急遽予定を変更して、中日クラウンズについて追記す。5月1日(日)、
15:30~17:20、ネット速報を見ないまま、中日クラウンズ「最終日」
のTV(VTR)放送で、片岡と金の死闘を観た。
片岡が15番で奇跡のチップインバーディー。16番もピンそばのバー
ディーで、2打リード。2ホール残して2打差では勝負あったと思われた
が、片岡は平常心をキープできなかったか、17番で左へひっかけ、ナ
イスダボながらまた並び、18番から実質プレーオフへ。
18番譲らず、プレーオフ1ホール目。一打ごとに状況が変化。両者3オ
ン。最後は2m弱のパットを金が先に入れ、片岡が左に外して、金の優
勝となった。
まことに最後まで勝負は分からない。禍福は糾える縄の如し。一寸先
は闇だ。最後に笑う者が一番笑う等々ことわざを実感した一戦だった。
それにしても百戦錬磨の金は強い。金の勝利には金賞?
なお、倉本の解説がうまいとは思っていたが、石川遼のそれも大変うま
かった。
* * * *
東響川崎定期
4月23日(土)、「魔の3連荘(レンチャン)」の2日目。東響川崎定期
のシーズン開幕だ。今回から、座席を通路側に変更してもらった。
今回も他のネット評を読まないで書いてみよう。
<プログラム>
1.シェーンベルク ワルシャワの生き残り
2.ベルク 「ルル」組曲
3.ブラームス ドイツ・レクイエム
指揮;ジョナサン・ノット
Sop.;チェン・レイス 2、3
B-Bari.;クレシミル・ストラジャナッツ 1、3
合唱;東響コーラス 1、3
合唱指揮;冨平恭平
コンサートマスター;水谷 晃
いつもつたないながら感動を記録しておこう。
今回は、上り坂のソリスト二人(ともに30代)を迎えた(後記参照)。
1.シェーンベルク ワルシャワの生き残り (6分弱)
「ワルシャワの生き残り」は1947年の作曲だから、第二次大戦後、
シェーンベルク晩年の作品だ。
「ワルシャワの生き残り」とは、ワルシャワのゲットーの数少ない生
き残り(ユダヤ人)の意である。
弦は、ヴァイオリンがそれぞれ10、ヴィオラ、チェロ、コントラバスが
各6というおもしろい編成だった。
ナレーション担当のストラジャナッツは2m近い大男。ナレーションは
英語--ゆっくり話すので、これくらいは聴き取れないといけないの
だが・・・・・・。軍曹が「気をつけ!」などと叫ぶ部分はドイツ語だ。字
幕は、全ステージともなし(といってプログラムの訳詩は文字が小さ
く、読めない)。
J.ノットは、ストラジャナッツにも「キュー」を出していた。
音楽はいかにも現代音楽--12音技法。「音楽」と言うより「音」と
言った方がいいかも。作曲する方も作曲する方だが、演奏する方も
難しいのでは?ただ、楽譜どおり機械的に、その音を出せばいいか
ら、易しいのかもしれない(--と言っては怒られる?)。
パート譜で休符は一生懸命数えているのだろうか?よく間違えない
ものだ。
東響コーラス(男声)は約60人。ユダヤ教の祈りを唱えるコーラス
(ヘブライ語)は最後の1分ほどだ。東響コーラスはすべて暗譜。
演奏終了後は、ストラジャナッツも東響コーラスに拍手を送った。
なおストラジャナッツは1983年生、今年33歳になる。
ちなみにYouTubeにはヘルマン・プライの語りがある。
2.ベルク 「ルル」組曲 (36分)
ベルクの師はシェーンベルクだった。
「ルル」は魔性の女性?本能のままに生きる?(今、私は風邪気味
だが、風邪薬ではない。ルルではなく、パブロンを飲んでいる。おも
しろくないかな・・・・・・?)
東響コーラス(男声合唱)はステージ後方に着席のまま。オケは14
型だ。チェン・レイスは細身の長身。真っ赤なドレスで現れた。こちら
も不協和音が多く、ウキウキする部分は一切ない。
第3曲「ルルの歌」でC.レイスが立ち上がる。「わたしのために男が
自殺したり、人殺しをしたって、わたしの価値はちっとも変わりゃしな
いわ」とドイツ語で歌う(あとでプログラムの訳詩を見た)。初めて聴
き、字幕もないので、きつい。
終曲で、C.レイスは譜面を閉じて右手に持ち、伯爵令嬢の歌を歌っ
た。J.ノットは、何事もないかのように振っていた。演奏後の会場か
らは、この曲を聴きに来たのか、盛んに声が飛んでいた。レイスは
膝を曲げてのおじぎで聴衆に応えた。
後ろで聴いていた東響コーラスも座ったまま、全員で拍手。
ちなみにレイスは1979年生、今年37歳のようだ。
3.ブラームス ドイツ・レクイエム (72分)
東響コーラス160人弱が上手より入場。下手側からSop.-Ten.-
Bass-Altoと並んだ。オケは16型(コントラバスは8)。C.レイスは
黒のドレスに着替えている。
全員暗譜の東響コーラスは、1曲目fも出てくるがpを基調とした「Selig
sind die Leid tragen」から、音程といい、子音といい、柔らかさといい、
どこにもマイナスがなく、すばらしかった。背中が離れるとはこのことだ。
J.ノットはブル先生のような柔らかい棒さばき。1曲目が終わった時
にあやうく拍手しそうになった。
第2曲も「Aber des Herrn Wort bleibet in Ewigkeit」など感動
的(な合唱)で、曲自体のすばらしさしか感じさせないと言っていいの
ではないかしらん。「参りました」である。
このあたりで、ブラームスは木管の使い方がバッハと似ているので
はないかしらんとチラッと思う(--専門家ではないが)。
3.に立ち上がったストラジャナッツは、フィッシャー=ディースカウで
はなく、バス・バリトンだ。芯のある、いい声だ。J.ノットは、フーガを
合唱中心に振っていく。それにしても東響コーラスはノットと何回合わせ
るのだろう。細部まで神経が行き届いている。
4.も出だしは弱い(=p)。合唱が柔らかく、美しいレガートで歌う。
Sop.に余裕。すばらしいブラームスの曲と演奏。この曲だけ繰り返し聴
いてもいいかもしれない。3拍子で頭に軽いアタックを入れた(楽譜どお
り?)。
5.はSop.のレイス中心。ややリリックでノンビブラートで歌いあげる。
6.のAltoコーラスもすばらしい。ノットは後半、合唱をややマルカート
気味に歌わせた。
7.ともなるとSop.コーラスに疲れが出るのでは?と意地悪く聴いて
いたが、それも杞憂に終わり、見事だった。
最後は、ノットの手が止まったまま、静寂が続き、かなり経って拍手
とブラボーが来た。
ゾリに盛んに声が掛かり、合唱にもブラボーが飛ぶ。最後はノットが
一人で登場。オケと合唱が客席と一体となって拍手を送る。ノットは
恐縮しながら、おじぎをした。
16:32お開き。その後は東響コーラスの退場にあたって、最後の一
人まで客席から大きな拍手が続いた。やはり東響コーラスはすばらし
い。さらに精進を重ね、これからもすばらしい合唱を聴かせていただ
きたい。冨平さんはご都合が悪かったか、ステージに現れなかった。
なお、プログラムでドイツ・レクイエムに関する西田紘子氏の楽曲解
説が解りやすく、秀逸だった。
*ジョナサン・ノットは、5年前に『ダフニスとクロエ』を指揮して
東響にデビュー。これはすばらしい演奏だった。
プログラム
12:18 早い昼食を食べて出発。
12:19 どんどん新緑となる。
12:20
12:21 ケヤキにも多くの葉が
12:23 大きなハナミズキ
12:23 八重桜--かなりな葉桜
12:28 新緑の桜通り
12:31 「よこはまウォーキングポイント」の旗が立っていた。
12:42 あざみ野より
12:54 これは何の集まりかな?
12:54 武蔵溝ノ口駅改札口
12:56 黒田清輝も見に行きたい。
12:57 南武線
12:59 南武線の直線
13:14 川崎着
13:17 ミューザ川崎
13:19 何かイベントが・・・・・・?
13:21 開場10分前
13:31 はい、こちらで
13:31
13:33 客席より ワインヤード型
14:54 休憩中
14:58 たまには白 500円はリーズナブル!!
14:58 ドリンクコーナー
16:33 終演後 見事な演奏を聴かせてくれた東響コーラス
16:34 最後の一人が退場するまで東響コーラスに拍手が続いた。
16:37 終演後
16:41 以前書いたが、これは「お客様志向」で気が利いている。
--関西ではよくこういうことをやるけれど、関東では珍しい?
16:41 川崎16:46に乗る。
17:06 武蔵溝ノ口へ戻ってきた。
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