人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

サムエル・ウルマン『青春とは、心の若さである。』(角川文庫)

2009-08-06 05:06:57 | 読書

いつ頃からかユダヤ思想に興味を持っている。サムエル・ウルマンは、1840年(日
本では天保11年)生まれドイツ系ユダヤ人である。1851年両親と米国へ移住。

本書はS.ウルマンの80歳を祝って、家族が出版したものである。

タルムード(*)によれば、80歳とはゲブラ(年齢の新しい特別な力)だそうだ。
 (*)〔教訓の意〕四〜六世紀に編まれたユダヤ教の口伝律法(ミシュナ)と
    その注解(ゲマラ)の集大成。

本書(角川文庫版)は平成8年6月25日刊。--平成元年9月TBSブリタニカの単行本
を文庫化したものである。

元々は関西の経営者から広まったものらしい。私が初めて知ったのは10年以上前、
元関西経済連合会宇野収さんの名と一緒だったと記憶する。


「青春」(本書より抜粋)  作山宗久訳(以下同じ)
青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方を言う。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、
驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探究心、
人生への興味の歓喜がある。

頭(こうべ)を高く上げ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已(や)む。




「人生航路の贈物」
私はいばらのない道を求めない
悲しみが消えよとも求めない
日のあたる毎日も求めない
夏の海も求めない

(中略)

人生のどんなところでも
気をつけて耕せば
豊かな収穫をもたらすものが
手の届く範囲にたくさんある


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