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脱衣戦隊 ハンラマン 38話

2014-01-18 13:59:47 | 小説


脱衣変態だよね


もはや




第38話「白衣の天使」

「ん・・・・・んぁ・・・」
ユズィはガンガン痛む頭を抱えながらおきた、そしてあたりを見回すと全く知らない風景が目に映る。
「・・・・・・どこだ?」
ユズィの記憶にあるのは刺身番長で調子に乗り始めてカクテルを一気飲みしたあたりからであった。
「ってぇ・・・頭が・・・」
頭を触って見ると包帯が巻かれていた。
「あ、ようやく起きましたかあ」
そこにはまるで春風のようにさわやかでやさしく、まるでそのまま幸せな世界へといざなうかのような心地よさがあった。
「ぁあっ・・・ええと・・えと確か・・・ミミさんでしたっけ?」
ユズィは一目ぼれしてしまった看護しの名前をビリー経由で聞いていた。
「ふふっ、あれ?なんで知ってるんですか?」
「あっ・・・いやっ・・・可愛らしい看護士さんなんでつい・・・」
「ふふっ、面白い人ですね」
「お・・・おおおお、俺はふざけてなんてないっすよ!!」
「はいはい、ありがとうございますね~」
そういい見回りのチェック表にサインをして部屋を去った。
「ああ・・・・なんだろうこの春を髣髴させるような香り・・・まるで俺の心に咲いた一筋の桃の花のように白く美しくまるで人々の黒く荒んだ心を浄化するような・・・ん~~~~もう今すぐ抱きしめたいっ!!!!」
そういい枕を思いっきり抱きしめる。
「え?抱きしめたいって?」
「ミミさんぅ!!?」
ユズィは驚いてのけぞったが目の前にいたのはまるでアメリカザリガニの背中のような顔をした婦長だった。
「ちがっ・・・これは誤解です・・・」
「不健全ですよ・・・不謹慎です・・・」
明らかにおばさんな婦長はまるで乙女のように体をくねらせ始めた。
「こ・・・ここは病院だからねっ!!!」
そういい頬を赤らめながら走り去ってしまった。
「あぁ・・・・なんか変な勘違いされた・・・・」
ユズィはとてつもなく落ち込んだ。
その後今日一日はミミが目の前に現れることが無くユズィは死ぬほど落ち込んでいた。
次の日
「やあ、元気にしてます??」
そこに現れたのはモディと司令とアジスだった、他のメンバーは仕事などでこれないというのでお見舞いの品を預かってきていた。
「はい、この漫画はビリーちゃんから、そしてウィカさんからはジュース」
「あれ・・・レイさんとリーは?」
「レイさんは”無茶はやめなさい”っていう激励が・・・」
「あとリーさんなんだけどね、カードの大会行ってるほうが有意義だとか言いながらそわそわして出かけたよ」
「でも・・・誘ってほしい空気は出してた・・」
本当にリーはツンデレだなと4人で笑いながらしゃべっていた。
「えー・・・覚えてないっすよ」
「嘘じゃないって、ユズィちゃんが突然壁を殴ったあとに急にトイレ行くっていって・・・」
「そして戻ってきたら急に倒れたんだよ」
モディの話もアジスの話もいまいち信用できなかった。
「まあ、何はともあれ大事には至らなくてよかったよ」
司令がとりあえずまとめた。
「ここは病室ですよ、静かにしてください。相室の人に迷惑ですよ!」
またミミが現れた、それによりユズィの思考回路は停止した。
「ミミさっ・・・・・・・」
「はい、すみません・・・ん?」
3人で生暖かい目線が送られた。
「へぇ・・・・ユズィちゃんって、ああいうタイプが好みなんだねえ」
「確かに可愛いな」
「ば・・・っ!! そんなことないっすよふつーっすよふつう!!」
「じゃあ、俺が告白しちゃおうかな・・・」
アジスがからかってみる。
「だぁ!!!それはダメだ!!」
そして再度ミミが現れる。
「もう!さっきから何を話してるんですか? そんなに元気なら退院してください!!」
「そ・・・そんなぁ・・・俺はこんなに重症なのに・・・」
「そんなに大声出してはしゃいでるじゃないですかっ!」
「俺のハートはズキズキ痛むんだぜ!!」
「・・・?心臓の病気ですか、なら今から内科の先生呼んできますよ?」
「う・・・・内科の先生って言ったら・・・」
「そうです、アキモト先生です」
「ひぃいいいいい!!!」
「どうしたんです??」
司令がユズィの怯え方を見て心配そうに見た。
「だいぶ前・・・おなかが痛くてここの内科にお世話になったんですが・・・・・あんなに・・・髭がじょりじょりで・・・胸板は厚くて・・・ってか何で医者なのにツナギなんですか!!」
「もう!また騒いで・・・・、本当に呼んできますよ!」
「ごめんんさいぃいい! もうあんな舐めるような目線はいやだぁああ!」
「長居するのも悪いしね・・・・」
このままだとなんだか収拾がつかなくなりそうなので、3人は帰ることにした。
「まぁ・・・元気そうでよかったよ」
「ユズィちゃん、みんなが心配してるから早く元気になるんだよ?」
「もうこの病院ならどんな怪我でもすぐ治せそうですよ!」
ユズィはこんな可愛い看護士さんがいるのなら、といいたかったがそこは抑えた。


「っち・・・このままではハンラマンによって縮小される一方ではないか・・・」
クリューは新店舗の話も予算面のことで中止になったことに腹を立てていた。
その様子をキャッチーが止めようとするが全く止まらない。
「ええい!貴様らもだ、いい加減な仕事なんてしおって!」
そういい思いっきり殴った。
「ぐぁ・・・すみません」
「いいか! 料金説明をしてでもつれて来い!! 飲み放題、揉み放題ということも忘れるな!」
「は・・・はい、アニキー!」
「まあまあ、落ち着いてくださいよ」
ミンスーが怒鳴り散らすクリューに割って入った。
「貴様・・・、のん気に構えている余裕などあるつもりか?」
「ええ、俺には切り札がありますからね」
その言葉に一瞬固まる、だがすぐに立て直して聞き返した。
「その切り札とやら、期待してもいいんだろうな?」
「全く信用がないですね、無能のゼロと非力なブリトニーと比べられちゃ困りますよ」
「それほど言うのだからな・・・・もし失敗でもしたら・・・」
「ええ、責任はきちんと取らせていただきましょう、ではこれから作戦に取り掛かりますので」
そういい堂々とその場を去っていった。
「っち・・・相変わらず気持ちの悪い奴め・・・」
クリューははき捨てるように言い放った。
そのころハンラマン達は。
仕事帰りのウィカがとおりすがりのリーを見つけた。
「あれ、リーさんでねえっすか~、どうしたんで?」
「ん?ああ、明日はちょっと用事があってね」
「ずいぶん服装がキマってますなあ、デートっすか?」
ウィカに図星をつかれたのだがバレバレの態度で返す。
「ん・・・・いや、後輩に誘われたんですよ」
リーがさりげなく高そうなジャケットを見せる。
「ふーん、まあ・・・ってことは今日は来ないっすね?」
「そうですね、みんなによろしくいっておいてくださいよ」
「うぇい、OKわかりゃした」
「じゃあ、また今度行きますよ」
そういいリーは不自然なほどにばっちり決めた服装で駅へと向かった。
「やあ、キョウコちゃん待った?」
「ううん、5分ぐらいかな?」
「悪いちょっと知り合いにあってさ、絡まれたんだよね」
「そうなんですか~、ええと・・・映画でしたっけ?」
「そうそう、とっておきの映画があるんだよ」
そういいリーは手もつながず並んで歩き始めた、どうやらそこまで親密な関係にはなっていないようだった。
「また・・リーさんの楽しい話が聞きたいです」
「そうか? 仕事の話とか、馬鹿な仲間の話ばっかりだけどね?」
謙遜しているのか馬鹿にしているのかわからない口調でしゃべり続ける。
「そういえばよ、ビリーっていう馬鹿な奴がいるんだけどさ、裏切りかけたんだよね~仲間を見捨てたっていうか?」
「え~、そんな人いるんですか~?ひどいですね!」
「だろ?だから俺が説教してやって今はもう改心したみたいなんだけどな」
「さすがじゃないですか!」
「まあな」
「他にはあるんですか?」
「そうだなー、モディっていうちょっと地味な奴がいるんだけどな、今はそいつが心配なんだよ」
「リーさんって優しいんですね!」
「それほどじゃねえよ」
誇らしげに言うリーの顔はなんだか輝いていた。
その頃、アトモスフェアでは。
「クシュッ!!!!・・・げほっ・・ ハクシュン!!」
ビリーは特大のくしゃみを3発ほど放った。
「うあ・・・ビリーちゃんびっくりさせないでよ・・・」
もう読み終わった雑誌を読み返すモディが驚いてビリーにしゃべりかけた。
「ごめん・・・なんだか急にくしゃみが・・・」
まだ鼻がむずむずするのか鼻をすすっていた。
「ビリーさん風邪ですか?」
レイさんが心配そうにこちらを見た、だがビリーは風邪っぽさはないのでおそらくただのくしゃみだと言った。
「もしかしたらリーさんが噂してんじゃねえっすか?」
「もしかしたらユズィちゃんかもよ?」
「もしかしたら指令がかも?」
アジスまでもがからかい始めた。
「や・・・やめてくださいよ、どんだけ恨まれてるんですか・・・」
「冗談だって、ほらほらさめないうちに!」
ウィカが熱燗でも入れるようにコップにコーヒーを入れた。
「・・・クション!!!!」
「まぁ・・・明日医者に行ったほうがいいよ?」
「そ・・そうする」
「クッシュン!!」
「あれ・・・?今度はモディさん?」
「あれ・・・おかしいな、ビリーちゃんのでも感染したかな?」
「えー・・・」
こうして戦士たちの夜はふけっていくのであった。


次回予告

マネジャー「くそぉ・・・・こうなったら・・・我々キャッチーの実力を見せてやる!」

キャッチーA「アニキー!」

マネジャー「さて・・・作戦会議といこうじゃないか・・・何かいい案はあるか?」

キャッチーB「アニキー!」

キャッチーA「アニキー!」

マネジャー「・・・・・・」

キャッチーC「アニキィーー!」

マネジャー「だめだ・・・なんか失敗しそうな気がする・・・」

次回 第39話「マネジャー出陣!」 お楽しみに



脱衣戦隊ハンラマン 37話

2014-01-11 14:56:35 | 小説


なんか 惰性になっちゃうんで  一気に乗っけてしまおうかなって



決してネタがないわけでも



めんどくさいわけでもないですよ






第37話 「ブラック・スティンガー」

ビリーは全速力かつ、警官にだけは呼び止められない程度に急いで運転していた。
だが、この時のビリーは違う事を考えていた。
「ビリーさん・・・おーい、ブラック!」
何の会話にも返事をしないビリーを心配になりアジスが声をかけた。
「ああ、ごめん。昔のことを思い出してね」
とりあえず運転のほうは支障はないようであった。
「それにしてもよく誘惑に負けなかったね・・・・」
「いやあ・・・負けそうでしたよ、でも昔見てたヒーローを思い出してね・・・」
そういいながらアクセルを強める、体にまとわりつく風の量も一層増えた。
ビリーは昔話をするように、語りだした。
「"俺達の信念を・・・本物の覚悟を見せえてやれ!!”ってさ・・・子供のころ見ててわからなかったけど、でもボクの信念を貫きたかった・・・だから皆の足を引っ張るのがつらかっただけなんだ」
「そうか・・・・、ビリーさんは十分がんばってる、正義の信念を持ってるよ」
「ありがとう・・・、よし、急ごう!」
「そうだな」
さらにアクセルを回して、もう警察なんて怖くない、そう呟いたビリーに対して、アジスは一抹の不安を抱えていた。
その頃、偽ビリーはナイフを使いピンクと交戦していた。
「っぐ・・・ナイフかよ・・・堕ちるところまで堕ちたな!!」
「・・・・・」
「まあいい、ナイフなら俺の木刀のほうが間合いがあるしな!」
「アニィーーーキィーーー!!」
ピンクの前にキャッチーが倒れこんだ。
「ふぅ、いっちょあがりっすよ、これで加戦できますよ」
「コイツ地味に強いですよ・・・2人でしばいてやりましょうよ」
「うぇーい、お仕置きっすねぇ・・・」
2人は同時に構える。
偽ビリーはキャッチーを足蹴にして、ウィカのほうへと近づいていった。
「2人とも始末する」
「目覚めが悪いんすか?なら俺の鉄拳で目覚めさしてやるっすよ」
そういいウィカは強烈な一発をお見舞いした。
その次の瞬間、反撃されるがそれはナイフによる攻撃だった。
「イエロー危ない、武器のある俺が前衛をする!」
そういい木刀を構える。
「アンタ・・・ビリーさんじゃねえっすな」
「・・・・・・」
「はぁ?何いってるんすかウィカさん」
イエローをまたしても突然ナイフで切りかかったが間一髪のところで避けた、しかし掠ったのか血が出ている。
「ビリーさんなら、武器なんて使わないっすもんね」
「・・・・・・・・・・・・・・」
そういい攻撃にあわせて拳を顔面に思いっきりぶつけた、その瞬間体中にヒビが入る。
「ぐ・・・・」
「な・・・体中にヒビが・・・」
「やっぱりっすよ、怪人すか?」
ビリーだと思っていた人間は実はオッパーブの怪人だった。
「ぐぐ・・・・よくぞ見破ったな! 俺の名前はハリウッドもびっくり特殊メイク男爵だ!!」
「なんだって・・・ハリウッドもびっくり特殊メイク男爵・・・・長い名前だな」
2人は固唾を飲む。
「そこは違う、特殊メイク男爵だけでいい!」
「うぇい、ビリーさんじゃないってことがわかっただけでじゅうぶんっすよ」
「っち、手加減しないで倒してやるぜ!!」
「やれるもんならやってみろ!!」


「っく・・・こいつわりと強いぜ!」
「うぇい・・・もうちょい酒があれば・・・」
「どうやら口だけの連中のようだな!」
「うるせー、口だけなのは赤い奴だけで十分だ!」
だが正体がわかったところで状況はかわらなった、しかしとある乱入のおかげで一転する。
「待たせたな!!」
「ビリー・・・!? 今度は本物か・・・?」
「うぇい、後ろにアジスさんいるし本物じゃね?」
「え!? 本物とか偽物とかなに・・?」
「あ・・ああ、多分コイツ本物だ」
「うぇい、突然の話についてけねー感じがいかにもって感じっすね」
「え・・? ま・・まあいい! ボクの新しいマシンの威力をみろ!」
そういいバイクから降りる、「超脱衣!」ビリーとアジスは叫び変身した。
「よしここはボクに任せてくれ!」
「いや・・・コイツは強い、全員で力を合わせて・・・」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
ビリーはバイクの近くにきた。
「チェンジバトルモード!」
バイクの形状が変形して砲身のようなものが現れた。
「なんだこいつ、全然似てないじゃないか!」
「だから、真似てたんだよ、ったく・・・」
ピンクがブラックのボケに突っ込む。
「真似ではない!特殊メイクだ!!」
「そんなの関係ない! くらえ!」
砲身から連続して弾丸が発射される。
「トドメだ!! 渾身の一撃をくらえ!!」
「ぐああああああ」 
その後強烈な一撃で特殊メイク男爵は消え去った。
「ビリーさんの新しい武器・・・・」
ミンスーと戦っていたレッドが固唾を飲み込んだ、他のメンバーもそのまま見ているだけである。
「よし、もう一発・・・・ミンスーさん・・あんたにもだ!!」
「っふ・・・どうやら状況は不利なようだね」
「くらえ!!」
攻撃が当たる刹那、ミンスーは姿を消してしまった。
「っち・・・・」
「非常に残念だよ・・・ビリー君キミならいい友達になれると思ったんだけどね・・・・・」
最後に響き渡った声が最後で怪人もキャッチーも姿が見えない、どうやら撃退は成功したようだった。
「まあ、お帰りブラック」
モディが肩を叩いた。
「・・・・ごめん、みんなに迷惑かけた」
「いや・・・・俺も言い過ぎたぜ、悪かったな」
「うぇい、まあ皆パワーアップして浮かれてただけなんすよ、もう気にしないことっすよ」
そういい全員で硬い握手をした。
「じゃあ、皆そろったことだし今日も・・・・」
「ビリーさんの奢りで居酒屋チェーンの”刺身番長”に行こうじゃないか」
レッドが鳥定と言おうとしたところでアジスが割って入った。
「ぐ・・・わ・・わかった! みんな今日は飲み放題だ!!」
「いえーい」
6人はさらにレイさんを誘って刺身番長にへと来ていた。
「かんぱ~い、今日はビリーさんの奢りだからどんどん飲んじゃおう~」
司令も来たいとは言っていたのだがピクシーの修理があと少しだというので断念した。
「で・・・できたらほどほどに・・・」
ビリーがあまりにも早いペースで飲むユズィ、リー、ウィカにレイさんを制止した。
「ここのお通しびみょうっすよ~」
「みんなペース速すぎっすよ・・・」
「んあ!? このお通しを作ったのはだれだぁ~~!!!?」
ウィカにユズィは明らかに記憶が無くなるレベルの飲み方をしていた。
「あははっ!噂のお通し男爵ですね!いいな~見たことないんですよ」
「あんなもん俺が説教してやったら一発っすよ~」
「っへ、あの場はウィカさんの独壇場だったじゃないっすか」
リーが絡む。
その後も長時間の飲みが続いた。
「ちょっとトイレっすよ、全楽園に行ってきますよ~」
「全楽園っていえばヒーローショーじゃなっすかぁ、ボクと握手っすよ~」
そういい壁を殴って見せた。
「よっ!ユズィさんハードパンチャーっすね!」
最初は皆を止めていたビリーのすっかり出来上がってユズィをおだてる。
「うっへ、いってきますよもう、無敵っすよ~」
そういいユズィは席を立ち上がった。
「うぇ~~い、日本酒は世界一っすよ~~!」
「そいやユーちゃんは遅いね?」
「ん?ああ、戻ってきたみたいだぜ?」
「いやぁ~~遅くなりましっ・・・」
ユズィは思いっきり頭からずっこけた、その姿を見て全員は爆笑した。
「いやぁ、やってくれるよ・・・」
「ん・・・・動かないけど・・・平気かな?」
「大丈夫なんでしょうか・・・心配です」
ユズィは顔を少し上げてから一言だけ発した。
「今のは・・・やばかった・・・」
しばらくして刺身番長の店先に救急車が到着するのであった。


次回予告

ビリー「ユズィさん・・・くそっ・・・ボクが・・ボクが酒を止めておけば・・・」

リー「何もお前のせいじゃねーよ・・・・、止めなかった俺も同罪だ」

モディ「みんな・・・・この話はやめようよ・・・・、ユズィちゃんだって望んでないよ」

ウィカ「うぇい・・・そうっすよ、過ぎた事は後悔しても遅いっす」

ユズィ「え? 死んでないからね!?」

次回 第38話「白衣の天使」 お楽しみに




あと10話ほどなんですが



最終話があまりにも多すぎて




多分


12話ぶんぐらいあります





脱衣戦隊 ハンラマン 33話ですwwww

2014-01-07 16:11:19 | 小説



抜けてた伝説の33話




特に理由はありません




第33話「正義のために」

ここは警視庁の柔道場、たった2人だけで練習をしている姿があった。
なかなか勝負の決まらない戦いであったが体格の良いほうの男が見事に投げられて一本で試合が終わった。
「はぁ・・はぁ・・・はじめて・・勝ちましたよ、どうしたんですか 何か考え事でも?」
「・・・・・・・俺達の正義は・・・・」
トーマはこれ以上いえなかった、再三にわたりハンラマンに助けられている状況。攻撃対象のはずなのになぜか味方のような気がする。
「いや、なんでもない」
「・・・隊長、俺も同じ考えですよ」
「そうか・・・・」
いつも以上に難しい顔をするトーマであった。
「そんなトーマさん、嫌です。もう一本お願いします」
「ああ、わかった」
2人は立ち上がり、もう1勝負しようとしたところで、突然部下が慌てながら入ってきた。
「た・・・大変です! 神奈川にテロリストが出たとの通報が・・・」
「テロリスト・・・・、あの怪人か?」
「はい、あの5人組と交戦中の模様です」
トーマは一瞬考えた、あの半裸の5人組は味方なのか、敵なのか。だけども直ぐに答えが出るものでもなかった。
「よし、みなを集めろ。出撃準備」トーマは、何よりも市民の命を最優先にすることにした。
「・・・・ですが隊長、出動許可が下りません・・」
「なんだと!?」
トーマは警視総監のところへと向かった、そこにはゴルフの練習をしているウソーの姿があった。
「ん?・・・ああ、どうした?」
「突然の無礼申し訳ありません・・・・・例のテロリスト達と思われる化け物が現れたそうです」
「そうか?・・・・・私のところにはそんな連絡は入ってないがな」
そういいパターでボールを転がす。
「出動許可だけでもいただけませんか!?」
「・・・・いいかね?私達の活動資金は国民の血税から支払われているんだ、憶測で行動しちゃいかんよ」
「っく・・・ですが」
もし何かがあっては遅いのであった。
「早く帰りたまえ、出動するべき時に出動の許可を出す、君たちは私の命令がなければ動くこともできない、人形なんだよ」
この言葉には頭の先から、つま先まで走り抜けるほどの怒りが襲った。だが、これ以上交渉を試みたところで、ぎゃくに厄介払いされるのがオチだと思い、ここは一旦引き下がることにした。
「失礼・・・しました」
トーマは帰ろうとした、だが一瞬見えてしまった。ウソーの机の上にある1枚の名刺を、それはおっパブの名刺だった。
「こ・・・これは?」
「ん・・・・ああ、これか・・・、うん、少し誘われてな」
目が泳いでる、どうやら必死に隠そうとしているようだ。
「アンタが・・・そんな所で遊んでる間・・・・・」
「な・・・なんだね?」
怒りで肩が震えている。
「大勢の市民が犠牲になってるんだ!」
トーマは思いっきり投げた。
「ぐ・・・あ・・・」
受身が取れずにウソーは思いっきり大の字になる、そして胸ポケットから大量の名刺が出てきた。
「自分は勝手ながら出撃させていただきます、その後の処分はどうぞご自由に・・・・」
そういい名刺を1つ手に取った。
「そうだ・・・・おっパブの件は言いふらしますよ」
そういい乱暴に部屋のドアを閉めた。
「っち・・・なんてパワーだ・・・・」
「せめて・・・もう一人いれば」
貧相な体からは想像できないパワーでハンラマンを蹴散らす。
「ガムテープの粘着力に死角なし!」
ガムテープが絡まりうまく身動きが取れなくなる、それをここぞとばかりに蹴飛ばした。
「ガガガガームテーププ!!」
「っち・・今考えたような、変な笑い方しやがって・・・・」
「なぬ!? まずは・・・貴様からだこのピンク野郎!!」
「うぇい!? 挑発しちゃまずいっすよ!」
ピンク最大のピンチ、完全に優位なガムテープ男爵が刃を突き立てた。
「最後に言い残す言葉はあるか?」
「・・・・ねーな」
「ピンクちゃん!」
ブルーもイエローもピンクを助けたいとは思っているものの、ガムテープに巻かれて身動きが取れない。
「ガガガガームテーププ! なら、いっそ楽に殺してやるよ!」



「全員一斉に上にいる化け物を狙え!」
「了解!!」
その掛け声と同時に大きな炸裂音が響き渡った。
「ぐぁ・・・なんだ・・・人間か!!」
ダメージはほとんど見受けられない、だが驚いている様子ではあった。
「げほげほ・・・た・・・助かった・・??」
「大丈夫ですか?」
アレウスの隊員が速やかに駆け寄り、ガムテープを切り裂く。
「サンキュー、これで動けるようになったぜ」
「うぇい・・・、これでようやくあの悪趣味な野郎を、お説教出来るぜぃ」
「だね、この借りはきっちり返さないとね。
3人はガムテープ地獄から解放された、そして3人とも息を吹き返したように必殺技の準備に入る。
「よしそれぞれの得意技で畳み掛けるぞ!」
「おうよ、やってやんよ!!」
そういうと力が抜けたように千鳥足になりそのまま近づく、そしてそのまま酔拳で連打を食らわせた。
「うぇ~い、実はワンカップ隠し持ってたんだぜぃ」
「ようし、ウチも!」
そういうとCDを2枚取り出した、そして間髪入れずに攻撃をする。
「ぐぁあああああ」
「お前なんて100円のワゴン品で十分だ!」
「畜生・・・・」
「何余所見してるんだ!! トドメ行くぞ!」
そういうと剣道の構えになる。
「めぇ~~~~~~~ん!」
「ガガッガ・・ム・・・大した攻撃だな、だが・・・それだけでは俺を倒すことはできないぞ!」
「攻撃準備、あのガムテープ男をねらえ!」
「ラジャー!」
アレウスもガムテープ男爵を狙う。
「だから俺は、ガムテープ男爵だっての! 爵がねえよ!」
「構うな、攻撃を続けろ!」
発砲は激しくなるが、止めの一撃には至らない。
「うぇい・・・ユズィさんがいなくても倒せるように・・・考えてたんすよぉ?」
「ウィカさんやりますか?」
「だね、せっかく足止めしてくれてるし・・・」
そう言いモディとリーが横に立ち、その肩にウィカが乗った。
「ユズィさんが蹴りなら、俺ぁ、パンチっすよ~!」
「ガガガガ! パンチとわかってれば簡単によけれるわ!」
「とぉーう!  ハンラクラッシュ、泥酔パーンチ!」
軌道の読めない空中攻撃に対してなすすべなくあたってしまう。
「うぐぐ・・・」
「まだ生きてるよ!」
「モディさん! これを使ってくれ!」
そう言いリーはモディに木刀を渡した。
「よぉし・・・」
モディはやり投げの要領で投げる、その攻撃は見事ガムテープ男爵に突き刺さった。
「ぐっあ・・・・・まさか・・・やられるなんて」
そういい爆発するのであった。
「総員撤収、速やかに帰還するぞ」
「了解」
3人は助けてくれた人間達を引き止めた。
「あ・・・・ありがとうな」
「うん、助かりました、本当にありがとう」
「この前攻撃してきたのは誤射っすよねぇ?」
トーマが代表になり先頭に立つ。
「自分達はあくまで正義に従っただけだ、もし・・・お前らが敵に回るようなことがあればそのときは容赦しない」
「へへ・・・とりあえずは同盟くみましょうや」
そういいイエローが手を出す、その手を無言でとったトーマであったがそこには確かな何かが見えていた。
その頃レッドは、ゼロとまだ戦っていた。
「ま・・まだだ!」
危機を何度も退けてはいるものの勝てる気配はない、このままでは負けるかと思われた。
「助けに来たぞ!」
「・・・シルバー!?」
そこにはシルバーが現れた。
「貴様・・・何者だ・・・!?」
ゼロは驚いている、それほどこの空間には入りづらいのだろう。
「この空間に入れるのはクリューを除けば俺達三現身だけのはず・・・・、ん・・?」
一瞬ゼロの動きが止まった。
「お前もしかして・・・アジスだな」
「あ・・アジス・・・、アジスさんなのか?」
「・・・・・・」
「正体も知らない相手に助けられたとはな!! 教えてやるこいつの正体はな・・・元オッパーブ四現神の一人”アジス”さ!」
「なんだって・・?!」


次回予告

ユズィ「おい! 全然決着ついてないじゃないか!」

ゼロ「引っかかったな・・・・嘘予告だ」

ユズィ「おいぃいいいい!」

ゼロ「だがいいのかぁ?」

ユズィ「何がだ!」

ゼロ「シルバーの正体さ・・・」

ユズィ「っく・・・・」


次回 第34話 「シルバーの正体」 お楽しみに!








ちなみに





関係ないことですが






宝くじの当たる確率(多分 高額当選の事)は、宝くじを買いに行く途中に死ぬ確率より低いそうです





買いに行かない方がいいですね






脱衣戦隊 ハンラマン 36

2014-01-04 14:57:29 | 小説



年末の思い出



一昨年は  クソゲーをやって 後悔した



去年は   クソ映画(デビルマン)を見て 後悔した


今年は どんなクソ事件にめぐり合うのだろうか




というわけで ハンラマン始まります




第36話 「ブラックの裏切り!?」

5人はタクシーを使ってビリーが見つけたというアジトへと向かっていた。
「まったくよ、肝心なときに運転できないんじゃしかたねえだろ?」
「まあまあ、ビリーさんにだって事情ってもんがあるんすよ」
怒るリーをユズィがなだめる。
「ほら!騒がないで!」
「うぇい!運転手さん次の信号右っすよ」
5人も乗せたタクシーが行き着いた先は、もうすでに使われていないような廃墟が立ち並ぶような場所だった。
タクシーの運転手は5人でぎゅうぎゅうに乗ってたウザい客を降ろし、とっとと逃げ帰るように去っていった。
「いたた・・・運転荒かったね・・」
「そりゃ5人も乗ってちゃ不機嫌っすよ~、むさくるしいし警察に見つかったらパクられるし」
無駄口はそれぐらいにしてあたりを見回す、やはり何もあるようには見えない。
「おい、ビリーてめー本当にこんなところにあるんだろうな?」
「・・・・・・」
「まあまあ、もしアジトじゃないにしろこういう調査は必要だと思うよ」
モディっが少し突っかかるリーをなだめるように言った。
「このビルの5階に奴らがいる」
「・・・・・不気味っすねえ」
ウィカが少し冷や汗をかいている。
そのビルはまるでそびえ立つ城を彷彿させるものだった。
「とりあえず・・・・中にはいってみるか!!」
5人は中に入ってみることにした。
音が立たないように静かに階段を上って言った、そしたらビリーの言うように声が聞こえるのである。
「さあ、今度はどの怪人が出向くんだい?」
「アニキー!!」
「ったく・・・キャッチーばかりではないか?他に戦力になりそうなのはいないのか?」
ドアの隙間からしか見えないので誰だかは判断できないがリーダー格らしき男とキャッチーがいるのだけはわかった。
「ほんとだ・・・アジトっぽいね・・・」
「うぇい、でもお得意のおっパブがないんじゃねえの?」
オッパーブのアジトといえばおっパブだと思っていたのだが、そんな事はなく困惑していた。
「確かにな・・・・」
「・・・・・この奥からなら奇襲が出来そうな場所がある」
ビリーがボソっと言った。
「てめーー!そういうことは早くいえよ!」
「リーちゃん シーーー!」
ビリーの誘導の元で奥の部屋へと進むのであった。
そこは確かに今にも壊れそうな壁があるだけの部屋があった、そして5人はそこから強襲するために計画を立て始めた。
「ここは・・・そうだな・・ビリーさん・・・いや、俺がこの壁をぶち破るから、ウィカさん、リーで制圧してくれ。それでモディさんとビリーさんで後方支援、キャッチーとかを蹴散らしてくれ」
「わかった・・・」
「よし、じゃあ変身を・・・ん?」
「ビリーがいねえぞ・・・」
「ほんとうだ・・・どこ行ったんだろ」
「ようこそハンラマン諸君」
突如後ろから声が聞こえる。
「だ・・・誰だ!?」
そこにいたのはミンスーであった、どうやらここはオッパーブのアジトではなく、おびき寄せるための罠が仕掛けてあったらしい。
「っち・・1人足りないけど仕方ない、変身! 超脱衣!」
4人は変身をした。
「ん・・・ビリー、てめー!!」
ビリーはミンスーの影にいた。
「ああ、ビリー君はハンラマンを抜けたがってたからね、俺が手を差し伸べただけなんだ」
そういい不気味に笑って見せた。
「超脱衣!!」
4人は掛け声とともに変身をした。
「ビリーさん・・・もちろんこれも作戦なんだよな!?」
ユズィが最後に問いかけたが全く返事をするそぶりなど見せなかった。
「あの野郎根性たたきなおしてやるぜ!!」
4人で突撃するも大勢のキャッチーに阻まれる。
「うぇい、ここはブルーと俺が引き止める・・・2人はビリーさんを頼む」
「わかった、よろしく頼む!」
「OK!任せておいて~」
「アニキー!!」
「まったく、損な役回りっすよ!」
「文句言わずにちゃっちゃと倒して合流しちゃおう!」
2人は難なくキャッチーを蹴散らした。




キャッチーの群れを抜けたレッドとピンクに待ち構えていたのはミンスーとビリーであった。
「ミンスーさん・・・・あんたなんでオッパーブなんかに・・・」
「あの時のようにのんびりと過ごすのも良かったけどね、本当の楽園はおっパブに在ったんだよ」
ミンスーは、アジス同様アトモスフェアの常連だった、だがアトモスフェアの移転からすっかり姿を見せなくなっていた。
「てめーも一緒に目を覚まさせてやるぜ!」
ピンクはビリーをレッドはミンスーを相手にした。
「っ・・・めーーーん!!」
その攻撃をやすやすと避けてビリーが反撃をする、その動きはまるで変身前のビリーのものとは思えないすばやさだった。
「何だこいつ・・・こんなに強かったのかよ!?」
だがピンクは機転を利かせ攻撃の一瞬の隙を見つけて木刀の柄の部分を使い腹を攻撃した。
「これは悶絶のはずだ!」
だがビリーはまだ反撃してきた。
「嘘だろ・・・変身なしでこの打たれ強さは一体・・・!?」
そのころアトモスフェアにて、ようやくアジスが姿を現していた。
「遅い! みんな行っちゃったよ?」
「えー・・・」
アジスは用事があったのでこの時間になってしまっていた。
「で、場所は?」
「そういえば・・・・聞いてなかったです」
アジスは困ってしまった。
「そうだ、こんなこともあろうかとスーさんがみんなのハンライザーに発信機をつけてたんです!」
そういいレイさんがみなの現在地を調べた、だが途中で首をかしげた。
「おかしいな・・・・壊れたのかな・・・」
それは4つの反応と1つの反応がかなり遠い場所にあるのであった。
「これは一体・・・」
「もしかして、今日現れたビリーさん様子が変だったし偽者なのかも!?」
レイさんはビリーの様子が変だったことに気づいていた。でも、基本的に変なビリーに対して確信がもてなかった。
「なら・・・・一人になってるビリーさんが危ない!」
アジスは急いで店を出ようとした、だがそのとき目の前を車が横切る。
「はぁはぁ・・ぜぇぜぇ・・・ようやくできた・・・」
目の前には荷台に何かを乗せているトラックに乗ったスーの姿がある。
「ちょうどいいところに! 司令・・・そのトラックに乗せて!」
「え・・・?」
「ビリーさんが危ない!」
「わかった・・じゃあ、行ってくる!」
「ちょっとだけ飛ばすけど・・・・シートベルトはちゃんと締めておいてよ!」
そういい2人は1人だけしか反応のない場所へと向かった。
車で飛ばしておおよそ15分、半ば忘れ去られた倉庫のような場所であった。だが人の気配がある。
「アニキーアニキー!!」
「へへ!寝てるこいつなんてすぐ殺しちまえばいいのによ!」
「何でも情報を引き出したあとに人質にするらしいぜ!」
物陰で様子を伺うアジス、その奥に椅子に縛られているビリーの姿を見つけた。
「司令・・・今すぐ助けてきます」
「ビリーさんを助けてやってくれ!そうじゃないとせっかく作ったこれが・・・」
「わかりました・・・ 超脱衣!」
「ん・・・?物音がしなかったか?」
「気のせいじゃねえ?」
キャッチーは油断しきっていた、物音を確認せずに雑談に入る。
「そういやよ、昨日キャッチしてたら金がないのに店に来たやつがいたんだよ」
「へぇ、まあ。そういう奴のほうがむしりとれるけどな」
「そいつがよ、実は家に金あって・・・・」
突然1人のキャッチーが倒れた。
「おい!どうしたんだ・・・・」
そして2人目のキャッチーも倒れる、それはシルバーの仕業だった。
「っく・・・・ん・・・・zzzzz」
この状況なのに、あまりにも気持ちよさそうな顔をして寝ているビリーをひっぱたいた。
「っ!!!あ・・・・シルバー助けに来てくれたんだ・・・」
司令はあと少しで分解されそうになっていたハンライザーを無事に確保、それをビリーに手渡した。
「さあ、これを持っていくんだ・・・・それにビリーさんあんたに渡したいものがある」
そういいトラックのところにまで連れて行った。
「これは・・・・」
「そう、ビリーさんのバイクだよ」
「ボクのっすか・・・」
ビリーのバイクが無くなった理由はスーが改造するためだった、それに無断で持ち去ったわけではなくビリーが気づかないだけで何度もメールを入れていた、返事がないのでおどろかせようと思い司令が急ピッチで改造したのだった。
「勝手に改造してわるかった、でも時間がなかったんだ・・・・これで4人を助けてやってくれ」
ビリーは新しくなったバイクを触りながら司令にお礼を言う。
「わ・・・わかったありがとう司令!!」
「名前はブラック・スティンガー・・・さまざまなバトルモードを搭載したバトルビークルだ」
「よし!アジスさんのってください!」
「あ、おう!」
シルバーを乗せてビリーはバイクをアクセルをぶっ放すのであった。


次回予告

スー「いやあ・・・急ピッチの改造で疲れたよ」

アジス「スーさんの技術力には感服だな・・・」

スー「い・・いやあ、それほどでもないよ」

アジス「で、材料はなんなの?」

スー「え? ブロックだけど?」

アジス「(え・・・? ブロックでバイク改造できんの!?)」

次回 第37話 「ブラック・スティンガー」 お楽しみに




脱衣戦隊ハンラマン 35話

2013-12-30 11:29:01 | 小説


第35話「束の間の時」

シルバーはユズィ達に連れられてアトモスフェアへと来ていた。
「アジスさん・・・アンタがシルバーだったんすね」
「ああ」
だが一番聞きたかったことはそこではなった。
「な・・・なんでオッパーブなんかに加担したんですか!?」
「ああ、それは俺も聞きたいな」
一瞬考えてから、覚悟を決めたような表情で言う。
「・・・・オッパーブに入ったのは俺のミスだ、あの時あいつらの勧誘がとても甘美に見えた・・・俺の弱さのせいだ」
アジスはオッパーブのキャッチーにつかまり偶然クリューの店へと入ってしまった、このときアトモスフェアで少し喧嘩をしてしまい自暴自棄になっていたのも手伝いクリューの経営する”キューティーボックス”へと何度も脚を運んでいった。
それによりクリューに目をつけられ四現神、つまり今の三現神へとなってしまったのである。
「・・・それは確かに俺達も悪かったよ」
「・・・・ああ、はっきり思い出したぜ・・・バナナチップス・・・」
「アジスちゃんがせっかく買ってきてくれたのにね・・・」
アジスはお土産でバナナチップスを大量に買ってきた、だがそのときは皆酔っ払っていてせっかくのお土産を粗末にしてしまったのであった。
「ビリーさんだけが食べてたっすけど・・・・うぇい、俺達全員あの後悪かったと思ってたんすよ?」
「ああ・・・・あの時感情的になった俺も悪いし・・・、だからってオッパーブなんかに・・・」
「いや、いいんだ つらい過去をわざわざ話してくれただけでも・・・」
この言葉で全員無言になる、だが店の奥からいい香りがしてきた。
「・・・・・お帰りなさい」
そういいレイさんがコーヒーを一杯出す。
その一杯のコーヒーを飲み終えた後アジスは涙を流しながら一言だけ言ったのであった。
「・・・・ただいま」
「・・・・なら! これはもう飲みしかないっすね!」
「よし、スーもビリーも強制参加だ ビリーの奴もいつまでもウジウジさせてやんねえよ!」
「そうですよ! 悪いことは飲んでぱ~~っと忘れちゃいましょう」
先ほどまでのしんみりしたムードとは一転していつもの感じになる。
「うぇい、そんならツンデレ日本代表のリーさんが電話っすね」
「っち、仕方ねーな・・・あのバカには俺も言いたいことがいっぱいあるからなっ」
そう言い嬉しそうに携帯を出す。
「うは! リーさん萌え・・・」
レイさんもノリノリ状態である。
「っち・・・ビリーの奴電話でねえ! マジでどこ行きやがったんだ・・・」
「まあ・・・落ち込みたい時もあるんすよ!今日は集まる面子だけで!」
「スーは来るらしいぜ!」
「ならやっぱり・・・」
そういい全員で鳥定へと向かった。
その頃ビリーはオッパーブにつかまっていた。
「・・・・・・・」
「まあ、そんなにらまないでくれよ」
ソファーに縛り付けられているビリーがいた。
「はあい、私メグっていいま~す」
メグという女っがビリーのひざの上に座ってきた。
「お酒は何を飲みますぅ~?」
「・・・・・・・・」
「全く、キミは強情だね・・・・、とりあえずくつろいだらどうだい?」
「ミンスーさん・・・・アンタ敵だったのか?」
「人聞きが悪いな、ただおっパブのすばらしさを世界に広めようとしてるだけじゃないか」
そういい自分のグラスに酒をつぎはじめた、そして一口だけ飲んでから真剣なまなざしでビリーを見た。
「どうだ? 俺と組まないかい?」
「断る」
「そうか・・・・まあ、いきなり言われてもしょうがないよな・・・・、だけどこんな条件ならどうだい?」
「・・・・・・・・」
ビリーは沈黙で対抗した。
「クリューの弱点、それを教えてやると言ったら?」
「・・・!!?」
ビリーは動揺するのであった。
「な・・・なんで仲間なんじゃないのか!?」
「俺はね、アイツのやり方に疑問を感じているんだよ。だからアイツを倒して、オッパーブという組織を強大にしたいんだ」
そういいミンスーは近寄ってきた。
「キミのその力が必要なんだ、キミの力は強大だからね・・・・」
「そ・・・、そんな誘惑なんかにっ・・・」
だが揺らいでいるのも事実だった、ビリーの心の中で人知れず戦うのであった。




「ったら先輩がよ、”わからないから教えてくれよ~”だっていうんだぜ? 俺より何年前から仕事してるんだっつーの」
「さすがリーさん、仕事できるぅ~」
「もー皆のみすぎですよー」
リーとユズィは明らかに飲みすぎているようだった。
「ま・・・まぁ、厳しい戦いの後だしはっちゃけたいんじゃないかな?」
ハッチャケる力が原動力のハンラマンにとって、これ以上はっちゃけてどーするんだという疑問はおいておこう。
「戦士とていっても気を張ってたら疲れちゃうんすよ、遊んで気晴らしするのも立派な仕事っす」
「さすがウィカさん話がわかるぅ~~」
「そんなことよりアジスさん飲んでるんすかぁ?まだグラスが空いてないっすよ~」
「あ・・・もうこれ以上は飲めない・・・」
少し顔色の悪いシルバーもといアジスの姿があった。
「さて・・・っと、俺はこの辺で帰るわ」
「なんだよ~ス~~~、俺を置いてかえっちゃうわけ??」
「うは! ま・・・まさか!」
レイさんはお酒が入ってる影響か、アクセル全開である。
「仕方ないだろ、明日も仕事だしさ。それにピクシーロボも直さないとならないしな」
「うっ・・・・」
リーもユズィもその一言で静かになった、スー司令は忙しい時間を合間縫ってわざわざ付き合ってくれているのであった。
「いつもごめんなさいねスーさん、アトモスフェアに来た時はコーヒーご馳走しますね」
「あ、いや、好きできてるだけだからいいんだけどね」
そういいお金を置いてスーは店を後にした。
「全く・・・スーにばっかり迷惑かけちゃって・・・これも全部ビリーのせいだな、ほんとアイツは」
「もーー今回も飲みに来なかったし、次の日懲らしめちゃうよ~ほんと~」
「だから~、2人は飲みすぎですってば~」
「でも・・・ビリーちゃん今頃どうしてるんだろう」
「うぇーい・・・ちょっと心配なんすよねえ」
「今はそっとしてあげたほうがいいかもですよ」
真剣な表情のところに酔っ払った2人が絡んでくる。
「いいんだよあんなやついらねえ、今日からハンラマンは4人だぜ!」
「そーそー、4人戦隊ハンラマンなんちゃってね」
これじゃビリーが嫌になっても仕方ないなと思う3人であった。
そのまま飲み続けた後5人はカラオケで時間をつぶした。
次の日
「・・・・おはよう」
ユズィはテンションが低い、それに対してリーはケロっとしていた。
「なんだよユズィ、もうダウン?」
「いや・・・昨日は飲みすぎたらしい・・・」
今日もアトモスフェアに司令の姿はなかった、ここのところピクシーロボの修理が忙しいらしい。
アジスはアトモスフェアに顔を出してはいないが、ピンチになったらメールをくれれば必ず向かうから連絡をくれと言っていた。
どうやらアジスにはアジスのやることがあるらしかった。
「そいやビリーちゃんから連絡きた人いる?」
「うぇい、俺は無いっすよ~」
「・・・・・そいや、俺にもないなあ、どうしちゃったんだろ」
「ふん、あんな奴しるかよ」
とは言うもののちゃっかり携帯を確認するリーがいた。
「ん~、ボクもないですよ」
「ビリーちゃんどうしちゃったんだろう」
その言葉の次の瞬間であった、ドアについている鈴がカランと鳴り響いた。
「あ、ビリーさんこんにちは」
「・・・・・・・」
ビリーの表情が硬い、それは気まずさなのだと5人は思った。
「なんだよテメー・・・早く来いよ!!」
「リーちゃんもそんな言い方しちゃダメだってば・・・・」
「モディさん、こいつを甘やかしちゃダメですよ」
「っぷ・・・、リーさん・・・なんかビリーさんの飼い主みたい」
「ちが! 違いますよ・・・レイさん」
皆に促され、ビリーは席に座る。
だが、いつも好んで座る一番右側の席ではなく、なぜかスーがよく座る一番左側の席に座った。
「あれ? ビリーちゃん、今日はそこに座るの?」
「そうだ」
「そ・・・そうならいいんだけど」
皆は少し様子がおかしいなと思ったが、きっと落ち込んでいるんだろうと思ってなるべく触れないようにした。
「昨日どうしちゃったんですか、みんなで飲んで楽しかったですよ」
レイさんがさりげなく昨日の予定を聞く。
「見つけた」
「ん・・?」
ほかの面々は話の筋がよくわかっていない。
「オッパーブのアジトを見つけた」
「な・・・なんだって!?」
「今ならまだクリューがいるはずだ、行こう」
4人は一目散に準備をし始めた。
「ビリーさんレンタカーを!!」
「レンタカー? ん、ああ、運転できないんだ・・・・今はね」
いつものビリーだったら、張り切ってレンタカーを借りに行くハズだが、今回はいつもとノリが違いすぎる。
「そうか・・・ならリーさん!」
「っち・・しょうがねえな」
そういいリーはタクシーを止めた。
「早く行こうぜ!」
「ああ! よしみんな行こう!」
「うぇい!」
「おー!」
そういい足早にタクシーに乗り込むのであった。



次回予告

ユズィ「んー・・・」

モディ「どうしたの?」

ユズィ「ビリーさん変じゃないっすか?」

モディ「んー・・・・」

アジス「いや・・・いつも変だと思うけど」

モディ「それは、まあたしかに変だとは思うよ・・・」

ユズィ「でも確信がもてないんだよなぁ・・・」


次回 第36話 「ブラックの裏切り!?」 お楽しみに





あと・・・・ あと一話は載せたい・・・w