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香柏だより

福岡市東区の香椎バプテスト教会です。
聖書の言葉には、ひとを生かす力があります。
礼拝では手話通訳もあります。

今日の教会学校・少年イエス

2016年01月03日 | CS (教会学校)
先生にも、子どものころがあったの?
小さな子がたずねることがあります。
もちろん、ありました。

では、イエスさまには、
子どものころがあったのでしょうか。
神さまなのに、人となられたイエスさまです。
とうぜん、子どものころは、ありました。

しかし、あまり記録が残っていません。
わずかに、ルカの福音書の2章にあります。
短い記事ですから、読んでみましょう。





お祭りの日に、
少年イエスは、両親とともに、
ナザレからエルサレムに出向いていました。
どうも、町内ご一同、みたいに、
多くの人々の集団旅行であったようです。

エルサレムからの帰り道、
息子の姿が見えなくなりましたが、
両親は、あまり心配していませんでした。
きっと、そういうものだったのです。
しかし、本当にいないと分かると、
あせり不安になって、元来た道をもどったのでした。

三日もさがしたというのですから、
両親はもう必死の思いだったことでしょう。
少年イエスが見つかりました。
神殿で、律法学者たちと
対等に話をしているではありませんか。

母は叱りました。
しかし少年イエスは、答えます。
「お父さんの家にいたのです。分かりませんでしたか?」

父ヨセフは、いま母と探していたはずです。
母は、不思議に思いましたが、
このことばをよく心に留めておきました。
その意味は、後になって、分かることになります。

今日の教会学校・羊飼いたちへのよき知らせ

2015年12月20日 | CS (教会学校)
羊飼い。
楽しそうに見えるかもしれませんね。
でも、イエスさまの時代、
羊飼いというのは、
仕事として、人に軽べつされるものでした。

今ではそういう仕事はないかもしれませんが、
悪いことをしているわけでもないのに、
羊飼いというのは、
つまらない人間だと差別されていたのです。

ですから、イエスさまがお生まれになったとき、
羊飼いたちに、
天使たちが真っ先に、
救い主の誕生を知らせたということは、
たいへん注目すべきことだと思います。





立派なひと、えらい人、かしこい人、
それもよいことでしょう。
でも、神さまは、
貧しく、人々に相手にされなかった羊飼いたちに、
一番先に、イエスさまのニュースを教えてくれました。

ダビデの町で、救い主が生まれた。
飼葉おけに寝かせてある赤ちゃんがそれです。

よく聖書を読みましょう。
天使は羊飼いたちに、
そこに行け、とは命じていません。

でも羊飼いたちは、「行こう」と立ち上がったのです。

神さまのことばを受けたら、
私たちもきっと、立ち上がれます。

あたたかなクリスマスが、
みなさんにおとずれますように。

今日の教会学校・救い主の誕生

2015年12月13日 | CS (教会学校)
13日は合同礼拝です。
クリスマスの特別なお話があります。
以下は、今日の分の、
ここだけのお話ということで聞いてくださいね。

マリヤのお腹は大きくなります。
からだを大事にしなければなりません。
だのに、
時のローマ皇帝の命令で、
長旅に出る必要が起こりました。

住民登録のために
故郷のベツレヘムに届けを出しなさい、と。
150kmといいますから、ずいぶん遠くです。
福岡からなら、長崎までくらいあります。

マリヤはろばに乗っていました。
でも、これはたいへんつらい旅でした。
おまけに、
たくさんの人がやってきますから、
宿屋にまともな部屋がとれません。

客を泊めるための部屋ではありませんでしたが、
なんとか暖かな場所がもらえました。
そこには、家畜がいました。
わらもありました。
飼葉おけという、エサのための台がありました。
それはまるで、赤ちゃんのゆりかごのようでした。





そうです。
その夜、赤ちゃんが産まれました。
飼葉おけで安らかに眠る赤ちゃん。

しかし、それがイエスさまだとは、びっくりです。
神さまです。世界の王さまです。
それが、こんなにみすぼらしいところで産まれるとは。

でも、そこに意味がありました。
イエスさまは、そういうお方だったのです。
この世界の
いちばん低いところに来てくださったイエスさまは、
辛い人、いじめられている人の気持ちが
誰よりも分かる方なのです。

クリスマスは、ただ楽しいバーティなのではありません。
いちばん低いところにいる人、
陰で泣いているような人のことに、
気づく時でありたいと思います。

今日の教会学校・マリヤへのお告げ

2015年12月06日 | CS (教会学校)
クリスマスの劇をするとしたら、
このシーンは欠かせません。
そして、
だれがマリヤさんをするか、
女の子だったら競争になるかも。

マリヤさんは、イエスさまのお母さん。
でも、皆さんのお母さんより、
若かったはずです。

なぜって、昔は今とはちがうから。
たぶん、今の中学生くらいではないか、と言われています。
もう、ヨセフさんという、婚約者がいました。
結婚が決まっていたのです。

でも、突然そこへ、み使い(天使)が現れました。
「おそれることはない。
 あなたは男の子を産む。
 その子は神さまの子なのです」
まだ結婚もしていないのに?
そんなことを言われて、マリヤは真っ青……?





いえ、
神さまの言葉のとおりになりますように、
と祈ったのです。

私たちが思う以上に、
このみ使いの告げたことは、
とんでもないことでした。
もう命がなくなるか、
世の中でまともに生きていけなくなるか、
そんなことが予告されたのでした。

マリヤさんの信仰におどろきます。
私たちにも、信じられないようなこと、
あってほしくないことが起こることがあります。
悲しく、辛いこと、認めたくないことかもしれません。
それを、我慢しろ、などとは言いません。
けれども、
神さまはそれをご存じです。
マリヤさんのことを、思い出すと、
何か力になるかもしれません。

12月のポスター

2015年12月02日 | CS (教会学校)
教会学校のポスターもできました。
12月の予定、といきたいところですが、
今回は11月の最終週も入っています。
そこからが、アドヴェントだからです。





13日のポスターと同じデザインです。
子どもたちの大好きなクリスマス。
そのほんとうの意味が、
教会に来ると分かります。

20日がクリスマス礼拝です。
24日がキャンドルライトサービスです。
この日は夜7時からで、
讃美の歌と聖書を読む声が、
暗い会堂に灯されたろうそくの脇を
駆けめぐっていくことでしょう。

子どもたちは、夜は、
おとなの人と一緒に来てください。

今日の教会学校・ザカリヤとエリサベツ

2015年11月29日 | CS (教会学校)
クリスマスまで一カ月足らず。
今日から、クリスマスのお話をたくさん聞きましょう。

まずは、ザカリヤとエリサベツ。
あれ? クリスマスのお話に、
そんな人、出てきたっけ?

これは、クリスマス、つまり
イエスさまのお誕生の、
ほんの少し前のお話です。

ユダヤの町のザカリヤさんは、
エルサレムの神殿でお仕事をする人でした。
エリサベツさんは、その妻です。
二人の間には、なかなか赤ちゃんが産まれませんでした。

ずっと神さまにお願いしていましたが、ある日、
ザカリヤが神殿にいるとき、御使いが現れました。
「赤ちゃんが産まれます。
 ヨハネという名前をつけなさい。
 救い主を知らせる仕事をするようになるのです」

ザカリヤはびっくりしました。
もう妻も私も年寄りになりました。
赤ちゃんなんて……。
信じなかったザカリヤは、
しばらくものを言うことができなくなりました。





ところが本当に、赤ちゃんが産まれました。
名前は何とつけましょう?
ザカリヤは黙って、地面に「ヨハネ」と書きました。
すると、ザカリヤは声が出るようになりました。

うれしくて、神さまを賛美しました。
まわりの人は驚いて、ザカリヤにわけを尋ねました。
ザカリヤは、ヨハネは救い主のおとずれを
知らせる大切な役割を果たす人になるのだ、と説明しました。

救い主のおとずれ?
そう、それがイエスさまのお誕生、つまり
クリスマスなのですね。

幼子たちの礼拝

2015年11月27日 | CS (教会学校)
半年に一度くらい、
教会に顔を見せる小さな子がいます。
教会員の血縁なのですが、
たまの教会だからこそ、
楽しい思いを抱いてほしいと願っています。

22日、そんな小さな子が
三人もやってきました。
ふだんの小学校高学年の子プラス、
5歳と3歳二人。
同じ教会学校のクラスです。

お話は、先週に続いて、預言者ヨナ。
ストーリーは前回のところから
全部聞かせてよいと思うのですが、
リミットはたぶん5分。
さて……と思案して、こういう場合は、
「紙芝居」がいいかしら。

ところが、紙芝居はなんと、
前回のところ、魚からヨナが出たところで終わります。
今日は後半のはずなのに!

後半は、ひとり芝居。
これはもう、落語です。

でも、幼児の皆さんの眼差しは真剣でした。
わくわく、どきどきし、
そして時に大笑い。
おまけに小学生も大笑い。





こういう日にヨナとは、
巡り合わせというか、幸運でした。
すばらしい計らいです。

ごほうびに、画用紙を差し上げましょう。
好きな絵を描いていいよ。
できたら、魚の絵はどうかな。

すると、5歳の子が、
おまけにタコまで描いてくれました。

幼子の唇を通しての賛美。
そして、かたく目を閉じ手をぎゅっと握ったお祈り。
おとなこそ、襟を正さなければなりませんでした。

今日の教会学校・ヨナ(その2)

2015年11月22日 | CS (教会学校)
助かったヨナは、
あのニネベの町に連れて来られたことで観念し、
神さまに命じられたように、
「この町はほろびるぞー」と言って
町を歩き回りました。

すると、町の人々は、
神さまの前にへりくだり、
自分たちの行いを改め始めたではありませんか。
神さまはこの様子に、
町を滅ぼすのをやめることにしました。

面白くないのは、ヨナです。
「なんのために命からがら
 こんなところまで来たものか。
 だから最初から、私は
 こんなところに来なくてよかったんだ」
神さまに文句を言いました。

「どうなることか見届けてやろう」と
ヨナは、小屋を作って町の様子を観察し始めました。





それにしても、暑い町です。
「これじゃ暑さで死んでしまいそうだ」と
ヨナは苦しくなってきました。

神さまは、ヨナがすっぽり葉に隠れるように、
とうごまの木をそこに生やしてくださいました。
「これはいいや」ヨナはほっとしました。

けれども翌日、その木が枯れてしまいました。
ヨナは悲しみました。
「ああ、もう絶望的だ。
 神さま、どうぞ私を殺してください」

ここで神さまは、ヨナに声をかけます。
それは、たぶん、こんな内容でした。

木がなくなって、がっかりしたのか?
ニネベの町には、人間や動物がたくさんいるのだ。
その命を惜しむ私の気持ちも分かってくれるだろうか……。

今日の教会学校・ヨナ(その1)

2015年11月15日 | CS (教会学校)
ヨナさん。
知っている子も多く、人気のキャラクターです。
旧約聖書に「ヨナ書」というのがあります。
今週と来週とで、
ヨナ書のお話を全部聞くことができます。

今から2800年くらい前のお話です。
アッシリア帝国という巨大な国があって、
その首都をニネベといいました。
イスラエルはこの後、この国に
人々が連れて行かれるという歴史になるのでした。

ヨナは、神さまから言葉をもらうことができました。
預言者といいます。
神さまから受けた言葉を、
人々に伝える役割をになっていました。

あるとき、神さまからヨナは声を聞きます。
「ニネベへ行け。そして、悪いことばかりしているから
 神が町を滅ぼすと伝えよ」
 
これを聞いてヨナは、すたから逃げ出しました。
敵の国にそんなことを言えば命が危ない。
ヨナは、アッシリアのニネベとは
反対方向に行く船に乗ってのがれようとしました。





ところが、乗ったその船は、
やがて嵐に見舞われたのです。
荷物を海に捨ててまでも、
人々は助かろうと必至でしたが、ふと気付き、
船の底の部屋で寝ていたヨナにこう言いました。

あなたの神に叫んでください。船を助けよ、と。

また、なかなか嵐が去らないのを見ると、
これは誰かのせいだと思うようになりました。

この中に悪い人間がいる。だから嵐になるのだ。

ヨナは、もう隠し通せませんでした。
そして、自分を海に放り込んだら、
神はきっと許して嵐をしずめてくださるだろう、と
ちょっと気短に言いました。
まさか、と人々は言いましたが、
やがて嵐がひどくなってくると、怖くなって
ヨナをつかまえて海に放り込んだのでした。

ヨナは死んだのでしょうか。
いえ、生きていました。
神さまが、大きな大きな魚を用意して、
ヨナをまるのみさせたのです。

魚の中で三日間を過ごしたヨナは、
神さまに感謝してお祈りをしました。
すると、神さまがその魚に命じました。
その男を吐き出してよろしい、と。

魚は陸地近くにまでやってきて、
ヨナを吐き出しました。
ヨナは助かったのです。

さて、これからヨナをどうしたでしょう。
続きは来週までお楽しみに。

暗唱聖句

2015年11月11日 | CS (教会学校)
1日が合同礼拝でした。
それで、8日の教会学校では、
1日と8日の二回分の内容を
お話しすることになりました。

というのも、
この2回で、エステル記の全体を
半分ずつ学ぶことになっていましたので、
後半だけ、というわけにはゆかないのです。

小学校低学年の女の子が二人、顔を見せました。
さて、長いエステル記の物語全体を、
じっと聞いていられるでしょうか。
仲良しの二人は、
最初少し落ち着きがありませんでした。





でも、興味をもって
お話を聞いてくれました。
そしてワークブックにも
正しく答えることができました。

しかし暗唱聖句が問題でした。
ローマ書8:28。
大人の方々には有名で、
覚えている方も多いでしょうが、
初めて出会う子どもには、長い長い聖句です。

ちょっと見てもいいからね。
そう言うと安心して、
二人は豆カードを隠したり見たりして、
声を合わせて何度もこの句を口にするのでした。

幼子の口にも讃美を授ける神は、
ここにもはたらいていらっしゃいます。

今日の教会学校・助けられたユダヤ民族

2015年11月08日 | CS (教会学校)
エステルは悩みました。(先週の続きです)
そして、祈りました。
ユダヤ人たちもこのことを知り、祈りました。
三日間断食して祈り、意を決すると、
エステルは立ち上がり、王様のもとに向かいました。

王様は、エステルに気づくと、
近づいてよいというサインを送りました。
ああ、これでエステルは死なずにすみます!

「どうしたのかね」
問われて、エステルは答えます。
「パーティを開かせてください。
 王様とハマンとをお招きします」

ハマンは、あの憎いモルデカイを殺すために
死刑台の仕度をすると、王様のところに来ました。
そのとき王様は、昔自分の命を狙う者から
救ってくれたモルデカイのことを思い出しました。
現れたハマンに、王様が問います。
「立派なことをした人にはどうしたらよいものか?」
ハマンは、自分のことだと心の中で喜びました。
しかし、それはモルデカイのことでした。
ハマンは、モルデカイが王様の気に入られたことを知り、
これはやばいことになってきたと気づきます。





さあ、エステルの開いたパーティが始まりました。
ここでエステルは、
自分の民族が意味なく絶滅されられそうになっている、
と王様に訴えました。
王様は、そんなことをたくらんだのは誰かとききました。
エステルは「このハマンです」と言ってハマンを指さしました。

こうして、ユダヤ民族は救われました。
ハマンを、モルデカイを殺そうと用意した死刑台で
自分が死刑にされてしまいました。

ただ、ユダヤ人絶滅の法律は、
もうすでに国じゅうに伝わっています。
王様は、モルデカイに知恵がないかと依頼しました。
モルデカイは、見事な知恵でこれを解決し、
王様のもとで働く家来となりました。

このときのことがあまりにうれしいものだったため、
ユダヤ人は今でも、これを記念して
プリムの祭を祝っています。

11月の教会学校案内

2015年11月07日 | CS (教会学校)
11月の教会学校は、
8日からスタートします。
(1日は合同礼拝でした)

旧約聖書の中に登場する、
魅力的な人物を取り上げます。

まずは、エステルから。

ペルシヤ王国の時代といいますから、
話せば長くなりますけれども、
ユダ王国の人々がバビロンに連れて行かれて、
それからそのバビロンが滅んだというあたりの頃です。

ユダヤ人エステルは美しい女性で、
王様のところに行くことになりました。
しかし、悪者のたくらみで、
ユダヤ民族が絶滅されられそうになります。

この事態から救うことのできるのは、
エステルしかいませんでした。
でも、エステルも一歩間違えると死刑になると知り、
エステルは悩みました。でも、祈りました。

さあ、どうなるのでしょう?





もう一人は、ヨナという男の人。
神さまから、バビロンの近くのニネベという町に行って、
この町は間もなく滅ぶことを伝えよと命じられます。

でも、ヨナはいやでした。
神さまから逃れようとしますが、
嵐や大きな魚を神さまが用意して、
ついにヨナをニネベへ導きます。

ヨナは仕方なく、「滅びるぞ」と叫び歩きました。
ところがこれでニネベの人々が悔い改めたもので、
神さまは、町を滅ぼすのをおやめになりました。

面白くないのはヨナです。
おれは何のためにここに来たんだ?
そんなヨナに神さまは……。

教会学校は、
いつでも子どもの皆さんのために席を用意しています。
世界の三人に一人は知っている聖書の物語を
聞きたい、と思ったらどうぞ。
何か悩みを聞いてほしい、という人もどうぞ。
日曜日の朝10時半前に
教会に来てくれたら、会えますよ。
お待ちしています。

今日の教会学校・王妃になったエステル

2015年11月01日 | CS (教会学校)
実は今日は、
合同礼拝です。
来週、この話もしますからお楽しみに。

ちょっときまぐれなことから、
ペルシヤの王様は、
新しい王妃をさがすことになりました。

見出されたのが、エステルというユダヤ人の女性。
モルデカイに養われていましたが、
王様のもとに召し出されました。
そのモルデカイは、ほこり高いユダヤ人。
神さまを大切にしていますから、
ペルシヤの役人ハマンを拝んだりはしません。
しかしこれが、ハマンには面白くありませんでした。

あのモルデカイは、おれをばかにしている。
ハマンは策を考えました。
王様にうまく言い寄って、
このユダヤ人を皆殺しにする法律をつくり、
国じゅうに出してしまいました。





エステルは、
自分がユダヤ人だと明かしていません。
しかし、だからと言って、
自分が大丈夫だと思ってはならない。
モルデカイは言いました。

王様に、ユダヤ人を助けてほしい、と言えるのは、
エステルよ、おまえしかいない。
このときのために、
おまえは王様のところに行ったのではないだろうか。

勝手に王様に近づいた者は死刑なのです。
エステルは悩みました。

さあ、どうなるのでしょう。
続きは、来週。

今日の教会学校・ルツとナオミ

2015年10月25日 | CS (教会学校)
旧約聖書にルツ記という、短いお話があります。
小さいけれども、
あたたかで、いつまでも残る輝きがそこにあります。

ルツは、モアブ人でした。
イスラエル人のもとに嫁ぎましたが、
食べ物がなくなり、モアブの地に引っ越してきました。

ところが男のひとたちが先に亡くなってしまいました。
ルツともう一人の嫁、そして夫たちの母ナオミとが
ぽつんとモアブの地にのこされてしまいました。

ただ、イスラエルで食べ物が穫れるようになった、と
明るい知らせが届きましたが、
ナオミは、モアブ人の嫁たちに、
自分の家に帰ればいい、と言いました。
ひとりは、帰りました。
しかし、ルツは、帰ろうとしませんでした。
ルツは、ナオミの故郷イスラエルの神を信じていました。





ルツはナオミの故郷についてきました。
そこに、ボアズという男の人がいました。
ナオミとつながりがあり、
ルツはその人の畑で、畑に落ちたものを
拾って持ち帰る生活を始めました。
ボアズはそんなルツに、魅力を感じていました。

ナオミたちの面倒を、
誰か男の人がみる必要があります。
ルツはボアズと少し親しくなりますが、
ボアズよりも強いつながりのある別の男がいましたので、
話し合いをすることになりました。
その結果、ルツはボアズと結婚することになりました。

どうして
これだけの物語がわざわざ聖書には書いてあるのでしょう。
それは、
このルツとボアズとの間に生まれた子が
後におじいさんとなったとき、孫であったのが、
あのダビデだったからなのです。

今日の教会学校・ヨセフと兄弟との和解

2015年10月17日 | CS (教会学校)
和解ということば、分かりますか。
「仲なおり」だと言えばよいでしょうか。

ヨセフは、エジプトで王に次ぐ地位に就きました。
すぐれた知恵で、
国のために利益をもたらしました。
飢饉のときにも、食糧が豊かに残されていたのです。

カナンの地、ヨセフの故郷でも、
食糧が少なくなりました。
ヤコブは、息子たちに、
エジプトから食糧を買ってくるように、と命じました。
ただ、一番下のベニヤミンだけは、行かせませんでした。
愛するラケルの息子は、ヨセフがいない今、
ベニヤミンひとりになってしまっていたからです。





ここからのやりとりは、
ぜひ聖書や聖書ものがたりの本で確かめてください。

十人の兄たちは、ヨセフと面会します。
ヨセフには兄たちだと分かりますが、
兄たちからは、まさかそれがヨセフだとは分かりません。
ヨセフは、ベニヤミンに会いたいと思い、
連れてくるように策を練りました。

それは、兄たちをだますようなことでした。
そしてついに、ベニヤミンをエジプトに連れてきます。
ヨセフは、ベニヤミンに嫌疑がかかるようにして、
エジプトにベニヤミンが残るよう企みました。

兄たちは、これはヨセフをいじめた罰だと悲しみました。
兄たちは、それを、エジプトの大臣には分からないように
イスラエルの言葉で話しましたが、ヨセフはそれを聞いていました。
ヨセフは涙を流し、自分がそのヨセフだと明かします。
そして抱き合い、許し合うのでした。

食糧が豊かなエジプトに、父ヤコブも呼び、
以後イスラエル民族は、数百年、
エジプトにて暮らし、その数も増えていきました。

実は本日も、
わかりやすい聖書のお話が礼拝であるために、
子どもたちも大人といっしょの礼拝に参加します。
このヨセフのお話は、
いつか直接聞きたいときには、
教会に来て、そうリクエストしてくださいね。