酒酒楽楽

酒酒落落という言葉があるらしいですが、私の場合は『酒酒楽楽』で、お酒と共に楽しい人生を送りたいと考えております。

バトン(地元バトン)

2006-10-06 23:00:10 | バトン
「酒と畑に戯れるオヤジな私」のakisaienさんの「地元バトン」がおもしろかったので、バトンを一つ貰ってきました。


早速始めたいと思います。


1 どの都道府県に住んでいますか?  

福島県です。中通りの中心部です。
  
東北本線(上野~青森)、磐越西線(新潟~郡山)、

磐越東線(いわき~郡山)、水郡線(水戸~郡山)、が交差しています。

東北新幹線(東京~青森) と

東北自動車道(岩槻~青森)、磐越自動車道(いわき~新潟)も。
  
我が家の真ん前を走る国道49号線(通称にっぺいせん)は新潟~平(いわき)まで


漢字が一杯で、雰囲気が固くなりましたね。

でも空気は美味しいですよ。



2 標準語圏内ですか?
  
いいえ、東北弁です。

百姓の生まれで、生まれた時から俗に言う“ずうずう弁”で育てられました。

カ行、タ行に必要のない濁点がつくのが東北弁の主な特徴ですが、

カ行、タ行の全てに濁点が付くわけではありません。

ドラマで使われる東北弁はしっくりしないことが多いように思います。(このことだけ強調したい)



市の中心部の女子高へ入学した時に、どういうわけか「お嬢様?はこれではいけない」と思い始め、

自分なりに徐々に“改革”していきました。(;-_-) =3 フゥ



仙台の大学へ進学し、20代後半まで9年間仙台に住み続けましたが、

仙台弁は一つも使えませんでした。

しかし、東北本線特急あおばで帰郡する際、宮城と福島の県境辺りで私メの仙台訛りが

福島訛りに微妙に変化するのを感じていました。


今では自分で“確立”したやや標準語に近寄った“いっこんま語”を操っています。(これって思い込み?)

ただし、自分ではあまり気づきませんが、イントネーションやアクセントは滅茶苦茶です。



上京した時などは言葉使いで大変気疲れしますが、

東京駅(昔は上野駅)で帰りの列車に乗り込むとホッとします。

啄木の「ふるさとの 訛りなつかし 上野駅」の気持ちが良く分かります。


3 方言があるなら 種類や珍しい方言を・・。
  
■「かからしい」  うるさいの意  「やかましい」も類義語 


■「さすけねえ」  差し支えない 英語ではノープロブレムですね。

  これは、数年前に地元向けのコマーシャルから急浮上した言葉です。

  それまでこんな言葉があることを知りませんでした。


  
■「よっぱら」  もう沢山の意 お腹一杯食べた時に「よっぱらだ」と言います。 



それからこの辺りで一番使われる言葉は何と言っても次の二つでしょう。


■「~だばい」 「○○でしょう」の意味です。

   たまに「~ぱい」(paiと発音)となることもあります。

   「おいしいごはん?」のmさんによると、千葉県南部で「だっぺ」と言っていたそうですが、

海岸線を北上して「フラガール」の浜通りでも「そうだっぺ」といい、

内陸部では「そうだっぱい」[sodappai] 又は「そうだっぺ」[sodappe]

中通りでは「そうだばい」[sodabai]  又は「そうだべ」[sodabe](男言葉)となります。


  

■「~だない」無いではないですよ。「○○だね」と言う時に使います。

 優しく、柔らかに話しかけます。


例)娘が3歳の頃の話です。娘が“忠犬ハチ公”のことでおじいちゃんに質問しました。

  「ねえ、おじいちゃん、ちゅうけんはちこうってなあに?」

  義父「あんたない、大きぐなったら東京の大学(だいがぐ)に行くばい、

  そしたら、友達と待ち合わせすっとぎ、

  渋谷の駅前(えぎまえと発音)で待ち合わせすっぱい?

  その時(そんとぎ)に、目印にハチ公っつう名前のイヌの銅像のまえでで・・・・・」

  「えっ?お義父さん、○○子は東京の大学に行くの?」

  びっくりした私が義父の説明を遮ってしまいました。

  「あら、いがねのがい?」

  「東京へはやれないよ~、だってひとりっ子なんだから」


とまあこんな会話がありました。20年も前のことです。



んじゃ、通訳すっとね、あらいやだ。

通訳しなくても大体のことは理解していただけますよね。


  


4 地元の有名な場所などは?
  
■開成山公園・麓山公園  公園は沢山ありますね。

郡山カルチャーパーク  ランキング29位

■熱海温泉   静岡の熱海ではありません。磐梯熱海です。

■猪苗代湖   舘浜等

  大竹しのぶ演ずる「ああ、野麦峠」のロケの舞台になりました。

  御霊柩峠(ごれいびつとうげ)から猪苗代湖を見下ろして

  「諏訪湖が見える」と言ったのです。

■でこ屋敷  ひょっとこおどりの古里

       干支の張子人形や達磨が作られています。

  
  
5 地元の有名人 歌手を教えて下さい
■西田敏行  市立小原田中学校卒業 高校は明大中野高校です

■故 市川章介(作曲家)


6 地元のここだけは許せない

今は見つかりません。


7 私の地元に住んでたら こんなメリットがある

■首都機能移転の話はどうなったんでしょう。

 一応阿武隈山系のこの辺りも候補地として上がってはいました。

  
 磐木の国といわれて、地盤がしっかりしていますので、

 地震が来ても大丈夫と昔から言われています。

  
■宇津峰の名水が飲めます


(2006.4.30 の記事より)


8 地元で一番多い苗字は?  

やはり佐藤 斉藤 でしょう



9 ネット友達で近所の人にバトンを回しましょう
  
どなたかご自由にお持ち帰り下さい。


10 ↑の友達を除いた5人にも バトンを回しましょう

上に同じです。ご自由にどうぞ。

ご連絡をお待ちしております。







10月5日、我が家の夫が選手らと共に全国大会のことで県庁へご挨拶に行ってきました。

そのことが本日(6日)付の朝刊に掲載されました。

◆福島民報新聞  

◆福島民友新聞

興味・関心のある方はどうぞご覧下さい。信長髭が目印です。

また、明日(7日)にはKFBで放送されるそうです。








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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
地元バトン (ba-ba)
2006-10-07 08:30:34
おはようございます



地元バトン楽しく読ませて頂きました。

お義父様との会話、情景が目に浮かんできました。



私はあまりにも方々を移り住んだので、地元バトンは書けそうに有りません。



その代わり、皆さんの地元バトンはすんなり理解できる面も有ります。

楽しかったです。
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地元バトン 2 (akisaien)
2006-10-07 13:24:00
バトンの受け取り、ありがとうございました。



克明なバトンになりましたね。

そうだっぺは、行き付けの天神下「三四郎」のママさんが連発します。

お馴染みのコトバでした。

かかrしい、さすけねえ、よっぱらは解説がないとわかりませんね。

おじいちゃんと娘さんのある日の会話はほのぼのとして思わずニッコリしてしまいました。

ずいぶんとお孫さんを可愛がっていらしたのでしょうね。

忠犬ハチ公は絵本だったのでしょうか。



野麦峠は猪苗代でしたか。

いまのいままで長野だと思って

いましたよ。

映画といえば西田敏行は好きな俳優です。

たまに行くカラオケで、「もしもピアノが弾けたなら。。」を唄います。

結構イケてますよ(笑)



信長髭さんの新聞掲載、おめでとうございます。全国大会でのご活躍期待しています。

髭をビュンビュンさせて武者震いされてませんか。



方言はいいものです。

研修でもよく耳にします。

東京弁はキツイ感じがします。

方言は、なんだかホンワカしてくる、いい響きがありますね。
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方言! (m)
2006-10-07 15:53:17
今セザンヌさんへご挨拶してまいりました。

あちらの方言はパーフェクトに理解できますが、いっこんまさんのところはまったく分かりません(笑)

言葉のルーツを探ると面白いでしょうね。



地元の言葉は温かみがあります。

標準語は味気ないです。



あきさいえんさんの「もしもピアノが弾けたなら。。」は思いがけなく・・・

へぇ。。です。

一度聞いてみたいものです。ね?いっこんまさん♪
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☆ba-ba様 (いっこんま)
2006-10-07 16:52:38
ba-baさん、こんにちは。



仙台の言葉。

「~~だっちゃ~」

「~~ですぺ?」

「~~だなや~」

これらは言葉というより語尾ですね。憶えてますか?

「小さい」を「ちゃっこい」という人もいましたね。

方言のことを話し始めると止まりません。

地元でも時々お酒の席で昔使っていた方言の話をしますが、とっても楽しいんですよね。



義父と娘の会話。

20年も前のことなのにこれだけは不思議と忘れられないんです。

時々娘と二人で思い出しながら話しているからでしょうね。「おじいちゃんはね、あんたのこと、こんな小さい時から大学進学するものと思っていたんだね」と。



バトン、楽しんでいただけて嬉しいです。

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☆akisaien様 (いっこんま)
2006-10-07 17:22:58
akisaienさん、こんにちは。

昨日は東京も随分降りましたね。ニュースで冠水の箇所もあったとかで心配しておりましたが・・・



「三四郎」のママさんは千葉か茨城または本県浜どおりの方ですか?

あの美人のママさんから「そうだっぺ」ですか? 



忠犬ハチ公、テレビを見ていたときのことです。娘は義父が60歳になったときに生まれました。可愛がってくれましたよ。akisaienさんのようにやさしいおじいちゃんでした。



akisaienさん、「ああ、野麦峠」はもともと長野県の女工さんの悲話です。

郡山市内のごれいびつ峠でロケが行われました。猪苗代湖を諏訪湖に見立てたんです。

後輩のTさんが下宿していた湖南町のO旅館にスタッフの人たちも泊まっていたことを聞きました。S52かS52年頃の作品です。



mさんもコメントしてくださいましたが、いつかakisaienさんの「もしもピアノが弾けたなら」を聞きたいと思います。夢、叶うでしょうか?



信長髭は今日はテレビにも出ましたよ。

それと今朝の新聞は市長さんへのご挨拶。

2誌に載ってました。



私も長いこと使ってませんが、「~~だばい

方言は優しい感じがでて、ほんとにいいばい」今度使ってみます。

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☆m様 (いっこんま)
2006-10-07 17:33:06
mさん、お晩です。



mさん、福島の北の方は「~だべした」。

仙台方面へ行くと「~~だべん」から「だっちゃ」に変形します。

言葉ではなく語尾が変形していくの、おもしろいですね。



でも、誰にでも通じるのは何といっても標準語ですからね。

今では田舎でも若い人たちは標準語です。

またテレビの影響で関西弁が飛び出したりします。驚きますよ。



mさん、私も是非akisaienさんの「もしもピアノが・・・」を生で聞きたいものと思います。

優しくて甘い声でしょうね。想像しただけでしびれますね。キャハハ。

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あっちゃこっちゃで (ちょびママ)
2006-10-08 00:56:08
地元バトンのお祭りのようです!

いっこんまさんのお国言葉、そばで聞きたくなりました。

活字を口に出して東北弁を真似てみました。

でもきっと、ご当地の人が聞くととってつけたようなシャベリになってるんでしょね。

松山を舞台にしたドラマでも、イントネーション違うやん!とか、そんな言葉つこた事ない!とか、いちいち突っ込んで見てますから(笑)

大きな湖があるのは羨ましいですね。

こちらにはダム湖しかないです(涙)

あと、沼みたいな池(笑)

皆が集まって一杯やりながらバリバリのお国言葉で喋ったらどうなるでしょう?

楽しいだろうな~♪
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会津弁 (tomo)
2006-10-08 10:13:19
いっこんま様 おはようございます。



方言はいいですね。温かみがありますね。

同じ県内でも中通り,浜通りと違いますものね。

私など会津から出たことなく、純粋な会津弁を使っております。

たまに自分なりの標準語を使ってみても、アクセントが違うのですぐに見破られてしまいます。

私の母たちは丁寧な会津弁でお話ししていましたが、それはいいものでした。

今の若い人たちが言葉を簡略して話しているのを聞くと品がないですね。

東京にいる娘達も磐梯山が見えはじめ、又私に会うと自然に会津弁に戻るようです。

孫達に感心されています。

この年になると、方言を持っていることが嬉しいです。

東京から来た孫達が会津へ来ると真似して使いますが、ニュアンスが違うのでやはりおかしいですネ。

ご主人様 拝見いたしました。

いろいろご活躍で、全国大会期待していす。







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☆ちょびママ様 (いっこんま)
2006-10-08 17:11:05
ちょびままさん、こんにちは。



そちこち(あっちこっち)で盛り上がりましたね~。楽しいですね~。きっと何時間話していても尽きることはないと思いますよ。

それから、私が生まれて直ぐから身につけて60年近く話している言葉、たとえちょびママさんであろうとそう簡単には真似できないと思います。下手な役者のようにぎこちない会話になってしまいます。



東北地方の「りんごの歌」とか「どじょっこふなっこ」をその土地の言葉に直して歌うとおもしろいですよ。



ちょびママさん、やはり広大な海には敵いませんよ。

あそうそう、私達の市では安積疎水と言って、猪苗代湖の水を田んぼに引いたり飲料水にしたり・・・宝ものなんですよ。



akisaienさんの渋い家の前でやりましょう。栗の木の下もいいですね。

東北訛りの「もしもピアノが弾けたなら・・・」いいかもよ。

私は「麦畑」が好きなんですけど、夫が「似合わない」なんて言うんですよ。

以上、おまけ付でした。キャッ。

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☆tomo様 (いっこんま)
2006-10-08 17:29:08
tomoさん、今晩は。

NHKラジオの「日本列島暮らしの便り」をお聞きになったことがありますか?

時々会津若松の女性の方が出てますよ。tomoさんのように純粋な会津弁です。

おっとりしていて且つとても優しい語り口。聞いてる私達を惹きつけます。



大分前に入院した時に、会津の武家の出のおばあさんと同室でした。静かな話し方に惹かれました。

(この方の娘さんは浅草、浅草寺へ嫁いだそうです)

また喜多方のお母さんの話し方も優しくゆったりとしているので印象に残っています。

会津弁、他県の方には通じにくいかもしれませんが残しておきたいですね。

娘さんの話、私と同じですね。実家が近づくに連れて忘れかけていたものが次第に戻ってくるんですよね。

お孫さんには会津に来られた時に一つずつ覚えてもらえると嬉しいですね。



夫のこと、ありがとうございます。

応援よろしくお願いします。

全国大会は19日です。

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