歴史問題にせよ、憲法改正にせよ、私たちの誇りを否定してきたのが宏池会ではないか。

 

各人に哲学は必要です。Everyone needs a philosophy.   

 

>× × ×

>日本国に生まれ、自分は何ができるのか。 >能力を精いっぱい生かして誠を積み上げた果てに何かがなされる。 >それは必ず、自分だけでなく、地域社会、ひいては国のためになる。 >このように、自分自身が生を受けて、育てていただいて、何かの役に立ちたいという誠の心こそ、保守の神髄だ。 >保守本流を掲げるのなら、どんな形でもいいから人のため、国のために働くべきではないか。

 

そうですね。だが日本人には意思がない。意思の無い人間には責任 (西洋流の責任) もない。どんなにあがいても、意思ある人間の責任には行き着かない。だから、日本人の社会は狼狽する。昔からそうであった。      

肥田喜左衛門の著した <下田の歴史と史跡> には、責任に関する下のような事柄が記されています。

徳川5代将軍の治世、佐土原藩の御手船・日向丸は、江戸城西本丸の普請用として献上の栂 (つが) 材を積んで江戸に向かった。遠州灘で台風のため遭難、家臣の宰領達は自ら責を負って船と船員達を助けようと決意し、やむをえず御用材を海に投げ捨て、危うく船は転覆を免れ、下田港に漂着した。島津家の宰領河越太兵衛、河越久兵衛、成田小左衛は荷打ちの責を負い切腹する。これを知って船頭の権三郎も追腹を切り、ついで乗員の一同も、生きて帰るわけにはいかないと全員腹をかき切って果てた。この中には僅か15歳の見習い乗子も加わっている。鮮血に染まった真紅の遺体がつぎつぎに陸揚げされたときは、町の人々も顔色を失ったという。16人の遺体は、下田奉行所によって大安寺裏山で火葬され、同寺に手厚く葬られた。遺族の人たちにはこの切腹に免じて咎めはなかったが、切腹した乗組員の死後の帰葬は許されなかった。(引用終り)    

 

>世界で今、進行していることは価値観の戦いだ。>日本一国の強さでなく、価値観を同じくする国々の強さを結集して、中国やロシアといった「異形の大国」への抑止力を構築しなければならない。

 

そうですね。我々は今こそ力を合わせなくてはならない。      

 

>そんな中で平和を念じるなら、まずは守るだけの力を持たなければならない。 >岸田氏らは、言葉だけで説得できることはあり得ないことを認識すべきだ。

 

そうですね。日本人には説得力がない。    

日下公人氏は、<よく考えてみると、日本の未来はこうなります。> の中で、日本人に関するW.チャーチルの感想を以下のごとく紹介しています。

日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。

 それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、今まで以上の要求をしろと言う。無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人が全く別人の顔になって、「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない」と言って突っかかってくる。

 英国はその後マレー半島沖で戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。日本人は外交を知らない。(引用終り)    

 

>アメリカに頼らなければ生きていけないという日本の情けない状況に気付き、変えようとしなければならない。 >自立性を高めなければならない。

 

そうですね。    

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語のかな漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。

 

>国柄をもとにした力を生み出し、誇りを取り戻し、自由主義陣営にとって役に立つ世界を引っ張っていける国になってもらいたい。   

 

自己の哲学を持ち、自信のある人間になってもらいたい。意思の無い人間であっては指導力を発揮することはできません。     

 

 

 

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民主建港協進同盟  

2021-12-20 22:32:41 | 文化

>「愛国者」による香港議会選、親中派が圧勝 「秩序を回復」と中国  > BBC News 2021/12/20 16:47

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>19日に投開票が行われた香港の立法会(議会、定数90)選挙で、親中派の候補者が圧勝した。 >一方、一般有権者が投票できる直接投票枠(定数20)の投票率は、過去最低を記録した。

 

中国政府は一般有権者の意見を本気でくみ上げようとはしていませんね。   

 

>地元ニュースサイト「HK01」によると、90議席中82議席が親中派・親香港政府派の立候補者によって確保された。 >反体制の「非建制派」の当選者は1人のみで、残りの7議席については、当選者の政治的背景が不明だという。 >今回の選挙は、中国政府が香港の選挙制度を大幅に変更して以来、初の投票だった。 >当局は香港の安定のために必要な改革だとしているが、民主主義を弱体化させる狙いがあると批判する声もある。 >こうした中、中国政府は20日、「香港の民主発展」と名付けられた白書を発表。 >中国主導の改革によって、香港は「秩序の回復した」新時代に突入したと述べた。

 

覇者の時代に逆戻りですね。   

 

>中国は今年3月、「愛国者」重視の選挙制度改正案を可決し、立法会選挙の候補者は中国政府寄りの選挙管理委員会などの事前審査を受けると決めた。

 

愛国者重視は安物の政治ですね。   

勿論、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、常に簡単な事だ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ’  (ヘルマン・ゲーリング)

 

>これによって事実上、民主派勢力は選挙から排除されることになった。

 

確かに安直ですね。これが中国人の誇りに思う知恵というものか。      

 

>立法会の定数90議席の内、直接選挙で選ばれるのは20議席に過ぎない。  

 

中国政府は直接選挙が嫌いなのでしょうね。 これを人民嫌いというのかな。    

 

>40議席は中国政府寄りの選管が選び、30議席は伝統的に中国政府寄りの職能団体が選ぶ。 >選挙に先立ち、香港政府は登録有権者450万人に一斉メールを送るなどして、投票を呼びかけていた。 >しかし、実際の投票率は30.2%と、過去最低を記録。

 

投票率の過去最低は一般有権者の絶望を表していますね。   

 

>AFP通信が投票前日に取材した20代の会計士の女性は、「結局のところは北京(中国政府)側の人間が勝つので、私の一票には何の意味もない」と、投票に行かないと述べていた。 >一部の民主活動家は市民に、投票をボイコットするか、抗議の表現として白票を入れるよう呼びかけていた。 >白票の投票は合法だが、白票の投票を促したり、投票しないよう呼びかけることは、現在の香港では違法となっている。

 

政府は一般有権者に形式的な投票をさせたいのですね。民主的であるという口実だけが欲しいのですね。後ろめたくはないですかね。あたま隠して尻隠さずだと思いますかね。      

 

>2019年に数カ月にわたって民主派デモが発生した後、中国政府はさまざまな規制を課して香港への影響力を高めてきた。>昨年6月には、香港での反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」(国安法)を施行。>多くの野党政治家や活動家が逮捕・起訴されている。  

 

何処の国でも安全第一ですね。   

 

><解説> マーティン・イップ、BBC中国語(香港) >報道センターにいたジャーナリストにとって、19日はあまり実りのない夜だった。 >しかし、香港最大の親中政党「民主建港協進同盟(DAB)」にとっては、勝利の夜だった。 >DABは必ず勝つ」という掛け声は、当選者が確定するたびに大きくなっていった。 >香港市民が考えていた通り、「非建制派」陣営は惨敗し、わずか1議席を確保するにとどまった。>当選した狄志遠議員は、90議席ある立法会でたった1人の野党議員となる。>しかしその狄議員でさえ、選挙管理委員の事前審査で「愛国者」と認められての出馬だった。

 

安物の政治により作られた愛国者ですね。   

 

>ここで、中国政府が20日に発表した白書が出てくる。>そこには、イギリスは香港に民主主義を与えたわけではない、1997年の中国返還のたった数年前に作られた立法会は、イギリスの植民地政策を延長するための陰謀以外の何物でもないという、使い古された主張が繰り返されていた。

 

イギリスの統治を過小評価しましたね。価値観の倒錯ですね。   

 

>その上で白書では、中国共産党が「香港の民主主義システムを設計し、創造し、保護し、前進させている」と述べている。

 

 チャーチルの名言  ‘民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが。’ 

 

>中国政府は今や、民主主義を独自に定義している。

 

中国人はこれにより西洋哲学史の中に納まることになるのでしょうか。

 

>権力闘争は続いていく。

 

権力闘争は覇者の時代からの続きですね。    

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

 

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。 

 

 

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岡田充氏  

2021-12-20 18:50:40 | 文化

 

>中国共産党系メディアが「反中政治屋」と名指し批判。 >岸田首相に圧力かける安倍元首相「暗躍」に深い懸念  > 岡田充 2021/12/20 07:00

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>アメリカ主催「民主主義サミット」への出欠や、北京冬季五輪の外交的ボイコットの是非など、対中政策をめぐって岸田文雄首相と安倍晋三元首相との距離が開いている。  

 

両者には大いに議論していただきたいものですね。    

 

>中国紙は、台湾への肩入れを強める安倍氏を「反中政治屋の『首席』」と酷評。 >岸田氏とのすきま風に乗じ、矛先を安倍氏に絞った批判をくり広げている。  

 

悪たれは中国・北朝鮮の売り物ですね。リーズン (理性・理由・適当) に基づいた話をもっと聞きたいですね。       

 

>衆院選での岸田氏善戦が「変化」生む  >岸田文雄首相と林芳正外相。>アメリカ主導の「反中包囲網」に一定の距離を置く二人と、安倍晋三元首相との間に距離が生まれているようだ。  

 

そうですね。人の意見は様々ですからね。   

 

>どうみても「二人羽織」の「第三次」安倍政権 ——。 >筆者は第一次岸田政権成立直後の10月初め、あるSNSにそう投稿した。 >自民党総裁選の決選投票で、安倍氏らの支援を受け総裁に当選した岸田氏を、落語の「二人羽織」に例え、キングメーカーの安倍氏の“磁場”から逃れられない「あやつり人形」ではないかと皮肉った。 >しかし、岸田首相率いる自民党は10月末の衆院選で予想以上に善戦し、絶対安定多数を獲得して第二次岸田政権は強固な基盤を手にした。

>それに伴い、「二人羽織」の様態も変わり始めた。

 

岸田氏は自主・独立になったのですかね。    

 

>新政権の人事で、岸田氏は安倍氏の強い反対を押し切り、日中友好議員連盟前会長の林芳正氏を外相に抜てきした。>安倍氏の磁場から離れようとする意思をのぞかせた一幕だった。>安倍氏が林氏の外相起用に反対したのは、対中政策のスタンスの違いだけからではない。>小選挙区の削減(=合区、2022年以降の衆院選で山口県は定数1減)によって、安倍氏は次の選挙で林氏と同じ選挙区で戦わねばならないからだ。  

 

政治哲学 (非現実) と処世術 (現実) の両面での戦いですね。    

 

>「民主か専制か」の二者択一に与しなかった岸田氏   >アメリカの対中政策に向き合う日本政府のスタンスにも変化が表れてきた。 >とりわけ驚かされたのは、バイデン米大統領が主催した「民主主義サミット」(12910)への対応だ。>松野博一官房長官は、同サミットの約110の招待国・地域が発表された直後の記者会見(1125日)で、日本の参加について「検討中」と答えるにとどめた。>安倍・菅政権の時代ならただちに参加を決定していただろう。>結局、岸田政権が参加を決めたのは開幕前日の128日だった。

 

そうですね。だが、日本の意思決定は一般的に遅れがちですね。   

 

>何が岸田氏を慎重にさせたのかは、サミット初日に岸田氏がオンラインで行った約2分の演説内容から伺い知れる。 >岸田氏はそこで「民主主義や人権をはじめとする普遍的価値を重視している」と前置きした上で、民主主義の発展には一定の時間がかかるとし、「歴史的な経緯の積み重ねのなかでの各国の取り組みを尊重する」と述べた。

 

岸田氏には政治的な加速の意思はありませんね。泰平の眠りでね。民主主義の発展はただ時間の問題ではなさそうですね。歴史的な経緯に問題が在りますね。   

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

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中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。      

 

>民主のあり方について、歴史的背景など各国の事情に配慮する姿勢を強調し、「民主か専制か」の二項対立でとらえるバイデン政権の政策とは明らかに異なる姿勢を示したと言える。

 

事情の改善に手を貸す意思は無いようですね。ただの静観ですね。問題の機序に焦点を当てて解決法を追及すべきでしょうね。    

 

>この演説内容をめぐって、首相官邸や外務省内で異論が出て、その調整に手間どったと筆者は推測している。

 

異論があればマスコミが分かりやすく国民に解説すると良いですね。    

 

>北京五輪「外交的ボイコット」にも慎重   >北京冬季五輪の開催をめぐって、外交的ボイコットで反中包囲網に加わる国、別の利害から中国との関係維持を重視してアメリカと距離を置く国。 >この駆け引きはどんな落としどころに行き着くのか。

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>バイデン政権が126日に発表した、北京五輪の「外交的ボイコット」(=政府代表の派遣中止)への日本政府のスタンスにも注目したい。 >ボイコットにはオーストラリア、イギリス、カナダが相次いで同調した。 >一方、欧州連合(EU)は、2024年にパリ五輪を控えるフランスのマクロン大統領がボイコット参加を拒否。 >2026年に冬季五輪を(ミラノ・コルティナで)開催するイタリアの政府関係者も、ロイター通信に対しボイコットを否定した。>ただでさえ人気の低迷が続く五輪で、メダル獲得数でアメリカに続く中国が不参加となれば、開催の意味はますます薄れる。>五輪主催国として、実利をとったということだろう。

 

そうですね。彼らは処世術 (損得勘定) をとったのですね。   

 

>また、ドイツではベアボック外相(人権重視の環境政党・緑の党党首)が、気候変動問題などについて「中国は重要なパートナー」と発言し、同国との過度な関係悪化は望ましくないとの立場を明らかにしている。

 

これも処世術ですね。   

 

>こうしてみると、外交的ボイコットは明らかに広がりを欠いている。

 

そうですね。非現実 (政治哲学) と現実 (損得勘定) の開きは人生の苦悩ですね。中庸の徳はどの辺にあるのでしょうかね。      

 

>そのような状況のもとで、岸田氏は自身が北京五輪に参加する意思はないことを(国会答弁などで)示しつつ、「五輪や外交にとっての意義などを総合的に勘案し、国益の観点から自ら判断」と述べ、結論を出し渋る。

 

日本人の意思決定の遅れは昔からの事ですね。   

 

>政府代表としての閣僚参加は見送り、外交的ボイコットのスタンスはとるものの、室伏広治スポーツ庁長官らを北京に派遣して中国の顔を立てる方策を検討しているとみられる。

 

中国人は特にメンツにこだわりますからね。   

 

>岸田氏の煮え切らない姿勢にしびれを切らした安倍氏は、自民党最大派閥・安倍派の総会(129日)で「日本の意思を示すときは近づいてきている」と発言。

 

岸田首相の意思はわが国の意思ですね。意思決定の遅れは日本の伝統でしょうか。   

フランク・ギブニー (Frank Gibney)  氏の著書 <人は城、人は石垣> には、日本人の意思決定に関して次のようなことが書かれています。

 ペリー提督は、日本人はアメリカ人のように敏速に行動しないと注意された。それは、このように説明された。数人の日本人が黒船を訪れたいと思って集まったとする。一人が「いい日だな」という。これに二人目が「なんという気持ちのいい日だ」と調子を合わせる。三人目が「波も見えないぞ」という。最後に四人目が「船に行ってみようじゃないか」と提案する。  ニューヨーク・デイリー・ニューズ (1854年6月13日) (引用終り)    

 

>外交的ボイコットを早期に決断するよう岸田氏に圧力をかけた。

 

首相も日本人です。受動が目立ちますね。受動の人は指導的立場には立てませんね。        

 

>岸田氏は自民党の右派議員連盟から出ているボイコット要求に対しても、「タイミングを見て、適切に判断する」とはねつけており、キングメーカーの安倍氏にとって面白いはずはない。

 

そうですね。首相はぐずぐずしていますね。タイミングを見計らっているのですね。事の次第、自然の成り行きで決着するか。意思の無い人の恣意決定ですか。       

 

>台湾有事で「存立危機事態」と煽る安倍氏     

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>安倍氏は121日、台湾のシンクタンクが主催したフォーラムで「台湾有事は日本有事であり、日米有事」として、いわば「日台運命共同体論」を展開した。>現役首相時代には口が裂けても言えなかったセリフだ。

 

そうですね。安倍氏は責任が軽くなりましたね。選択肢の一つになりましたね。   

 

>さらに、1213日に出演したBS日テレの番組では「台湾有事があれば『重要影響事態』になるのは間違いない。>米艦に攻撃があったときには、集団的自衛権の行使もできる『存立危機事態』になる可能性がある」と、踏み込んだ発言を行った。 

 

安倍氏は自由主義陣営の一員ですね。   

 

>祖父(の岸信介元首相)譲りの「反中親台」スタンス全開の発言には、対中抑止と台湾支援の意図にとどまらず、岸田氏に台湾問題でもっと積極姿勢をとるよう圧力をかける意味が込められていそうだ。

 

岸田氏には受動でなく能動的態度が必要ですね。そうでなければ政治責任者としての指導性が発揮できない。

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようですね。      

 

>岸田・安倍両氏の距離が広がっていくなか、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、社説(1215日付)で安倍氏について、反中エネルギーを好き放題に解き放つ「反中政治屋の『首席』」と呼んだ。

 

中国は悪たれのつき放題ですね。   

 

>一方、同紙は岸田氏について、習近平国家主席との電話会談(108日)で「建設的で安定した日中関係の構築に協力する」と述べたことを好意的に紹介している。

 

日和見主義者は習近平氏に好まれていますね。   

 

>在京の中国外交筋も、筆者の取材に対し「岸田首相に関係改善の意欲を感じる。>今後は高市早苗政調会長ら自民党右派のプレッシャーをどのように跳ね返すかが課題」と述べ、岸田氏に期待する姿勢をにじませた。

 

これは政治哲学の問題ですね。小手先の操作では関係改善につながりませんね。   

 

追随する世論や与党の「翼賛」スタンスに懸念   >では、自民党の外に目を向け、世論や野党のスタンスはどうか。>NHKの世論調査(1213日)では、北京五輪への「外交的ボイコット」賛成が45%で反対(34%)を上回っている。>野党では、立憲民主党の泉健太代表が、外交的ボイコットの「選択肢は十分にあり得る」と述べ、日本共産党も外交的ボイコットを政府に求める声明を出している。  

 

各党首はこの国の行き着く先をはっきりと示すべきですね。   

現実 (事実) は見ればわかる。現実の正解は一つしかない。非現実 (考え) の内容は見ることができない。だが文章になる。文章にならないものは考えではない。

矛盾を含まない文章は、全て正しい考えを表している。考えは、一人一人違っている。だから、正解は無数にある。体系的な考えは哲学になる。各人に哲学は必要である。 Everyone needs a philosophy.  そうでなければ我々は、つかみどころのない人間になる。   

大学などの高等教育機関で論文の製作に励めば学士・修士・博士などの称号が得られる。博士は普通 '哲学博士' (Doctor of Philosophy: Ph. D.) と呼ばれる。

私は日本のインテリから ‘哲学とは何ですか’ と何度も聞かれた。外国人からは、このような質問を受けたことはない。日本人は大学で、自己の哲学を作ることを学んでこなかった。だから彼らは退屈男・退屈女となって大学在学中の4年間を遊んで暮らさなければならなかった。       

政治に関する考えは政治哲学になる。宗教に関する考えは宗教哲学になる。科学に関する考えは科学哲学になる。人生に関する考えは人生哲学になる。などなど。  

我が国の政治家には政治哲学がなく、わが国の宗教家には宗教哲学がない。わが国の科学者には科学哲学がなく、わが国の著述家には人生哲学がない。などなど。   

TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。

孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)(引用終り)  

我が国には人手不足の話はあるが、頭脳不足の話はない。わが国は、無哲学・能天気の国である。だから、国民は歌詠みになる。      

 

>鳩山由紀夫元首相はこうした状況についてツイッター投稿(1213日付)で「ポピュリズム的な強硬論ばかりが聞こえてくる。>まるで大政翼賛会のようだ」と指摘しているが、筆者もその点は同感だ。>政権批判と監視があってこそ民主は機能する。  

 

処世術ばかりが発達した人は信頼が得られませんね。 

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官

変わり身の早さは日本人の得意芸ですからね。目先・手先の事柄に神経を集中させていますね。現実があって非現実 (考え) の無い人間の特徴ですね。    

 

>その意味で、与党・自民党内部の矛盾と対立は貴重だ。 

 

そうですね。自民党内部で大いに中国に関する議論をしていただきたいものですね。   

 

>岸田氏には安倍氏との「二人羽織」を早く脱いでもらって、自由闊達な議論を展開してもらいたい。  

 

そうですね。態度保留でなく、意思決定とそのリーズン (理性・理由・適当) を早く国民の聞かせて貰いたいものですね。      

'どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。' (カレル・ヴァン・ウォルフレン)    

だから、’自明の理 (self-evident) である’ といった内容の強調の仕方はしない。  

‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)

周囲の気分・雰囲気を敏感に感じ取る態度が日本人に高く評価されている。

 ‘日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っている。’  (ウスビ・サコ)   

日本人は思考を停止しており万事受け身で対処するが基本姿勢である。 

 

>(文・岡田充)

>岡田充(おかだ・たかし):共同通信客員論説委員。共同通信時代、香港、モスクワ、台北各支局長などを歴任。「21世紀中国総研」で「海峡両岸論」を連載中。