2007年の目標の一つ、「高村作品への知識を深めるための個人的な読書」 の第4弾として、石田収 『中国の黒社会』 (講談社現代新書) を読了。
『李歐』 (講談社文庫) の再読を始める前に、ぜひとも読んでおきたかったんです。なぜなら、「幇(パン)」 について、知りたかったから。
以下、ちょっとネタバレ含みますが大したことないと思うので(苦笑)、隠し字にはしてません。未読の方、ご注意。
『李歐』 に登場する「幇」は、「風浪幇(フォンランパン)」と「宏亮幇(ホンリァンパン)」。後者が李歐が創った組織。ということは当然、前者は李歐に敵対している組織。
原口組長の庇護の下にいる一彰は、それとなく李歐の消息を知ることになり、自分も李歐もお互いに耐えている状態なのだ・・・と認識する場面があります。そこで「幇」という組織のことが出てくるわけです。
「中国人社会のネットワーク」というのは、非常に特殊なものだという認識はあるのですが、素人の私にはチンプンカンプン。
せめて「幇」とはどういうものなのか、李歐はどういう組織を結成したのか、一彰の身柄を預かっている原口組長が、どのように身を守るための手を打ったのか・・・などの、ほんの一端でも感じ取れたらいいなあと、読んだのでした。
「これは李歐は命を狙われるはずだわ・・・これはしゃあないわ」・・・と読んで納得(苦笑) 李歐は「新参者」ですからね~。ある程度の位置まで成り上がるためには、非合法な手段を用いなければならない場合も、多々あるでしょう。もちろん、李歐の血の滲むような努力と天性の才覚あってのこと。
「幇」とは、「組織、主に暴力団」を意味します。
李歐が一時期でもどういう世界に身を置いていたのか。今までぼんやりとした輪郭しか見えてなかったのですが、この書籍を読んで少しは判りました。
***
「高村作品への知識を深めるための個人的な読書」 2007年の第2弾、 『ブッデンブローク家の人びと』(上巻)の感想を、こちらでアップしています。まったく中身のない内容ですが、おヒマな方はどうぞ。
『李歐』 (講談社文庫) の再読を始める前に、ぜひとも読んでおきたかったんです。なぜなら、「幇(パン)」 について、知りたかったから。
以下、ちょっとネタバレ含みますが大したことないと思うので(苦笑)、隠し字にはしてません。未読の方、ご注意。
『李歐』 に登場する「幇」は、「風浪幇(フォンランパン)」と「宏亮幇(ホンリァンパン)」。後者が李歐が創った組織。ということは当然、前者は李歐に敵対している組織。
原口組長の庇護の下にいる一彰は、それとなく李歐の消息を知ることになり、自分も李歐もお互いに耐えている状態なのだ・・・と認識する場面があります。そこで「幇」という組織のことが出てくるわけです。
「中国人社会のネットワーク」というのは、非常に特殊なものだという認識はあるのですが、素人の私にはチンプンカンプン。
せめて「幇」とはどういうものなのか、李歐はどういう組織を結成したのか、一彰の身柄を預かっている原口組長が、どのように身を守るための手を打ったのか・・・などの、ほんの一端でも感じ取れたらいいなあと、読んだのでした。
「これは李歐は命を狙われるはずだわ・・・これはしゃあないわ」・・・と読んで納得(苦笑) 李歐は「新参者」ですからね~。ある程度の位置まで成り上がるためには、非合法な手段を用いなければならない場合も、多々あるでしょう。もちろん、李歐の血の滲むような努力と天性の才覚あってのこと。
「幇」とは、「組織、主に暴力団」を意味します。
李歐が一時期でもどういう世界に身を置いていたのか。今までぼんやりとした輪郭しか見えてなかったのですが、この書籍を読んで少しは判りました。
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「高村作品への知識を深めるための個人的な読書」 2007年の第2弾、 『ブッデンブローク家の人びと』(上巻)の感想を、こちらでアップしています。まったく中身のない内容ですが、おヒマな方はどうぞ。
高村薫のファンサイトを探していたら、貴サイトにたどりつきました。
沢山のコメント、楽しく読ませていただきました。
「神の火」が好きで、セリフに対するコメントは、興味深いです。
ワタシのサイトでも、高村薫の特集をしようと考えています。
趣味の自転車と合わせて、地取りのページを作成しました。
今後も参考にさせてください。
取り急ぎ、ご挨拶まで。
>「神の火」が好きで、セリフに対するコメントは、興味深いです。
ありがとうございます! 励みになります。
さて、先ほどまでの約1時間半、貴サイトをじっくり拝見いたしました。
良ちゃんが引いた某施設の拙い図面、mackyさんならきちんと引けそうじゃありませんか?(笑)
地どり写真も分かりやすく素晴らしくて、見ていて楽しかったです!
昨夏にどうしても地どりにいくのをためらわれた、飛田新地や三角公園の写真がアップされているのが、特に嬉しい。路地の角から、達夫パパが今にも出てきそうですね。
今度、舞鶴にも行かれる予定だとか。私もこの夏に行く予定ですので、その時はぜひとも参考にさせていただきたいです。
ご訪問、ありがとうございました。よろしければ、またお越し下さいませ。