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あと

テンプレと表示絵がよく変わるのはいつもの事

ふざけた名前の小説

2013-04-02 15:20:06 | 小説


ハンラマン 9話


はっじまるよぉ~~!



第9話   「深紅の決意」

ユズィは考えていた、たとえ夢があるとはいえずっと働かないわけにも行かないとりあえずはバイトでもやろうと職安へと出向いていた。
だが当然のこと自分の好みの職場などそう見つかるものではない。
とりあえずユズィはゲーセンへよってから何か考えようと思った。
「こんなときはやっぱり考えててもだめだな!」
そう言いクイズゲームをやり始める、ユズィはこのゲームが得意でいつも上位に入ってる。
「・・・Aのバレンシアオレンジ!」
次々と出てくる難問を、いとも簡単にクリアする。
「”ゴルバチョフ”と・・・・やりぃ! これで一位だ、俺って最強!」
もはや開き直りに近い行動だったが、次第に虚しくなってゲームセンターをあとにした。

そんなときでもオッパーブは悪事とおっぱいの事しか考えてはいなかった。
「遅かったなブリトニーよ、腕でも錆びたか?」
「ふふふ、時計を見てないんですか?私は時間通りですよ。それに腕も錆びてません、その証拠にハンラマンの首でも1つ手土産にしましょう」
「はははは!冗談の一つも言えるようになったじゃないか」
「冗談ではありませんよ、その証拠に・・・・私の手下を1人送り込んで起きました」

「ほう・・・・面白い、その結果見せてもらおうか」
「楽しみにしててください」
その不適な笑みはよりいっそう深まった。
「あー・・・なにか、俺にしか務まらないような、そんな仕事ないかなぁ」
ユズィはそんな妄言を吐きながら駅にある、バイト募集のパンフレットを漁っていると。

「うぇい? ユズィさんじゃねえっすか?」
「あれ? ウィカさん」
「その手に持ってるのは・・・」
「いや・・はははは、そろそろ仕事しようかなって」
「うぇ? そいつぁめでたいじゃないっすか、みんなを呼んで飲みましょうや」
「おお! じゃあ連絡入れるっす」
その場のノリで皆に電話をする。
場所はもちろん鳥定、あの事件がきっかけだろうかお通しも前よりおいしくなっている。

「かんぱーい うぇーい」
「おつかれ~っす」
「うぉ、このひじきの煮物うめえっすよ」
「確かに!」
ほかの3人と司令も呼んだのだがビリーはもう少ししたら向かうと、ほかの3人は仕事と用事があるからこれないといわれた。
「レイさんも呼んじゃう?」
「うぇい?でもバイト中じゃ?」
「くるんじゃね?」
「なら、呼んじゃいましょうか」
などとしゃべってるとバンダナをつけた女が寄ってきた。
「ええと・・・相席らしいんですよ、よろしいですか?」
対して混んでるようには見えなかったが、酔ってる2人にはどうでもよかった。
「なになに!? うぇい~、いいよ~」
「んぁ~、じゃあ俺・・・・・・・・ビール・・・2杯」
「ユズィさぁ~ん、俺はビールじゃなくて、日本酒じゃなきゃー」
「んぁ? いいっていいって!俺が2杯飲むから」
「楽しそうですね、じゃあ私はレモンサワー」
とりえずテンションの高くなってた2人なので何の不思議も持たずに了承した。
だが、この油断が危険を招くのであった。
そして10分もしないうちにバイトを抜け出してきたレイさんと用事が終わったビリーが来た。
「あれ、その子は?」
来て早々ビリーが聞いた。
「うぃー? んぁ・・・相席だっていうから・・・」
ウィカは眠そうに返事をした。
「もー、呼んでおいて、こんなに酔ってるなんて」
レイさんは少し呆れていた。
「ん・・・・んー・・・ん・・・?」
レッドは何故か変な酔い方をしていた。



その後飲みが盛り上がっていた、だが皆知らなかった。
この相席になった人こそがオッパーブの三幻神からの刺客”バンダナ男爵”だった。
どう見ても女性の姿だが、キャッチーと三幻神以外は怪人になったら、男爵をつけなければならないという鉄の掟によって、男爵をつけられてしまった。
バンダナ男爵はブリトニーの作戦が成功すれば、男爵を名乗らなくても良いというので、この作戦に乗った。
「なんか・・・眠いなぁ」
「ですね・・・ふぁぁ・・・」
途中で変な薬を入れられたのだろう、ビリーとレイさんは寝てしまった。
ウィカは酔いすぎてるせいか薬の効きがいまいちらしくふらふらながらも動いている。

「うぇい、うぇーい・・・みんなだらしないっすよ、俺等より後に来たのに・・・」
「ふふふ・・・薬が効いたようね」
「うぇ?」
「あら、聞こえなかった? 薬を入れておいたのよ」
「ユズィさん・・・大変っすよ、こいつオッパーブっすよ!」
「う・・・うーん・・・うー・・・」
ユズィはどうやら薬か酒、もしくわ両方が効いてるようだ。
「仕方ないっすぁ・・・ここは俺一人でお仕置きっすよ・・・」
「へぇ・・・まだ動けるんだ!」
酔えば酔うほどわけのわからなくなるウィカだがさすがにダウンだったらしい、立ち上がった瞬間に寝てしまった。
「バカな奴、知らないうちに死んでしまったほうが無念も残らないだろうに」
だが一人だけ薬を飲んでない人間がいた、そうユズィである。
さっさと酔ってしまって、後半はバンダナ男爵が頼んだカクテルを奪っていた。
「うっぷ・・・・話は聞いてたぜ・・・」
先ほどからちょっと寝たおかげか回復している、だがお酒のせいで少しフラフラしていた。
「そんな体調で私に勝てるとでも!?」
「うっぷ・・・・ウコンの力さえあれば・・・」
ユズィはそういい変身した、酔ってはいたものの思ったより体のキレも悪くない、一進一退の攻防となった。
だが少しずつ押され始めてきた。
「やべ・・・これ以上動いたら吐きそう・・・」
「あら? さっきまでの勢いはどうしたのかしら?」
バンダナ男爵はふらついたユズィに追撃をしようした、だが、そこに思わぬ介入者が現れる。
「うぇ~~~~~い!」
後ろから突然の援護が来た、どうやらよっぱらって何が何だかわからなくなったウィカが起きて得意の酔拳を使ってきた。この不意打ちのおかげで一瞬にして形勢が逆転した。
「まさか・・・動けるなんて、さすがハンラマンってところかしら?」
だがやはり薬の効いているウィカだが、もう限界に近かった。
「すまん・・・レッド・・・ブレイカー落ちるわ・・・・」
そういいまたもや倒れる、もう1度立ち上がって加戦するとは考えにくい状況だった。

「くそ・・・またもやピンチか・・・」
だがどこかでサクサクとスナック菓子を食べる音が聞こえた、どうやらビリーがバナナチップスを食べているらしい。
「バナナチップス・・・・なんでここに?」
ユズィが振り向と、そこにはシルバーの姿があった。
「お前・・・・何者だ!?」
バンダナ男爵は身構えた。
「名乗るほどのものじゃない、強いて言うならシルバーとでも言っておこう」
そこにはピンチの時に駆けつける謎の戦士 シルバーの姿があった。
「シルバー!?ハンラマンの味方か!」
「そうだな、俺は貴様らオッパーブを倒すために存在する」
「貴様の声聞き覚えがあるぞ・・・?」
その言葉でシルバーの雰囲気が変わる。
「どうやらお前は気づいてはいけないことに気づいたようだな」
「まさか・・・貴様!?」
とっさにクリューに連絡をとろうとする、だがその一瞬の隙をみのがすはずがなかった。

「油断したなっ!」
「!!?!?!」
そういい一瞬で勝負が決まった。
「そんな・・・・私はただ・・・男爵をとりたかっただけなのに・・・・」
そう言い爆発する。
まさに正義を体現したと言っても過言ではないような強さ、これぞヒーローと言った感じだった。
「助かったよ・・・ええと」
「シルバーで良い」
「ああ、ありがとうシルバー、でも・・・どうしてバナナチップスを?」
「いや、ビリ・・・そこの男が何かを食べたそうにしてたからな」
昔ビリーは、酔っ払うと甘いものが食べたくなると言っていたのを覚えていた。
ユズィはビリーをちらっと見ると、ビリーは気持ちよさそうに寝ていた。どうやらバンダナ男爵が入れたのは睡眠薬だったようだ。
「なにはともあれ・・・あれ? いない・・・」
ユズィがシルバーに視線を戻した頃には、シルバーの姿はなかった。



次回予告

レイ「ふっふーん♪」

リー「どうしたんですか?」

レイ「見てください! エコポイントがこんなにたまりました!」

ビリー「へえ、すごいですね、レイさんはしっかりエコバック持って買い物してますからね」

ユズィ「俺なんて、家にレジ袋が溜まっちゃってさ」

ウィカ「うぇい、ホントそうっすよ」

モディ「みんな、レイさんを見習わないとだめだね」


次回 第10話 「レジ袋男爵の猛攻」 お楽しみに



時間ができたので・・・

2013-03-27 16:38:27 | 小説


久しぶりだぜ!



ひゃっほい!



第8話 「悪の三大魔人 三幻神あらわる」

「くそっ、巨大ロボットだと? 誰が・・・誰がこんな物を設計したんだ」
クリューは不機嫌であった、自慢の最高傑作である巨大化薬で強化したはずの怪人ですら全く敵としない相手の圧倒的火力に不安がよぎっていた。
「クリュー様、次こそは必ず・・・奴らの弱点を見つけますわ」
「ああ? そうだな・・・楽しみにしておくぞ、その代わり俺はあまり気が長いほうじゃない、その次はないと思え?」
「わかりました・・・・」
「おい、マネジャーよ!」
クリューはマネジャーを読んだあと、酒を一気に口に含み言う。
「奴らを呼べ、”三幻神”を・・・」
「・・・・クリュー様、ハンラマンはそれほどの敵でしょうか?」
「いいから呼べ、これは命令だ」
この言葉でマネジャーは渋々3人に連絡を取った。
「クリュー様、ブリトニー様だけは連絡が取れました」
「ほぅ・・・奴か・・・面白いことになりそうだな」
「クリュー様・・・ブリトニーなど必要は・・・」
「自分の地位が危うくなるから危惧しておるおだろ?」
ソフィーは図星を突かれ黙り込む。
「ブリトニー様は、すぐに来るそうです」
「貴様らが不甲斐ないからだぞ、あんな連中を呼ばなくてはならないのはな」
「クリュー様、我々は・・・」
マネジャーが口を開が、クリューは相手にしない。
「ふん、お前らにはお前らの仕事があるだろう? わかったら早く客を連れて来い!」

「わかりました・・・」
マネジャーにとって、三幻神を呼ぶ事は侮辱でしかなかった。
この戦いで自分たちは無力だと言われてるようなものである、このままでは自分たちの信用も失うことになると思ったマネジャーは、手を打ってみた。
「マネジャー様!このままでは我々の立場が・・・」
キャッチーの1人が心配そうに言う。
「わかってる! 俺に口出しするな!」
気遣ってくれている部下に当り散らすマネジャー、その様子にキャッチー達は困惑気味である。
「くそっ・・・いいか!三幻神達に俺らのおかげで収入があるということを教えてやれ!」
「アニキー!」
「ククク・・・・ハンラマンめ・・・至福のひと時をプレゼントしてやるぜ・・・・」

その頃ビリーはアトモスフェアに向かっていた。
「仕事も終わったし・・・今日はみんなでも誘って飲むかなぁ」
「アニキー! どっすか? おっパブ? 良い子いますよー?」
「え、いや・・・いいです」
「そういわず、写真だけでも」
「うるさい!」
「アニキィー!」
その途中何度もキャッチに声をかけられて正直鬱陶しいと思っていた。
「くそぉーー・・なんなんだよ」
店に入ったとたんぼやいた、なぜなのか皆が聞くとビリーがキャッチにしつこく絡まれたことを話した。
「へぇ・・・そういえばボクも声をかけられましたよ」
「あ? 俺はなかったな」
「リー、お前は子供に見られたんじゃね?」
「テメーユズィ・・・表にでろ」
「うぇい、表はキャッチーだらけなんじゃねーっすか?」
「う・・・・」
どうやら無差別にキャッチをしているようだった。
「なんか動きがおかしすぎる・・・まさか・・オッパーブ!?」
「・・・その可能性は否定できないね」
モディが厳しく指摘をした。
「そんな・・・この前のような巨大化なんかされたら・・・・」
「確かに・・・・」
ユズィもウィカも真剣な顔になる。
「・・・・巨大化・・・実際に見てないんだよね・・・」
ブラックだけ微妙な表情だった。
「巨大化って・・・どんな感じ? ってかロボットいいなあ・・・整備中って言ってスーさんが、見せてくれないんだよね」
「うぇい、ビリーさんのマシンも、なんか俺用にプログラムし直してるらしいっすよ」

「えぇー・・・・」
ビリーは今年一番の驚きの表情だった。

町にはキャッチがあふれていた、これは最早尋常ではない。
この謎を解き明かすためにハンラマン達は街中へと出かけた。
「兄貴!まさかの5人でキャバ!?」
「っく・・・・囲まれたか!」
「兄貴・・・堪忍しちゃいましょうよ、いいっすよ~今ならいい娘ぞろいですよ~」
「うぇい、俺達はそんな誘惑に屈しないっすよ?」
ウィカの言葉でキャッチの表情が変わる。
「それなら・・・無理にでもついてきてもらいましょうか!」その言葉の同時に、一斉にキャッチー達が現れる。
「やっぱりオッパーブだったな!」
「よぉし!いっちょ暴れるか!」
「ビリーさんに続こう! 超脱衣!」
皆はユズィの合図で返信をする。
「ピンクとブルーは護衛、ブラックは好きに暴れてくれ、イエローと俺は相手のボスを注意して探すんだ!」
「うぇい!」
ブラックが無差別にキャッチーを倒す、そのうしろで市民を誘導して逃がしながらピンクとブルーが戦っている。
「さすがだな・・・ハンラマン・・・並みのキャッチーでは歯が立たたんか・・・・」

マネジャーはこの結果はわかりきった事と言った様子で見ていた。
戦っているハンラマン達は違和感を感じ始めた。
「少し・・・様子の違うキャッチーがいるぞ・・・・あれはなんだ!?」
そこにいたのは指名用のボードを持ったキャッチーだった。
「ふははは!キャッチーがただの戦闘員だと思うなよ!」
「どうです? 写真指名なんて、今なら指名料無料ですよ?」
「うるせー! 好みの子がいねーんだよ!」
「ビリーちゃん、それはちょっと違くない?」
ビリーは単体で氏名ボードを持ったキャッチーに飛び込む、だが、普通のキャッチーなら簡単に倒せるのだが、このキャッチーはボードで攻撃を防いだ。
「どうです? 今ならドリンクと乾き物もサービスでつけますよ?」
「うぇい、乾きもんじゃ酒が進まねえっすよ」
「なら・・・、ボトルを一本入れてくれましたら、何か違うものでもお出ししましょう」

「みんな・・・こいつの話に乗っちゃダメだ!」
レッドが静止する。
「っち・あぶねーな、こいつ強敵だぜ?」
「うん・・・・・、巧みな話術だね」
「もう少し・・・だったんですけどね」
5人はその想定外のパワーに圧倒された。
「強化版キャッチー、指名キャッチーだ・・くっくっく、ハンラマンめ、どうだ?」
マネジャーは物陰で見ている。
「くそっ・・・こうなったら・・合体技だ!」
「オウ!」
レッドが中心になりいつものフォーメーションで攻撃をする。
「ハンラフォース、ブーストキック!!」
この攻撃は今まので怪人を倒してきたのものでる、さすがの氏名キャッチーもボードが壊れてしまった。
「ぐぁ・・・兄貴・・・ぃぃぃぃい、仕方ない・・・・こうなったら!」
そういい薬を飲み巨大化をする、どうやら普通のキャッチーとは違い巨大化ができるらしい。
「なんだって・・・司令!ピクシーロボをお願いします!」
『わかった!』
ピクシーロボは発進された、即座にレッド・ピンク・イエローが乗り込みピンクの助手席にブラックとブルーも乗せた。
『え・・・? なんでここに3人のるんだろうね?』
『ほんとだよ・・・、ここのコックピットは拳だぜ? おかしいだろ!』
『スリル満点・・・』
「ふっはっはっは! このロボを討ち取って俺らに勝利を!!」
『そんなことをさせてたまるか! このボタンで!』
そういいレッドは適当にボタンを押す、それにより何かわからないが強烈な攻撃が炸裂、行動不能にまで陥った。
「ぐあああああ、なんだこの攻撃ぃいいい!」
『うぇい、なんだったんすか今の?』
『・・・・わからないけど、今だ! 脱衣剣、脱 悪 斬!』
とどめの一撃の後指名キャッチーは爆発した。
「くそっ・・・撤退だ!」
「アニキー!」
マネジャーが生き残ったキャッチーを連れて撤退を命令、しかし次々と生き残ったキャッチー達が消滅していった。
「アニキイ・・・・ゆべし」
「アニ・・・八つ橋」
「アニキィ・・・くず餅」
その光景にマネジャーが驚く。
「な・・・何が起こってる、目の前で次々と・・・キャッチー共が消えるだと?」
「だめですよぉ、お痛は」
マネジャーの後ろに、メガネをかけた女性の姿があった。
「な・・・貴様・・・」
「へぇ・・・さすがリー先輩♪ でもこんな雑魚を見逃すようじゃまだまだですね」
どうやらこの女性の攻撃で倒されたらしい。
「ふふふ・・・・どなたかと思ったらブリトニー様じゃないですか・・・・うちの部下を殺すとはどういった事で・・・?」
「何にもないですよ~、でも勝手な行動は謹んでほしいですー」
その威圧感にマネジャーは言い返すことができなかった。
「先輩を倒すのは私ですよ~?」
三幻神であるブリトニーは不適に笑った。
「ふふ・・・冗談でございますよ、我々キャッチー如きが・・・・、あいつらを倒せるとは思ってございません」
「そうですかぁ? 勝つ気満々みたいな表情をしてましたよ?」
「う・・・ぐっ・・・」
クリューが特別扱いをする程の狂気の持ち主、その狡猾な頭脳と、他の三幻神すら恐れおののく能力は、ハンラマンにとって驚異となることは間違いなかった。
「楽しみですね~、先輩♪」



次回予告

リー「なんかよー、最近高校の頃のゆめをよくみんだよ」

ウィカ「へえ、俺はもう高校の頃の夢なんてみねーすがね」

モディ「どんな夢?」

リー「いやあ・・・・」

ビリー「どうせ、彼女の夢だろ?」

ユズィ「ああ、あれっすね」

リー「べ・・・別に付き合ってねーからな、あいつとは」


次回第9話   「深紅の決意」 おたのしみに





脱衣戦隊ハンラマン

2013-03-08 12:22:19 | 小説


この小説は続きますよ?


リアルに47話ありますからね?



第6話  「戦士たちの休息」


ここは新宿にある大型店舗、おっぱいパブ「乳トピア」、そこでクリューは日頃のストレスを発散させていた。
「うぐぐぐ・・・・毎回ハンラマンに邪魔しやがって・・・」
オッパーブの総帥であるクリューは悔しそうな表情を浮かべている、だがその横ではクリューお気に入りの店のNo.2の娘とNo.4の娘がいるのであった。
「どうしたんですか~?」
「っく・・・我々がオッパブのすばらしさを知らしめるために活動をしているというのに邪魔をする奴らがいるのだ」
「えー、ひどーい」
「そんな酷いやつら、クリュー様が倒してくれますよね?」
「もちろんだとも、奴らを倒した暁には、この店を貸し切ってパーティーだな」
「やったぁ~、その時は高いお酒入れてもいいですか?」
「もちろんだとも、むしろ遠慮などするな」
「やった~クリュー様大好き」
「まってずるい~私の方が好きだも~ん」
「ははははは! 慌てるな、俺はしっかりお前ら2人の相手をしてやるぞ!」
両脇に女性を抱きかかえているクリューが優越感に浸りながら言った。
「失礼します・・・」
クリューがおっぱいに夢中なとき、黒服の男がやってきた。
「マネジャーか、今は取り込み中だぞ?」マネジャーとはキャッチーを総括する存在であり、事実上の幹部である。
「”店”で暴れている客を取り押さえました」
「ほう・・・?」
先ほどまでおっぱいに夢中だったクリューが真剣な目をする。
「で、そいつはどこだ?」
「はい、連れてまいりました」
「くそ・・・放せ! クソ野郎!」
「お客様、女の子に対して乱暴を働いたようですな?」
威勢のいい男の目の前にクリューが向かう。
「お・・・お前はなんなんだ!」
「俺の名前はクリュー! おっパプを統べる者なり」
「な・・・なんだと!」
「普通だったら、お前みたいな乱暴者は警察に引き渡すのだが・・・・、ひとつ条件を飲めば許してやろう」
「え~、乱暴者は殺しちゃったほうがいいんじゃないですかぁ?」
女の子の発言により、男は真っ青になった。
「まあまて、この男にも選択権を与えなくてはな」
「じょ・・・・条件ってなんだ」
「邪魔な男たちがいるんだ、そいつらを倒してくれ」
「へ・・へへ、そんな事でいいのかよ」
「ああ、で、どうする?」
「もちろんやるぜぇ・・・・」
悪の組織オッパーブはまた何か悪巧みをしているようであった。
その頃ハンラマンは各自各々仕事や用事をしていたのであった。
とりあえずオフだったピンクとブルーは二人でご飯を食べに来ていた、久々の休みなので話しが盛り上がる。
「そろそろカードの大会だから行ってくるわ」
ピンクがそういい席を立った、ブルーは特にやることもないので買い物をしてから家へ帰ろうとした。
「そういえば借りたいDVDがったなあ」
そう思い出し有名な書店である「津魔屋」に来た。
そこでDVDを探した後雑誌を見ているとハンラマン特集の雑誌を発見した。
自分たちも知名度を上げてきたのかと思ってその雑誌を凝視していると一人の女性がしゃべりかけてきたのであった。
「突如現れた敵か味方かもわからない謎の5人組!興味がそそられますよね」
その好奇心の強さからして一般の人ではないであろう、モディが適当に返事をしていたら相手のほうから名詞を出してきた。
「私、記者をやっているムナっていいます」
「ええと自分は・・・、人を・・守ったりしてますね」
頭はいいのだが、とっさの嘘が苦手な人のいいモディは、曖昧な言葉を発してしまった。

「へぇ、警察の人ですか?」
「そんなもんです、自宅警備みたいなもんです」
「それじゃあニートじゃないですか!」
「いや・・はははは・・・」
「なんか怪しいですね・・・」
「え・・・、あ・・オッパーブじゃないですよ・・・」
「おっぱーぶ? なんですかそれは、まさか・・・あの怪人の名前ですか?」
「いや・・・あ・・・そうだ! 用事を思い出した! これで失礼します!」
「待ってくださいよー!」
モディはこのまま興味をもたれてはこの人を巻き込んでしまうと思い、適当に選んだ雑誌の会計を済ませてから店を出た。


モディは軽くムナさんに挨拶してからその場を去った、そしてそのまま帰ればよかったのだがなぜだか胸騒ぎがした。
モディの悪い予感が的中することになる。
「ぐはははは! 俺様は”鎧男爵”様だ!どんな攻撃も前面からなら防ぐぞ!」
この鎧男爵は、先ほどの暴力男である。
クリューの力によって、怪人となり驚異的な力を手に入れた。
それに今までの怪人とは違い積極的な破壊をしている、次々と車を破壊していき駆けつけた警察では手に負えないようであった。
モディは物陰に隠れてからブルーへと変身する、そしてすぐに基地に連絡を入れた。
「モディさん本当?わかった・・・俺のほうから皆に連絡をしておく!」
「頼んだよ、スーちゃん!」
モディは一人で不安ながらも颯爽と現れた。
「そこまでだ! ええと・・・何男爵だ!」
「きたなハンラマン・・・・ 教えてやろう、俺様は全面からならどんな攻撃も防ぐ、鎧男爵様だ!」
怪人になる前は、大の鎧マニアで、家の中には西洋の甲冑のレプリカなどがあるぐらいである。
週に1度仲間内で行ってる、鎧同好会の会員メンバーだったが、その度が過ぎた荒い性格から次第に呼ばれなくなり、そのストレスをおっパブで発散していた。
「そんな事言ってもいいのかな?」
「試してみるか?」
モディは先制攻撃としてCDを投げつける、だが思ったよりも相手の装甲が固く全くダメージを与えられない。
「ふはは! どうした? 全くダメージがないぞ!」
「まだまだ!」
単発では無理ならと思い、CD手裏剣を連発する、だが効果は全くなかった。
「肩慣らしにもならんな!」
数分の攻防で即座にピンチに陥ってしまった。
「ぐっ・・・・あっ・・・」
「そこで無力な自分を悔やむがいい!」
そういい背を向けて一般市民を襲い始めた、今までの敵に比べてはるかに強い敵を前にして全く歯が立たなかった自分がふがいなかった。
「ぐははは! どうした、俺を止められる奴らはいないのか!全く・・・鎧同好会の連中も、俺の事が怖くなってシカトしてるに決まってる、マサノブに至っては着信拒否だしな! あの野郎後でおっパブに連れ込んでみっちり俺のすばらしさを教えてやる、あとキネダ、あいつはいつも俺の鎧論に口出してきやがったな・・・・楽しみだ!」
後半どう見ても、八つ当たりにしか見えないが、オッパーブの怪人しては珍しく建造物などを壊していく。
「車もあっという間にスクラップだな! 鎧最強!!」
「うぁー!」
「きゃーー!」
「た・・たすけてぇ・・・」
逃げ惑う人々、その襲われている人達の中に先ほど出会ったムナさんの姿があった。
「あ・・・貴方達はなんなんですか・・・目的は・・・?」
「俺様の・・・目的だと? そんなのは一つだ、俺様の鎧コレクションの素晴らしさを教えてやるだけだ!」
「こんな事ををやっても・・・何も理解されませんよ!」
その言葉で表情が一変する。
「ぐへへ!気に入ったぞ小娘、貴様も俺の鎧の錆びになるがいい!」
「きゃーーーっ!」
「なんて・・奴だ・・・コイツ・・・」
最後の力を振り絞り立ち上がるブルー。
「後ろががら空きじゃないか!!」
そういい背後を攻撃した、前面はすごい固い甲冑で守られていたが、なぜか背面は素肌が見えていた。
「ぐはっ・・・予算の関係で作れなかった背後からとは卑怯な・・・ぐぐ・・・こうなったら奥の手だ!」
そういいまた薬を取り出す、この前の薬は失敗作で巨大化までに時間がかかったが今度は即座に巨大化した。
「ぐぐぐぐ・・・・うおぉおおお! 巨大化して踏み潰してやる!」
「これじゃ・・・・」
このままではブルーは倒されてしまう、そんな悲壮感ただよう状況になったのであった。

その時ほかのメンバーは基地に集合していた、バイトでどうしても連絡の取れないブラックだけがいない状況だった。
「みんなハンライザーは持ったか?」
「くそっ・・・こんなときにビリーさんがいないなんて」
「っち、仕方ねーなタクシーを捕まえてくるぜ!」
その時スー司令が皆を止めた。
「待つんだ」
「うぇい、司令、一刻も早く行かないとモディさんが!」
「お前らに渡したいものがある・・・・来てくれ!」
その言葉を信じた3人は指令に言われるがままに地下へと向かった。



次回予告


リー「なあ」

モディ「ん?」

リー「これ・・・おかしくね?」

ビリー「なにが?」

リー「だから・・・このマシンおかしいんだよ」

ユズィ「は?」

リー「だから・・・・」

ウィカ「うぇい、気にしすぎっすよ」

リー「えー・・・」


次回 第7話 「完成!俺等のマシン”ピクシーロボ”」 お楽しみに




これが続くと思うと





みんな 気が気じゃないだろぉ~?




脱衣戦隊 ハンラマン 5話

2013-02-24 15:04:47 | 小説

ただ 貼り付けるだけ・・・・



第5話   「忘却の戦士 ブラック」

「よう、みんなおはよう」
ビリーが颯爽とアトモスフェアへと顔を出した、だが空気がいいとはいえない状況であった。
「ん・・・?どうしたんだよ」
リーが何故か左のほほを押さえている。
「怪我か・・・誰にやられた?怪人か!?」
「テメェだよ!」
この事件の発端はこうだった、怪人を倒したあと皆で飲みを行ったのだがビリーが泥酔するまでお酒を飲みリーに執拗に絡んだ、その後帰りたくないと駄々をこねて殴ったということらしい。
「・・・・悪い・・・記憶にない」
「冗談だろ・・・? お前、店で脱ぎ始めたんだぜ」
「そっすよ~、いい体してましたぜぇ~?」
「ええ? さすがの僕も、そんな事しないですって」
「ふざけんなよ! さすがのユズィも軽く引いてたぜ!」
「またまたぁ・・・みんなで僕にドッキリをしかけてるの・・?」
あくまでとぼけるビリーだが、レイさんが来て言った。
「ビリーさん・・・・、すっごい荒れてましたよ」
ブラックの記憶はお酒のせいで飛んでいた。兎に角ごまかそうと必死に話題を逸らすと、リーが怒った。
「分かった・・・俺はもうハンラマンを辞めるよ、めんどくせーし」
「待てよリー!」
ユズィが静止する、だがその言葉には耳を傾けずに去っていった。
「ビリーさん・・・・、前から気になってたんすが、酒癖悪すぎっすよ」
「えー・・・ほら、無礼講じゃない?」
「うぇい、限度って言葉があるんじゃねーっすか?」
「そうだよ・・・ビリーちゃん、早く行って謝ってきちゃいなよ」
皆に言われて、気まずくなったビリーは勢いで店を飛び出した。
「僕もハンラマンなんてやめてやるからな!」
「待った!話は終わってない!」
「うるせーーー!」
カランカランと静かになった店内へと音が鳴り響く。
「そういえば・・・なんでビリーさんがあんなに飲んだんだっけ?」
「そうだね・・・ビリーちゃんは途中までは普通だったよね」
そう言われると、最初からペースは早かったが、ビリーは割と普通に飲んでいた、むしろ周りの方が酔っていた時もあった。
だが、ある時を堺に、突然ベロベロになっていた。
「ビリーさんが、しきりに爪楊枝を折ってましたよね、あの後からおかしかったなぁ・・・」
「そうだね・・・途中からお酒が濃いとかずっと言ってたよね」
「うーん・・・・」
皆は考えていたが、なぜビリーがあんなに泥酔したか理由がつかめなかった。
その頃ビリーは、一人でアテもなく川原を歩いていた。
「なんだよ・・・みんな、僕は普通に飲んでただけじゃないか・・・」
ビリーも途中までの記憶ははっきりとある、唐揚げを食べてる最中に箸を落としてしまい、爪楊枝を使って食べていたのだが、その爪楊枝が折れてしまったので、何個も変えてしまった事も覚えていた。
「どうしたんだ?」
「!!?」
ビリーは突如後ろから声がしたので、振り返ってみた。そこにはジーパン姿の半裸男、そして仮面は見たことのないシルバーの男が、バナナチップスを食べながらいた。
「あ・・・あんた誰?」
「君と同じ、ハンラマンさ」
そうは言われたが、本気でわからないビリーは混乱している。
「君は、オッパーブの罠に引っかかったんだ」
「え?」
シルバーと名乗る男はポケットから折れた爪楊枝を取り出した。
「これは、爪楊枝だ。君は昨日の飲みで何本も折ってしまった」
「ええ・・・そうだけど」
「それを見た、怪人”爪楊枝男爵3rd”が怒って、君の酒を強くしたんだ」
「な・・・なんだって!?」
「リー君を含めた皆が君の異変に気付き、飲むのをやめさせようとしたとき、君はリー君を振り払う形で殴ってしまったんだよ」
「そんな事があったのか・・・」
「しかし良かった・・・」
シルバーは安心したような表情で言った。
「何がですか?」
「相手がバカで助かったよ」
「バカって・・・こんな事をしてきたじゃないですか!」
ビリーは反論する。
「もし君が・・・酒の濃いサワーではなく、毒薬入りのサワーだったら・・・・、死んでいたぞ!」
「!!!」
ビリーはその時、ようやく目が覚めた気がした。
「僕・・・リーに、いや皆に謝ってきます!」
「ああ、仲間は大切にするんだ」



ビリーは走ってアトモスフェアへ向かっていた。
敵の狙いは恐らくだが、ハンラマンを内部から崩していこうというものである。このまま本当にリーがハンラマンをやめてしまったなら、それは大きな痛手である。
なぜなら、ピンクのマスクをかぶってくれるようなお人好しは、リーしかいないからだ。

商店街を走ってる最中、その中にあるラーメン屋の中から悲鳴が聞こえた。
「うぁーー! な・・・なんだお前は!」
「俺か? 俺の名前は爪楊枝男爵3rd!」
「3rd・・・!? って事は、お前みたいなのが3人もいるのか?」
ラーメンを食べていた男性客は、逃げなくてはいけないという意思と、せっかくお金を払ったんだから食べないともったいないという意思と、目の前にいるやつは一体何者なんだ?という意思の葛藤の中、なぜか質問してしまった。
「いない! 爪楊枝男爵は俺だけだ!」
「え!? じゃ・・・なんで3rdなんだ!」
「教えてやろう! なぜなら、かっこいいからだ!」
そう言い男性客をぶっ殺す、そして席にある爪楊枝を回収した」
「ああ・・・・俺のラーメンが・・・・、それに歯の隙間にチャーシューが挟まった・・・・、頼む、爪楊枝を返してくれ!」
「ふん! 爪楊枝はな、世界の大切な木々を切り倒して作った、いわば敵だ! こんなもの全て回収してやる!」
ビリーはこの惨劇を見過ごせなかった。
「待てオッパーブ!お前らの好きにはさせない! 超脱衣!」
ハンラブラックは1人で戦う気持ちでいた、皆に連絡をしなかったのは、この爪楊枝男爵3rdを一人で倒して許してもらおうと思ったからである。
「ほう、ハンラマンめ!たった1人でなにができる!」
「やってやる・・・お前みたいな卑怯なやつ、俺が倒してやる!」
「思い出した・・・・、お前はそういえば、この前酒屋でベロベロになってたやつか! くそっ・・・ハンラマンだと知っていたら殺していたのに・・・・」
「うるせーい!」
ブラックは単身で特攻する、パンチ主体の攻撃で敵に反撃の隙を与えない。
「やるなぁ・・・しかし!」
そう言い爪楊枝男爵3rdは何かを投げた。
「つまようじまきびしだ! お前はこれで俺のところへ近づけまい!」
爪楊枝が地味に刺さって痛い、これに気を取られたブラックは相手の攻撃をくらって倒れてしまった。
「くそ・・・・、お前こそ・・・つまようじを無駄にしてるじゃないか」
「ほざけ! 貴様ら人間がこうしてつまようじにしてしまったんだ、俺が武器として使ってやり、人間どもに制裁を加えてやる!」
そう言いつまようじを取り出す。
「こいつには毒が塗ってある・・・・、まずは手始めにお前からだ!」
「ったく、世話が焼けるぜ」
「リー・・・いや、ピンク!!」
突如の不意打ちで爪楊枝男爵3rdは後ろに吹き飛ぶ。
「ぐあ・・・・伏兵がいたとはな」
「シルバーって名乗るやつから話しは聞いた、めんどくせぇが戻ってやるぜ。二人ならどうだ!」
「リー悪かった・・・・」
「いあ、気にすんなよ、悪いのはあいつだぜ?」
「ぐぐっ・・・」
「よし、俺らハンラマンが定食屋の未来を護る!」
「ほざけぇええええ!」
二人はそれぞれ得意な攻撃で翻弄、だがどの攻撃も決定打にはならなかった。
「ぐぐ・・・やるな! だが、そんなんでは俺はたおせんぞ!」
「っち・・・めんどくせぇなぁ、ユズィの野郎早くこいよ」
「僕が・・・強がらずすぐに連絡を入れてたら・・・・」
「ははは!安心しろ! 定食屋には毎回歯ブラシを持参すればいい、その方が衛生的だからな!」
「てめー! 意味分かんねーんだよ!」
「今まで無駄にされてきた、爪楊枝恨みだ!!!死ね!」
半ば諦めかけたそのときであった。
「遅くなったな!」
「レッド!・・・みんな!」
そこに現れたのは残りのメンバーだった。
「一気に片をつけるぜ!」
5人はレッドを中心にフォーメーションを組んだ、そしてレッドを敵に投げつける。
「ハンラフォース! ブーストキーーーック!!」
「ぐぁあああああ! お・・・オッパーブ・・・んぁあ・・」
こうして今日も世界の平和を護ることが出来たのであった。
だが不安も残っている今回の敵は巨大化をしなかったがいつまた巨大化をする敵が現れるとも限らないからであった。
「みんな・・・・」
「わかってるって、とりあえず今回の件は大目に見るよ」
「うぇい、ただ・・・次やったらお説教っすよ?」
「じゃあ、ビリーちゃんのおごりで鳥定にいこうか?」
「だな、決定!」
「えぇ・・・勘弁してー」
こうして今日も、ひと目に触れずハンラマンの活躍により、世界の平和は守られたのだった。
その頃オッパーブでは・・・・。
「クリュー様報告します、爪楊枝男爵3rdがやられました」
「まあいい、今までの連中は敵のデータを取るために送った、雑魚だからな」
「ええ・・・・、そこで奴らの弱点を発見しました」
「ほう、デカしたぞソフィーよ、褒美をやろう」
「ありがたき光栄・・・・」
「ふははは! 奴らに最上級のおもてなしをしないとなぁ?」
「はい、仰せのままに」
悪の巣窟オッパーブ、その中で怪しげな動きが見られていた。




次回予告

ユズィ「疲れたなぁ、最近は敵も強いのが多いし」

リー「だな」

モディ「なんか・・・一度巨大化しかけたしね」

ユズィ「それ、そうなんだよね、巨大化なんてされたら、抵抗できないしね」

ビリー「普通だったら巨大ロボットとか出てくるんだけどね、そんなの現実じゃありえないだろうし」

ウィカ「うぇーい、さっきコンビニに寄ってきたんすが、なんだかハンラマン特集の雑誌見つけましたよ」

モディ「ほんと? うぁ・・・はずかしいなぁ・・・」


次回  第6話  「戦士たちの休息」 お楽しみに

脱衣戦隊 ハンラマン 4話

2013-02-16 19:22:23 | 小説
もはや意味不明




読んでくれてる人がいるのかすら


不明



第4話  「巨大化!?オッパーブの卑劣な罠」

毎日の激闘を癒すべく皆は喫茶店アトモスフェアへと向かった。
「いらっしゃ~い」
バイトのレイさんがみんなに声をかける。アトモスフェアで集まるメンツで唯一の女性で、彼らのお姉さん的存在でもある。
「あれ、ユズィさんは?」
レッドであるユズィはこの前の居酒屋で薄着だったた、め少し風邪気味ということもあり医者へと行っていた。
「バカは風邪ひかないはずなんだけどな」
「うぇい、そんな事言って、本当は心配なんじゃないんすか?」
「そんなんじゃねーよ」
ちょっと照れくさそうにリーが返事をする。
「うは! リーさん、ユズィさん萌えですね?」
「違う、違うから!」
「リー・・・前からクセーと思ってたんだが」
「んあ?」
「なんか、僕にだけリアクション薄くない?」
「はぁ?」
「ひっでー・・・」
「ツンデレっすよー、絶対リーさんはビリーさんのこと好きっすよー」
「うは! 二股ですか!」
レイさんはいわゆる腐女子で、今日も妄想全開だった。
「で、皆さん注文は?」
皆各自好きな飲み物を注文する。そして一息入れてからリーが発言した。
「おい、ビリー、TVつけろよ」
「てめぇーーー!」
「まぁまぁ、リーさんの愛情表現だと思って!」
レイさんの好奇心にも似た目に耐え切れなかったビリーはしぶしぶリモコンに手を伸ばす、そこには何故か農家への生放送番組がやっていた。
『・・・ソウデスネ、農業デ必要なのは、ハートデスネー』
何故か麦わら帽子に半そでのマッチョな外人が映し出されていた。
「他の番組に変えるぜ?」
リーがリモコンに手を伸ばしたときであった。
「リーちゃん、ちょっとまって!」
「え?なに?」
モディが静止する、どうやらTV画面に気になるものが映し出されているようであった。

「あ・・・あれは?」
『Wow・・・なんだコイツは!?』
そこに映し出されていたのは農業とは関係の無い酪農の格好をしている怪人だった。
『ふははは! この日本の農業を腐敗を防ぐためにやってきた俺様は”魚男爵”様だ!』

「くそっ・・・・ 名前と場所と格好が合ってないじゃないか・・・」
ブルーの厳しい突っ込みが冴え渡る。
「うぇい、ここはどこでしょうかね?」
「さっき埼玉の中継って見えましたけど」
「レイさんナイス! よし、早く行こう!」
「え? 行くって?」
「僕達はヒーローなんですよ!」
「ええぇー・・・・」
レイさんが驚くのも無理はない、一応正義の味方という事で胸を張っていった。
「ああ・・・修斗さんが言ってた5人のヒーローって・・・」修斗さんというのは、喫茶店”アトモスフェア”の店長だ。
「え?」
「いや・・・ハンラマンですよね?」
レイさんからハンラマンの名前が出てきて、あっけにとられた。
「あ・・はい」
「うぇい、なんでしってんすか?」
「あ・・・いや、5人のヒーローが来たらサポートしてあげてねって、修斗さんが言うから・・・」
明らかに引いている、ヒーローという響きからしてもっとかっこいいものだと思っていたのだろうか。ちなみにハンラマンは数度の目撃情報が上げあれ、ニュースで何度か特番を組まれていた。
「え・・・ええと、とりあえず後で弁解しますから、先に怪人を倒さないと!」
「あ・・はい、がんばってきてください」
ユズィだけが間に合わなかったので、とりあえず4人はビリーが借りてきたレンタカーを使って埼玉に直行することにした。
「うぇい、いつの間にか、俺らヒーローっすね」
「ま、だせーけどな?」
「いいじゃないっすか、ヒーローなんて胸熱っすよ僕は」
「力を手に入れたのも何かの縁かもね」
4人はいつの間にか戦いに巻き込まれていた事に対して悲観的ではなかった。
その頃その農場では魚男爵が減農薬栽培の規定値を超える農薬のばら撒いていた。
「ヤメロッ!ソレダト、ウチのウリの減農薬栽培がデキナイダロ!! コロスゾ!」
「ちょっとまって・・・この外人ツエーんだけど・・・」
魚男爵は農家で働く外国人、オレイムさんの反撃にたじろいていた。腕は女性のウエストぐらいもある化物みたいな人である。
「仕方ない・・・ キャッチー!!!」
「アニキィーー!」
「ナンダ! こいつ等!」
人間離れしているオレイムさんだったが、キャッチーの数に負けてしまい、取り押さえられる。
「クソー! ハナセー! 農薬を撒クナー!」
「ふはは!普通の野菜として売るがいい!」
「そこまでだオッパーブ!」
「なんだと! お前らの基地からはだいぶ距離があるはず!」
「そんなもの高速道路を使えば一発だぜ!」
今はETCもあるので、料金所でのタイムロスもだいぶ削減される。
「超脱衣!」
4人は変身する。
「くそっ・・・こしゃくな!」
対峙する両者、このままこの農場は戦場となってしまうのか?


「ヤメロっ!俺が丹精込めて作ッタ野菜達ガー!」
「うぇい、こっちっすよ、この魚野郎!」
「魚男爵だ! 魚野郎だと別物に見えるだろう!」
イエローがリーダーシップをとる、案外的確に指示をしていた。
「ほぅ・・貴様ら4人しかいないではないか!」
「お前なんか僕1人で十分だ!」
ブラックが一人突っ走る、だが見た目に反してすばしっこく攻撃が簡単に避けられた。

だがその避けたあとの一瞬の隙をブルーは見逃さなかった。
「後ろががら空きだ!」得意のCD手裏剣が炸裂、魚男爵は吹き飛んだ。
「ぐぁっ・・・飛び道具とは・・・卑怯だぞ!」
「今のうちだ!畳み掛けるぞ!」
4人でメッタ打ちにするだがそれでも怪人はひるむことなく反撃をしてきた。
「4対1とは卑怯だぞ!」
「んぁ? 今までの奴らは5人とかで戦ったのもいるぞ?」
「な・・・うそだ!」
実はリーのハッタリだった、大体は2~3人で倒している敵がほとんどである。
「嘘じゃねえって、お前が異常に弱いんじゃないのか?」
リーの絶え間無い精神攻撃に、魚男爵が追い込まれ始めた。
「うだぁああ! 漁業ナメるんでねえ!」
牧草などを集める鋤を取り出して4人を襲い始める。
「どうした! 鋤を持っている俺様の強さは、まさに水を得た魚の如し!」
鬼神の如き強さを発揮していた魚男爵だったが。ブルーのツッコミによって勢いが止まる。
「水・・・? ここは陸地だぞ! お前は本当なら息もできずに横たわるべきなんだ!!」
「なにぃ!!!!!」
魚男爵は驚きのあまり動きが止まった、その隙をついて4人はまた攻撃をする。
「こ・・・こうなったら奥の手だ!」
そう言いポケットから錠剤を取り出した。
「クリュー様からいただいた秘薬だそうだ!」
それを口へと含んだ、その瞬間巨大化をはじめた。
「ぐはははは! これはな、選ばれた怪人のみがもらえる、特別な薬なんだぞ!」
みるみるうちに大きくなっていくが、大きさが10Mを越えたあたりから動きが止まった。
「う・・うぐぐぐぐぐ・・・ぐぐ・・・」
魚男爵の表情がおかしい。どうやら薬には副作用があったようだ。
「くそっ・・・なんだこれは!」
ピンクが少し驚いている、だがここは冷静なブルーが指示を出した。
「今は無防備だ!だから今のうちに攻撃して倒そう!」
「よ・・・よし!合体技だ!」
本来なら5人で行う必殺技なのだがレッドがまだ間に合わない。
「ハンラ流奥義!」
神秘的とも言えるそのフォーム、3人の戦士の中央にイエローが立ち決めポーズをとった。まるでプロレスのリングのコーナー、そこの頂点に登ったようだ。
これはユズィが必殺技が必要なんじゃないか?というので、5人で密かに練習していたもので、プロレスの技を模したものである。
「くらえ!」
イエローは空高く飛び上がり、強烈な蹴りを繰り出した。
「ぐあぁつ・・・」
巨大化中の魚男爵に大ダメージを与えられるも決定打にはならない、このままでは巨大化した魚男爵によって潰されてしまうと思ったときであった。
「待たせたな!」
「レッド! 遅いじゃないか!」
薬をもらったレッドがタクシーで飛ばしてきてくれたのであった。
「いまだ ハンラ流奥義!」
レッドが中央に入る、先ほどは土台が3人だったので安定しなかったが、今回は4人なのでしっかりしている。
それを確かめたレッドは思いっきり飛ぶ、その高さは魚男爵の高さを超えていた。
「くらえ!! ハンラフォース、ブーストキック!!!!」
「ぐぁああああああ・・・ばかなあああ」
不完全な大きさになった魚男爵は即座に破壊された、レッドのおかげで辛くも勝利することが出来たのであった。
そしてお約束の爆発もした。
「ええと・・・遅れてすんません、風邪じゃなかったっす。 なんで・・・どうすか? みんなで飲みません?」
「うぇい、賛成っすよ~レイさんも読んで、誤解もとかないと」
「え? 誤解?」
「レイさんに俺らがハンラマンなの言っちゃったんすよー」
「うぁー・・・・納得してもらうのは、難易度高そう・・・」
「とりあえず、行くしかないんじゃないっすか?」
ブラックは早く飲みに行きたくてうずうずしている。
「よし、じゃあ行くか!」
5人はさっそうとアトモスフェアに戻るのだったが、レイさんが微妙な表情で出迎えたのは言うまでもない。




次回予告


ビリー「ううーん・・・・」

ビリー「あれ・・? ここはどこ?」

ビリー「おーい! みんなー?」

ビリー「おかしいな・・・、どこに行っちゃったんだろ?」



次回 
「忘却の戦士 ブラック」 お楽しみに