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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

渡部昇一『95歳へ!』(飛鳥新社)

2009-08-20 05:15:39 | 読書
渡部昇一は半藤一利と同じく昭和5(1930)年生れ。今年79歳になる。渡部昇一を
知ったのは、講談社現代新書『知的生活の方法』(昭和51年刊)を購入した時だっ
た。著者40代の傑作でロングセラーとなっている。

その渡部昇一が、60歳の人を対象、<95歳まで生きる>ことを目標に、「生活の方
法」を書いたのが本書である。「幸福な晩年を築く33の技術」が述べられている
が、一言でまとめれば、「毎日が日曜日」にならないよう、「何か」 something
different, new をやろうということに尽きるのかもしれない。



著者の主張をいくつか列挙してみよう。
○晩年は「賢明さ」より「楽しさ」が大切

○「自分がしてみたいことは何だろう」と自問してみる(「念ずれば花開く」)

○時間はたっぷりあるので焦らなくていい

○病気は肉体の故障であって、意志の故障ではない

○頭と身体を使い続けよう

○脳の活性化のために--音読、暗記、しゃべる(暗譜で歌う)

○「老いて学べば則ち死して朽ちず」

○真向(まっこう)法で身体を柔らかくしよう




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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初版本を読みました。 (waji0312)
2009-08-24 23:16:22
これはなかなか面白い。定年後の人生をどうしたものか、と考えている小生には実に参考になりました。晩年には文科系の世界が向いている、進歩と競争の世界から開放されるというのも納得です。我が国も再びヨーロッパに学び成長ではなく共生、内的充実の世界を目指すべきです。そのためには酒と歴史と音楽かな・・・と最近は考えてます。
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コメント有難うございます4 (katsura1125)
2009-08-25 20:44:51
waji0312さん、いつも有難うございます。

60歳から95歳は長~いですね~。--時間がたっぷりあって、今から楽しみです(笑)。
返信する

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