人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

新緑の季節 -王禅寺を歩く  『老子』  コーヒー 週間フォト日誌

2014-04-28 05:00:00 | Weblog

ブログ開設6周年!今日より7年目に入った。
毎日、200人以上の方々に訪問いただきありがとうございます。これから
もよろしくお願いします。

4月20日(日)
王禅寺まで往復すると1万歩を超える。この日は12,100歩だった。
さあ、花と新緑を見ながら歩きましょう!









八重桜は散り始め?








八重桜の接写(拙者が接写した)


ヤマボウシ並木


赤いハナミズキ

このあたりにはハナミズキが多い。
ちなみに横浜市青葉区の木はヤマザクラ、区の花はナシである。








もみのき台





珍しい松並木


鯉のぼりも











ここから川崎市麻生区へ


虹ヶ丘小学校バス停





たけのこがニョキニョキ








川崎市虹ヶ丘こども文化センター











王禅寺正門








王禅寺本堂











日露戦争戦没者の碑
農村から出征していった人々かしらん。
日露戦争の原因は、(日本側から見れば)ロシアの南下政策である。ロ
シアは満州、韓国を狙っていたといえるだろう。


明治41年建立 日露戦争は明治37、8年だった。











タケノコを購入
代金はかごに入れておけばいい。外国人には信じられないかもしれない。


菜の花








かわいらしいタンポポ


ふるさと公園





禅寺丸柿




















フジの花





ヤマボウシの花はまだまだ


ヤマザクラの新緑

4月21日(月)





金谷治『老子』(講談社学術文庫)

高校生になり、漢文のS先生から習った老荘思想は「衝撃」だった。

「大道廃(すた)れて、仁義有り」
 (すぐれた真実の「道」が衰えて、そこで仁愛と正義を徳として強調する
 ことが始まった)。

--「教育勅語」も「戦陣訓」もこの類かしらん??

「知る者は言わず、言う者は知らず」
 (ほんとうにわかっている人は、しゃべらない。よくしゃべる人は、わか
 ってはいない)。

--「人間は考えることが少なければ少ないほどよけいしゃべる」と誰か
もいっていた。

「知りて知らずとするは上(じょう)なり」
 (自分でよくわかっていても、まだじゅうぶんにはわかっていないと考え
 ているのが、最もよいことである)。
(和訳は本書より)

S先生は、1910(明治43)年ごろのお生まれだったろうか。


<アーノンクールの「魔笛」>
新しいBossが、私が生で観た2012(H14)年ザルツブルク音楽祭の「魔
笛」を録画してくださった。(感謝!です)。
フェルゼンライトシューレの会場--そうそう、これこれっ!と思い出され
る。はやりの現代演出で、DVDで見直しても、想像力がないせいか、意
味がよく分からないが、まだまだ若手の歌手がすばらしい。
夜の女王のマンディ・フレドリヒ(1979年生)は、「復讐の炎は~」は入魂
の演技であり、一音もはずさない見事な歌唱を聴かせてくれた。何回視
聴しても、そのたびにすばらしいと思う。





ここの某コンビニは3月末で閉店(移転?)となった。


本郷通りも新緑


ソメイヨシノ


3/31、上の写真と同じソメイヨシノ




4月22日(火)
毎朝カフェ・ベローチェ新御茶ノ水店でコーヒーを飲む。ベローチェは神田
淡路町の周辺に、この店を含め10店近く出店している。面作戦かしらん。

ホット・コーヒー(S)の値段を調べてみると・・・・・・
ベローチェ;190円
ドトール;220円
プロント;220円(サントリーとUCCの出資会社)
エクセルシオール;280円(ドトールから)
スターバックス;300円
タリーズコーヒー;310円(伊藤園の子会社)
上島珈琲店;350円
価格の高い安いは一概にはいえない。








新緑の成長ははやい


3/31、上の写真と同じ場所




4月23日(水)


長年、積ン読状態だったゲーテ『イタリア紀行』(岩波文庫)を読み始めた。






ホテル龍名館はリニューアルに向け、工事中

この日は、午後6時から2時間、つきじ植むら湯島店梅里にて会社の歓
迎会。就寝は11時。私にとっては真夜中だ。

4月24日(木)


















昨日の歓迎会の疲れから(?)、OB練習を休み、9時前に就寝。寝すぎも
健康によくないらしいが(笑)。


4月25日(金)
晴。すがしがしいとはこのこった。前日、早く寝たので体調がいい。





鷺沼6:08押上行を降り、始発に並ぶ。





半藤一利『歴史探偵昭和史をゆく』PHP文庫

以前に取り上げただろうか・・・・・・
半藤さんの書かれたものでも、とくにおもしろい部類に属する。昭和史の
ターニングポイントとなった事件について、一次史料に迫ったものである、
といえるだろう。
最近、大幅増刷されたのか、本屋に縦積みとなっている。



龍名館本店ビル



お昼は、明治大学の紫紺館椿山荘にて、リーダーの皆さんとNew Boss
の歓迎会。(3月の旧Boss送別会もここだった)。FAXで事前にメニュー
を注文できるところがいい。





まもなく太田姫稲荷神社の例大祭

社員が長崎に行くというので『長崎ぶらぶら節』を教えてあげた。
なかにし礼(S13生)の『兄弟』、『長崎ぶらぶら節』、『赤い月』を読んで
みたくなった。

4月26日(土)
いったんの起床、朝食後、疲れ気味から、また寝床へ戻る。「関学創立
125周年記念 関学対慶應ラグビー 於秩父宮ラグビー場」のセレモニ
ーもお休みする。(後から見たら、33対54で慶應が勝ったようだ)。
ゆっくり起き、のんびりと午前中からブログ作り。

<ウィーン・フィル2014日本公演>
昼食も終え、作業を続けていたら、しまった!昨日まで覚えていたのに、
ウィーン・フィルの発売日であることを思い出した。あわててサントリー・
ホールのWEB申し込みをしようとしたら、既にB席~D席は売り切れで
ある。やむなくA席を申込みしようとしたら、肝心なIDとパスワードが思
い出せない。何回かトライしているとロックがかかってしまった(涙)。あら
ためてパスワードを申請する。なんだかんだと悪戦苦闘するうち小一時
間が経過してしまった。幸いにもA席はまだ残っており、なんとか9/24
(水)分を1枚を確保することができた。

9/24のプログラム
ルネ・シュタール タイム・リサイクリング(日本初演)
モーツァルト 協奏交響曲 変ホ長調 K364
 ヴァイオリン;ライナー・キュッヒル
 ヴィオラ;ハインリヒ・コル
ドヴォルザーク 交響曲第8番 ト長調
指揮;グスターボ・ドゥダメル(ベネズエラ)

ライナー・キュッヒルさんは私と同い年であある。


<わがふるき日のうた>
YouTubeを「散策」するうち、第72回関西学院グリークラブリサイタル
(平成16(2004)年2月1日)に出会った。

第2ステージは、北村協一先生指揮による現役・OB合同ステージ。三好
達治作詩、多田武彦作曲「わがふるき日のうた」。これがとてもよかった。
北村先生のすばらしさは、いうまでもなく(というか私の感じ方なのだが)、
速めの曲のインテンポにおける、ビシッとしたリズム感にある。多田作品
の「柳河風物詩」や「中勘助の詩から」などのそれは、北村先生の真骨
頂といえるだろう。

さて、この「わがふるき日のうた」は、遅めの曲における、楽譜に書けない
ほど微妙なアゴーギク--次の言葉に行く「間」と、大人数をベースにし
たディナーミクがすばらしく、盛り上げ方もスケール感たっぷりである。
速い言葉のリズム感と言葉さばきの見事さは今さらいうまでもない。当日、
その場で聴いたら、もっとすばらしかったことだろう。
こちら


<新入社員諸君>
新入社員の季節である。私が若い頃は、一種のハウツー物かもしれない
が、山口瞳『新入社員諸君!』、源氏鶏太『サラリーマンのための十二章』
などを読んだ。今あらためて読み返してみると、それぞれ著者の人間性が
現れており、なかなかおもしろい。



山口瞳さんは、大正15(1926)年生まれ、会社は寿屋(サントリー)だっ
た。
同書にある「「新入社員に関する十二章」(「~に関する十二章」をはや
らせたのは伊藤整?)は、次のような内容である。
 1.社会を甘くみるな 勉強を怠るな
 2.学者になるな 芸術かになるな
 3.無意味に見える仕事も厭がるな
 4.出入りの商人に威張るな
 5.仕事の手順は自分で考えろ
 6.重役は馬鹿ではないし敵でもない
 7.金をつくるな 友人をつくれ
 8.新人殺しに気をつけよ
 9.正しい文字を書き 正しい言葉をつかえ
10.グチを言うまい こぼすまい
11.思想を持て ヴィジョンを描け
12.節を屈するな 男の意地をまげるな

なるほど、もっともなことばかりで、私もこれくらいのことはいえるかもし
れない(笑)。
しかし、このタイトルで、それぞれ何百字かの、経験に裏打ちされたエッ
セーが書ける点はさすがプロですね~。

源氏鶏太さんは、明治45(1912)年生まれ、住友不動産の前身泉不動
産の総務部次長を44歳で退職している。仕事ができる方だったようだ。

「『三日三月三年(のスランプ)』という言葉は、いぜんとして活きている」
「時には考えることが大切だ」
「なんでもいいからエキスパートになれ」
など味わいある内容だ。

私の父の会社は、上司への中元、歳暮が当たり前だった。会社に入っ
たら、上司に中元、歳暮を贈るものだといわれたこともある。
しかし、私が入った会社には上司への中元、歳暮も、(女性の)お茶汲
みもなかった。
私の部下の事務社員(80人の女性)にもバレンタインの義理チョコなど
は「禁止」である。

私が新入社員にアドバイスするとしたら、どういう内容になるのだろう。
それともまだまだアドバイスしてもらう立場かな(笑)。


<富岡製糸場>
イコモスが富岡製糸場を、「フランスから機械や専門知識を導入し、急速
に生産システムを作り上げた」、「養蚕と日本の製糸産業の革新に決定
的役割を果たし、日本が近代工業化世界に仲間入りする鍵となった」こ
とから世界遺産に「登録」すべきと勧告。
昭和62(1987)年まで操業していたとは知らなかった!
勧告文の全文を読みたいのだが、なかなか見つからない。




4月27日(日)
快晴
ウィーンフィル2013日本公演からティーレマン指揮ベートーヴェン「第九」
を視聴する。(二度目かな?)
Sop.エリン・ウォール
Mez.藤村実穂子
Ten.ミヒャエル・ケーニヒ
Bari.ロベルト・ホル
合唱はウィーン楽友協会合唱団(*)。これだけを歌いにきたのかしらん。
*ウィーン楽友協会合唱団はベートーヴェン「第九」の初演に参加したア
 マチュア合唱団であり、カラヤンが愛していた。


4/19(土)録画のSWITCHインタビュー達人達「岡田武史×迫慶一郎」を
視聴。
中国では、日本の「常識」が通用しない。「そもそも論」から話始めなけれ
ばならいない、という生の体験談がおもしろかった。

岡田武史さんは、私の尊敬する人物の一人である。大阪出身のぶっちゃ
けた話しぶりが好きである。
天王寺高校~早大政経~古川電工とエリート畑を歩いておられるが、努
力家の苦労人という印象である。

「中国は人脈社会」という。--いい悪いは別としてコネ社会である。
「勝たないと一体感は盛り上がらない」
お二人が中国で感じたことは、偶然の一致、「人間万事塞翁が馬」であっ
たという。→こちら



午後は、2時からコール・フォレスト5th Concert(大下丸子の田区民プ
ラザ大ホール)を聴く。客席数510が満員であった。
詳しくは来週の「人生ブンダバー」にて。

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5 コメント

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イタリア紀行 (栄光のG組)
2014-04-29 17:57:19
人生ブンダバー様、ご無沙汰しています。
少し下級生の「栄光のG組」です。
今年のオムニバスでお見かけしましたが、ご挨拶できず、心残りに思っていました。
いつもは拝読させて頂くだけですが、久しぶりにコメント(?)を・・・・。
小生、何の因果か、最近になって突然「ヴィルヘルムマイスターの修行時代」を読みたくなり、散々探し回った挙句、神保町の信山社で購入いたしました。タイミングが丁度似通っていたのでご連絡させて頂いた次第で・・・・・。
少しづつでも読み進めて行きたいなー!!
返信する
Re;イタリア紀行 (katsura1125)
2014-04-29 20:36:03
栄光の架橋ならぬ栄光のG組さま、久々の(?)コメント、有難うございます。いつもお読みいただき感謝です。

さすがG組は読書好きの勉強家ですね~(笑)。
amazonの中古価格もそこそこなところをみると、まだまだ売れているようです。

「ただ憧れを知る者のみが」はこの小説の詩だったんですね~。
返信する
ご無沙汰してます! (ken)
2014-04-30 22:20:12
コメントありがとうございます。
なかなかコメントできていませんが、僕もブログ毎週チェックしてますよ!

今月5日、大阪フィルのショスタコーヴィチを聴きに日帰りで大阪まで行ってきました。
良くも悪くも若々しさのある演奏で、胸を抉るような演奏でした。

息子さんが福岡に転勤とは、また不思議な縁ですね!
なにかありましたら、ブログを通じてでもメッセージくださいm(_ _)m
返信する
追記 (ken)
2014-04-30 22:21:04
ショスタコーヴィチとは「交響曲第4番ハ短調」のことですm(_ _)m
返信する
Re;ご無沙汰しています! (katsura1125)
2014-05-01 22:38:41
kenさん、さっそく有難うございます。
お元気そうで何よりです。
大阪までとは!すごいですね~。井上道義さんのショスタコは、何番だかわすれましたが、私も生を聴きました。よかったです。
また遊びに来てくださいナ。
返信する

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