大阪市立美術館

「起きたのが遅かった。市立美術館に行って……隣の植物園に行って……。パチンコして、ビール一杯飲んで、それから新幹線に乗った」　(『照柿』p305)

という、野田達夫さんの台詞があります。その大阪市立美術館の写真が、これ。
ネタバレですが、実はこの台詞は大嘘です。奥さんの律子さんにきつく問いただされてついた嘘なのです。

だけどあながち嘘ではなくて、幼い頃の達夫さんは行きつけの場所の一つが、ここでした。達夫さんの思い出の場所、懐かしい場所、行きつけの店を尋ねられた合田さんも言っています。

「天王寺公園の市立美術館。天王寺動物園。ジャンジャン横丁。　(中略)　西成銀座。西成の三角公園。今池本通り。飛田新地……。阿倍野の近鉄百貨店の屋上。大和川の土手……」　(『照柿』p462)

美術館はあまりに大きいんで、撮影場所をもうちょっと考えたら良かったんですが、たまたま同行者が母だったので、こちらの真意を告げるわけにもいかず・・・(苦笑)　慌てて撮影したもの。次回訪問時にリベンジ。
ちなみに私と母が観に行ったのは、興福寺国宝展という催しでした。

関連HP　→　大阪市立美術館のHP

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『照柿』読了に合わせて、関連写真をしばらくはアップしていきましょう。といっても、数は知れてますし、大阪関連しかありませんけど。