先日、木下記念スタジオで「東京シェーネシュティンメンコーアの第2
回定期演奏会」のチラシを頂戴した。ブレーメン国立音楽大学教授の
小松英典さんが「ドイツ・レクイエム」を演奏するというので、聴きに行
ってきた。11月7日(土)、第一生命ホール。
チラシの連絡先にチケットを申し込んだら、
「いいお声ですけど、一緒にお歌いになりませんか?」
「あ、いえ、あの、その(笑)」
<プログラム>
第1部
2つの二重唱
1.海
2.姉妹
Sop.;カタリーナ・ライトギープ Alt.;城守 香 Pf.;石井里乃
4つの二重唱
1.尼僧と騎士
2.戸口の前で
3.川は流れる
4.狩人と恋人
Alt.;城守 香 Bari.;小松英典 Pf.;シュテファン・ジーバス
第2部
ドイツ・レクイエム
指揮、Bari.;小松英典 Sop.;カタリ-ナ・ライトギープ
Pf.;石井里乃、シュテファン・ジーバス ティンパニ;山内創一郎
合唱;東京シェーネシュティンメンコーア
合唱指導;城守 香、坂上昌子、市村由香
以下、まことにつたないながら、当日の記憶のために・・・・・・
第1部
2つの二重唱
1.海
2.姉妹
Sop.;カタリーナ・ライトギープ Alt.;城守 香 Pf.;石井里乃
この日の座席は1F-14-3--希望どおり通路側を。
カタリーナ・ライトギープさんは、(阪哲朗が音楽総監督を務める)バ
イエルン州のレーゲンス劇場の専属歌手である。
東京シェーネシュティンメンコーアの合唱指導もされている城守さん
は、芸大、同大学院を卒業。ポーランド、韓国、ドイツなどで活躍。平
成23(2011)年、奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。
お二人とも譜面を見ながらの歌唱。2.は、やや悲しい結末ながら、
そこまでは、歌詩どおり、手をつないだりとまさしく姉妹だった。ピア
ノ伴奏が、伴奏らしくお上手。
4つの二重唱
1.尼僧と騎士
2.戸口の前で
3.川は流れる
4.狩人と恋人
Alt.;城守 香 Bari.;小松英典 Pf.;シュテファン・ジーバス
小松さんは、芸大卒業後、渡独、リューベック国立音楽大学卒業。現
在、ブレーメン国立音楽大学声楽科教授。年齢的には私と同世代か
しらん。
私が小松さんの「声」を初めて聴いたのは今から25年ほど前、常森
寿子、小松英典「日本の歌」というCD(ビクター盤)である。小松さん
は、お顔の骨格も少しドイツ人のようなだが、ドイツ人に勝るとも劣ら
ない、立派な声だ。
シュテファン・ジーバスさんは、ブレーメン芸術大学教授。ベルリン芸
術大学客員教授にも招聘されている(公明党の井上幹事長似)。
小松さんは城守さんから半歩下がって、男女の掛け合いを歌ってい
た。城守さんも実にいいお声。
ブラームスはいいですね~。
--休憩--
喫茶に行ってみたら、この日は喫茶も「休憩」だった。
第2部
ドイツ・レクイエム ( )内は演奏時間の概算。
指揮、Bari.;小松英典 Sop.;カタリ-ナ・ライトギープ
Pf.;石井里乃、シュテファン・ジーバス ティンパニ;山内創一郎
合唱;東京シェーネシュティンメンコーア
ブラームスは、63歳、1897(=明治30)年に亡くなったが、この曲は
35歳に完成させている。大曲中の大曲--こういう曲こそ1年かけて
取り組む甲斐がある。
小松さんは、指揮棒を使わない、両手での指揮。合唱は譜面持ち、ピ
アノは2台による演奏。字幕がステージ上部に。合唱団は、3列、50人
弱、男性(声)は、Ten.、Bass合わせて9人という最少人数。
(1)悲しんでいるひとは幸いである。(8分)
ヘ長調、4/4。導入部的な、やや長い曲。男性が少ないと思われたが、
さほど気にならない、まずまずのバランス。
(2)人はみな草のごとく(12分)
変ロ短調、3/4。私の大好きな曲。大きなデュナーミクと指揮ぶり。「草
は枯れ、花は散る」--Herzのこもったドイツ語がきれい。ティンパニ
が効いている。感動的!
(2)と(3)の間で、全員が座り、1分弱の小休止。小松さんも座って、
水分補給。
(3)主よ、わが終わりと、わが日の数の(10分)
ニ短調、2/2。小松さんは指揮台からのソロ。前を向いたまま、右手
での指揮。最後は合唱団を向いての指揮。最後のfフェルマータにパ
チパチと拍手が起こった。
(4)万軍の主よ、あなたの住まいは(5分)
変ホ長調、3/4。歌い出しが柔らかく、心に響く。
(5)このように、あなたがたにも今は(5分)
ト長調、4/4。Sop.の、ややオペラチックなソロ。合唱はフォームを崩
さずに歌っていく。
(5)~(6)の間で1分弱小休止。全員いったん座る。
(6)この地上に、永遠の都はない(11分)
ハ短調、4/4。比較的長い、Bari.ソロとコーラスの曲。迫力ある合唱
で、いい響き。男声は少ない人数で頑張っている。Alt.はきっちり、し
っかり。難しいフーガがすばらしかった。
(7)今から後、主にあって死ぬ死人は(9分)
ヘ長調、4/4。Sop.パートが「やや」お疲れだったが、ブラームスらし
いと言うかドイツらしい、きっちりした合唱で締めくくった。
演奏が終わると、小松さんは、ソリストと伴奏者、一人ひとりと握手。
合唱団には深々とおじぎ。
拍手にお応え、「もう1曲?」と人差し指を立てながら、指揮台に向か
う。
(掲示がなかったようだが)アンコールもブラームスの合唱曲だった
のかしらん。
最後に、ライトギープさんとピアニストに花束贈呈でお開きとなった。
(15:58)
合唱ステージには、坂上先生と城守さんも一緒にお歌いになってい
たようだ。
会場が明るくなり、合唱団が退場する時も温かい拍手が続いていた。
「シェーネシュティンメ」というだけあって、アマチュアとはいえ、姿勢と
発声がしっかりしていた。
会場は60%程度(?)の入り--もっと多くの人に聴いてもらいたい
ものだった。
プログラム
12:05
12:07
12:09
12:10 ドウダンツツジ
12:11
12:12
12:27 あざみ野
13:01
13:02
13:06
13:25 勝どき駅改札口
13:29 演奏会前に勝鬨橋界隈をウロウロ。
13:31 同上
13:31
13:31 左佃大橋、右勝鬨橋
13:32
13:33
13:34
13:35 晴海通りとなっている。
13:36 勝鬨橋から晴海通り
13:38
13:40
13:42 トリトンスクエア
13:42 トリトンブリッジ
13:43
13:45
13:46 当日券の発売のお知らせ
13:47
13:47 ホール入口
13:54 座席から
14:24
14:26
14:28 喫茶は「CLOSED」
14:35 後半のステージ 2台のピアノ 上手にティンパニ
15:59
16:03
16:04
16:05
16:09
16:09
16:29 半蔵門線乗り換え口
16:42
17:10 あざみ野へ戻る。
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