goo blog サービス終了のお知らせ 

人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

11/7 第2回シェーネシュティンメンコーア定期演奏会「ドイツ・レクイエム」

2015-11-10 05:00:00 | 音楽

先日、木下記念スタジオで「東京シェーネシュティンメンコーアの第2
回定期演奏会」のチラシを頂戴した。ブレーメン国立音楽大学教授の
小松英典さんが「ドイツ・レクイエム」を演奏するというので、聴きに行
ってきた。11月7日(土)、第一生命ホール。

チラシの連絡先にチケットを申し込んだら、
「いいお声ですけど、一緒にお歌いになりませんか?」
「あ、いえ、あの、その(笑)」

<プログラム>
第1部
2つの二重唱
1.海
2.姉妹
Sop.;カタリーナ・ライトギープ Alt.;城守 香 Pf.;石井里乃
4つの二重唱
1.尼僧と騎士
2.戸口の前で
3.川は流れる
4.狩人と恋人
Alt.;城守 香 Bari.;小松英典 Pf.;シュテファン・ジーバス

第2部
ドイツ・レクイエム
指揮、Bari.;小松英典 Sop.;カタリ-ナ・ライトギープ
Pf.;石井里乃、シュテファン・ジーバス ティンパニ;山内創一郎
合唱;東京シェーネシュティンメンコーア
合唱指導;城守 香、坂上昌子、市村由香

以下、まことにつたないながら、当日の記憶のために・・・・・・

第1部
2つの二重唱
1.海
2.姉妹
Sop.;カタリーナ・ライトギープ Alt.;城守 香 Pf.;石井里乃
この日の座席は1F-14-3--希望どおり通路側を。
カタリーナ・ライトギープさんは、(阪哲朗が音楽総監督を務める)バ
イエルン州のレーゲンス劇場の専属歌手である。
東京シェーネシュティンメンコーアの合唱指導もされている城守さん
は、芸大、同大学院を卒業。ポーランド、韓国、ドイツなどで活躍。平
成23(2011)年、奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。

お二人とも譜面を見ながらの歌唱。2.は、やや悲しい結末ながら、
そこまでは、歌詩どおり、手をつないだりとまさしく姉妹だった。ピア
ノ伴奏が、伴奏らしくお上手。

4つの二重唱
1.尼僧と騎士
2.戸口の前で
3.川は流れる
4.狩人と恋人
Alt.;城守 香 Bari.;小松英典 Pf.;シュテファン・ジーバス
小松さんは、芸大卒業後、渡独、リューベック国立音楽大学卒業。現
在、ブレーメン国立音楽大学声楽科教授。年齢的には私と同世代か
しらん。

私が小松さんの「声」を初めて聴いたのは今から25年ほど前、常森
寿子、小松英典「日本の歌」というCD(ビクター盤)である。小松さん
は、お顔の骨格も少しドイツ人のようなだが、ドイツ人に勝るとも劣ら
ない、立派な声だ。

シュテファン・ジーバスさんは、ブレーメン芸術大学教授。ベルリン芸
術大学客員教授にも招聘されている(公明党の井上幹事長似)。

小松さんは城守さんから半歩下がって、男女の掛け合いを歌ってい
た。城守さんも実にいいお声。

ブラームスはいいですね~。

 --休憩--
喫茶に行ってみたら、この日は喫茶も「休憩」だった。


第2部
ドイツ・レクイエム ( )内は演奏時間の概算。
指揮、Bari.;小松英典 Sop.;カタリ-ナ・ライトギープ
Pf.;石井里乃、シュテファン・ジーバス ティンパニ;山内創一郎
合唱;東京シェーネシュティンメンコーア

ブラームスは、63歳、1897(=明治30)年に亡くなったが、この曲は
35歳に完成させている。大曲中の大曲--こういう曲こそ1年かけて
取り組む甲斐がある。

小松さんは、指揮棒を使わない、両手での指揮。合唱は譜面持ち、ピ
アノは2台による演奏。字幕がステージ上部に。合唱団は、3列、50人
弱、男性(声)は、Ten.、Bass合わせて9人という最少人数。

(1)悲しんでいるひとは幸いである。(8分)
ヘ長調、4/4。導入部的な、やや長い曲。男性が少ないと思われたが、
さほど気にならない、まずまずのバランス。

(2)人はみな草のごとく(12分)
変ロ短調、3/4。私の大好きな曲。大きなデュナーミクと指揮ぶり。「草
は枯れ、花は散る」--Herzのこもったドイツ語がきれい。ティンパニ
が効いている。感動的!

(2)と(3)の間で、全員が座り、1分弱の小休止。小松さんも座って、
水分補給。

(3)主よ、わが終わりと、わが日の数の(10分)
ニ短調、2/2。小松さんは指揮台からのソロ。前を向いたまま、右手
での指揮。最後は合唱団を向いての指揮。最後のfフェルマータにパ
チパチと拍手が起こった。

(4)万軍の主よ、あなたの住まいは(5分)
変ホ長調、3/4。歌い出しが柔らかく、心に響く。

(5)このように、あなたがたにも今は(5分)
ト長調、4/4。Sop.の、ややオペラチックなソロ。合唱はフォームを崩
さずに歌っていく。

(5)~(6)の間で1分弱小休止。全員いったん座る。

(6)この地上に、永遠の都はない(11分)
ハ短調、4/4。比較的長い、Bari.ソロとコーラスの曲。迫力ある合唱
で、いい響き。男声は少ない人数で頑張っている。Alt.はきっちり、し
っかり。難しいフーガがすばらしかった。

(7)今から後、主にあって死ぬ死人は(9分)
ヘ長調、4/4。Sop.パートが「やや」お疲れだったが、ブラームスらし
いと言うかドイツらしい、きっちりした合唱で締めくくった。

演奏が終わると、小松さんは、ソリストと伴奏者、一人ひとりと握手。
合唱団には深々とおじぎ。

拍手にお応え、「もう1曲?」と人差し指を立てながら、指揮台に向か
う。

(掲示がなかったようだが)アンコールもブラームスの合唱曲だった
のかしらん。

最後に、ライトギープさんとピアニストに花束贈呈でお開きとなった。
(15:58)

合唱ステージには、坂上先生と城守さんも一緒にお歌いになってい
たようだ。


会場が明るくなり、合唱団が退場する時も温かい拍手が続いていた。


「シェーネシュティンメ」というだけあって、アマチュアとはいえ、姿勢と
発声がしっかりしていた。

会場は60%程度(?)の入り--もっと多くの人に聴いてもらいたい
ものだった。



プログラム



12:05


12:07


12:09


12:10 ドウダンツツジ


12:11


12:12


12:27 あざみ野


13:01


13:02


13:06


13:25 勝どき駅改札口


13:29 演奏会前に勝鬨橋界隈をウロウロ。


13:31 同上


13:31


13:31 左佃大橋、右勝鬨橋


13:32


13:33


13:34


13:35 晴海通りとなっている。


13:36 勝鬨橋から晴海通り


13:38


13:40


13:42 トリトンスクエア


13:42 トリトンブリッジ


13:43


13:45


13:46 当日券の発売のお知らせ


13:47


13:47 ホール入口


13:54 座席から


14:24


14:26


14:28 喫茶は「CLOSED」


14:35 後半のステージ 2台のピアノ 上手にティンパニ


15:59


16:03


16:04


16:05


16:09


16:09


16:29 半蔵門線乗り換え口


16:42


17:10 あざみ野へ戻る。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋深し--秋晴れの午後 | トップ | 朝のベローチェにて 三態 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

音楽」カテゴリの最新記事