教会の階段から会堂へ、そして全体の形は

階段を、螺旋状に昇る。
三階の会堂に行くまで、
健脚の方は、そのようにして歩いて行きます。

薄暗い階段。
スポットは照らされているにしても、
暗い感覚は否めません。

私たちは、時に罪に悩み、苦しみます。
大きな問題を抱えながら、この世を旅します。

やがて三階。
外からの光が射し、一面の光の中に飛び込みます。
暗さを抱く中に、眩しい光が現れます。

会堂に入ると、
今度は直射する光はなく、
やわらかな光に包まれるように感じます。
ほのかに差し入る天からの光が、
正面の十字架を示します。



私たちは、主の翼に包まれます。
まるで私たちをかばうかのような、会堂の構成。
この教会の形は、ひなを抱く雌鶏のような姿をしています。



わたしは、めんどりがひなを翼の下にかばうように、
あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。(ルカ13:34)

建築家としての牧師と、教会を愛する信徒たちが、
祈りをこめて、築き上げた、証しとしての、教会堂です。