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香柏だより

福岡市東区の香椎バプテスト教会です。
聖書の言葉には、ひとを生かす力があります。
礼拝では手話通訳もあります。

福音と世界・4月号

2016年03月29日 | おすすめ
1952年創刊といいますから、
第二次大戦後の日本のキリスト教界を
ずっと走ってきたことになります。
新教出版社の小冊子のような雑誌ですが、
中身が濃く、
オピニオンとして聞くべきものを備えていると言えます。

最新号の特集は、「聖書の翻訳」。
新共同訳聖書は
2年後に、標準訳という新たな聖書を発行すべく
準備を進めています。
新改訳聖書も、
来年の新訳を準備しています。

これを意識してのことだと思われますが、
聖書の翻訳とはそもそもどういうことなのか、
また従来の翻訳の問題点や
これからの翻訳の現状や期待などが、
幾人かの視点で紹介されています。





多くの日本人は、
聖書を日本語で読みます。
英語が少し分かれば、
英語の訳をお使いの方もあるでしょう。

イスラム教の聖典とは異なり、
聖書は翻訳を是としてきました。
しかし、異なる文化を背景とする異言語においては、
語に含む内容が一致して伝えられることは期待できず、
そこに翻訳の難しさがあります。

英語にしても、しょせん翻訳に過ぎないのです。

日本語から受けるイメージを膨らませていくうちに、
原典の伝えることと違うことを
私たちが真実と思い込む危険性は、つねに伴います。

本誌の文章は少々堅いので、
読み慣れない方には難しく見えるかもしれませんが、
示唆に富み、また現状を知ることができ、
キリスト教界を理解するために、あるいは、
自分の聖書の読み方にヒントを得るために、
覗いてみては如何でしょうか。

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