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カタスミ

『フォルトゥナの瞳』百田尚樹著

突然死期の近い人が透けて見えるようになった
青年のお話。
以下ネタバレあり。

















映画になるってんで興味持って買ってみましたが
う~ん…いまいちかなぁ…
そもそも主人公がネガティブすぎてさぁ…
どうせ僕なんて…って感じでうじうじうじうじ。
じゃあ、全ての事柄においてどうせ僕なんて…ってなってればいいのに
なんか時々自分のせいだ!!みたいなん面倒くさいわ。
生い立ちが生い立ちなので、多少は仕方ないのかもしれんけど
もうちょっと主人公の性格なんとかならんかったんかなぁ。

死期の近かった女性を救い、恋人関係になるけど
そうなるまでに昔の女の事でぐずぐずぐずぐず…
お話の半分はそんな感じだったんじゃないかな…
なんか辛気臭いなぁ…
恋人関係になって幸せなのもつかの間、
大勢が死ぬ事故に気づき、最終的に主人公は
その事故を防ぐ為に自分を犠牲にするという…

その辺もなぁ…まず、電車の事故なら
別に線路に自分巻きつけんでも
電車を爆破する、とか脅迫電話だけでも
十分だったと思うけど。(まぁそれでも死ぬだろうけど)
ヒロインも見える目を持ってんのかなぁ…って思ったら
やっぱりそうだったけど、
主人公に生きてほしいと思っていたなら
自分も見えるから、一緒に生きて行こうと言えば
絶対止められたと思うんだよなぁ…

なんか無理矢理悲劇に持って行った感があって
いまいち感情移入できず…
だいたいが主人公のうじうじグダグダだったのも
テンポ悪いという印象。
まぁ、飽きずに読む事は出来たので星は3つで。

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