「本バトン」の回答をいたします。
以前、キあこさんから某バトンを回していただいたのですが、諸事情により回答をお断りしたために心苦しく思っていたのです。「これなら答えられる!」と改めてお願いしたのでした。
・・・完成までに数日かけました(苦笑)
かなり偏った回答ですし、無駄に長いので(あれこれと述べたくなる性質なもので)、興味のある方だけご覧下さい。アップしても、ちょこっと追加修正しそうです。
(2009.9.13現在 追記しています)
本バトン
1.いつ頃から本が好きになりましたか?
気づいたら・・・物心ついた頃から。
2.家族に本好きな人はいますか?
母ですね。読み聞かせをしてくれた影響が大きいです。
3.幼い頃に読んだ絵本は?
定番の日本と世界の有名どころの物語ですね。
母が買ってくれた本以外でも、おもちゃ屋さんに置いてあった絵本を、片っ端から立ち読みしてた(笑) 同じ物語でも「絵」が違うので、それを楽しんでいたのかな?
「かぐや姫」「人魚姫」「白雪姫」「シンデレラ」「赤ずきんちゃん」などなど。
中学生になって「白雪姫」「シンデレラ」「赤ずきんちゃん」の完全版を読んで、衝撃受けましたけどね。前者二作は「復讐」してるし、後者は食べられておしまいですし。「小娘は男に気をつけろ」みたいな教訓までついてたし(笑)
純粋に一冊だけ挙げろと言われたら、知り合いのおじいさんから頂戴した、「トゥインクルさんのお店」。
昨年「エルフさんのお店」と1冊にまとまって復刊したので、買いました~♪
4.学生時代、読書感想文を書くのは好きでしたか?
大っ嫌い!!
読むのと感想を書くのは、別物ですよ。今もその思いは変わらない。だから当ブログでも、どうでもいいような感想しかありません。
5.毎号チェックする雑誌はありますか?
小学生の頃、付録つきの雑誌は「なかよし」派でした。妹が「りぼん」を買うようになって、両方読んでました。
でも初めて読んだのは「ひとみ」。親戚のおばちゃんが買ってくれたのでした。「テディ・ベア」の第一回目が載ってたから、ひょっとして創刊号?
週刊誌は「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」「チャンピオン」の特定のものは読んでました。
中学生の頃「ちゃお」を友達に借り、「花とゆめ」「LaLa」を同じクラブの子に教えてもらいました。・・・襲撃受けました(笑) もちろん、立ち読みの種類が増えました。
この頃の「花ゆめ」の「ガラスの仮面」は、「ふたりの王女」のお芝居を連載してたのかなー? この辺りから連載とコミックスで、少々違いが出てきてましたね。新たに描き下ろし加筆修正されてたから。
うーん、まるで現在の高村さんみたい(苦笑)
例えばオリゲルトの戴冠式で、罪人のまま繋がれて列席したアルディスに、オリゲルトが花を渡すのですが、繋がれたアルディスは受け取れない。「女王」と「罪人」の立場の逆転を強く印象付けた場面が、コミックスでは丸々カットされてました。
「週刊少女フレンド」「別冊フレンド」「週刊少女コミック」(だっけ?)「別冊コミック」「週刊マーガレット」「別冊マーガレット」も、一応は目を通してました。しかしあまり覚えがないのが多い。妹はこっちの方が好きだった。特に紡木たくさん登場の衝撃はね~。
高校生も、似たようなもんでしたかね。あ、秋田書店の雑誌の立ち読みが増えたかな。「プリンセス」「ボニータ」。あとは「ぶ~け」も。
大学では、雑誌ではなくコミックスに移行してました。
とはいっても、尾崎南さんの作品が載った号の「マーガレット」は買ってました。最初に買った時は「絶愛」最終回でした(笑) そういえば、雑誌掲載時→「Bad Blood」→「BRONZE」コミックで、南条家の長兄・広瀬の名前が3回変わったんだよね~(笑)
現在はコンビニや書店で立ち読みするし、しかもその中の特定のものしか読みません。
「AERA」は「平成雑記帳」
「週刊文春」「週刊新潮」「週刊朝日」「サンデー毎日」等のような傾向の雑誌は、書籍関連のコーナー
「ヤングマガジン」は「頭文字D」
「少年マガジン」は「ダイヤのA」
「月間マガジン」は「DEAR BOYS」
「ヤングジャンプ」は「キャプテン翼」
「ジャンプスクエア」は「新・テニスの王子様」
「モーニング」は「OL進化論」「チーズスイートホーム」「チェーザレ」
「アフタヌーン」は「そんな奴ァいねえ!!」
「good!アフタヌーン 」は「地雷震diablo」
・・・くらいかな。
6.ベストセラーは読む方ですか?
読みません。
たまたま読んだ本がベストセラーになったら、それはそれで仕方がないと割り切ります。そういうのは滅多にないのだが。
7.本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。
買います。
8.あなたは「たくさん本を買うけど積んどく派」? 「買った本はみんな目を通す派」?
「たくさん本を買うけど積んどく派」・・・に近い状態。100冊以上、いやもっとか? 未読本があるから。
9.本を捨てることに抵抗がありますか?
あります。
売るのも多少は抵抗ありますが・・・。
10.本をよんでる人は”眼力”があると耳にしたことがありますがそう思いますか?
思いますが、人によってどの方面やジャンルで働くかは、十人十色、千差万別でしょうから(つまり何が言いたいんだろうか)
私には「良」であっても、他人には「ハズレ」の場合がありますからね。逆も然り。
このバトンにはありませんが、「お薦め本は?」と問われても、私には答えられません。昔、何も深く考えずに答えて、えらい目に遭ったことがあるので。
11.本屋さん、何時間いられますか?
小学生の頃、住んでいた家の隣の書店で、立ち読みで約6時間が記録。
今の大型書店で座って読んでる人なら、それくらいの時間は当たり前に出来るでしょうけど、立ち読みというのがポイント。
もしも許されるなら、開店から閉店まで過ごしてみたい。
12.お気に入りの本屋さんがあったらおしえて♪
無くなっていきつつあります。特に「高村作品」に登場する書店が!
「三省堂書店」はそごうが閉店したおかげで8月末で終わったし。
「丸善」のなんば店もこの9月で閉店・・・。
「紀伊国屋書店」は残ってますね。これがなくなってしまったら、もうおしまいてすが(苦笑)
これからどこで本を買えばいいのー!(雄叫び)
いえ、大阪に書店はたくさんあるけど、気持ちの問題なんです。「このジャンルの本はこの書店で」という、端から見たらどうでもいい思い入れがあったりするもので。
13.本屋さんへの要望・リクエストがあったらどうぞ。
ベストセラーばかり置かないで欲しい。
あまり極端な配置換えをしないで欲しい。
無理にヘンなテーマでのコーナーを作らないでほしい。
「男の品格」というテーマで、どうして
『李歐』(講談社文庫) が並べられていたのか、未だに理解できません・・・。
14.気になる箇所にはラインを引く派? 隅っこを折る派?
どちらもしません。会社からパクった(笑)、
小見出しの付箋を貼ります。
高村作品の場合、最低限のルールを決めて貼ってます。
例えば、合田さんは「蛍光オレンジ」(オレンジ→柿色→照柿の連想で)、加納さんは「蛍光みどり」(これは私の好きな色なので・笑)
15.速読派と熟読派、あなたはどちらですか?
熟読派・・・ということにしておこう。
本によって「あ、これはハズレ」と思った場合は、多少なりとも早くなりますね。早く読みきってしまいたいから。
16.本を読む場所で、お気に入りなのは?
お気に入りといえるほどではないですが、読む場所がいつも決まってるので、決めようが無い。
電車内、電車を待っているホーム、待ち時間を利用して、ベッドに寝転んで・・・くらいです。
17.無人島に1冊だけ本を持っていけるとしたら。
古今東西のあらゆるジャンルと内容が1冊で網羅された、日本語で読める百科事典。・・・そんなのないってば。
18.生涯の1冊、そんな存在の本はありますか?
これからめぐり合うといいんですが。
この設問は人生終わりそうな時に訊ねて欲しい。答えられるかどうか分かりませんが(苦笑)
19.あなたのおきにいりの作家は?
どちらかといえば「作品」で読むタイプなので、この設問は困ったなあ。
多少なりとも私の人生に彩りを添えてくれた、高村薫さん。
むらかみはるきの訳を読むくらいなら舌を噛み切った方がマシ(笑)、レイモンド・チャンドラー。
とりあえず文庫は読む、塩野七生さん。そして竹内久美子さん(←作家というのは語弊があるかもしれない)
読み手と作品を選ぶ、皆川博子さん。
「危険な関係」ただ一作品しかないために好きも嫌いもないのだが、この作品にはとことん惚れ込んでるので挙げておく、ラクロ。
20.本を選ぶときのポイントやこだわりはありますか?
何冊か手にとって、綺麗なものを選ぶ。
ベストセラーは読まない。
気になった本は実物を書店で見て、買うかどうかを決める。文章を読んで、内容を見てから「こらアカン」となった本も、(私の中では)たくさんあるので。
21.本はどこから読みますか?
本を選ぶ時は、ためつすがめつの状態。適当なところを開いて見たり、ラストも遠慮なく見る。(これで『LJ』の衝撃度と心臓の脈拍数が・・・)
本格的に読む時は、最初から。場合によっては、あとがき・解説から。
22.昔、読んでた漫画
ありすぎて文字制限にひっかかりそう(笑) 思いつくままに挙げてみます。キリがないので、「昔」を社会人になる前、そして「所有しているもの」で「好きな作品」と勝手に限定します。
ちなみに初めて読んだのは、「キャンディ・キャンディ」(文庫で持ってる)と「ドカベン」(何も持ってない)。当時アニメ放映してたから、とっつきやすかったんでしょう。
以下、思いつくまま順不同。
「リングにかけろ」「ベルサイユのばら」「エースをねらえ!」「SWAN」「あすなろ坂」「テニスボーイ」「ストップ! ひばりくん」「CAT'S EYE」「コスモス・エンド」「マリーベル」「やじきた学園道中記」「おれたちの頂」「キャプテン翼」「私が死んだ夜」「白夜のナイチンゲール」「あいつがHERO!」「地球へ…」「悪魔の花嫁」「日出処の天子」「あさきゆめみし」<パーム・シリーズ>「T.E.ロレンス」「女帝エカテリーナ」「ときめきトゥナイト」「月の夜星の朝」「ポニーテール白書」「星の瞳のシルエット」「有閑倶楽部」「お父さんは心配症」「四重奏ゲーム」「今夜も眠れない」「むじゃきにスキャンダル」「ピンクなきみにブルーなぼく」「ソルジャー・ボーイ」「ダンシング・ゼネレーション」「NYバード」「ハロー! マリアン」「三軍神参上!」「それでも地球は回ってる」「ガラスの仮面」「パタリロ!」「ツーリング・エクスプレス」「マリオネット」「ピエタ」「エキゾチック・Tiger」「ここはグリーン・ウッド」「動物のお医者さん」「イズァローン伝説」「ライジング!」「イティハーサ」<エチエンヌ・シリーズ>「東から来た男」<古代幻想ロマンシリーズ>「魔天道ソナタ」「ぴーひょろ一家(但し秋田書店のもの)」「アリーズ」「ユニコーンの恋人」「レディ!!」<夢語りシリーズ>「瞬きもせず」「おそろしくて言えない」「巴がゆく!」「BASARA」「聖闘士星矢」「王家の紋章」「王都妖奇譚」「絶愛-1989-」「BRONZE -ZETSUAI since1989-」<レートル・シリーズ>「月の生まれる森」「鉄錆廃園」
社会人からの作品は入れてないので、たくさんオチてます。
作品が選べない漫画家さんでは、川原泉さん、清水玲子さん、長岡良子さん、樹なつみさん、松本洋子さん、本橋馨子さん、桑田乃梨子さん、紡木たくさん・・・などなど。
菊川近子さんのホラー・サスペンスものも覚えてる。有名どころで「赤い爪あと」。
萩尾望都さんは社会人になってから読んだので入ってません。劇団「Studio Life」の「トーマの心臓」の舞台は観に行ったわよ。(余談ながら最初に観たのは「死の泉」。パンフに小説で分からなかったねたばれが書かれてあったので、個人的にかなりすっきりした・笑)
23.学生時代ハマった本
漫画やアニメならありますが、本ですか・・・。意外なほどないのですよ。
「ハマった」と断言できる本にめぐり合ったのは、社会人になってからですね。高村作品が良い例です。
乏しい記憶力から引っ張り出します。
小学生では「怪盗紳士ルパン」
いわずと知れたアルセーヌ・ルパンですね。気障と紙一重の言動に惚れてました(笑)
中学生では「ギリシア神話ろまねすく」
ギリシア神話好きな私にとって「バイブル」と断言してもいい本。ありとあらゆるギリシア神話話がコンパクトにまとまっていて、買った当時1000円は本当に安いと思った。読みすぎてボロボロなので、2、3年ほど前にバーゲンブックフェアに出品されていたのを買った。半額とはいえ、当然買った当時よりお値段が跳ね上がってましたが(苦笑) 消費税も当時はなかったもんなあ。
ページの下に1、2行のはみ出し豆知識みたいなものも載っていて、「ミノス王には愛人が60人いて、テセウスもその一人という」という内容があったが、完全にこの文章を理解したのは大学生の頃でした(爆) まだスレてない純粋な中学生には分からへんわっ!
それから、「「三国志」の知恵」
この当時、ビデオデッキを購入してなかったので、塾をさぼって「人形劇・三国志」を観てました(笑) それで「三国志」の魅力に取りつかれ、お小遣いで買えそうな本を吟味した結果、これを買いました。ボロボロですけど、今もたまに読み返します。
この辺りから「小説」ではなく「新書」に傾いたのかな。
あとはアガサ・クリスティの作品、何作か。レイモンド・チャンドラーもこの頃。
そしてジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」。後に大学生の頃に完全版と続編が出たので購読しましたが・・・誰がなんと言おうと、クルト・シュタイナ中佐が好きな私としては、まあ嬉しかったですわ(笑)
高校・大学では、「銀河英雄伝説」
アニメの情報から入り、トクマ・ノベルズでは「外伝3」を買ったのが初めてでした。上記の隣の書店では、これしか置いてなかったから。
高3の二学期の期末テストの真っ最中に、残りをまとめて買いましたよ。書店員もびっくりしたのか(半ば怒り気味、半ばぶっきらぼうに)「カバーはかけなくていいですね」と決め付けられた(笑)
アニメのBGMがほとんどクラシックでしたから、これも何枚か買いました。
そして、<魔界都市シリーズ>
今は読んでませんが、たまに書店で新刊はパーッと見る。
某アニメ雑誌のイラスト投稿を見て、なぜか気になった。大学生になった頃、友達に「知ってる?」と訊いたら「持ってる」と貸してもらった。
特に末弥純さんの描かれる、せつらくんやメフィストさんが好き♪ まあ、えっちなシーンはね・・・(ごにょごにょ)
なぜか大学時代は、講義で使用したテキストの方が覚えてるんだよね~(苦笑)
24.つまるところ、あなたにとって本とは。
呼吸したり、飲食したり、眠ったり、恋したり、惚れ惚れられたり、振り振られたり、つまり生活することとイコール。
25.バトンを回す5人
たまたまこれを読まれた方で、やってみたいという方はぜひどうぞ。
こんなに詳しく回答しなくてよろしいですから(笑)
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キあこさん、わがまま言って申し訳ございませんでした。ありがとうございました♪
最後まで目を通してくださった皆さん、お疲れ様でした~(苦笑)