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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

ソフィア・ヴォイス・アンサンブル 合唱団アニモKAWASAKI「ドイツ・レクイエム」 

2012-04-30 05:00:00 | 音楽

4月22日(日) 薄曇り。4月にしては肌寒い一日、傘を持ち、薄いコートを着て、
ソフィア・ヴォイス・アンサンブルの定期演奏会に足を運んだ。

あれは何年前になるかしらん。何かの演奏会の帰りに、下田さんと、ソフィア~
のメンバーだったYさんと一緒になった。合唱歴のお長い下田さんが「ソフィア
はいいよね。毎年行ってるよ」とおっしゃるので聴きにいったのではなかったか
な。たしか四ツ谷駅から上智大学、紀尾井ホールにかけての桜(ソメイヨシノか
な)が満開の季節だった。

今年は4月22日の開催とあって、紀尾井通りの八重桜が満開であった。
午後1時半過ぎ、会場の紀尾井ホールに到着。いつもどおり1階20列(--そ
れはほとんど最後列で人の少ない席である。21列には大型のビデオ・カメラ
が用意されていた。)でプログラムを読み込んでいると、見知らぬ、若い女性
から「コンニチハ!」と声をかけられた。一瞬、はて、どなたかしらん?と思った
ら、OB合唱団のピアニストをしていただいている永澤友衣先生だった。お母
様と聴きに来られたようだ。永澤さんは6月1日(金)に東京音楽大学校友会
神奈川県支部の新人演奏会に出演される予定である。

ソフィア・ヴォイス・アンサンブル第23回定期演奏会(紀尾井ホール)
<プログラム>
1.W.バード「3声のミサ」より
(1)Kyrie
(2)Gloria
(3)Sanctua~Benedictus
(4)Agnus Dei
指揮;太田務
2.日本抒情歌曲集
(1)箱根八里
(2)中国地方の子守歌
(3)浜辺の歌
(4)叱られて
(5)早春賦
編曲;林光 指揮;篠崎新一 ピアノ;久邇之宜
--休憩--
3.A Cappella A La Carte(ア・カペラ アラカルト)
(1)四つの古いハンガリー民謡(バルトーク)
(2)小さな庭師(フォウグステット)
(3)中庭のタンゴ(フォウグステット)
(4)カルテット・コーナー
 ○チーム・シモヤマ(下山、三代、藤森、川口)
 ○しんトラ(白子、鈴木、渋谷、川口)
 ○シルバーゲート・カルテット(朝山、鈴木、篠崎、高野)
(5)かわいらしいフィリス(J.ファーマー)
(6)君のことがくせになって(H.ウォーレン)
(7)見上げてごらん夜の星を(いずみたく/秦 実偏)
(8)アカシアの径(みち)(多田武彦)
(9)When Sunny Get's Blue(M.フィッシャー/ガードラー編)
(10)September Song(K.ワイル/ヒース編)


1時55分「注意アナウンス」が入る。--演奏中の撮影・録音の禁止。携帯電
話の電源はOFFに。帽子はとって。出演者にはみだりに手を触れないように(?)。

2時ちょうどにTopの藤森さんが登場、「ミサに解説は必要ないかもしれません
が、初めて聴く方もおありでしょうから」と「作曲者のバードは『イギリス音楽の
父』といわれた人で、1623年に80歳ぐらいで亡くなったといわれています。日
本でいえば、室町時代から江戸時代です」など、勉強家らしい解説をしてくれた。
原稿を持たないMCはまねができない。

<プログラム>
1.W.バード「3声のミサ」より (12人)
(1)Kyrie
(2)Gloria
(3)Sanctua~Benedictus
(4)Agnus Dei
指揮;太田務
 ソフィア~らしい、低音のベースに高音のトップまでが乗った響きを聴かせてくれ
た。それは紀尾井ホールの美しい音響を聴くような演奏。歌う方も気持ちよさそう
(に見える)。
 演奏後下手(しもて)で、関学グリー卒業後、プロの指揮者になられた太田さん
に大きな花束が贈呈された。太田さんはドヤ顔もされず、まことにつつましやか。

 1時20分、指揮台とピアノが中央に移動になる。団内指揮者の篠崎さんとピア
ニストの久邇先生が登場した。久邇先生のお辞儀はさすがプロ。

2.日本抒情歌曲集 編曲;林光 指揮;篠崎新一 ピアノ;久邇之宜
(1)箱根八里
(2)中国地方の子守歌
 難曲だろうに、音色、音程、アンサンブルともよかった。ミサ曲で鍛えられてい
るのかしらん。フォルテや高音になって力まないのがすばらしい。(ゴルフと一緒
で力んだらダメかな?力を抜けば遠くへ飛ぶ。)
(3)浜辺の歌
 これも難しい。ピアノ伴奏がさすがにすばらしい。やや予定調和的だが、それ
をつきつめた演奏カナ?
(4)叱られて
 こった伴奏が心にしみる。日本語の発音・発語(のまとまり)がよかった。最後
のフェルマータはどこまでも続いた。
(5)早春賦
 これもこった編曲、ピアノがソロもあり、大活躍。大変おもしろかった。
ここでも最後に久邇先生に大きな花束が贈呈された。

休憩時間に2階の「バー・コーナー」でホットを注文。ワグネルOBのSさんと少し
く談笑。多田(武彦)先生から「人生ブンダバー」というのを書いているのはSさ
んじゃないの?というお話があったらしい。多田先生にもSさんにも恐縮してし
まう。休憩中にバー・コーナーに来たお客さまは数人と少なかったが、オープン
していた。

3.A Cappella A La Carte(ア・カペラ アラカルト)
(1)四つの古いハンガリー民謡(バルトーク)
 皆さんサスペンダー姿で登場。十分に自分のものにした演奏。ソフィアのレパ
ートリーのようだ。
(2)小さな庭師(フォウグステット)
 詞に比して明るい和音の曲。
(3)中庭のタンゴ(フォウグステット)
(4)カルテット・コーナー
 ○チーム・シモヤマ  While Strolling Through The Park One Day
  藤森さんのジェスチャーがおもしろい。カズーというラッパのような音が悦に
 入っている。
 ○しんトラ  It Was Almost Like A Song
  白子さんの透き通るソロ。クールだが、腹筋はパンパンだろう。
 ○シルバーゲート・カルテット Te chiero, dijiste 「あなたが好き と」
  カチャカチャというマラカスが効いており、ひきつけられた。ああ、この歌だ
 ったのか。
その後、「東京音頭」が歌われた。「ヨイヨーイ」がハモっていたのがおかしかった。 
「東京音頭」が爆発的に流行したのは昭和8年である。小唄勝太郎と三島一声の
レコード(SP)だった。西條八十作詞、中山晋平作曲である。
(5)かわいらしいフィリス(J.ファーマー)
 W.バードと同じ時代のマドリガル。ソフィアの声に合っていた。
(6)君のことがくせになって(H.ウォーレン)
 ベースのソロが楽しめた。
(7)見上げてごらん夜の星を(いずみたく/秦 実偏)
 歌詩の間違いもなく(笑)、力まないTop、ノン・ヴィブラートのきれいな演奏。
--ソフィアらしい音楽だった。
(8)アカシアの径(みち)(多田武彦)
 学生時代、早稲田グリーの定演アンコールで何度も聴いた曲。あのソロはうま
かった。今回はやや早めのテンポ。バスのソロは低音の魅力。
(9)When Sunny Get's Blue(M.フィッシャー/ガードラー編)
 セブンスというのか、ジャズの和音。藤森さんはやや上を向いた発声、透き通る
高音だ。
(10)September Song(K.ワイル/ヒース編)
 有名な歌。こんな歌詞だったの?最後に団長のご挨拶--全員の紹介があっ
たのはよかった。

アンコールとして「夜明けのスキャット」が歌われた。この曲は私が浪人中に流
行ったものだ。この曲や「ブルーライト・ヨコハマ」を聴くと、学生運動華やかなり
し頃の浪人生活が思い出される。私は三重県の高校を卒業し、浪人すべく横
浜の磯子に引っ越した。由紀さおりは21歳だった。





来年は、4月28日(日)紀尾井ホールで開催予定という。




紀尾井通りの八重桜





清水谷公園


カトリック メリノール宣教会


紀尾井坂より 紀尾井ホール





4月28日(土)、暑いくらいの天気。アニモKAWASAKIの演奏会。溝の口で南
武線に乗り換え、川崎へ。この日の会場は、初めて行く川崎市教育文化会館で
ある。JR川崎駅の改札口を出て、ちらしの案内を見ながら、右(東)の方へ。
Azalea地下街へ降り左に、突き当りを右折、市役所通りへ出る。初めての市
役所通りは新緑だった。

時間があったので、川崎市教育文化会館を過ぎ、川崎球場へ。入場無料とあっ
たので、どれどれとスタンドへ入ってみたら川崎競輪場だった。球場はその隣ら
しい。

午後1時半過ぎに教育文化会館へ入場。ボーっとしながら、当日の指揮者堀俊
輔さんのCD売場を覗いたら、売り場に立っていた女性から「あら、いらっしゃいま
せ。堀の家内です」とご挨拶をいただき、恐縮至極。

座席でプログラムを読む。そこに載っていた「おめでとう高(実際ははしごの「高」)
野映子さん 川崎市文化賞受賞」という堀さんの文章を読み進むうち、プログラ
ムがどんどんにじんで見えなくなってしまった。それは合唱連盟に関係していた
高野さんと堀さんがアニモKAWASAKIを立ち上げた以降の話だった。堀さんら
しい、率直(フランクリー)で感動的な文章だった。

ちなみに堀さんは東京交響楽団クリエイティブアドヴァイザー、指揮者などの要
職を経て、中部フィルハーモニー交響楽団正指揮者、プロダクションアドヴァイ
ザーに就任され、活躍されている。合唱コンクールの審査員としてもお見かけす
る。

合唱団「アニモ KAWASAKI」第13回演奏会(川崎市教育文化会館)
<プログラム>
1.ブラームス/悲劇的序曲
2.ブラームス/ドイツ・レクイエム
(1)悲しみを負うものは幸いである
(2)肉体あるものはみな草のごとく
(3)主よ、私に諭(さと)して下さい
(4)あなたの住まいは何と心地よいことでしょう
(5)あなた方は悲しんでいます
(6)私たちの地上には栄え続けることのできる街はない
(7)これからのち、主のもとで死を迎える人たちは幸いである
(プログラム;三ヶ尻正氏の対訳による。)
指揮;堀 俊輔
ソプラノ;澤畑恵美
バリトン;青山 貴
東京交響楽団


1.ブラームス/悲劇的序曲 (1880年)
 ブラームス47歳の時にクララ・シューマン(61歳)に献呈されている。14分ほど
の曲。2拍子、ソナタ形式で書かれた。
 堀さんのプログラム解説を借りれば、
 「冒頭のティンパニと共に強打される二つの和音と、続く第一主題はまさに『悲
劇的』そのもの。だがバイオリンで奏される第二主題は、ブラームスの多くの美し
い旋律の中でも、とりわけ幸福感に満ちたものだ」
 ブラームス(の渋さ)が好きな人にはたまらないだろう。堀さんは暗譜の指揮。
右手でテンポをとりながら、徐々に緊張感を高め、盛り上げた。東響の木管がい
い。第一ステージながらかなり力の入った演奏だった。

休憩中、堀さんと早稲田で同期のNさんから「ワグネルの浅井さんですか?」と
声をかけられた。「あ、いえ、浅井さんとは時々間違われるんです(笑)」。

2.ブラームス/ドイツ・レクイエム (1868年)
 「ドイツ・レクイエム」はブラームス35歳の「出世作」である。R.シューマンは12
年前すでに亡くなっていた。
 Requiemは通常ラテン語の歌詞であるが、ドイツ・レクイエムはEin Deutsches
~とあるように「ドイツ語の(歌詞による)」レクイエムである。ルターの翻訳したド
イツ語聖書(*)や聖書外典から選んだ言葉で作曲されている。
 (*)聖書の原典は旧約がヘブライ語、新約がギリシャ語で書かれている。

 ブラームスがこの曲を作曲したきっかけはいろいろな要素があるようだが、主に
ブラームスの母の死(初演の3年前)であるといわれている。この曲を聴くとブラー
ムスの「悲しみ」が伝わってくる。しかし、それがすべてではなく「なぐさめ」も織り
込まれているのがブラームスの優しさといえるかしらん。

 2時30分、まず合唱団が両袖から入場、後列から順に座っていく。続いてオーケ
ストラがコンマスの大谷さんとともに入場、チューニング。35分、ソリストの青山さ
ん、澤畑さんが拍手に迎えられ、合唱席の前へ、そして指揮者の堀さんが登場し
た。当日のプログラムメンバーは、ソプラノ43人、アルト34人、テノール11人、バ
ス18人。

(1)悲しみを負うものは幸いである
 ヴァイオリンが出てこない、低弦のみの楽章。合唱の出だし Selig が美しい。
昨年の「ロ短調ミサ」でもビックリしたが、この大曲を全員暗譜である。ソプラノは
人数のせいもあるかもしれないが、腹筋に支えられた余裕ある響き。一方、テノ
ールは大切なパートにもかかわらず、人数が11人と少なく心配だったが、少数
精鋭かしらん、存在感もあり、なかなかいい。全体にうねるようなデュナーミクを
聴かせてくれた。

(2)肉体あるものはみな草のごとく
 ティンパニの効いた曲。「人の栄華もまた、草に咲く、花のようなものにすぎな
い」と続く「無常観」(--というと仏教になるが。)がよく歌われていた。そして、
後半の Aber des Herrn(「しかし主の御言(みことば)は永遠に生き続ける」)
からの f にグッときた。Freude(「喜び」)、 Schmerz(「苦悩」)、 Seufzen(「た
め息」)など言葉を大切にした合唱だった。

(3)主よ、私に諭(さと)して下さい
 バリトン・ソロ青山さんは初めて聴いたが、その第一声 Herr, lehre doch mich
の見事だったこと。プロフィールではボローニャ、ミラノに留学とあったが、ドイツ
語の、とくに母音の深い発音には「感心」させられた。芯のある、声量あるバリト
ンである。これからますます活躍されることでしょう。
 Ich hoffe auf dich.(「私の望みは主、あなたにあります」)の音楽が実に大き
かった。

 ここで「前半」が終わり、いったんチューニングが入った。その間、堀さんもヴィ
オラ(上手)寄りに指揮台を降りる。

(4)あなたの住まいは何と心地よいことでしょう
 堀さんは、wie lieblich とあるように「心地よい」音楽・合唱を指揮棒なしで振る。
ゆったりしたデュナーミク、盛り上がりに「喜び」を感じる。

(5)あなた方は悲しんでいます
 私の席からはお顔が見えなかったが、澤畑さんのいつものようないい声(--清
らかな温かさを持った声)が聴こえてきた。ソロと合唱の重なり・掛け合いがステキ
だった。

(6)私たちの地上には栄え続けることのできる街はない
 堀さんはあらためて指揮棒を持った。(--どこに置いておくのかと思いきや、
ヴィオラの譜面台だった。忘れたら大変。)ここでもまた青山さんの見事なドイツ語
歌唱を味わった。
 そして合唱のクライマックス--合唱団員一人ひとりがほとんどフォームを崩さ
ずに、暗譜で一心不乱に歌う声と様には感動が押し寄せた。堀さんも渾身の指揮
だった。

(7)これからのち、主のもとで死を迎える人たちは幸いである
 第1曲の Selig という歌詞に戻ってきた。まさしく聖書の世界である。フレーズの
始めと終わりを大切にした合唱に会場もなぐさめられた。会場の一人ひとりがひき
つけられているのが分かる。最後は2台のハープのアルペッジオとともに静かに終
わった。その後、5秒、10秒・・・・・・全員が固まったままに、緊張がほどけるや会場
はドッと大きな拍手に包まれた。
 私はかなり前列、下手寄りから堀さんを注視していたが、演奏の最後には、堀さ
んは厳しい聖職者のようなお顔になっていた。最後は澤畑さん、青山さん以下合
唱も何回も拍手に包まれたお辞儀となった。そして、その頃には堀さんも満足感
に満ちた、にこやかなお顔になっていた。

堀さんは、この大曲を暗譜による指揮、時に合唱とともに歌いながら、小手先を
弄しない、堂々とした音楽に作り上げていた。それに応えた、暗譜の合唱にも心
から拍手を送りたい。

ワグネリアンがブラームスに堪能した一日だった。

3時53分終演。






会場の川崎市教育文化会館





座席からのステージ




JR川崎駅


川崎市役所


川崎球場 と思ったら川崎競輪場だった


川崎競輪場スタンドより


終演後の市役所通り 正面の川崎駅までお客様の行列が続く

来年は、ミューザ川崎でJ.S.バッハの「ヨハネ受難曲」(6月8日(土))。
この連休明けから練習が始まるようである。1年間1曲の練習--すごいで
すね~。


        *        *        *        *

4月29日(日) 昭和の日。ハナミズキを歩く。











ハナミズキの季節









見事な新緑の桜


江田駅付近の国道246








慶應小学校建設中





東急の分譲地 1戸1億円らしい








第2小学校 少年サッカーをやっていた


フジの季節 でもある





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Unknown (あき)
2012-04-30 06:12:56
私は昨年のロ短調ミサに参加していました。
今年は、もう一つ所属している団と本番が同日のため参加せず、もちろん聞きに行くこともできませんでした。
やはり素晴らしかったようですね。

来年ヨハネ受難曲には参加します。
是非また聞きにいらして下さいね。
返信する
Re;Unknown (katsura1125)
2012-04-30 08:10:35
あきサン、コメント有難うございます。
昨年もコメントを頂戴しましたでしょうか。
来年は、「ヨハネ受難曲」をミューザ川崎でとのこと、今から楽しみですネ。
返信する
「演奏」は再現芸術 (minorer)
2012-04-30 08:22:27
当日会場でお会いできませんでしたが
私も川崎にいました

アニモKAWASAKIの演奏は、1年かけてこの曲を
作り上げたら「当然」暗譜していた、と思わせる
演奏でした
まさに「演奏する」というのはこういうことなのでしょう

堀君の式振りも、「この曲をこのように演奏したい」
という想いが明確に伝わる物だったと思います
練習風景が目に浮かぶようでした

蛇足ですが、ソフィアアンサンブルの曲目紹介で
「秦 実偏」とあるのには笑ってしまいました
確かにあの人は「偏屈・偏執・偏向」の人ですから
プログラムにもそう書いてあったのかな
あまりにも面白いので訂正しないで下さい
(本人も納得していると思います)
返信する
訂正 (minorer)
2012-04-30 08:25:44
式ではなく指揮でした
でも指揮することを「振る」ともいうので
指揮振りというと何か変ですね
返信する
Re;「演奏」は再現芸術 (katsura1125)
2012-04-30 11:10:20
minorerさん、すてきなコメント有難うございます。会場に来ておられたとは!、休憩中座席にいたので存じ上げませんでした。

「蛇足」については、誤字のご指摘有難うございます。いつも翌日以降に誤字や分かりにくい表現を上書き訂正しているのですが、全然気づきませんでした(笑)。当分、このままにしておきましょう(笑)。
返信する
遅ればせながら (WグリOB某)
2012-05-03 19:59:02
katsura1125様

当日の演奏は、堀君の情念が余すところなく伝わって参りましたね。そして、それを1年掛けて一人ひとりが仕上げて行かれた、アニモKAWASAKIの皆様に敬意を表したいと思います。

このブログ、堀君が読んでいたら「我が意を得たり」とばかりに喜ぶと思います。音楽や歴史、そしてドイツ語にまで深い造詣をお持ちのkatsura1125様ならではの論評ですね。演奏に聴き入りつつも、このように詳細な情景描写をされるとは素晴らしいです。

私も還暦を過ぎ、何故か涙腺が緩み始め、堀君のドイツレクイエムを聴きながらグショグショでした。バリトン・ソロ青山貴さんの歌唱力には圧倒されました。これから先、大いに楽しみな声楽家ですね。

写真も会場周辺を色々撮影されておりますが、私は家内と、家内のお友達を乗せ、3名で車で参り、隣接の川崎競輪場の駐車場に停めました。クラシックの演奏会と競輪場という組合せに、川崎ならではの土地柄が感じられました。

素晴らしい一文を読ませて戴き、ありがとう御座いました。また、何処かの演奏会でお会い出来れば幸いです。
返信する
Re;遅ればせながら (katsura1125)
2012-05-04 07:20:21
Wグリ某OB様、長文をお読みいただき有難うございます。また丁寧なコメント、重ねて感謝です。

学校が違っても、お互い同じ世代として通じるものがありますね~。

今日は、現役の六連を「取材」してきます。またのレポートをお楽しみに!
返信する
一体感 (あまのがわ)
2012-05-05 16:23:50
はじめてお邪魔します。
昨年のロ短調ミサに続き今年もドイツレクイエムで舞台に立つことができた幸せなアマチュアのひとりです。
会場に来られなかった方にまで伝わるような素晴らしい文章に拍手です。
堀先生は全54回の練習で終始一貫 Selig をその意味を踏まえて大切に発音することを繰り返し繰り返し教えてくださいました。前日夜の練習で「やれることはすべてやったのだから静かに明日を迎えましょう」にノックアウトでした。本番は意外に冷静に臨むことができ、しんどかった一年間があっという間の1時間でした。(美しすぎるメロディーに何度も涙が出そうになりましたが)
プロのオーケストラと共演させていただける喜びや、何よりも濃くて(笑)すじの一本通った堀先生に教わることは果てしないです。来年のバッハのヨハネ受難曲も今から楽しみですよ!
だんこの達成感をみなさんに味わっていただきたいような・・・いやいや私だけのものにしたいような・・・。アニモの団員募集はやっているそうですが、興味のある方はウエルカムです!ホリヤン正面から見ることができます(笑)
そして、来年こそは久々のミューザ!ぜひ会場にお運びくださいませね。
返信する
訂正 (あまのがわ)
2012-05-05 16:34:17
だんこの達成感・・・ではなく、断固この達成感です。
素人が言うのもなんですが、合唱は奥が深いです。大曲に挑めるのも合唱ならではですよね。
返信する
Re;一体感 (katsura1125)
2012-05-05 19:50:29
あまのがわ様、実際に参加され、歌った方のみが言及できる、説得力あるコメントを有難うございます。
あれからもう一週間たちますが、あの時の「感動」が忘れられず、今日もクレンペラーのドイツ・レクイエムを聴きました。
貴コメントを拝見し、あらためて<言葉>を大切にした練習の様子が想像できるようでした。
来年のヨハネ受難曲も楽しみにしています。--来年は、今年以上の、こんなもんではないという、さらにビックリするような演奏を聴かせてください。
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