人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

4/27 新日本フィル第588回定期  ブログ10周年

2018-05-04 05:00:00 | 音楽

4月27日(金)、中央大学の講義を後に、錦糸町へ向かう。夜は、す
みだトリフォニーで新日本フィルの定期演奏会だ。翌日も演奏会とな
ったための振替チケット。この日から音楽会が3つ続く。

この日の指揮者は、かのレオニード・コーガンを父に持つパヴェル・
コーガン。2011年、イギリスのクラシックTVチャンネルが選ぶ20
世紀の偉大な指揮者10人の一人に選ばれている(知らなかった~)。
日本のオケには初登場かしらん。

比較的ポピュラーなプログラムだが、残念ながら1階はやや空いてい
た。


<プログラム>オール・ロシアン・プログラム
1.ボロディン 歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
2.グラズノフ 演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 op.47
3.チャイコフスキー スラヴ行進曲 変ロ短調
 --休憩--
4.ムソルグスキー/ラヴェル編曲 組曲『展覧会の絵』
指揮;パヴェル・コーガン
コンサートマスター;崔文洙


以下、いつもながらのつたないコメントを・・・・・・

1.ボロディン 歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」(10分)
ボロディンは言うまでもなく「ロシア5人組」の一人だ。
ロシア5人組を生年順に並べると、
①ボロディン(1933年生)
②キュイ(1935年生)
③バラキレフ(1837年生)
④ムソルグスキー(1839年生)
⑤リムスキー=コルサコフ(1844年生)
となる。

ロシア5人組には音楽学校出身者はおらず、最年長のボロディンは大学
医学部の教授だった。文字どおり「日曜作曲家」だ(アマチュア恐る
べし?)。

P.コーガンは、170cmほどかしらん。さほど長身ではない(コンマス
崔さんはかなりの長身)。
弦は16型だ。オーボエのメロディー、オーボエには金子亜未さんが入っ
ている。正攻法の指揮ぶり。後半はよく鳴らして、白熱した。


2.グラズノフ 演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 op.47(9分)
グラズノフ(1965-1936)は、リムスキー=コルサコフの弟子だ。民
族主義(5人組)と国際主義(チャイコフスキー)を融和させた重要な
作曲家である。門弟の中にはショスタコーヴィチがいる。
ン十年前、N響で聴いたグラズノフの交響曲が忘れられず、25年ほど前
に交響曲のCDを購入したこともある。

P.コーガンは、rit.も含め、3拍子を一つに振る。まことにロマンチック!
初めて聴く曲だったが、すばらしかった。
コーガンは、左右の2、3階席にもきっちり向いて、拍手に応える。


3.チャイコフスキー スラヴ行進曲 変ロ短調(8分30秒)
チャイコフスキー(1840-1893)は、国民楽派というよりは西欧派だ。
「スラブ行進曲」は簡単に言うと、セルビア民謡と(帝政)ロシア国歌
による行進曲だ。

さて演奏は、いかにもロシア的熱狂!最後は、ティンパニ、大太鼓、シ
ンバルで盛り上がり、大見得を切ってくれた。

 --休憩--
赤ワイン。


4.ムソルグスキー/ラヴェル編曲 組曲『展覧会の絵』(30分)
いろいろな指揮者で8枚のCDを持っている。
以前書いたかと記憶するが、『展覧会の絵』はカラヤン/ベルリン・
フィルを普門館で聴いた。演奏後、興奮してステージ下まで駆けつけ
たことを思い出す。私は20代だった。

P.コーガンの指揮は、トランペットソロ(伊藤駿さん)に始まる、や
や速めのテンポ。

「古城」(三橋美智也にあらず)のアルト・サックスには、フルート
の隣に、小沼理恵さん(→こちら)が入っている。(オペラグラスで
覗くと)「古城」の前のプロムナードあたりから、指揮者と楽譜をチ
ラチラ見る(緊張するでしょうね~)。

坪井さん(ファゴット)の序奏に導かれ、始まったアルト・サックス
のソロは思ったより大きく響き渡り、最後のロングトーンも含め、ま
ことにすばらしかった!(これだけで大満足[笑])。

最後の「キエフの大門」は金管を中心とした堂々たるフィナーレ。ド
ラやシンバルもツボをはずさず、ここでも最後は大見得を切った。

演奏後は、当然のようにブラボーの嵐。トランペット(伊藤駿さん)、
チューバ(佐藤和彦さん)、ホルン(吉永雅人さん)、アルトサック
ス(小沼理恵さん)、フルート(白尾彰さん)の順にトップ奏者を立
たせ、最後は今回のトパーズで最後となる、ティンパニの近藤高顕さ
んを紹介。近藤さんには盛大な拍手が送られた。


P.コーガンは、まだ65歳、また呼ばれるのではないかしらん。



プログラム 左端がP.コーガン


16:22 中央大学・明星大学より


16:30 高幡不動にて京王線へ


16:32 高幡不動には初めて下車した。


16:33 乗り換えに結構歩く。


16:35 ドトールを発見


16:35 京王線へ


16:39


17:12 新宿着


17:16


17:19 JR新宿より錦糸町へ


17:47


17:49 くず餅を買う。どこかに置き忘れないように!


18:01 「ねぎし」で牛タンの定食を ご飯のお代わり自由 ★×4

錦糸町での食事は、「つばめグリル」か「スープストック」か「ねぎし」
だ。


18:16 日暮れの錦糸町駅前


18:21 すみだトリフォニーホール 振替えチケットと交換


18:23 ロビーコンサート


18:36 マリンバ;腰野真耶、チェレスタ;馬場翔太郎

マリンバにチェレスタがよく似合う。


18:47


18:52 近藤高顕さんの新著『ティンパニストかく語りき』販売中


19:37 休憩にて


19:40 赤ワイン500円


19:45


20:34 終演直後


20:35 家路を急ぐ


20:42 中央林間行急行 あざみ野まで一本だ。


21:48 あざみ野着 比較的早く帰れた。


     *      *      *      *


4月27日(金)はまたブログ「人生ブンダバー」誕生10周年!
(→こちら)。
「十年一昔」というが、10年前がついこの間のことのようだ。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4/27 『昭和天皇実録』は昭... | トップ | 4/28 紐育男声東京合唱団第2... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
祝辞 ()
2018-05-04 20:14:27
ブログ10周年おめでとうございます!いつも楽しく拝読しています。

またコンサート、オペラでご一緒させていただければ幸いです。
返信する
Re;祝辞 (katsura1125)
2018-05-04 20:40:41
Nさん、早速に有難うございます。ご無沙汰しています。

またマチネでご一緒しましょう!その後のアイリッシュパブが楽しみです。
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事