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香柏だより

福岡市東区の香椎バプテスト教会です。
聖書の言葉には、ひとを生かす力があります。
礼拝では手話通訳もあります。

祈りは人を育てる(西南学院)

2016年05月21日 | おすすめ
西南学院は、2016年、
創立100周年を迎えました。

西南学院大学国際文化学部教授の塩野和夫教授が、
大学の『国際文化論集』に掲げた3つの論文を
ひとつの書として発行しました。

「与える幸い」
「波多野培根(ますね)のキリスト教教育」
「祈りは人を育てる」

著者自身は同志社大学の出身なのですが、
西南学院大学に属するようになり、
学院の歴史と建学の精神を
ていねいに調べてきました。

とくに、西南学院の教育事業という観点から論じたものとして、
この書がまとめられたというわけです。





創立100周年記念式典特設サイトがあります。
先週5月14日、
その記念式典が大々的に行われました。
関係者にとっては大きな喜びであったことでしょう。

福岡でのキリスト教伝道にとり
今も大きな柱となっている、バプテスト教会の軸として、
“Seinan, Be True To Christ”(西南よ、キリストに忠実なれ)
という精神が
これからも貫かれていくようにと願っています。

入江書店

2016年05月13日 | おすすめ
古書店が少なくなりました。
私の学生時代は、
古本屋巡りというのが、
資料を探す重要な仕事でした。

いまや、検索で一発で情報が見つかるという、
あのころの私から見れば、夢のような時代。
しかし、その情報に信頼がおけるかどうかについては、
あやふやなところが拭えません。

かなりの責任をもって書かれ編集された本と、
思いつきで綴ったウェブ、というのは
偏見かもしれませんが、
おおまかにいうとそういう傾向が否めないのです。

古書店にしても、
明るい雰囲気の「ブック●●」のようなチェーン店が多く、
売れ筋のものは多々ありますが、
昔の古書店のおやじさんのように
やたら詳しい歩く資料のような人が少なくなりました。
そういう掘り出し物の本も出会う機会があまりありません。





前置きが長くなりましたが、
偶然入ったこの入江書店、
魅力的な本がたくさん並んでいたのでお勧めというわけです。

美術書がいろいろありました。
そしてキリスト教関係の、
文庫や新書などの手軽なものが多々ありました。
それももちろん、絶版となっているもので、
いまとなっては「読んでみたい」と思うようなものが多く、
しかも、値段がかなり手頃に見えました。

すっかりファンになりました。
初めて入っていきなり3冊購入というのは、
私には珍しいことなのです。

場所は、
福岡市天神の中心部から歩いても数分で着く、大名。
「大名クロスガーデン」という礼拝堂の向かいです。
店舗情報はこちらのサイトが詳しいと思われます。

聖霊と教会

2016年05月07日 | おすすめ
2001年出版で、
現在新刊として買うことはまずできません。
中古で出まわっているのを頼りにするばかりですが、
ラジオのFEBC(キリスト教放送局)で、
この著者・関川泰寛牧師が、
この本を出版して間もないころに担当して放送したものが、
この4月から再放送として、
火曜日に流れるようになりました。

教会には聖霊が必要。
ただ、それはどのように捉えられてきたか、
歴史の中からきちんとたどります。

吉崎恵子さんが、アシスタントとして、
なかなか鋭い質問を投げかけるので、
番組が立体的になり、深い回答もなされます。





本は、そのテキストのような役割を果たすのでしょうか。
これから放送を毎週楽しみにしながら、
本の内容と対照してみたいと思います。

ただの神学や論理だけを語るような神学者ではなく、
実際に教会を形成してきた牧師でもありますから、
教会運営の難しさも含め、
それでいてなお、聖書と聖霊に聴くことになるのでしょう。

本に向かうことで、
自分自身を少し客観的に見ることができる場合があります。
自分の思い込みや自分の中の正義を絶対視することから
逃れる方法ともなるのではないかと思います。

今年は5月15日がペンテコステ礼拝。
つまり、聖霊降臨記念日の礼拝でする
私たちは、この霊を受けることができるでしょうか。

あん

2016年05月04日 | おすすめ
キリスト教に直接関係はありませんが、
最近最高裁長官が謝罪するなど社会的にも取り上げられ、
新聞の社説やコラムでも扱われた本として、
ご紹介したいと思います。

2015年、映画も作られ、
地味ですが良い評価を受けていました。

『あん』(ドリアン助川・ポプラ社)は、
ハンセン病にまつわる物語です。
どら焼きの店をひとり営む千太郎のもとに、
年老いた女性が雇ってくれないかとやってきます。
最初は断っていた千太郎でしたが、
そのあんのすばらしさを知り、徳江を雇います。

おいしいと評判になり店は繁盛しますが、
やがて、徳江がハンセン病だという噂が立ちます。
徳江は迷惑がかかると店を辞めますが、
千太郎は気になりその住所を訪ねます。

そこは、ハンセン病の隔離施設でした。





第25回読書感想画中央コンクールで指定図書に選定され、
中高生に差し向けられたほか、
映画は国内外で高く評価されました。

映画も見ましたが、
たいへん心に残りました。
国立療養所多磨全生園での撮影もあり、
各種資料も踏まえた、力ある訴えがありました。

キリスト教の世界では、「ベン・ハー」で
同じ病気が扱われます。
また、聖書の訳語の問題も含めて、
キリスト教がこの差別を育んできたという面もあります。

差別やいじめは、
自分でそれをしているという意識のないところが特徴的です。
自分は神に奉仕していると思いながら、
神のしもべを殺している者がいる、と
キリスト御自身も語っていました。

一人ひとり、どう向き合うか、問われています。

小預言書の福音

2016年04月27日 | おすすめ
小預言書というのは、
旧約聖書の終わりのほうにまとめられている、
12の巻をまとめて呼ぶ言い方です。
長くて多くの章をもつ、イザヤ書などを除き、
比較的短いものが12あるのです。

物語性は概して少なく、
断片的に、神の告げたことを受けた者が
時に権力に逆らうような立場で、
神のことばをぶつける形をとります。

その小預言書からとりあげたメッセージが
ひとつにまとまりました。
講解説教を聞くような気持ちで、
私たちは読み進んでいくことができます。





著者である高橋秀典牧師は、
証券会社に勤務し留学まで果たしつつ、
結局神学校に入り、伝道を始めたのでした。
経済活動と社会の構造をよく理解・体験した視点から、
しかしたいへん純粋な信仰を以て語ります。

やや政治的な意見にも踏み込んであるので、
もしかすると、
意見を異とする読者もあるかもしれませんが、
現在の政治との関わりを強くもったのが、
この小預言書のはたらきでありましたから、
まさに政権にぶつかる声というのは、
小預言書の精神そのものであるとも言えるでしょう。

表現は非常に分かりやすく、
そして時にはっとする見方を教えられます。
ひとつひとつは独立したメッセージですから、
時に感じたところから読んでもよいかもしれません。
たぶん、できれば、少しずつお読みになれば如何。

リーダー論

2016年04月22日 | おすすめ
これはキリスト教の本とは言えません。
だから「おすすめ」でいいのかどうか迷いましたが、
結局取り上げることにしました。

AKB48をこの春「卒業」した高橋みなみさんの著書。
出版当時から話題になっていました。
それは、人気タレントが出した本だからというよりも、
内容がある、という声でした。

手にとってみて、私もびっくりしました。
48と名がついていますが、
実質その何倍もの人数を抱える組織のリーダーとして、
高い評価を受けていた彼女が述べる体験談です。

経験から得た法則を理論としていますので、
根拠を述べてというものではありませんが、
どうしてどうして、
すぐにでも私たちに活かすことができそうな、
すばらしい知恵の集まりであると感じました。





リーダーということは、
たとえば教会の牧師や伝道師、
また役員などにおいても、
大いに参考になります。

いえ、自分にはなかなかできていないことに、
目を開かれる思いすらします。
謙虚にここに耳を傾けることをすると、
得るところが多いのではないかと思うのです。

難しい理論はありません。
ですから、一読で意味は伝わります。
それでいて、はっとさせられるようなことや、
全く自分の考えではダメだというようなことに、
思い当たることが次々と出てくるのです。

そういう意味で、
「おすすめ」とさせて戴きました。

国を愛する心

2016年04月21日 | おすすめ
三浦綾子さんは、20世紀の終わりのころに
天に召されました。
キリスト教作家として有名でしたが、
その天才的なストーリーテラーとしての力のみならず、
思い出話や時事評論においても、
いろいろな文章を書いていました。

なかなか収録されていなかった、
小さな新聞コラムなどの原稿が、
ここに新書として集められて出版されました。

それは、このとき社会が、
何か危険な方向に進んでいるということを考えた人の、
心に響いたからであるかもしれません。

題だけ聞くと、右翼的なようにも見えますが、
むしろ内容は逆だと言えるでしょう。
本当の意味で「国を愛する」とはどういうことか、
三浦流に描かれている、ということのようです。





ある人から見れば、
何を叫んでいるのか、と見下されるかもしれません。
けれども、シンプルなその訴えは、
シンプルに、いのちを大切にする思いには響くでしょう。

自分自身、戦時中に子どもたちを
戦場に送ったその体験からしても、
どんなに苦しい思いを抱き続けたかと察します。
そういう人の言葉です。
ただきれい事を言っているわけではありません。

惜しむらくは、
三浦さんを継ぐような、
プロテスタントの作家が
今活躍しているようには見えないことです。

三浦さん御夫妻は、祈りの人でした。
私たちは祈りが足りないような気がしてなりません。

モリユリのこころのメロディ

2016年04月14日 | おすすめ
ラジオ関西の番組「モリユリのこころのメロディ」は、
3月まで金曜日に放送されていましたが、
4月から、木曜日に変更になりました。
プロ野球中継の都合なのだそうです。

逆に言えば、
そうまでしてラジオ局は、
この放送を続けたいということなのです。
これはすごいことだと思います。

キリスト教を信じろ、と迫る番組でありません。
しかし、どう聴いても、
キリスト教はすばらしいと言い続けています。
讃美歌やゴスペルばかりがかけられ、
聖書のことばやそれに生かされた人の話があり、
自分の救いやひとの証しが30分放送されるのです。

しかも、夜9:30からという、
ラジオとしてはゴールデンに等しい時間帯で30分間。
奇蹟のような番組なのです。





寄付で成り立っている放送ではありません。
スポンサーも増えました。
それだけ、放送自体が注目されているのです。
しかもこの放送内容が、
インターネットのサイトから、関西地域のみならず、
全世界で聴けるというのだからなお驚きです。
2014年からの過去の放送分も全部聴けます。

阪神淡路大震災で弟さんを亡くされた森祐理さん。
そのため、東日本大震災の被災地についても、
わがことのように駆けめぐりました。
その中で、キリスト教が大嫌いだった人が
讃美歌に涙して抱き合ったお話や、
歌を通して教会に結びつくようになった人の話など、
励まされる証しもいろいろ聴くことができます。

森祐理さんの活動は、
ライフセンター福岡にも
上の写真のようなパンフレットが置かれており、
知ることができます。

傷ついた人の心を癒し、
キリストの愛の香りを漂わせているはたらきのために祈り、
またその恵みを分かち合っていくことも、喜びとなるでしょう。

歎異抄

2016年04月11日 | おすすめ
仏教書を読み解くテレビ番組のテキストを、
キリスト教会がお勧めできるのか。
お叱りを受けそうですが、
勧めているのはこの本であり、番組です。
それに、
日本人の心を捉えた、革新的な仏教を、
知らないままに私たちも宣教はできません。





しばしば、親鸞の思想は、
プロテスタント神学と比較されます。
その生き方や考え方には、
たしかに何か類比できるところがあるように見えます。

だったら、
いまや日本で最大級の宗派となっている、
浄土真宗に近いものがあるキリスト教は、
もっと理解される可能性を秘めているはず。

また、先祖崇拝をしないこの宗派が偉大なのに、
なぜ仏教が先祖崇拝をすることが
当たり前のように語られるのか、
そんな不思議も感じます。

失礼な言い方かもしれませんが、
我が家は浄土真宗です、という方のうち、
どれほどの割合で、歎異抄が読まれているでしょうか、
その考え方が学ばれているでしょうか。

問題は、そのあたりにあるのかもしれません。

こんなことを考えながら、
キリスト者が、歎異抄を学んでみることも、
何かしら意味があるように思うのです。

番組は、この四月から、
かつての水曜日から、月曜日に放送が変更されています。
ひじょうに誠実な解説をされる講師により
解説が加えられています。
また、テキストは実は番組よりも詳しいので、
さらにお勧めだと言えるでしょう。

礼拝と音楽

2016年04月06日 | おすすめ
なかなか馴染みのない雑誌かと思いますが、
ライフセンター福岡には常備されています。

「礼拝と音楽」という季刊誌。
奏楽者のための雑誌、とも言えるかもしれませんが、
「礼拝」とある以上、
これは礼拝する信徒すべてに関わる事柄だと言えます。

1月発売の冬号は「礼拝の中の説教」という特集で、
礼拝学と説教学とが、
案外ともに論じられたり検討されたりしたことが
ほとんどないということから始まりました。





説教こそ礼拝、と思う人もいるかと思いますし、
説教は分からないが他はいい、と思う人もいるでしょう。
しかし、これらすべてが、
私たちが神を礼拝するという、信仰の行為である以上、
決して分離するべきものではない、とも言えます。

神学的にも、歴史的にも、
たいへん有意義な指摘が、
いわば日本のキリスト教の最先端からなされます。
まるで神学校の講義を受けているような気持ちになります。

もちろん、現場での大切な視点ももたらされます。
たとえば、奏楽者。
奏楽者はたいへんな準備を強いられ、
またプレッシャーの中で奉仕していること。
しかし、弾いていて当たり前のような思われ、
ミスタッチばかり注目されるという現実。

「ありがとうございました」
奏楽者に対する、礼拝後のこの一言だけでも、
私たちは実際にかける言葉であっていいはずです。
そんなことも、教えられました。

4月11日には、春号も発売されます。
次の特集は「礼拝とからだ」だそうです。

聖書と福音

2016年03月30日 | おすすめ
「福音と世界」と似たようなタイトルですが、
こちらはラジオ放送。
onAirは関西と福島ですが、
インターネットラジオとして聞くことができます。

また、このウェブサイトでは、
放送内容を
文字で読むこともできますので、
ろうの方も内容を全部知ることができます。
これはいいことだとうれしく思います。





イースターの日の放送では、
ホークスのサファテ投手のことが紹介されていました。
とくに福岡ではよく知られていますが、
サファテ投手はクリスチャンで、
試合での活躍に応じた福祉活動もしています。
残念ながらスタンリッジ投手は
今年度はロッテに移籍しましたが、
去年は二人して祈り、活動をしていました。

ところがこのサファテ投手の救いの証しというのがあって、
かなり荒れた(?)ところから
神に導かれたのです。
いまは荒れ球もない落ち着いた投球で、
今年も頑張ってくれそうです。

今回、最後にかかった曲は、
小坂忠さんの名曲「勝利者」。
かつて民放で「泣ける歌」としても紹介されたことがありますが、
味わい深い曲ですので、
ご存じない方は、この機会にどうぞお聞きください。
ぐっ、ときます。

福音と世界・4月号

2016年03月29日 | おすすめ
1952年創刊といいますから、
第二次大戦後の日本のキリスト教界を
ずっと走ってきたことになります。
新教出版社の小冊子のような雑誌ですが、
中身が濃く、
オピニオンとして聞くべきものを備えていると言えます。

最新号の特集は、「聖書の翻訳」。
新共同訳聖書は
2年後に、標準訳という新たな聖書を発行すべく
準備を進めています。
新改訳聖書も、
来年の新訳を準備しています。

これを意識してのことだと思われますが、
聖書の翻訳とはそもそもどういうことなのか、
また従来の翻訳の問題点や
これからの翻訳の現状や期待などが、
幾人かの視点で紹介されています。





多くの日本人は、
聖書を日本語で読みます。
英語が少し分かれば、
英語の訳をお使いの方もあるでしょう。

イスラム教の聖典とは異なり、
聖書は翻訳を是としてきました。
しかし、異なる文化を背景とする異言語においては、
語に含む内容が一致して伝えられることは期待できず、
そこに翻訳の難しさがあります。

英語にしても、しょせん翻訳に過ぎないのです。

日本語から受けるイメージを膨らませていくうちに、
原典の伝えることと違うことを
私たちが真実と思い込む危険性は、つねに伴います。

本誌の文章は少々堅いので、
読み慣れない方には難しく見えるかもしれませんが、
示唆に富み、また現状を知ることができ、
キリスト教界を理解するために、あるいは、
自分の聖書の読み方にヒントを得るために、
覗いてみては如何でしょうか。

新聖書辞典[新装版]

2016年03月26日 | おすすめ
聖書を読んでいて、また、
礼拝の説教を聞いていて、
なんだろう、と疑問に思うことが
たくさん出てきます。

そもそも、それは何だろう、とも思います。
自分だけが知らないのかな、と
不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

安心してください。
たぶん、誰もそこそこ分かっていないのですし、
また、それを解決する方法があります。
それが、この辞典です。

少し値が張りますので、
思い切った買い物になりますが、
利用価値を考えると、
十分これは安いものと言えるかもしれません。





いったいそもそもそれは何なのか。
そのことも分かります。
しかし、聖書を読んでいくと一番気になるのは、
同じことが
聖書のほかの箇所で
どのように書かれているか、ということです。

聖書は聖書により解釈する。
これが読み方の基本です。
聖書の中に、その説明があるわけです。
ところが、何かどう関係しているのか、
ふつうはよく分かりません。
たしかあったな、と覚えている人も、
それがどこにあったのかは、覚えていません。

つまり、聖書を横に広く知るためにも、
この辞典は適しています。
手許にあるべき辞典としては、
あまり小さすぎると、内容が不十分ですし、
あまりに大きすぎると、詳しすぎたり、
ちょっと引いてみる気持ちにならないことがあります。

私の感覚では、この分量とサイズは絶妙です。

ただ、特色はあります。
この辞典は、信仰的な立場で書かれてある、ということです。
つまり、神学的な議論や、
さまざまな他の解釈について学問的には扱われていません。
信仰生活をする上で、
こう理解すると健全ではないだろうか、
そうした立場が貫かれています。
研究の立場からすれば、足りないところがあります。
信仰者が安心できる書き方がしてあると理解した上で、
利用するならばこれは類を見ないほどに役立ちます。

いのちのことば社。
かつてあったものが2015年に新装されたものですので、
以前のをお持ちの方は買い直す必要はないと思われます。
また、新共同訳聖書の訳語も見出しに出てきますので、
新改訳聖書のみならず、多方面で利用可能です。

広岡浅子さん

2016年03月24日 | おすすめ
NHK朝の連続テレビ「あさが来た」は
初の江戸時代始まりということで
関係者は不安をもっていたかもしれませんが、
むしろ最近の中では一番のヒット作となりました。

脚本がしっかりしているのが原因の一つと
素人ながら私は見ていますが、
それはそうと、このモデルの広岡浅子さんは、
女性実業家として特筆すべき方であるとともに、
還暦を過ぎてから
熱心なキリスト教徒となったことでも有名です。





ドラマでそこまで描けるかどうか、
残りがわずかとなってきましたが、
前の朝ドラのモデルの村岡花子さんとも親交があり、
いっしょに聖書を学んだりしています。
信徒として福音を熱心に語ったことも
その文書などから分かりますし、
そこだけ取り上げても、なかなかの方でありました。

ほかにも『浅子と旅する。』という
いのちのことば社からの本が
その点を強調して教えてくれていますし、

その他いのちのことば社からは
「DVD 朝のヒロインはクリスチャン」もできており、
これには村岡花子さんと竹鶴リタさんと
三人のことが紹介されています。
いやあ、NHK、驚きです。

しかも来年の秋からは、
子ども服のファミリア(私もお世話になりました)の
坂野惇子さんがモデルの話と決まっており、
この方も確かクリスチャンだったはずです。

「あさが来た」では、
大学設立のために少し道化役にもなっていますが、
モデルの成瀬仁蔵さんは牧師でした。
(晩年は少し変わっていったとも聞いていますが)

上の写真の本は、
比較的客観的に淡々と
浅子さんの生涯が記されており、
分かりやすく書かれていますが、
多少脚色もあります。
ドラマが終わってから改めて、
こうした本で「ひと」に迫るのもよいのではないでしょうか。