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あと

テンプレと表示絵がよく変わるのはいつもの事

ハンラマン13話

2013-05-18 16:11:30 | 小説
第13話 「緊急事態!?酒がない?」

ウィカはカリカリしていた、何故か今日はどこを探しても酒が無い。
いつもならどこに行ってもあるのだがすべてを買い占められてしまっているらしい。
「くそ~、仕事終わりに飲もうとしたら居酒屋はやってねえし・・・どこでも酒は売り切れてるし」
仕方なくドクターペッパーで我慢しようとするが全く代用にはならなかった。
普通ならありえない状況である、それもそのはずオッパーブの怪人が関与している事件であった。
それは数時間前にさかのぼる。
「くそぉ・・・ハンラマンめ・・いつもいつも」
ゼロの刺客が良いところまで追い詰めたのだが、倒すまでにいたらなかった。このままではオッパーブの存続問題にまで発展しかねない。
「クリューさま・・・それなら我々キャッチーが必ずや」
マネジャーが抑えるように言う。
「確かにオッパーブの資金源は貴様らだが、ハンラマンとの戦いで実質功績などあげてないだろう?」
「次こそ必ずや!」
「ふん、そのセリフ、聞き飽きたわ!」
接待ルームの奥のほうから不気味な声がした。
「そんな出来そこないなんかアテにしちゃいけませんよ~」
「・・・・・これはこれは、ブリトニー様じゃないですか」
マネジャーを横目にクリューの近くへ近づく。
「クリュー様ぁ~、なら私に手を打たせてくれませんか?」
そう言い出したのはブリトニーであった。
「ほう、貴様どういう手が?」
「一人とんでもない弱点を持った奴がいるんですよ~、ソイツから潰しましょう」
「弱点・・・だと? それは本当の話なんだろうな」
「ええ、今までの怪人との戦闘データから得た情報ですわ」
「なるほどな・・・今度こそ期待していいのだな?」
「ええ、確実に期待に添えましょう」
そういい不気味に笑う。
「はははは!貴様は狡猾で頼もしい、よし貴様に任せたぞ!」
「ふふ、当然勝利して差し上げますわ」
そういい呼び出した怪人が現れた。
「お呼びですか?」
「アンタのその能力でアレをすべて市場から消し去ってきなさい!」
「分かりました・・・・」
この怪人の名前は”大人買い男爵”どんなものでも一括払いで買い占めるオッパーブの中でもっとも金持ちな怪人である。
その財力に物を言わせ、女の子にいやらしいことを強要していたところをキャッチーに取り押さえられて、クリューの怪人にされてしまった。
「ワシの財力を持ってすれば、買えないものはあまりないですからね!」
それによってウィカが本領発揮するために必要な酒をすべて買いつくしたのであった。

ウィカはカリカリしながらも、大手スーパーへと足を伸ばす。
先ほどまでは個人店やコンビニなど、在庫数の少ない場所だったが、ここなら数も桁違いである。
「うぇいーーい、酒がねーっすよーー!!」
「お客様すみません・・・・、先ほど変な格好をした方が・・・全部買い占めてしまいまして」
「うぇい・・? 変な格好?」
「はい、大量の黒ずくめの男と一緒にきていました」
「まさか・・・その黒ずくめの男って・・・”アニキー”とか叫んでました?」
「そうですね、確かに叫んでました」
「くそぅ・・・オッパーブかよ・・・・ってか今回の怪人・・・なんて事しやがるんすか」
大型酒店ですら休業に追い込まれるその驚異の財力に少しばかり寒気を覚えたのであった。
「うっ!!ハンラマンかっ!」
「お前の仕業か!」
今日はこの店で最後にしようと思っていた場所から出た瞬間に敵であるキャッチーが出現した。
「アニキー!! 酒買占めてるところがばれやしたぜ!?」
そして奥からボスらしき怪人が現れた。
「おや?困ってるようだな?」
どうやらこの怪人が元凶らしい。
「酒が無ければ貴様など敵ではないと聞いているからな」
「酒なんて無くても戦えるさ!」
そういい目の前にいるキャッチーたちを次々と倒していく、その姿は少し八つ当たりに近いものであった。
イエローは確かに酒が無くても戦うことが出来る、だが酒を飲むことによってより分からなくなり相手が混乱することによって相手のペースにならないという強さが失われた。
「次はワシが直接戦ってやろう!」
イエローらしからぬふつーの戦いを行う、このまま酒が無ければ負けてしまうかもしれないという状況にまで陥った。
「何だこの遅い攻撃はっ!?蚊が止まるわっ!!」
「うぃ・・・、お前なんて酒があれば1分で倒せるんすが・・・・まぁ、ハンデってことで!」



「情報通りだな、ハンライエロー!」
「うぇい、情報・・・?」
「我々オッパーブはただの変態の集まりなのではない、組織なのだ、これまでの戦闘データを元にお前らの対策など立てておるわ!」
「なんだって・・・」
策士、大人買い男爵の悪質な手口により一気にピンチに陥るイエローであった、連日の仕事の疲れもたたってか思うように体も動かない。
「どうした? ハンラマン最終回も近いな?」
「うるさいっすよー、最終回は47話なんすから・・・」
このままでは負けてしまう、そう思ったそのときであった。
「確か日本酒は気桜でよかったんだっけ?」
紙パックの日本酒を用意している男が目の前にいた、その男はシルバーであった。
「うぇい、俺はなんでも良いんすが、気桜だと元気1000倍っすね」
「な・・・なにっ!?貴様・・・ワシが買い占めたはずの酒を・・・・」
「っふ、そこにあるのはお前の車だろ?」
怪人の自家用車から盗んできたらしい、だが大人買い男爵という名に沿わない軽自動車がそこにあった。
「くそっ!!ワシの知られたたくない真実を!!」
「うぇーーーい、コレさえあれば!」
「しまった!」
それをグイッと飲む、それによってイエローは疲労も伴いわけが分からなくなってきた。

「うぇぃ! これからお仕置きタイムっすよぉ」
「ひぃぃっぃぃい!!」
「一人しかいないから・・・形だけっすが!」
ハンライエローは影絵でやる蝶の形を手で作った。
「うぇい、俺のシンボルアニマルは蝶っすよ」
「蛇じゃなかったのか! 不覚!!!」
「別に決めてねーっす!」
「なにぃいいいいいい!!」
イエローの酔拳が一閃、持ち前の意味不明な動きは大人買い男爵を吹き飛ばす。
「う・・ぐぐ・・・・」
怪人は手痛い反撃を食らってしまった、先ほどまでのピンチとは裏腹に一気にチャンスへと変貌した。
「さんきゅーっシルバー・・・・いないっ!?」
シルバーは風のようにその場から消えてしまっていた。
「あら・・・・、ブリトニーちゃんの手下って、やっぱりダメね」
「ソフィーめ・・・クリュー様に媚びているだけの女が何をいう!」
「あれぇ~? この薬・・・欲しくないの?」
「そ・・・それは・・・・」
イエローが目を離した隙にソフィーが怪人に薬を渡していた。
「うぇい・・・くそ、このままじゃ・・・・」
「わかった!その薬を大人買いしてやる」
「別にお金なんていらないわよ」
「本当か?」
「ただし・・・ちゃんとハンラマンを倒すのよ?」
「もちろんだ、ワシは大人買いだけが能ではないわ!」
そういい巨大化する怪人、このままではピンチだと思われたが、騒ぎを聞いたスー司令が皆を召集してピクシーロボを発進させていた。
『イエロー!すぐさま乗り込むんだ!』
5人の戦士はロボットへと乗り込んだ。
「ふはははは!今までの奴と一緒にするなよ!」
なぜかわからないが、すごい強気である。
『なんだと!しかし先手必勝!ハンラパンチ!』
『おい!ちょっと左手で攻撃するんじゃねーよ!』
『何を言うんだ、左の方が出力高いんだ、仕方ないだろ!』
そういい得意の攻撃で先手を決める、当然のようにそれをくらい倒れこんでしまった。

「ぐぁあああ・・・・」
『なんだ・・・弱いじゃないか!』
『ユズィちゃん、早く止めを!』
「っく・・・まて!待ってくれ!貴様らの腕を買おう!5人全員分だ!」
『・・・・・・』
「100万・・・いや!1000万だそう!」
『・・・・悪に売る力はない!』
「ですよねぇえええええ!!!」
『悪 脱 斬!!』
「無・・・無念・・・、初めて大人買いが・・・できなかった・・・・」
そういい爆発していった。
その後イエローは即座に店に駆け込んだ。
「ちょっとビリーさんとスーさんを借りるっすよ~」
ビリーとスーは軽トラでスタンバイしていた。そしてすぐさまウィカが乗り込みアトモスフェアから出て行った。
そして1時間後。
ウィカが颯爽と軽トラから降りた、荷台には大量の箱が積まれている。
「何を買ってきたんだ?」
「もうまた買い占められないように・・・・」
軽トラ一台分はあろうかと思うほどの酒、一緒に買いに行ったビリーとスーがぐったりしている。
「ウィカさん・・・・」
レイさんが少し引く量の酒が目の前にあった。
「すげえよ・・・」
「あのタフな2人がヘタってる・・・」
リーもユズィも冷や汗をかいていた。
「まだまだ本当は足りないんすけどねぇ、これじゃ怪人とやってることが変わらなくなるんで、ちょいと手加減したんすよ」
「もう・・・・無理・・・」
「スーさんと同じく・・・・」
その執念を見て皆は軽く”この人すげぇ・・・”と思うのであった。




次回予告
ウィカ「うぇい、あれ? ビリーさんは?」

リー「あのバカは仕事らしいっすよ」

レイさん「あれ? 今日はジムに行くとか言ってたような・・・?」

ユズィ「え? ボクシングの試合見に行くって聞いたけど?」

スー「熊を倒すとか言って、山に行く格好をしてたけど?」

モディ「この前、町で合気道の達人に負けたからリベンジって聞いたんだけど・・・・」


ウィカ「うぇい・・・あの人、地味に謎っすよね」


次回 第14話 「漆黒の拳」 お楽しみに





ねもい・・・




べ・・・別に手抜きじゃないっすよ

2013-05-13 15:19:13 | 小説


というわけで



ハンラマン 12話

第12話  「夢を操る安眠枕男爵」

4人の戦士と2名が夢の中の世界で戦っている間、ビリーはユズィの家へと向かっていた。
全体的にズボラな人間が多いアトモスフェアだが、スー司令まで連絡がつかないのは異常だと思った。
「もし今怪人が出てきたら、一人じゃ怪人は倒せないし・・・・」
レッドの家の前に来たチャイムを迷惑なんじゃないか?と思うぐらい連打するも出てくる気配が無い、仕方なくけり破ることにした。
思ったよりも頑丈で、2発目を入れても全く壊れる気配がない。仕方なく壁をよじ登り2階から侵入することにした。
その途中、ユズィの家の隣に住んでいる女子大生の部屋に目線が入ってしまった。
「うぉ・・・生着替えしてる・・・」
ビリーは見つめる。
「・・・!? キャー!!!」
悲鳴で我に返ったビリーは急いでユズィの部屋へと入った。
「危ない・・・、犯人はユズィさんってことにしておこう」
そしてユズィの部屋を探す、部屋にたどり着いたときには爆睡中のユズィがいた。
「ユズィさん!おきろ!」
何度ゆすっても起きる気配がない、とりあえずいろんなことをやれるだけやってみた。

「・・・あっ!!! 下戸愛が水着姿で部屋の中にいますよっ!!」
「・・・・・・・」
「っく・・・清純派女優じゃ反応なしか・・・」
ビリーは鞄をあさり始めた。
なぜか鞄の中に入ってた世界一臭いといわれる缶詰シュールストレミングの缶詰を開けた。
「くっさっ!!!」
ビリーは嗚咽しながらユズィに嗅がせ続けたがまったく起きる気配がない。
やけくそになり思いっきり頭を引っぱたいた、その拍子に安眠枕が取れた。
「どうやったら・・・起きるんだろう・・」
ビリーは仕方なくTVを大音量でつけた。
そこには暴れん坊総理のOPが映し出されていた。
その頃、皆は。
「くっさい・・・・」
「ユズィちゃんどうしたの?」
「なんか・・・すんごいくっさいんすよ」
「いや、全然臭わないけど?」
「痛っ!!?」
「うぇい、次はどうしたんすか?」
「なんか・・・頭が痛いような・・・」
その後、突然びっくりしたような表情のユズィが飛び上がった。
「暴れん坊総理!?」
ユズィは突然謎の一言を言い始めた。
「おい、どうしたユズィ!?」
「ユズィさん・・・おかしくなりました?」
あの親しみ慣れたOPがいきなり聞こえてきた、どうやらその音が聞こえてるのはユズィだけらしかった。
「いや・・・なんか変な感覚が・・・」
「ユズィちゃん!?なんか・・・変だよ」
「うぇい・・なんか一人だけ別世界にいるような顔してるぜぇい」
皆が心配した顔で見る、だがユズィにだけ雑音や何故か体が揺すられる感覚があった。

「レッ・・・昨日・・・っじゃ? っぉい? ・・・」
リーらしき声が聞こえるもののはっきり聞き取れない。
それに何故か見えていたはずの怪人がぼやけてきた、そして突然目を覚ました。
「!!!?」
一瞬自分が置かれている状況が理解できてないらしい。
「ここは・・・・? あ・・・敵は!?」
「ようやく起きた・・・・アトモスフェアもやってないし誰にも連絡がつかない、きっとこの枕は敵の罠ですよ!」
確かにあの実演販売員は敵だったのかもしれない。
「よくわかったなハンラマン!」
背後に安眠枕男爵がいた。
「けーきゃきゃきゃきゃ! 寝てる最中に殺してやろうと思ってたのによ!」
「コイツ夢の中に出てきた・・・・」
「ユズィさん!コイツを倒さないとみんなが危ない!」
ユズィは黙ってうなずき変身をした。
「超脱衣!」
「お前の悪事もここまでだ!」
「けきゃきゃ! きてみろ!」
ブラックの先制攻撃が見事にヒット、左フック一発でたじろぐ、そこに畳み掛けるようにレッドの投げ技が炸裂した。
「レッド!このまま一気に倒しちゃおう!」
「もちろんっすよ!」
いつもならレッドが上になるのだが、今日は1人しかいないので足場が安定しないだろうと判断した2人は、ビリーを先頭にユズィが後ろにくるフォーメーションを取った。
「思いっきり押してくださいよ!」
「了解っす!」
ビリーは弾丸のように縮こまる。
「ハンラ流・・・・ ブラックマグナムスクリューブロー!!!」
レッドのパワーで十二分に加速するブラック、その攻撃はユズィがいない場合でも皆で倒せるように考えていた、各々の必殺技の1つである。
「ぐぁ・・・なんだこれはぁあああ」
2人の連携の攻撃でたじろぐ安眠枕男爵、あまり戦闘力は高くないらしい。
「け・・けきゃーーー!つ・・・強いじゃねえか!」
安眠枕男爵のダメージ色は濃い。
「当然だ! 俺たちをなめるな!」
「あら・・・やっぱりやられてますね」
「お前は!?」
「ボンキュッボンの姉ちゃんじゃないか!」
「うるさい!」
ビリーの失礼な発言に怒るソフィー。そして、怪人に薬を渡す。
「こんな下劣な連中、さっさとひねり潰しておやり!」
「けーっきゃきゃ・・・確かに・・・受け取った」
安眠枕男爵は巨大化薬を飲み巨大化し始めた。
「本当の悪夢をプレゼントしてやるぜぇぇええ!」
「く・・・巨大化かっ!」



「くそっ・・・このままじゃピクシーロボがこれない・・・・」
「今から司令を起こしに行くんじゃ間に合わない・・・」
万事休すのはずだった、だが意外にも基地から連絡が入った。
-そちらにピクシーロボを送る、至急乗り込みソイツを倒すんだ!-
「スー司令!? どうして・・・・」
-分からない・・・けど、ユズィさんが突然いなくなってから、少しして俺も目が覚めたんだ-
聞いた話しによると部屋の窓が割られていたが安眠枕が撤去されさらに目覚ましまでセットしてあったとの事だった。
-他のみんなも起きて、これからロボと一緒に向かう!-
どうやら他の面々も同じ理由で起きたらしい。
「さすがビリーさんっすね」
「いや、僕はユズィさん真っ先に起こしにきたから・・・」
「え・・・って事は?」
「もしかしたら・・・シルバーって名乗るアイツじゃ?」
コレはシルバーの手によって行われたことであった。だが窓が割られていたので出来れば味方の仕業とは信じたくなかった。
「何はともあれ・・・これで!」
ピクシーロボが到着する。
「よし、さっさと乗り込んでこの夢見野郎を倒すぜ!」
「おう!」
そういい5人はロボへと乗り込んだ。
「くそぉー!夢の中じゃないと俺はあまり強くないんだ!」
『うぇい、さっきの分、お返しするっすよ』
『だな、100倍にして返してやるよ』
「けーっきゃっきゃっきゃ! うるせー!」
割と自棄になって襲い掛かる怪人、思ったよりも弱い攻撃であっさりと倒せてしまった。

「ぐぁああ・・・ぐあああ・」
『よし!いまだ 脱衣剣!』
止めと思った攻撃だが、あっさりと避けられてしまう。
先ほどまでへろへろのはずだった安眠枕男爵が突然元気になった。死んだふりだったのだ。
「ひっかかったな!」
そういうと安眠枕男爵から超音波が発生した。
『うぇい・・・なんじゃこれは・・・』
『なんだか・・・眠い・・・・』
イエローもブルーもこの言葉を最後に力なく倒れてしまった。
『っく・・・・眠くは・・・無いぞ・・・』
皆懸命に眠気を抑えていただがさすがにこの攻撃には耐えれなかったのか動きが止まってしまう。
「けきゃ~~~!油断しやがってばかめ!」
怪人がトドメの一撃をするために前進した。
『油断したのはお前のほうだ!』
「なにっ!?」
皆寝てしまったはずなのに何故か声が聞こえた、その声の主はブラックであった。
「このスイッチだったっけ・・・?」
とりあえず適当にボタンを押す、次々と攻撃が繰り出されたまらず怪人が逃げ出した。

「うぉ!?けきゃ~~~!あぶねえじゃねえか!」
『当たり前だ!攻撃してるんだからなっ! ええいこのスイッチ!』
操縦席にあるスイッチをとりあえず押した。
「なぜだ・・・なぜ眠らない!?」
『俺の正義の力はな・・・・常に不眠不休なんだよっ!』
ブラックが謎の台詞をはく。本当は真っ先に眠ってしまったのだが、思いっきり頭を打ち付けて起きただけだった。
「け・・・けきゃ~~~!こしゃくなあ!!」
だが、敵も容赦しない、次々と攻撃を受けてピクシーロボのダメージは多くなる。
『くそ・・・ボタンが多すぎる』
一人で勝手にヒートアップしてるブラックだがとうとう最後のボタンになってしまった。

『最後のボタンになってしまった・・・コレだな!』
脱 悪 斬
「けぇ・・・けきゃぁ~~~~~!!」
その攻撃をモロに受けてしまった怪人は爆発して消えてなくなった。
戦いが終わり皆がアトモスフェアでしゃべっているときブルーが気になってることを聞いた。
「何でビリーちゃんはは寝なかったの?」
その質問に対して少し間をおいてから答えた。
「いや・・・その、あの枕使わなかっただけ・・・」
「そりゃないっすよ」
「ビリーらしいな・・・・」
せっかくユズィが買ってくれたものなのだが枕が替わると寝心地が悪いという理由で使うのをやめ、くしくもそれによって助かったのであった。


次回予告


モディ「そういえばみんなは、大人になってやりたかった事ってある?」

リー「俺は、あるぜ」

モディ「なになに?」

ウィカ「うぇい、興味あるっすよ」

リー「大人買いだな」

ユズィ「いや、お前は高校の頃からカードを大人買いしてただろ?」

リー「そういえばそうだな」

ビリー「お前は、子供に見られるから、子供買いか?」

リー「うるせえ!」

次回 
第13話 「緊急事態!?酒がない?」 おたのしみに





誤字脱字?




気にしないでくださいよ


ハンハンハハーンハンラマーン!

2013-05-04 11:36:37 | 小説


え?


いや


照英さんで有名な



ギン○マンパクってないっすよ・・・



ホント・・・




第11話  「醒めない夢」

最近は特に事件もなく皆が退屈していた、あまりにやることが無いので全員で大手雑貨店の「早急ハンス」へと買い物に出かけることにした。
いつもなら基地にこもりっぱなしのスー司令なのだが気分転換がしたいらしくついてくることになった。
「み~~てください、コチラ、従来の当社の製品と比べますと3割も画像が・・・」
適当な商品を見つけたらセールスを始めるビリー、そんな中本物の実演販売員が話しかけてきた。
「お客さん!お客さん!ちょっと暇なら見ていってもらえませんか?」
「ん?ああ、俺はみない」
「ん~・・・・ウチもパス、他に見たいところがあるし」
「えぇー、ちょっと興味あるから見ていきません?? ね?」
「僕にセールスするなんていい度胸っすよ~」
ブルーとピンクだけ違う場所が見たいというので立ち止まらなかったが他の5人は見ていくことにした。
「今回ですねお客様ラッキーなんですよ!」
手もみをしながら実演販売の男が言う。
「そんな胡散臭いセリフ信じられないな」
「うぇーい、そんなの毎回信じてたらたまったもんじゃねえっすよ~」
スー司令とウィカが手厳しい一言を発する。
「いやいや、今回あの有名な安眠枕”快眠殿枕”がですね・・・・たった7つですが入荷したんですよ!」
「え!あの有名な!?」
レイさんがやけに食いついた、どうやら相当有名なものらしい。
「うぇい、なんすかその・・・なんとか枕って?」
「えー、TVとかでも話題じゃないですかー」
「あぁ・・・僕は枕変えると寝れないから・・・」
ブラックはどうでもよさそうな表情をした。
「確かコレで寝れば、日ごろのストレスや疲れが一発で抜けるそうだ」
司令がテレビで見たことを思い出して言った、そしてその言葉の直後に。
「買うっす」
「えっ!? と・・・とりあえず話聞いてからでも・・・・」
レイさんがユズィの行動を止める。
「お客様! おめが高いですねぇ!」
「ユズィさん・・・、こういうのは謳い文句程の性能は見込めないっすよ?」
ビリーが止める。
「いいや、買うっす」
「おいユズィ! それは軽率すぎるぞ・・」
「うぇい、ユズィさんたまに財布の紐がゆるいっす」
「買う、みんなの分も買ったる」
「なんで微妙に関西弁が入ってるんだろう・・・」
その目には断固たる意思が込められていた。
レッドが皆の分のお金を出して一括で買うのであった。
「あれ?ユズィちゃんもしかして・・・」
「買ったよ、買った!これで日ごろのストレスもばっちり解消だぜ!!」
「あ~ぁ・・・」
とても残念そうな顔をするモディ、そしてリーも戻ってきた。
「マジ買ってるし・・・、絶対売り文句だって、あんなドイツの化学力で作ったなんてうそ臭い情報信じらんねーぜ、ってかお前働いてからストレス溜めろよ」
「じゃあお前らこれで確かめろっ!!」
そういいユズィはみなに1個ずつ渡した。
かくして買い物は終わりを告げた、そして皆適当にしゃべった後ユズィのプレゼントの枕を持って家へと帰ったのであった。
その頃オッパーブのアジトではとんでもない事実が知らされていた。
「ゼロ様が到着しました」
「ようやく来たか、で・・・やつはどこだ?
「はい・・・先ほどまでは私の後ろにいたのですが・・・」
「ここだ・・・」
天井から声がした。
皆は顔を上げるが、そこには何もいない。そしてクリューの背後にいた。
「本当に・・・楽しめるんだろうな?」
クリューの背後で不気味に笑う。
「ゼロ、よく来てくれたな」
クリューは後ろを振り向く。
「さて、今回の作戦なのだが」
「・・・・・・・・・・もう刺客は送り込んだ」
「ほう?」
三幻神のゼロの登場に、1人が明らかに不快な表情になった。
「・・・アンタに出番はありませんよ、家に帰って時代遅れのブームにでも乗ってたら?」
「・・・・・・・・」
いつもの笑みが無いブリトニー、それだけゼロの実力を認めているということなのだろう。だが、クリューはそんな事など関係なく話を進める。
「して・・・どのような刺客を?」
「・・・・・・夢を食う」
「アヤツか!ははははは!コレでハンラマンもただの露出狂だな!」
クリューは高笑いをして見せた。


目覚めたときからずっと不思議な感覚を覚えていた、だがいつもどおりに仕事場へと向かう。
仕事中も気持ち悪いぐらいに仕事がはかどる。
いつもなら、ダメな部下が自分の足を引っ張ってくるのだが、今日に限っては皆がしっかりしている。
「おかしいな・・・・、今日は一直線でアトモスフェアに行ってみるか・・」
リーはそう思いながらなぜかはかどる仕事を終わらせた。
「おはよさん」
リーが仕事終わりにアトモスフェアへと来た、しかし浮かない表情である。
「今日・・・少し変じゃないか?」
「ん・・・リーお前もそう思うか?」
ユズィが言った。
「いんや、いつも通りっすよ、うぇーい」
大量のお酒を召し上がってるのかもう出来上がっている、その横でモディとスー司令は漫画を読んでいた。
「そういえば、ビリーちゃんが来てないね」
「いや、ビリーの奴はどうだっていいんだが」
「そんな事言ってぇ、本当は心配なんじゃないの?」
「んなことねーっすよ」
リーは言うが携帯を取り出していた。
「ちょっとした事だけど、違和感はあるよな」
スー司令は言う。
「そういえば変ですね、いつもなら修斗さんから仕事の指示が来るのに今日はまったく・・・」
レイさんも不思議がっている。
「っち、ビリーの奴、電源切ってやがるぜ」
ビリーは仕事中でも携帯の電源をつけてる、それなのに連絡が取れない。
何で今日は不思議なことが続くんだろうとふと外を見たらわざとらしく怪人がいた。
「オッパーブの仕業か!」
皆は外へと出る、だが一般人の多いこの場所を戦場にするわけにはいかないと思い敵を誘導しようとする。
「けーきゃきゃきゃきゃ!私の名前は安眠枕男爵!」
そう言うと姿を消した。
「なんだったんだ・・・・ん?」
一瞬で何故か場所が変わっている先ほどよりもさらに多くの人がいる場所だった。
「いつの間に俺達は移動したんだ・・・・・」
「あっ!ユズィさん見てください!」
人影の奥に怪人の姿があった、4人はすぐさま走り駆け寄った。
怪人にあと少しで届くというところで、敵の姿が消え去る。
「おいユズィ、今日はやっぱりなんだか変だぜ?」
「・・・・どうしちゃったんだ」
4人は考え込んでしまった、だが背後で悲鳴が聞こえる。
「きゃっーー!」
「うぁー!」
「レイさん!? 司令!!」
「けーきゃっきゃっきゃ!この娘にいたずらしてしまおうかなぁ?」
「くっ・・・離せっ!」
「離してください・・・」
2人は必死に逃げようとするが、怪人相手に生身の人間が抵抗できるはずがない。
「な・・・なんだ・・・なぜ司令とレイさんが捕まっているんだ!?」
「おいおい、お前の相手は俺達だぜ!」
「今日こそお前らを袋詰めにしてやる!」
何故かそこには倒したはずの傘男爵とレジ袋男爵がいた。
「何がなんだかわからない・・・とりあえず変身するぞ!」
「わかった! 超脱衣!!」
4人は叫んだ、だが全く反応がない。
「うぇい、気合が足りないんでねーの?  超脱衣!!!!」
「・・・・・・」
誰がやっても変身できなかった。
「無様だなハンラマン!」
「変身が出来たってただの露出狂だけどな!」
傘男爵とレジ袋男爵が言う。
「な・・・なんだと!お前らなんて変身してなくても倒してやる!」
そういい近づこうとする。
だがあと少しというときに2体の怪人はその場から消えた。
「こっちだ、こっち!!」
いつの間にか2体は巨大化していた。
「早くしないと、踏み潰すぞー!」
「うぇぃ!!? なんじゃこりゃ!?」
「くそっ・・・ ピクシーロボを出すにしても、基地までは結構な距離があるぞ・・」

ニヤケ顔で傘男爵が言った。
「ふははははっは! お前らなんて、傘のシミにしてやる!」
「!!?!?」
さらにいつの間にか巨大化をしている安眠枕男爵の姿もあった。
「けーきゃっきゃっきゃ! 逃げ回るがいい!」
「と・・・とりあえず逃げるぞ!」
さっきまでつかまっていたレイさんと司令が開放されていた、4人は2人を連れて、その場から立ち去る。
「逃げても無駄だかんな!!」
そういいまるで遊ぶかのように追い掛け回すのであった。
その頃、ビリーはなんとなく胸騒ぎがしたので、朝ではあるが電話をしてみた。
だが、何度ビリーが皆にコールしても返事が無い、さすがに不安になっていた。
朝起きてやることが無いのでアトモスフェアに向かったら誰も無い、それどころか店も開いていなかった。
「おかしい・・・・一体何があったんだ・・・?」
ブラックの脳裏に不安がよぎるのであった。
「とりあえずユズィさんの家へ!!」



次回予告

スー「なんか・・・思ったんだけど」

レイ「どうしました?」

スー「オッパーブの敵って結構バカが多いよね」

レイ「・・・たしかに」

スー「さっさと殺しちゃえば、勝ちなんだけどな」

レイ「ま・・・まあ、ギャグ系の話ですしね」

スー「なんだかな・・・」

次回予告 第12話  「夢を操る安眠枕男爵」 お楽しみに

ハンラマン10話、更新し忘れてるしwww

2013-04-22 15:47:20 | 小説
さて



まあ




どうせ誰も期待してないでしょうがね?





第10話 「レジ袋男爵の猛攻」

午前中のスーパー、タイムセールがあり通常よりもごった返していた。
「えーーーー! 鮮魚コーナー、鮭の切り身・・・なんと50円! 50円現品限りでございます!」
「青華コーナー、なんと! 白菜1玉・・・10円! 10円でございます、売り切り注意でござます!」
「えー、精肉コーナー・・・・・」
普段はTVの前でごろごろしている主婦がまるで鬼にでもなったかのような表情でスーパー内を駆け回っていた。
「それは私のよー!」
「ふざけんな、わたしのに決まってるわ!」
普段は上品ぶってる主婦たちも、まるで戦場の兵士のような表情だ。
その中にバイトの買出しのために訪れていたレイさんもいた、だがそれが不運であった。

「ええと・・・砂糖と・・・卵と」
メモ用紙を持ちながら歩いていると突然、目の前の人にぶつかってしまった。
「あっ・・・ごめんなさい」
レイさんは即座に謝ったが目の前にいたのはオッパーブの怪人だった。
「ぐはははは!俺の名前は”レジ袋男爵”、買い物袋をなくし全てをエコバックにすることによって環境を守るのだ!!」
必死に逃げようとするものの、周りにいた主婦たちと一緒に捕まってしまった。
「・・・・(ハンラマン・・・早く助けて・・・!!)」
レイさんは心の中で必死に叫ぶのであった。
「ふはははは! パラダイスに連れてってやるから、楽しみにしてろ!」
レイさんを含め、大量の主婦達を連れ去ろうとする怪人、レジ袋男爵、彼の目的は一体なんなのだろうか・・・?
この事件の発生の前、オッパーブでの出来事。
「どうした? 手土産というのを楽しみにしてるのだが、全く届く気配はないな」
「・・・・・残念ですね、ちょっと読みが外れたみたいです」
「ふん・・・まあ良いわ」
素直に負けを認めるブリトニーが逆に不気味であった、だがクリューはかまわずに自分で怪人を呼び出した。
「レジ袋男爵よ!貴様は怒っているな!?」
「はい!クリュー様、俺は環境を考えずにレジ袋をもらっていく人間がゆるせねぇ・・・オッパブに連れ込みみっちり教え込んでやる!」
「それは頼もしい、今までの連中は子供ばかりを襲っていたからな、貴様には期待しているぞ!」
「お言葉ですが・・・・俺も子供のほうが狙いやすいです!」
「さっさと行け!」
その言葉から逃げるようにレジ袋男爵は町へと向かったのであった。
「ようし!もうじきこいつらを天国に連れて行くトラックが到着する!」
レイさんは人の影に隠れて携帯電話を取り出す、そしてアトモスフェアへ連絡を入れることに成功した。
この怪人はトラックでここの客を拉致って行く予定だったらしいが、その悪事をとめにハンラマンがやってきた。
「いた、レイさんが本当に捕まってる・・・・」
「うぇい、あまり相手を刺激したらやべーっすな」
「誰かを囮にして取り返すか」
「だな、じゃあ・・・ビリー、テメーがやれ」
「なんで僕が・・・」
「んなら、俺がやるっすよー」
そう言いウィカが変身をする。
「超脱衣!」
「ハンラマンだと!?っぐぐ・・・トラックめ・・遅れおって・・・まあいいこのレジ袋男爵が倒してやる!」
レジ袋を思いっきりばら撒く、ウィカが囮になるために突っ込もうとするが、レジ袋は思いのほか滑り転んでしまった。
「ふはははは!たかが袋などと侮ったが最後! さあ、キャッチー共、こいつを倒せ!」

突然キャッチーも現れ始め早くもピンチが訪れた。
「うぇい、こいつぁー・・・ヤベーっすな、だけど・・・」
そういいワンカップを取り出したイエローが1本を飲み干してから言った。
「うぇい、ガソリン満タン!魔界へいざなってやんよ!」
「アニキー!」
イエローの腕はまるで2本の蛇のようにしなやかにキャッチーを倒していく、キャッチーの数もさほど多くないのでたいしたことなかった。
だが、イエローはゆっくりと敵を倒している。
「どうした? キャッチー程度にこれほど手こずってるとはな、噂ほどではないな!」

「うぇい・・・みんな遅いっすよ」
「悪い悪い、でもしっかり助けたぜ」
「ごめんね、思ったより人質の数が多くてさ」
「なにっ!?」
レジ袋男爵が振り返ると、レイさんを含めた人質は全て開放されていた。
「これがうわさに聞くハンラマンか・・・面白いっ!!」



「うぇーい、キャッチーなんて何体集めても、俺らの敵じゃねーっすよ?」
「時間稼ぎのつもりなら、諦めるんだな!」
イエローとブラックがどんどんキャッチーを倒す。
「なるほど・・・、確かにキャッチー程度では無理か」
「ユズィちゃん、さっさとフォーメーションを決めて、倒しちゃわない?」
「そうだな! よーし、みんな・・・必殺技だ!」
「うぇい!」
「おう」
「わかった!」
5人はレッドを宙高くに投げる。
「そんな技!! こうしてくれる!!」
レジ袋男爵はレジ袋をあたり一面に巻き散らかす。
「な・・なんだ! これじゃ・・・相手の姿が見えない」
一瞬の隙を見抜き4人は頭にレジ袋をかぶされてしまった。
「くがぁ・・・息が・・・」
「みんな慌てるな・・・!」
「ふははは!脆いな、ハンラマン!」
4対1ではあったが巧みなレジ袋さばきを見せるレジ袋男爵に苦戦をした。
「前が見えないっ!?」
確実に混乱をしている状況、そこにレジ袋男爵の追撃が来てダメージを負ってしまう。

「だはっははは!お前なんてレジ袋の足元にも及ばないそんざいなのだ!!」
だが一瞬の隙を見たブラックは思いっきり蹴飛ばした。
「ぐ・・・はぁ・・・・なぜだ・・・前が見えないはず・・・」
「大声を上げすぎだ、それじゃ気配でわかる」
そのもっともな返事の前に倒れこんでしまった。
「あら、もうおしまいなの?」
「うぐぐ・・・貴様ソフィーか・・・」
「あ、いつものセクシーなお姉さんじゃねーっすか」
「なに・・なんだ!?」
「せっかくだけど、まだ暴れてくれないと困るのよね」
そう言い巨大化薬を取り出す。
「これで・・・俺は巨大化できるのか?」
「ええ、ハンラマンを袋詰めにしておやりなさい」
「へへ・・・助かるぜぇ」
レジ袋男爵は薬を飲み巨大化をした。
「しまった、司令! ロボを」
『わかったすぐに発進させる!』
またしても3体のマシンが到着、合体をして5人を回収した。
「ふはははは!無敵のマシンらしいな!だがその伝説も今日までだ!」
『強がりいいやがって、すぐに倒してやるぜ!』
「奥の手だ! 巨大レジ袋かぶせアタック!!!!」
全体がすっぽり隠れてしまうほど巨大な袋で包まれてた、それは形容するなら巨大なゴミ袋だった。
それに気づいたブルーは的確な突っ込みを入れる。
『これは・・・・ただの巨大なごみ袋じゃないか!』
「な・・・なんだと!?」
一瞬相手が考えてしまった。
「よし今だ!」
ボタンを押す。
『脱衣剣! 脱 悪 斬!』マシンに覆いかぶさっていた袋が破けて、大きな剣が出てきた。
しかし一撃では倒れない、今回の敵は少ししぶとかった。
「ぐぁ・・・・耐えたぞ!」
『くそっ・・・ならもう1発!』
次も攻撃を放つが、よけられてしまった。
「ようし・・・どうやら俺にもツキが回ってきたな」
そう言い紙袋を取り出す。
「紙袋は自然から作られた、最強にエコな袋だ!」
その発言に対して、ブルーの目線が変わる。
『ちがうよ』
「な・・・なんだと!」
『紙袋っていうのは、実はビニール袋以上にエコじゃないんだ』
「そんな・・・嘘だ!」
『森林を伐採して作る紙袋はそれだけでも自然破壊だ・・・・それに』
「なんだ・・・?」
『紙袋もビニール袋も、バクテリアが分解して土に変えるための労力は、あまりかわらない!』
「な・・・なんだって!」
この言葉で相手に大きな隙ができる。
『よし、今だ、もう一発』
-待つんだ! こんなこともあろうかと新しい武器がある!-
スー司令から指示を受けボタンを押すレッド。
次の攻撃は左手から発射された。
『脱衣流 超脱衣破!!!』
コックピットが何故かこぶしにあるピンクのマシンの手のひらで相手の顔面を掴んだ、そのダメージは多大なものでレジ袋男爵は爆発してしまった。
勝利の後は皆でアトモスフェアに集まって語り合った。
「今度からボクはエコバックもって行きますよ」
レイさんはこの戦いで、エコについての正しい知識を手に入れようと思った。これからオッパーブのような偏見を持つ人間が現れるかもしれない。その時に、自分だけでも正しく有りたいと思ったからだ。
「ああ・・・あいつは命をかけて大事なことを教えてくれた・・・」
「うぇい、やつは漢っすよ」
「だね、やり方は強引だったけど、見習わないとね」
「ま、俺はいつも袋はもらわないけどな」
「ふーん・・・」
改めて命の大事さと地球の尊さを知った一戦だった。


次回予告

ビリー「ふぁぁぁっ・・・」

リー「おい、どうしたんだ?」

ビリー「眠くて・・・・」

ウィカ「そいや最近忙しいっすもんね」

ユズィ「だなあ、たまにはゆっくりした」

モディ「ウチはきっちり半身浴して寝てるからね」

ユズィ「うぉ・・・モディさん本格的だな」

ビリー「いや・・・最近深夜のエロドラマにはまってて・・・」


次回 第11話  「醒めない夢」  お楽しみに第11話  「醒めない夢」