右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

がんのお友達のお家に行ってきました♪

2013-07-13 22:35:29 | お出かけ
通院先の待合室で
知り合ったおばあさん(もちろん乳がん患者さん)から、
『庭のツルバラが咲いたから、遊びにおいで。
 きれいなんだよ~』って
電話があった。

たまたま、雪のごっそり降るころ、
待合室で隣りに座っていて、
同じ主治医とわかり、
その上3週間毎の診察が同じだったので
何回かご一緒して、ランチに行ったりもしていた。
講演会にも行ったけど、
いびきかいて寝ていたなぁ…
そのうち、このおばあさんは一年間のハーセプチンを終了し、
3か月ごとの診察になって、会えなくなってしまっていた。
それでも、何回か電話をもらっていて、
畑の野菜ができるころに遊びに来なさいって
言われていた。

ということで、
もう一人の方と電車に乗って隣の町までお出かけ。
JR駅まで、お迎えに来てくれてました。
『向かいのおじさんに、がんのお友達が来るんだぁって話してたのサ』
『ええっ・・・知らないおじさんに私たちががんだって
 知られちゃったんだぁ』
『いいのさ、そのおじさんもがんだからサ』
うむむ…なぜか納得してしまう会話。

大きなおうちで、裏がお庭になっていて
聞いていた通り、ツルバラがきれいに咲いていました。
 

奥のほうにある畑には、
えんどうやらなすびやらズッキーニやらが植えてあって
お昼にはそこで収穫された野菜と
そしてパスタを旦那さんが料理してくれて、


新鮮な野菜の味。
トマトは昨年の収穫したものをソースにして保存してたそう。


ハムも自家製・・・


『先生に、あと3年生きられるかい?って聞いたのサ。
 そしたら、一生懸命治療したから大丈夫ですよって
 言ってくれたんだけどね』
『うん、大丈夫だよ。3人の中で一番元気だもん』

爽やかな風の通るお庭で話すとがんの話さえも、
なんだか明るいんだよ

『二人ともホルモン剤飲んでるんだよね?何ていう薬?』と聞くも、
二人とも首を振って、
『なんていう名前か覚えてないっ』
『ええっ…』
『処方箋見ればわかるんだけどねぇ』
それから、ホルモン剤の副作用の話とか
先生の話とか、病院のこととか、
久しぶりに思う存分話してきました。

ただ、あの病院で入院中に、同室だった方が
今はもうそこにはいない乳腺外科の先生に、
『ここではもう治療はできないから、
 地元の病院に行った方がいい』と言われて、
退院された方がいたという話を聞くと、つらい。
細かいいきさつはわからないから、
なんとも言えないけど、そんな風に病室で言われたら
なんだか、見捨てられたような気持になってしまうだろう。
何かフォローやサポートがあった退院だったなら、
良いのだけど…
他の患者さんから緩和ケアの先生が
お話をよく聞いてくれて、
安心できるとてもいい先生って聞いていたので、
やっぱ、良い病院なのかって思っていたのに…
いろいろな面があるのかもしれない。


そんな話もでたけど、
やっぱりあ~でもないこ~でもないって、話していると、
気持ちがほぐれる

帰りには、野菜とお手製のパンまでいただいて
『トマトがなるころにまたおいで』って言われ、
旦那様に遠くまで送っていただき、
まったりとした七月の夏の午後を
満喫してきました。


どうぞ、みんなが穏やかな時間を過ごせますように

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
人気ブログランキングへ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
↑応援のクリックよろしくね。



こんだけのものが溜まりました

2013-07-09 16:24:40 | 日記
ここんとこ、こちらも急激に暑くなりました。
ぐだぐだに拍車がかかり、
お昼寝まで習慣化

それではいかんいかんと、
紙袋にどさっと入れてある一年間の紙を整理しようと、
ハタと思いたつ
いつも、お目当てのものを見つけるのに
時間がかかっちゃってるんだよね。

皆様もお持ちでしょうが・・・
 ●診察明細書+請求書
 ●緊急報告書(血液)←つまりは、血液検査結果のアウトプット
 ●病院関係の書類
  治験(術前化学療法の説明、同意書ETC.)
  手術(同意書、入院のご案内、注意書きなど)
  リハビリ(計画書、予定書、リハビリ内容イラスト付き)
  放射線治療(カレンダー・説明)
 ●処方箋
 ●保険給付決定支払通知書←無給のため、健保からのお支払い連絡
 ●生命保険関連
 ●講演会資料
 ●それぞれの治療小冊子(6冊あり)
  それにしても製薬会社の用意する小冊子の立派なこと!!
  パクリタキセルだけ、コピーなんだよねぇ。なぜに?
 ●ウィッグやら下着やらのカタログ

処分して残したのがこれ↓

まだまだ、ごっそりあります。厚さにして10cm弱

それにしても、満足な理解もできないままに
これだけの紙が溜まるだけの治療を受けてきたのだなぁと
改めて感慨深い。
自分が理解してないんだからいけないんだけど…
どうも捨ててしまえないんだよね。

がん発覚前にはしていなかったセルフチェックの仕方の説明も
とっておくことに…
検査やそこから出てくるデータの数値だけじゃなくって
自分の感覚も大事にしなくちゃね。
そして、これを選ぶとかこれは選ばないとか、
自分で判断できるようになりたいと思うけどサ。
そうなれるんだかなぁ~
【のど元過ぎればなんとやら】で
すっかりぐだぐだの生活を満喫(?)しちゃってるもんなぁ。



こちらに戻ってきたころに咲いていた桔梗が
今年もきれいに咲きました。
一年の流れを花でまた気がつかされます。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
人気ブログランキングへ

ここまで読んでくださってありがとうございます。
↑応援のクリックよろしくね

早、一年。

2013-07-07 19:09:59 | 日記
もんもんとしていた去年の今頃。
胸に違和感を感じていて、
左胸がやけにかたくなっていてね。
なかなか行けなかったなぁ…病院。

電車の中から、乳腺外科のクリニックの看板を見て、
やっと意を決して、
診察を受けに出かけたのが去年の七夕、7月7日。
そして、一週間後には
『悪い結果です』とがん告知を受けた。
気持ちの上では覚悟していたつもりだったけど、
かなりの衝撃だったよな。
頭の中が真っ白になって…
待合室に私一人だけだったので
ソファにごろんと横になっていたら、
先生があわてて飛んできてくれたっけ。
その後、留守電にメッセージ入れてくれたり、
今の主治医に連絡を取ってくれたりした先生だったのに
そのまんま、連絡もせずの患者だワ。

がん治療⇒手術と思っていた私は、
即手術ができないという話を聞いて、
『ええ~、だめなのか』って思ってしまっていた節があった。
よ~く、先生の話を聞いたら
がんを小さくしてから、手術をというやり方もあると。

あのとき、
乳がんがどんな病気で、
どんな治療法があるのか?
まったく、わからなかったから、
本当に不安で右往左往していた。

その時分の仕事や生活環境が
ぷつんと寸断されるのも怖かったし、
仕事仲間や友人に打ち明けるのも気が引けていた
どうなるのか、まったく先が見えなかった。
会社では気丈に明るく元気(?)にふるまっていたけど、
家に戻ると心ここにあらず状態だったなぁ~

その後、地元に戻って
友人にも連絡せず、黙々と通院していた中で
ブログの中で気持ちを打ち明けることで、
それに応えてくれる人がいて、
同調してくれたり、励ましてもらって・・・心強かった。
患者会に出かける気持ちになり、
そこで、がん経験者の方達と知り合って、
不安を和らげてもらった。

【同病相憐れむ】という言葉は、
以前はネガティブなイメージを持っていたけれど、
病気のみならず、同じような境遇にあるひとは
どこかで理解しあえる、思いを共有できるということを、
知った。
同じ境遇の人たちと接し、
話を聞いたり話をすることができて、
ずいぶん気持ちが楽になった。
感謝し尽くしても、到底足りない。


がんにならないに越したことはないけど、
がん患者となってしまった今、
今まで当たり前だと思っていたことや
普通でいることがいかに恵まれていることか、
いろいろ気づかされることが
多い一年だった。

去年のアタシに『大丈夫!よしよし』って
言ってあげることができたらね
そして、ひょっとしてそんなときを過ごしている誰かがいたら、
その人にも

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


ここまで読んでくださってありがとうございました。
↑応援のクリックよろしくね

ひと月ぶりの通院日

2013-07-04 21:03:34 | 術後補助療法
すっかり病院から離れていると
忘れちゃうんだよなぁ~
自分が「患者さん」ってこと・・・
肩や背中の凝りや、
わきの下や背中のツッパリ感や、
手足のしびれは微妙にあるんだけどね。
そうすると、物は落としやすいし、
どうも自転車に乗ってて、
転んだりもする←お歳のせいかも
患側の胸や腕にピリピリ感や違和感もあるね。

それからホルモン剤による
カーっと熱くなって
さぁーと寒くなったりもするけど・・・

本来なら先週が診察日であったのだが、
乳がん学会で先生たちが不在だったために、一週間延期。
ひと月ぶりの診察でも、
上に書いたように
日常生活に過ごすのに不備もないため、
主治医に別段報告することもなし。
いやはや、1時間半待って一分の診察時間とは

お盆に、通院日がありそうなので確認したら
『もしかしたら、不在になるかもしれませんが』
現状維持なら、先生いなくてもいいもん・・・ってところだけど、
3か月ごとの血液検査日になりそうなんだよな。
どうも、月木の診察日のうち、
木曜日不在の機会が多いらしいって、巷の噂。

最後に『治療を受けてください』って言われたけど、
もう終わってましたけどね。
やはし、幹部になって忙しさ倍増か?


久しぶりに同室だったひとと遭遇。
ラフな格好だったけど、
バーコード・バンドorリスト・バンドっていうのか、
それをしていたので、
『あれっ?入院しているの?』
『うん、熱があってね~でも、病院にいると熱下がるの。
 CTの検査も受けたんだけど…土日帰ってもいいっていうし』
『お家にいると、いろいろ動いちゃうからねぇ』

ゆっくりしようと思っても、
じっとできないんだろうね。
やっぱり病気になる前の状態が頭に残っていて、
調子がいいとついつい無理しちゃうんだよ~
オーバーヒートしない様に確認できる計器があるといいなぁって
つくづく思っちゃう。
あの点滴の終わるときに、PiPi…鳴るみたいにね

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村
人気ブログランキングへ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
↑応援のクリックよろしくね


A Cat in the Cafe

2013-07-02 20:57:49 | お出かけ
今日は久しぶりに入院中同室だった方と
ランチへお出かけ。
目的のお寿司屋さんは、
今日のランチはお休みということで
違うところで、食べたのだか
やっぱりお寿司
おいしかったんですがね、写真がひどいので、
載せるのはやめました。


その後、行ったのが一軒家の老舗Cafe。


ポツンといるのはどうも、このCafeの看板猫らしい。

猫を飼うことができないため、
見ると触りたくなっちゃう。
が、触らせてくれないのがCafeの猫。
なかなか、写真も撮らせてくれないんだよね~





猫の中の猫ってことか・・・

Cafeの庭は
ちょうどビルとビルの切れ間にあって
さわやかな風が通る。
大きなイチョウの木が日陰を作っている。
そんな気持ちいい午後を過ごせることに、
二人して『いいね』『いいね』を連発・・・


すっかり普通に過ごしているなかでも
やっぱり、無理は禁物。
一年、三年そして五年が肝心かなぁって。

まだまだ、術側の腕の感覚がないって言うと
長い長いスパンが必要。
でも、やっぱり触っていると切断された神経が
戻ってくるので、積極的に触るようにと。
腕は触れるけど、
なかなか胸のあたりは触れないよなぁ~


彼女が食べたのは「いちごぜんざい」
思いのほか、ボリュームありました

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村

人気ブログランキングへ

ここまで読んでくださってありがとうございます。
↑応援のクリックよろしくね