草木湖から足尾周辺紅葉狩り
足尾の突き当たりの行き止まりまで行ってきました。
ダムになっています、足尾銅山閉山後の植林が進んで
緑が大分戻ってきたと聞いていましたが、この辺はまだ荒涼としたままです、
ちょうど風花が舞ってきてなお寒々していました。
大きな煙突と廃工場がそのままになっていて、当時が忍ばれます。
久しぶりに富弘美術館にも寄りました、新しくなって初めてです。
休憩室もありガラス張りの部屋からは草木湖と紅葉がきれいでした。
星野富弘さんの境遇を知った上で作品を見ていると、自分はなんて
ワガママ放題に生きているのか、と思わずにはいられません。
私が涙せずに読めない作品は
「婚約指輪はいらないといった 朝 顔を洗うとき 私の顔をきずつけないように・・・・」
「神様がたった一度だけ この腕を動かして下さるとしたら 母の肩をたたかせて・・・・」
です。
私も一番好きな詩です。
優しさと感謝の原点のような詩ですね。
富広美術館へ行った時、大阪からやって来たオバちゃん軍団が休憩コーナーに座り、その中の一人の大仏ヘアのおばちゃんが
「あぁ、私、富広さんの詩に若い時出会ってたら、ホント、人生変わってたわぁ」と感動したように言っていました。その風景を見て、嬉しいような微笑ましいような気持ちになりました。
富広さんの詩画集は心の洗濯ができますね。