Ⅰ.浅草
この前、家族と浅草に行ったのは何年前になるだろう。少し古い話になるが、この
1月(16日(日))、義理の両親のお供で久しぶりに浅草を訪れた。正月(*)の
ことゆえ浅草は大賑わいだった。
(*)正月とは、なにも松の内までではなく、1月31日までのことをいうようであ
る。

浅草むぎとろ

とろろ定食をいただく

東本願寺(本願寺派)本堂 東本願寺の「別院」が独立、本願寺派となった
今年は親鸞聖人750回忌にあたっている

東本願寺からみた 建設中の東京スカイツリー(墨田区押上)

浅草公会堂 新春浅草歌舞伎
市川亀治郎、片岡愛之助、中村七之助等が出演していた(見物しなかったが)

浅草寺の賑わい 宝蔵門

浅草寺五重塔
* * * *
Ⅱ.ステレオ
我が家に--といっても厳密には私が学生時代、両親の家にステレオが来たのは昭
和45(1970)年ではなかっただろうか。トリオのセパレート型ステレオだった。
(いわゆる家具調かな?)
その頃盛んに聴いたLPが、イ・ムジチのヴィヴァルディ「四季」、ジュゼッペ・
ディ・ステファーノの「ナポリ民謡のすべて」である。ワグネルに入団した時に買
った、第94回定期のライヴ畑中先生の「雪明りの路」も何回聴いたことだろう。ワ
グネルの仲間とLPを持ち寄って、自宅で「ステレオ鑑賞会」を開いたこともあっ
た。
その後、CDが普及してきたので、昭和63(1988)年頃になってSonyのシステムコ
ンポーネントに買い換え、ずっと使ってきた。
この頃買ったCDに内田光子のモーツァルト/ピアノ・ソナタ、エリック・カンゼ
ル/シンシナティ・ポップスのグローフェ「グランド・キャニオン」(TELARCのデ
ジタル録音)、立川清登メモリアル「日本の歌」などがある。

長年お世話になったSonyのステレオ
それから20年以上経ち、そのSonyにもガタが来たので、CDプレーヤー、スピーカー
等新品に買い換えようと思い立った。
一般的に、オーディオに凝(こ)りだしたら1,000万円あっても足りないだろう。私
はオーディオ自体に凝る方ではないが、少しは「いい音」で聴いてみようとビック
カメラ新横浜のオーディオコーナーへ。--ここはオーディオ専門の方がなかなか
よかった。
予算の範囲で勧められるがままに、デンマークのDALIスピーカーを購入した。接続
コードも付属のものではなく、若干グレードアップした。

我が家に無事到着した製品(2月5日) Concealed Damageはないかな?

(2月6日)
開梱から接続、設置まで1時間強。早速、聴きなれたCDを片っ端からかけてみた。
①セル/ロンドンsoのチャイコフスキーSym.第4番
②フルトヴェングラーのベートーヴェンSym.第3番「英雄」
③アシュケナージのベートーヴェン「月光」
④ポリーニ/ヨッフム/ウィーン・フィルのベートーヴェンピアノCon.第1番
⑤カラヤンのワーグナー「ワルキューレ」ハイライト
⑥ワグネル第134回定演「タンホイザー」
⑦ムーティのヴェルディ「レクイエム」等である。
いずれも以前より臨場感が増していい。音響のいいホールの正面で聴いているよう
である。--とくにピアノの音と人の声(オペラ、合唱)はいいようだ。1,000万
円の超高級品ではないにしても、これからの余暇が楽しみ。ヤミツキになりそうで
ある。
その他、新しいステレオで聴いたCDのご報告は次回以降に。
* * * *
Ⅲ.時任和夫
『レコード芸術』2月号に時任(ときとう)和夫さんの記事が載っていた。時任さ
んは、知る人ぞ知るフィラデルフィア管弦楽団の首席ピッコロ奏者である。オー
ディションに合格したのがオーマンディがいた時代、もう30年前の話らしい。
入団最初の、オーマンディのチャイ5リハーサルの話--新人が入ったからとオー
マンディが全曲通したら、休憩時にコンマスが時任のところに飛んできて「お前
のお陰で全曲弾かなきゃならなかったじゃないか」と怒鳴られたそうだ。温かい
歓迎表現だったようだ。
『レコード芸術』2月号にはまた(レコ芸の)「リーダーズ・チョイス」が特集さ
れている。ミュンシュのベルリオーズ「幻想交響曲」(ライヴ)が一番人気であ
る。
中には現在のCD所有枚数1万枚以上の人もおられる。1枚千円としても・・・・・・ビ
ックリ!である。
* * * *
Ⅳ.吉田秀和
2月16日「産経新聞」の朝刊に評論家吉田秀和さんの記事が載っていた。5年間にわ
たって書き継いできた音楽エッセー『永遠の故郷』(全4巻、集英社)が完結した
そうである。
「年を取ると物事が単純に見えると思っていたけれど、そうでもない」
「日本の音楽批評は(事実を)正確に『報告』する文章が優勢を占めている。それ
じゃあ物足りない。『あなたはどう思っているの?』って聞きたくなるんです」
「すべては未完成ですよ。生きている限り」
97歳、現役評論家の言葉である。
* * * *
Ⅴ.レンタルDVD
TSUTAYAにDVDを借りに行ったら、60歳になったのでレンタル料が安くなってい
た。知らなかった~。
1.『情婦』(1957年米国作品。ビリー・ワイルダー監督。モノクローム)★★★★★
主演男優はタイロン・バワー(当時43歳)。主演女優はかのマレーネ・デートリッ
ヒ(同56歳)である。アガサ・クリスティー原作の法廷物である。
結末には本当に驚かされる。映画の最後には「この映画の結末は他人に話さないで
ください」という文章が入っている。
2.『ラスト・コンサート』(1976年日伊)★★★★
17歳の少女ステラ(俳優;パメラ・ヴィロレージ)と中年のおじさんリチャード
(同;リチャード・ジョンソン)のラブ・ストーリー。モン・サン=ミシェル、パ
リなどが舞台となっている。情景も音楽も美しい。楽しくも、せつなかった。
原題は「Dedicato a una stella」。
* * * *
Ⅵ.横浜国際女子マラソン
2/20(日)、山下公園~本牧~山下公園というコースで、女子マラソンが開催され、
尾崎が優勝した。山下公園、国道16号、桜木町、横浜公園、本牧など歩きなれたと
ころで行われるので、「ああ、あの辺か」と思いながらTV観戦するのもおもしろ
い。
この前、家族と浅草に行ったのは何年前になるだろう。少し古い話になるが、この
1月(16日(日))、義理の両親のお供で久しぶりに浅草を訪れた。正月(*)の
ことゆえ浅草は大賑わいだった。
(*)正月とは、なにも松の内までではなく、1月31日までのことをいうようであ
る。

浅草むぎとろ

とろろ定食をいただく

東本願寺(本願寺派)本堂 東本願寺の「別院」が独立、本願寺派となった
今年は親鸞聖人750回忌にあたっている

東本願寺からみた 建設中の東京スカイツリー(墨田区押上)

浅草公会堂 新春浅草歌舞伎
市川亀治郎、片岡愛之助、中村七之助等が出演していた(見物しなかったが)

浅草寺の賑わい 宝蔵門

浅草寺五重塔
* * * *
Ⅱ.ステレオ
我が家に--といっても厳密には私が学生時代、両親の家にステレオが来たのは昭
和45(1970)年ではなかっただろうか。トリオのセパレート型ステレオだった。
(いわゆる家具調かな?)
その頃盛んに聴いたLPが、イ・ムジチのヴィヴァルディ「四季」、ジュゼッペ・
ディ・ステファーノの「ナポリ民謡のすべて」である。ワグネルに入団した時に買
った、第94回定期のライヴ畑中先生の「雪明りの路」も何回聴いたことだろう。ワ
グネルの仲間とLPを持ち寄って、自宅で「ステレオ鑑賞会」を開いたこともあっ
た。
その後、CDが普及してきたので、昭和63(1988)年頃になってSonyのシステムコ
ンポーネントに買い換え、ずっと使ってきた。
この頃買ったCDに内田光子のモーツァルト/ピアノ・ソナタ、エリック・カンゼ
ル/シンシナティ・ポップスのグローフェ「グランド・キャニオン」(TELARCのデ
ジタル録音)、立川清登メモリアル「日本の歌」などがある。

長年お世話になったSonyのステレオ
それから20年以上経ち、そのSonyにもガタが来たので、CDプレーヤー、スピーカー
等新品に買い換えようと思い立った。
一般的に、オーディオに凝(こ)りだしたら1,000万円あっても足りないだろう。私
はオーディオ自体に凝る方ではないが、少しは「いい音」で聴いてみようとビック
カメラ新横浜のオーディオコーナーへ。--ここはオーディオ専門の方がなかなか
よかった。
予算の範囲で勧められるがままに、デンマークのDALIスピーカーを購入した。接続
コードも付属のものではなく、若干グレードアップした。

我が家に無事到着した製品(2月5日) Concealed Damageはないかな?

(2月6日)
開梱から接続、設置まで1時間強。早速、聴きなれたCDを片っ端からかけてみた。
①セル/ロンドンsoのチャイコフスキーSym.第4番
②フルトヴェングラーのベートーヴェンSym.第3番「英雄」
③アシュケナージのベートーヴェン「月光」
④ポリーニ/ヨッフム/ウィーン・フィルのベートーヴェンピアノCon.第1番
⑤カラヤンのワーグナー「ワルキューレ」ハイライト
⑥ワグネル第134回定演「タンホイザー」
⑦ムーティのヴェルディ「レクイエム」等である。
いずれも以前より臨場感が増していい。音響のいいホールの正面で聴いているよう
である。--とくにピアノの音と人の声(オペラ、合唱)はいいようだ。1,000万
円の超高級品ではないにしても、これからの余暇が楽しみ。ヤミツキになりそうで
ある。
その他、新しいステレオで聴いたCDのご報告は次回以降に。
* * * *
Ⅲ.時任和夫
『レコード芸術』2月号に時任(ときとう)和夫さんの記事が載っていた。時任さ
んは、知る人ぞ知るフィラデルフィア管弦楽団の首席ピッコロ奏者である。オー
ディションに合格したのがオーマンディがいた時代、もう30年前の話らしい。
入団最初の、オーマンディのチャイ5リハーサルの話--新人が入ったからとオー
マンディが全曲通したら、休憩時にコンマスが時任のところに飛んできて「お前
のお陰で全曲弾かなきゃならなかったじゃないか」と怒鳴られたそうだ。温かい
歓迎表現だったようだ。
『レコード芸術』2月号にはまた(レコ芸の)「リーダーズ・チョイス」が特集さ
れている。ミュンシュのベルリオーズ「幻想交響曲」(ライヴ)が一番人気であ
る。
中には現在のCD所有枚数1万枚以上の人もおられる。1枚千円としても・・・・・・ビ
ックリ!である。
* * * *
Ⅳ.吉田秀和
2月16日「産経新聞」の朝刊に評論家吉田秀和さんの記事が載っていた。5年間にわ
たって書き継いできた音楽エッセー『永遠の故郷』(全4巻、集英社)が完結した
そうである。
「年を取ると物事が単純に見えると思っていたけれど、そうでもない」
「日本の音楽批評は(事実を)正確に『報告』する文章が優勢を占めている。それ
じゃあ物足りない。『あなたはどう思っているの?』って聞きたくなるんです」
「すべては未完成ですよ。生きている限り」
97歳、現役評論家の言葉である。
* * * *
Ⅴ.レンタルDVD
TSUTAYAにDVDを借りに行ったら、60歳になったのでレンタル料が安くなってい
た。知らなかった~。
1.『情婦』(1957年米国作品。ビリー・ワイルダー監督。モノクローム)★★★★★
主演男優はタイロン・バワー(当時43歳)。主演女優はかのマレーネ・デートリッ
ヒ(同56歳)である。アガサ・クリスティー原作の法廷物である。
結末には本当に驚かされる。映画の最後には「この映画の結末は他人に話さないで
ください」という文章が入っている。
2.『ラスト・コンサート』(1976年日伊)★★★★
17歳の少女ステラ(俳優;パメラ・ヴィロレージ)と中年のおじさんリチャード
(同;リチャード・ジョンソン)のラブ・ストーリー。モン・サン=ミシェル、パ
リなどが舞台となっている。情景も音楽も美しい。楽しくも、せつなかった。
原題は「Dedicato a una stella」。
* * * *
Ⅵ.横浜国際女子マラソン
2/20(日)、山下公園~本牧~山下公園というコースで、女子マラソンが開催され、
尾崎が優勝した。山下公園、国道16号、桜木町、横浜公園、本牧など歩きなれたと
ころで行われるので、「ああ、あの辺か」と思いながらTV観戦するのもおもしろ
い。
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