人生ブンダバー

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第12回かながわヴォーカルアンサンブル コンテスト

2010-03-16 05:08:29 | 音楽

3月14日(日)、いい天気で日中はコートがいらない日だった。県立音楽堂でかな
がわヴォーカルアンサンブルコンテストが開催されたので、初めて聴きに行ってき
た。略して「アンコン」は今年12回目。

このコンクールは、全日本合唱コンクールの「新増沢式採点法」とは違い、4つの
観点(*)について25点満点で採点して、その合計--つまり100点満点で得点を
競うもののようである。部門別審査でよかった団体が総合審査に進出、別の曲を歌
う方式である。

(*)1.発声 2.アンサンブル 3.音楽性 4.審査員が重視した点 とのこと。

審査員;片山みゆき・鈴木成夫・藤井宏樹

私が聴いた一部--その場の一口メモ。( )内は指揮者、人数
<男声合唱の部>
1.かながわフルーダム・シンガーズ(中館伸一、15人)
 宗教曲二つ。見やすい指揮。やりたいことハッキリ。
2.マルベリー・メールクワイア(桑原妙子、10人)
 おもしろい。一人ひとりがお腹から声を出している。
3.山手学院合唱部男子(神保真友子、13人)
 よく歌っている。中学生なのにすごい。
4.メールクワイア グリカ(津久井康明、11人)
 少人数による「鮪組」(多田武彦)は不思議な魅力。

<混声合唱の部>
5.Coro Alcolista(12人)
 指揮者なし。タリス・スコラーズといっては誉めすぎかしらん?
6.合唱団箒星(14人)
 指揮者なし。一生懸命な若々しさが伝わってきた。
7.TAMA STAR SINGAERS(小川英子、19人)
 多摩高校合唱部OB、OG.合唱をよく知っている。よく声を出した。
8.Chantclear(11人)
 指揮者なし。きっちりした曲--パレストリーナだった。素直さがよかった。

お昼休みのレストランで桑原先生とばったり。この「アンコン」は桑原先生が理事
長の時代に始められたなどいろいろお話を伺った。

<女声合唱の部>
26.ヴォーカルアンサンブル・ヴィクトリア(川上勝功、14人)
 ベテランの先生。透明感あり。暗譜だけのことはある。
27.F-tone(高宮亜希子、11人)
 「うたをうたうとき」のハミングがきれい。
28.緑幼稚園フラワーコーラス(早川由章、9人)
 雰囲気があった。暗譜でよく歌っていた。
29.アンサンブルMora(桑原妙子、16人)
 独語。けれんみのない演奏。
30.春日部市立粕壁中学校合唱部(母壁菜穂子、20人)
 竹富島民謡は方言が難しい。よく歌っていた。
31.アンサンブル・ピノ(松村努、14人)
 歌う前から姿勢よく、歌に現れている。
32.パルピータ(10人)
 指揮者なし。与謝野晶子の歌にメロディーを付けた、和音がおもしろい曲。
<ジュニアの部>
33.小田原少年少女合唱隊(桑原妙子、20人)
 音採りなし。アイヤーの第一声にひきつけられた。
34.川崎市立西中原中学校合唱部(廣石志津子、15人)
 わらべうたのおもしろさと難しさ。
35.金沢少年少女合唱団(平井保、20人)
 小学生低学年も交え、よくまとまっていた。
36.清泉女学院中学音楽部(佐藤美紀子、20人)
 1曲目のラテン語の曲はとくによかった。難曲をよく歌う。
37.神奈川学園中学・高等学校女声合唱団(柳下美奈子、17人)
 わらべうたが重なり、ちょっとソンしたかしらん。
ジュニア部門は水準が高く、激戦だった。


すべてを聴いたわけではなかったが、大変おもしろく、勉強になる「コンテスト」だ
った。時間の関係から総合審査と審査発表を聴かずに失礼した。


審査結果はこちら






県立音楽堂


ステージ 演奏中はむろん撮影禁止です


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