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脱衣戦隊 ハンラマン 43話

2014-02-11 15:16:41 | 小説


昨日は 体調不良で



PCを起動させるような余力もなく



床に伏せっていました



なので今日は



ハンラマンだぜ・・・・


第43話「クリューとの最終戦!」

「・・・・・・・」
魂が抜かれた人形のように無言なリーがいた、その姿はさすがに皆しゃべりかけることのできない空気をまとっていた。
「うぇぃ・・・・・このままリーさん辞めちゃったりしないっすよね??」
「う・・・ウチもそれが心配なんだよね」
「リーさん・・・・・」
さすがにかける言葉が見つからない、皆はリーが立ち直るのを見守るしかなかった。
「・・・・ボクはちょっと基地に行ってきます」
「・・・・俺も」
ビリーとユズィは立ち上がった、事の元凶に話を聞きに行くつもりだ。
「人の気持ちを弄ぶなんて信じられねえっすよ・・・・・」
ビリーがいつに無く真剣な表情になった、その様子を見て最悪の事態をとめるためにユズィがついていくことにしたのだった。
その頃基地では司令とアジスによって尋問が行われていた。
「・・・・いつまでも黙ってたら話にならないな」
「まあ待ちましょうよ」
言葉は冷静に見えるが内心は怒っている、だが敵も一筋縄ではいかないようだった。
「なあに?こんな臭い所に連れてきて・・・、飲み物ひとつも出さないつもり?」
「っく!」
「アジスさん!!」
司令の静止でどうにか止まるが2人とも我慢の限界といった感じだった。
「・・・・なんとなく調べはついてる、もうお前たちに俺たちと真っ当にやりあうほどの余力はないのだろ?」
「・・・・・・・」
「その沈黙は答えとして受け取っておく」
司令はいつものやわらかい表情とは違い鋭い目つきでにらみつけた。
「そこでだ・・・・、オッパーブのアジトを教えろ、そうすれば悪いようにはしない」
アジスがすかさず質問をした、だがそんなことに答える筋合いなど無いといった表情で目線をそらす。
「教えてやるつもりは無いわ、それにお前等は間違ってる」
「なんだと・・・・」
「クリュー様はお前等を叩き潰すために今頃動いていらっしゃる、これから地獄を見てもらうからなっ!!」
「無駄だ・・・こんな狂った奴としゃべっててもな」
そういい薄暗い部屋のドアを閉めた、そこには光の一遍も射し込まれない地獄のような漆黒であった。
その頃クリューは焦っていた、それは会いたく無い人物が目の前に現れたからだった。
「貴様・・・ヒロシ、お前は東北支部へと移動させてやったろう・・・?」
「これはこれは、クリューさん、人聞きが悪いじゃないですか。もうダメになったこの本部を立て直すために俺はわざわざ戻ってきたんですよ」
そういい玉座から突き飛ばす、そして自分の腰をそこに落ち着かせた。
「さて・・・・クリューさん、早速で悪いんだけど、ハンラマンって連中の首を取ってきてくれないか?」
「き・・・貴様!」
「何か勘違いしてないか?もう貴様はオッパーブでの地位も危ういんだ、それにこのままではつぶれてしまうだから俺の手で立て直してやろうと思ってるんだ」
「ふんっ・・・良いだろう、だがお前がそこでふんぞり返ってられるのも今のうちだからな!」
その言葉に動じる様子は無いシン、まさに王者の風格があった。
「おのれぇ・・・・」
怒りが最高潮のクリューは部下もつけずにハンラマンを倒すべく街へと出向くのであった。
「出てこい!ハンラマン!」
「きゃーーー!」
「うぁ~~~!?」
数の少なくなったキャッチーを総動員して破壊の限りを尽くす、今までの怪人達とは違い鬼気迫るものがあった。
「お前等洋食なんて食べてるんじゃねえ!」
「な・・なんだ!俺は昼はパスタって決めてるんだ!」
「生ぬるい! 日本食を食べろ、日本人だろう!」
そういいお昼を食べているサラリーマンを投げ飛ばす、だがその投げ飛ばされた先にはピンク以外の5人の姿があった。
「・・・・貴様たちが、ハンラマンだな?」
「そうだ」
「うぇい、今日のは何男爵なんすかね?」
「和食だから和食男爵なんじゃない?」
その言葉を耳にしたクリューは高笑いをする。
「くっははは!俺様はオッパーブのリーダーである、クリュー様だ!!」
「な・・・なんだって!」
「お前がオッパーブのリーダー・・・・」
「お前らを全員和食しか食べれない体にしてやる!」


「っち、先手を打たせるな!」
超脱衣!!
5人はおのおの変身をしてキメポーズをとる。
「その首もらった!!」
そういいブラックの首を思いっきり掴んだ、完全にパワー負けをしているので全く指が解ける気がしない。
「ぐ・・・・ぁ」
「っく、今助ける!」
シルバーが華麗に連続攻撃を当てるが全く効果が見られない。
「お前はアジスらしいな・・・・、寝返った罪を今受けてもらおうか!」
そういいブラックを思いっきりシルバーに投げつけた。
「ぐっ・・・」
ブラックは完全にノビたがシルバーはギリギリ耐える、しかし次の攻撃で倒れてしまった。
「ふははは!よく研ぎ澄まされているだろ?俺の名刀は」
「ブラック・・・シルバー!!」
「こんなことなら俺が最初からお前たちを倒せばよかったではないか」
クリューは正直戦いには向いていない、だが怒りとおっパブに対する気持ちだけで2人を倒したのだった。
「うぇ~い、そんな商売女と遊んだってつまんねえっすよ!」
「そーそー、付き合いは健全にね!」
ブルーとイエローも攻撃を仕掛ける、だがやはり致命的な攻撃は当てることができない。
「うるせえ!! 何でも言うこと聞いてくれるんだよ!!」
そういいブルーの手裏剣を素手で受け止めた。
「えっ!?」
クリューはそのCDを思い切りブルーに投げ返す、それによってブルーは倒れてしまう。意識はあるのだがダメージの色は濃い。
「にゃろ~、やってくれんぜよ~」
イエローの奇抜な動きにはさすがについていけないのかクリューも混乱していた、だが狙いを決めてたった一発でその動きを止めた。
「クネクネ気持ち悪いんだよこのやろー!」
「うぇぃ・・・・ブレイカーが・・・」
イエローも力尽きるのであった。
「後はお前一人だな!」
「・・・・っく!よくも皆を!」
この戦いは明らかにレッドが不利なのはわかっていた。
「俺の・・・俺の血と汗と涙の結晶を・・・」
クリューはそういい刀を向けた。
「その首で償わせてやる!」
「お断りだ!!」
レッドはクリューの猛攻を必死に防いだ、だがその激しすぎる攻撃から逃れきるのは不可能だった。
「ぐ・・・・」
「どうやらこれまでのようだな・・・・」
「ま・・・まだだっ!!!」
レッドは諦めていなかった、ピンチのときになると必ず助けてくれたハンライザー。今回も必ず正義の心に呼び起こされてハンラレジェンドになれると信じていた。
「ぐっ・・・・貴様まだ余力があったか!!」
ユズィが最後の力を振り絞りクリューに思いっきりカカト落としを食らわせた。
「ぜぇ・・ぜぇ・・・」
「さすがだ、ハンラマンよ。最早尊敬すら覚える、だが次の攻撃で終わりだ!!!」
その攻撃が当たる刹那、ハンライザーは強い光を発した。
「ぐ・・・・」
ユズィはハンラレジェンドへと変身していた。
「ぜぇ・・・ぜぇここからが・・・勝負だ!!」
「ふん!せいぜい足掻くがいい!」
ハンラレジェンドになったレッドだがそれでも優勢というには及ばなかった、それほどクリューは強いのである。
「っく・・・確かにパワーアップしたようだがな、俺の恨みはそれを超えるほどの強さになった!」
そういいハンラレジェンドを吹き飛ばす。
「貴様達の命もこれまでだ!」
「うぇぃ・・・俺達だって・・・」
「そうっすよ、まだまだ戦えるんすよ・・・」
そういいイエロー、ブラックが足を抑える。
「ウチだってアレぐらいじゃやられないんだからな」
「クリュー・・・・やられるのはお前だ!」
ブルー、シルバーも両腕を押さえる。
「皆・・・・よし!」
レジェンドは突然脱力をした、そのまま奇妙な動きをして酔拳で攻撃、さらにワンツー、落ちていた鉄パイプを使い華麗に面を決めるとブルーが投げていたCDを拾い投げた。
「ぐぅ・・・しかし耐えたぞ!」
「レッド・・・早く・・・早く倒してくれ!」
「わかった!」
まるで自分がTVの画面の中に入り込んだような感覚になる、そこはリングの上だった。
敵であるクリューは味方によって押さえつけられている。
レジェンドは近くにある高いところに登り呼吸を整えた。
野外なので照明など見当たらないのだがスポットライトがやけにまぶしく見えた。
「お前にはこの技をお見舞いしてやる!!」
レジェンドはそういい華麗に舞った、前に失敗したときのような感じとは違う。まるで蝶が舞うように、そして決められていたかのように寸分野狂いなくシューティングスタープレスが決まった。
「はぁ・・はぁ・・、どうだ!」
レジェンドはレッドに戻ってしまっていた。
「ぐっ・・・・・・、だがまだだぁああ!!」
クリューは最後の力を振り絞り巨大化薬を取り出した。
「ぐぉおおおおお!!!」
「っく、こっちもピクシーを!」
-わかった! 今すぐに送る -
こうしてクリューとの最終決戦が幕を開けた。
『っち・・・ピンクがこないと左腕がない』
『うぇい、とりあえずこれでやるっきゃないんでね?』
『ああ・・・、そうするつもりさ!』
ピクシーにシルバーパック、ブルー&ブラックのロボットも到着、4体のロボットは勢ぞろいとなった。



次回予告

アジス「とうとう・・・最終決戦だな」

ユズィ「ああ、こりゃマジ展開っすね」

ウィカ「うぇーい、でも・・・リーさん戻ってくるんすかね?」

モディ「うん・・・、ウチもそれが心配だよ、元気が出るようにアニメとゲームたんまりおいてきたけど」

ビリー「そんなことより目の前の敵を倒さないと!!」


次回 

第44話「決戦、想いを守るために」


お楽しみに





まだ 本調子ではない







脱衣戦隊ハンラマン 42話

2014-02-06 16:21:16 | 小説


あと 5話ですね



え?




なんで 全47話なのかって?



うーん




よくわかりませんwww





第42話「桃色の想い」

すっかり夏も終わりようやく色も赤や黄色が目立つようになってきた。
リーは素敵なジェントルメンでも彷彿させるような衣装を身にまとい遊園地にへと出向いていた。
「うはぁ~~・・・リーさんデートなんですね!!!」
「しぃ~~~!!! ばれちゃうよー」
レイさんとモディが小声でしゃべっている。
「うぇい、いつまで経っても紹介してこないんすから。水臭いっすよ~」
「で、噂のキョウコちゃんはまだこないのか?」
「さぁ・・・・・・・ドタキャンでもされたんじゃないっすか?」
レイさんと司令を含めた7人はリーを尾行していた、そんな中ブラックだけが意味深な笑みを浮かべていた。
「・・・・ビリーさん変なこと考えてるならよしてあげてくださいよ」
「やだなぁユズィさん・・・・、ボクは何もしないっすよ」
だがやはりあの表情のままだった。
「しっ!! 静かに!」
どうやら相手の女の子が現れたようだった。
「ごめんなさい、待ちました?」
リーはここに1時間以上いたのだが何事も無かったかのような表情をして待ってないと言った。
「ぷっ・・・・1時間以上待ってたのに」
司令が思わず笑ってしまった。
「まあまあ・・・デートのときぐらいはいいじゃないか」
「だからしぃ~~~~!!見つかっちゃうってば!」
アジスがしゃべり始めたらモディが静止した。
「今日は楽しみでぜんぜん寝れなかったんですよ~」
「あ?そうか、俺はぐっすり寝れたけどな」
「楽しみじゃなかったんですか・・・・?」
「いや、そういうわけじゃねえよ、俺がウトウトしてたら悪いと思ってな」
「おー、かっこいいですね!」
「・・・まあな、そんなんじゃねえよ」
だがこの会話を聞いて7人は爆笑する。
「ぷっぷっ・・・・リーの奴、昨日寝れないってメール送ってきてたのに・・・・」
「スーちゃんそれは触れないであげて・・・」
「リーの奴心臓ほっそいなぁ・・・」
「うはっ!!初初しい!」
「うぇい、どうやら動くみたいっすよ~」
「追いましょうか・・・・」
相変わらずビリーは意味深な笑みを浮かべていた。
その後二人は一般男女と同じように遊園地を満喫していた。二人でポップコーンを仲良く頬張り、リーのおごりで飲み物を買ったり。調子に乗って体感ゲームのコーナーでいいところを見せようとして思いっきりスベったり。
だが2人にとってはそんな時間も幸せな時間だった。
そんな2人とは違い呼ばれもしてない他のメンバーは飽きてくるのであった。
「ユズィさん・・・・キャスダっすよ!」
「マジっすか!?うぉ・・・ チョーーッス!!」
「チョーーッス!!」
ビリーとユズィは人気お笑い芸人オデッセイのボケであるキャスダ中山(?)を見つけて絡み始めた。
「ちくしょー、アイツも彼女連れかよー!」
「全然反応ないっすよー、反応あるまで”チョーッス!”連発っすね!」
「自分のネタを使われたとなれば黙っちゃいないはず!」
そういい2人はどこかに消えていった。
モディもスーもテンテンドーDSをやり始めたので追跡しているのは実質ウィカとアジスとレイさんだけだった。
「ねえねえ、リーさん」
「あ?どうしたの?」
クールに反応をした。
「私好きな人がいたんですよ・・・・・」
「ああ・・・、そうだったのか」
だがあくまでクールに装う。
「うぇい・・・・何だか重い話になってきたぜ・・・」
「そ・・・・そうですねっ・・・」
この展開について行けなくなったモディとスーはゲームで対戦している。
「あーーー、モディさん強すぎ・・・」
「スーちゃんもなかなか強いよー」
「あの二人は緊張感なくなってきちゃってるし・・・そろそろ帰ったほうが良いかもしんねえっすよ」
「ですねぇ・・・」
キョウコの発言によりリーは固まってしまった、だがキョウコは話を続ける。
「その人・・・・遠くに行っちゃったんです、ある人達のせいで・・・・」
「誰なんだ・・・そんなことする奴らは・・・」
「・・・・・ハンラマン」
「・・・・!?」
「だから死んでください、リーさん・・・、いえ、ハンラピンク」
そういいキョウコは拳銃を取り出した。



「・・・・その好きだった人って」
「ええ、ミンスー様です」
リーはクールを装ってはいたが内心では激しく混乱していた、きっと地面にこんにゃくがあったらスリッパと勘違いして履いてしまうほどの混乱だった。
「オッパーブだったのか・・・??」
「ええ・・・・だましてすみません」
キョウコはリーから聞き出した情報をミンスーに伝えそれによってあのイフクマンが誕生したのであった。
「リーさんはいい人でした・・・でも、私からミンスー様を奪ってしまった」
リーはこの状況でもクールを装うことを忘れてはいなかった。
「待てよ・・・とりあえず話そうぜ?」
「待てば・・・大切な人は戻ってくるんですか?」
「だからって俺を殺しても生き返らないぞ?」
その言葉で表情がこわばる。
「お前が!!・・・お前が死んでれば、こんなことにはっ!!」
そういい引き金を引いた。
だがその弾丸はリーに当たる事は無かった、それはキョウコの腕力の問題であった。
「はぁ・・はぁ・・・」
その拳銃は女性が持つにはあまりに重い代物だった、故に照準がズレてしまったのだった。
「・・・・・・・」
実はもう立ってることすら限界に近いのだがあくまでクールに装っていた。
「もう・・・・・・、やめよう」
「ふふっ・・・・もう、私の負けですね」
キョウコはもう立つほどの余力など無かった。
「なら用無しにはさっさと死んでもらおうかしら」
声のする方に目をやると見るからにセクシーなお姉さんが立っていた。
「エアリス・・・あんた何のつもり?」
「あんたが勝手な行動をするから、クリュー様の野望の邪魔になる存在は私が消す!!」
そういいエアリスは銃を突きつけて躊躇い無く発砲した。
リーは身を挺して守ろうと走った、だがドラマのようになどいかない、弾は自分が到着するはるか前にキョウコの心臓を貫いていた。
「あっはっははは!!笑っちゃう・・・本当にダメな子ね!」
「うぇ~い、お姉さんちょっと話いいですかぃ?」
「っち・・お前らはハンラマン!?」
こっそり変身していたイエローとシルバーが立っていた。
「お前等のやり口は本当に汚いな」
「じゃあ、このお姉さんはスペシャルコースでお仕置きっすな」
そういい一発で気絶させた、怪人ではなく人間でオッパーブに加担するこの娘から情報を聞き出すために基地へ連れて行くことにした。
「くそっ・・・・オッパーブめ、人を・・・人をどれだけ弄べば気が済むんだ!!」
リーは鬼のような形相でイエロー、シルバー、そしてレイさんがいる場所へと来た。
「あっ・・・これはちがうんですよ、みんなでたまたま遊びに・・・」
後をつけていたことを誤魔化そうとするがリーにはそんな言葉は聞こえていなかった。
もうクールを装うことなどできなかったのであった。
「今は・・・そっとしておいてやりましょうよ」
「ですね・・・・」
リーの背中はどこと無く大人の哀愁が漂っていた。
「いやぁ~~、まいっちゃましたよ、チョーッス!!」
「そこにテリーヌ西郷もいるんですもん」
「あれ・・・みんなどうしたんすか?」
何も知らない2人が颯爽と戻ってきた、だがあまりの人だかりと血まみれの女性を抱きかかえ悲しみに満ちているリーを見て唖然としていた。
「ぐぁ」
「いてっ!?」
2人はレイさんに小突かれてようやく事の大きさを判断した。
モディ、スーもどうやら騒ぎと銃声を聞きつけて戻ってきたらしい、その後警察や救急車が来て大騒ぎになったがアレウスが到着して騒ぎは収まる事となった。
「お前等その女をどうするんだ?」
「・・・本当なら警察に引き渡すべきなんすけど、ちょっと俺らのほうでこのお嬢さんに聞くことがあるんすよ」
「・・・・・その方が良いな、警察の内部にもあいつ等の手先が混じってる可能性がある」
「わかりました・・・、情報を聞き出せたらそのときは」
「ああ」
トーマは周りに聞こえないようにユズィと話をつけた。
こうして悲しい事件は幕を下ろしたのだった。




次回予告!


レイ「あわわ・・・リーさん大丈夫かな?」

スー「確かになぁ・・・アイツ結構メンタル弱いからなぁ」

トーマ「ふむ、正義のヒーローは大変だな」

レイ「そうですよ、これから最終決戦なのに・・・」

スー「仕方ない、リーの好きそうなアニメでも見せてやるか!」

トーマ「それで元気が出るのか・・・?」


次回  第43話「クリューとの最終戦!」



脱衣戦隊ハンラマン 41話

2014-02-02 14:50:38 | 小説


どうにか 今月中に終わらせそう




めちゃくちゃ長いですよね この作品




第41話「ハンラレジェンド」

「な・・・なんだこの光は・・!?」
レッドは不思議な力に包まれていた、しかし嫌な気分はしなかった。
「無駄に光なんてだしやがって!」
赤色がレッドを襲う、だがレッドはまるで別人になったような動きでその攻撃をさばいた。
「ぐ・・・こんな動き聞いてないぞ!」
まるで地を這う蛇のように、赤色の攻撃をまるで寄せ付けない。
「あ~~~・・・・なんだかどんどん・・・・」
そういいふらふらになってきた。
「気持ちよくなってきたずぇ~~!」
そういいながら攻撃を次々と避ける、だが敵も冷静だった。無理に攻撃には転じず相手の動きを見てから動くカウンター作戦に変えた。
だがそんなことなどどうでもよさそうに近くにあった棒を拾った。
「なんだか今なら・・・・」
そういい思いっきり踏み込む、まるでその動作は剣道であった。
「めぇーーん!!」
「ぐっ・・・ちょこざいな!!」
「やっぱりできた!リー程度ができて俺ができないハズなんてないんだよねー」
「ならこれでも食らえ!」
赤色は組み付きさえすれば自分の方が力で勝てる自身があった。レッドに対してタックルを決め手から思いっきり腰に腕を回してロックする予定だった。
だがそのタイミングなどわかりきっていたとでもいうように膝蹴りでカウンターをお見舞い、まさに一瞬で勝負が決まった。
「うぉ・・・ば・・・かな・・・・」
「おぉ・・・・!!今なら何でもできる気がする」
レッドは自分の力が思いっきり開放されていることを確信した。
その頃司令はモニターを見ていた。
「・・・・・・始まった、脱衣のパワーが次々と開放されていく」
そういいファイルを開けた。
「ハンラレジェンド・・・・、すべての色の特性を持った存在・・・・・、ハンライザー・・・・こんなのを設計した修斗さん、あんたは一体何者なんだ?」
だいぶ前に基地に送られてきた資料にはさまざまなことが書いてあった。
ピクシーロボの強化の仕方、ブラック・ブルーのロボット。そしてハンライザーの隠れた性能。
レッドのハンライザーは完全に覚醒をして最強の形態、ハンラレジェンドになっていた。
「どうやらレッドだけみたいだ・・・、っく・・・俺はこうやって皆を信じて待つだけしかできないのか・・・」
司令は自分が戦えないことをふがいなく思っていた。
「みんな、勝ってくれ・・・」
その後は一言も発することなくモニターを見ていた。
「そんなよわっちいCDなんてこの青色である私には通用しない」
「そんなことやってみないと・・・」
だがどう贔屓目に見てもブルーが不利なのはわかりきっていた、同じ遠距離武器なのだが性能の差が如実に現れている。
お互い一撃で勝負を決める攻撃を持っていないようだったのだが消耗戦ではブルーに勝ち目はなかった。
「せいぜい死ぬまで逃げ惑えばいい!」
「はぁ・・はぁ・・・、死ぬのは・・・お前だ!!!」
ブルーは意を決して秘蔵CDを数枚投げる、どうやらこれは相当の威力の様子でダメージを与えることに成功したらしい。
だがそれは決して決定打といいづらいものであった。
「それが全力だったら・・・・少々興覚めだな」
青色は同じく円盤を取り出した。
「っく・・・・DVDか・・・」
「情報量が違うからな!」
その言葉の通りまるで威力が違う、これは最早ピンチとしかいい様がなかった。
「っく・・・危ない」
ブルーは逃げるように工事中のビルの内部にはいる。
「逃がすか!」
もうすでに息の上がってるブルーに対して余裕がある青色、だがブルーは諦めてはいなかった。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・勝ちが決まって油断してるようだね・・・」
「なんだと?」
その言葉に少し反応してとどめの一撃を放とうとした、ブルーはその攻撃を阻止するかのようにCDを乱れうちした。
だがまるでそんなものは蚊でも払うかのように簡単に跳ね除けられてしまう。
ブルーは最後のCDを取り出した。
「これが・・・・最後の攻撃さ」
「最後に少しだけチャンスをやろう、避けないでやるから攻撃でもしてこい」
「舐めてるのか?」
「これは敬意を示してるんだ、お前はよく戦った・・・・だからお前という傷を体に残しそして俺が最強の青色であることを証明する!」
青色はどこに当てられても絶対に1発でた倒せないほど力の差があった。
「そっか・・・・なら、遠慮なく!!」
青色はブルーのことを完全に見誤っていた、ブルーの本質はその遠距離武器というよりは冷静な判断力だったからである。
「上だと!?!」
CDは青色の頭上よりはるか上へと飛んでいった。
「今まで散々投げてたのは・・・・作りかけの天井を壊すのをばれないようにするため・・・この最後の1発で・・・・」
CDは天井に当たる、その後まるで雪崩が起きたかのように重力に逆らわず降り注いできた。
「残念だったね・・・・どうやら最強の青はウチみたいだね」
「ぐ・・・・無念・・・」
青対決はブルーが見事勝利したのだった。
「ごめん・・・みんな・・・ウチはもう・・・戦えるほど余力ないや」
そういいブルーは力尽きて倒れこんでしまった。


「どうしたんだい?元四現神の一人アジス君?」
「っち・・・こ、こんなに強かったのか・・・」
シルバーとミンスーは一見していい勝負をしているようにも見えた、だが少しずつではあるがミンスーが押してきたのだった。
「君の援軍が来る前にさっさと倒さないとな」
どうやらブラック、ブルー、レッドが勝ったことに気がついたようだった。
「俺はゼロやブリトニーのようなミスはしない、お前の命だけでも貰い受ける」
ミンスーの猛攻、この攻撃で倒れてしまうのは時間の問題のようであった。
「っく・・・ん?」
だが倒れる寸前のシルバーを支えた。
「レッドか・・・・悪い、もう戦えそうにない・・・」
「ほほう・・・・君がレッドか、ずいぶん姿が変わったみたいだね」
「まあな!」
そう言い挨拶代わりといわんばかりに思いっきり殴った。
「っく・・・・なんてパワーだ」
しかしミンスーも余裕の表情である。
「そのような大振りの攻撃が何度も当たるとおもうか?」
その言葉と同時にレッドが構える、そしてまるで空気を切り裂くような音が2発聞こえた。
「ぐっ・・・・なんだ今のは」
「これがワンツー!・・・そして」
レッドはスマートにハイキックを決めた。
「ふん・・・・、どうやら少しはマトモに戦えるようになったみたいだな」
しかしダメージの色は濃かった、このまま戦っていたら負ける可能性は大きいミンスーはどうやって逃げるか考えていた。
「うぇい~い?どこににげるんすか~?」
「さっきのハイキックは最高にスマートでしたよ」
「っけ、悪役ってのはピンチになると逃げるからかっこ悪いな」
「イエロー、ブラック・・・そして・・・ピンク!!」
イエローはブラックが助け、ピンクも人間達との共闘でどうにか勝ちを収めたのであった。
「よし・・・・人数が足りないけどいくぞ!」
「おう! ハンラトリプル・・・ブーストキーック!!」
「ぐっ・・・ぐぉお・・・」
しかしこの攻撃を耐える。
さすがは三現神といったところだろう。
「さすがだよ・・・・、だがこれで勝ちだと思うなよ?」
「なんだと!」
「待つんだレッド・・・・」
レッドは後ろを振り向いた、そこにはぼろぼろになった味方の姿があった。
「奴は何かを隠し持っているかもしれない・・・」
シルバーが冷静な指示をした。
「さすが勘がいいね・・・、本当はこれを使いたくなかったんだが」
ミンスーはポケットから巨大化薬を取り出した。
「こういうこともあろうかと用意してたのさ」
そういい後ろに投げた、そこにはミンスーの部下である怪人がいたのだった。
「ぐぇ?俺の役目はこれだけっすか!?」
「巨大化して暴れろ!」
「ぐぇぐぇぐぇ!俺様の名前はワニガメ男爵、貴様ら人間の都合によって今都内でどんどん増えている仲間の恨みだっ!!!」
巨大化するワニガメ男爵、その頃にはミンスーの姿がなかった。
「っく・・・司令!」
-わかった! 今からロボットを送る!-
パワーアップしたピクシーロボにブルー・ブラックのロボットも到着、ほぼ同時にシルバーのロボも到着した。
「いきなり巨大化とはな・・・・斬新だろ!!」
ワニガメ男爵はその名の通り巨大な怪人であった、その巨体なら避けることはできないだろうと判断したレッドは大技を繰り出し速攻で倒すことにした。
『よし!合体!!』
ピクシーとシルバーパックが合体をした、その間にもブラックケルヴィンとブルージャカウェイは攻撃を開始している。
『食らえ!!!』
ブラックの打撃にブルーの遠距離攻撃を食らったワニガメ男爵だがどうにか持ちこたえてるようであった。
「ぐぇぐぇぐぇ!見た目以上に硬いのさっ!」
『これならどうだ!!!フルストリップキャノン!!』
「ぐぇぅ!!?ぐぇ~~~~!!」
この攻撃を受けた怪人はさすがに倒れこんだ。
「ぐぇ・・・出番かと思ったら速攻で殺された・・・・」
愚痴っぽく爆発するのであった。
「くくく・・・・まあいい、これもすべてクリューのミスということにしておけば・・・」
ミンスーの後ろに足音が聞こえた。
「ん・・・!?」
後ろを振り向くが誰の姿もないミンスーは不思議に思ったが前を向いた。
「・・!?!?」
ミンスーの目の前に1人の人物が立っていた。
「やあ、ミンスー君」
「ふ・・・ははっ、やだなあ、驚かせないでくださいよ」
「どうしたんだい?その傷は」
「ああ・・・これですか、まあ、こんなのどうってことないですよ」
そういい最後のフィニッシュで受けた傷を見せた。
「そうか・・・・・・」
だが目の前に現れた人物は容赦なくその傷口を突き刺した。
「ぐぁ・・・・な・・・なにをするんだ・・・!?」
「何って? いらないものを残しておく主義じゃないんだよね」
「ぐっ・・・俺を殺したら・・・クリュー失脚までの計画が・・・」
「そういえばそんなシナリオもあったけどね、だけど俺は思ったのさ」
「っく・・・・」
そういいその人物は突き刺した腕を引っこ抜いた。
「これだけ消耗したのをわざわざ回りくどい事する必要ないんじゃないかなってね」
「なんだと・・・・この俺を・・・捨て駒にする気か!?」
「全く人聞きが悪い・・・・」
「お互い利潤関係なんだろ? ならメリットがなくなった時点でその関係は終了するものじゃないか?」
「貴様・・・ヒロシ!!!」
ミンスーが突っかかる、だがこのヒロシと呼ばれた男は難なく避けてすぐさま反撃に出た。
「お前もクリューと同じ単細胞だな・・・・、後は眠ってろ、俺がこの世を手中に収めてやるからよ」
三現神であるミンスーは人知れず消え去るのであった。


次回予告


ウィカ「うぇーい、なんだか最近展開が早すぎでね?」

モディ「ウチもそう思ってた」

ユズィ「しっかり計画立てないからこうなるんだと思うんだよね」

リー「だな」

ビリー「なんか僕が責められてる見たいで癪に障るなぁ・・・」


次回 第42話「桃色の想い」


脱衣戦隊ハンラマン 40話

2014-01-29 13:22:42 | 小説



そろそろだと思った人



正解ですww





第40話「三現神最後の一人 ミンスー強襲」

「くそぉっ・・・マネジャーめ・・・」
大量のキャッチーを失った損害は致命傷にも近かった、クリューが今まで血汗を流しながら働いてきたすべてが泡と化すようなダメージである。
「さすがに今回のことは俺も驚きましたね・・・・」
さすがのミンスーも驚きを隠せないようであった。
「怪人のほうもそろそろ数が尽きてきた・・・このままでは・・・」
「ふふっ・・」
「ミンスーめ!何がおかしい!」
「いやいや、クリュー様ともあろうお方が・・・まさかアイツにビビってらっしゃうるのかな?ってね」
ミンスーが言うアイツというのは、ハンラマンの事ではないようだ。
「ふざけるなよ! 奴は確かに有能だ・・・だが、奴らは危険だ。だから東北支部に送ってやったのに・・・」
明らかにアイツ達という言葉の後から雰囲気がおかしい。
「これ以上の失態は奴にチャンスを与えかねん・・・・、ミンスーよ」
「はい?」
「これ以上の失態は許さんぞ?」
「仰せのままに・・・・」
そういい口元だけ笑った不気味な笑顔を返した。
「っく・・・早くこの部屋から出て行け!!」
その命令に無言で頷き部屋から出て行くのであった。
「まったく・・・クリューのやり方は甘いんだ、俺ならもっと上手くやるね」
そういい誰かに連絡を入れる、どうやらミンスーはクリュー以外とも組んでいるようだった。
「ええ、もうそろそろ頃合でしょう。クリューの奴はもう過去の威厳などありません・・・・簡単に落とせますよ」
電話の口調からすると目上の人物らしい。
「後・・・予想外なのがハンラマンという存在ですが・・・ええ、それも俺がどうにかしておきます」
その後多少話した後電話を切った。
「オッパーブも政権交代のときだよ、クリューさん」
その不気味な表情はまさに死神と形容するのが相応しかった。
「さて・・・お前ら準備はできているな?」
「はい」
ミンスーの後ろに5つの影がいる、どうやらミンスーの部下らしい。
「よし、では俺が直々に出向いてやるか・・・」
そのころハンラマン達は、6人全員と司令はアトモスフェアに来ていた。
「ピクシーの修理お疲れ様です!」
「いやぁ・・・・ほんともう壊さないでよ?」
「ああ、もちろんだぜ!」
「リーさんの愛の力で完全防御ですね!」
レイさんの食いつく部分が地味にズレていて、リーと司令だけは全く笑っていなかったが周りは爆笑だった。
リーはそんな中でもそわそわして、時計を見ている。
「あれ? リーちゃんどうしたの?」
「いや・・・・このあと用事が」
「うは! 春ですね! リーさん、春ですよね!」
「そ・・・そんなんじゃねーよ!」
リーは照れくさそうに返す、だがそんな平穏は長くは続かなかった。突然電話が鳴りレイさんがそれに出た。
「大変です・・・・オッパーブが現れたみたいです」
「なんだって!」
「よし・・・レンタカー借りてきてくれ!」
「え?そうするとバイクが・・・」
「わかったよ・・・ったく、しょうがねえな・・・」
そういってリーは車道へと出てタクシーを止めた。
「これでいいんだろ?」
「さすがリーさん!」
ブラックだけバイクでほかの5人はそのバイクを追いかけるように向かった。
「よし適当に暴れろ!」
「はい!」
そういい5人の部下は適当に暴れた。
「っち・・・またテロリストが暴れているようです!」
「よし!総員戦闘配備、奴らは敵だ駆逐せよ!」
「了解!」
当然警察も動き出しただがキャッチーとは違い強いこの5人相手に全く歯が立たなかった。
「っく・・・負傷者の救出が最優先! 残ったチームもすべて敵の足止めに専念せよ!」
「了解!」
「あいつ等どれだけ待たせる気なんだ・・・」
5人の圧倒的な力を見せ付けた後ミンスーは前に出てきた。
「つまらないな、これではハンラマンがくるまでの暇つぶしにもならないな」
「暇つぶしに町を破壊されたら困るぜ!」
5人はようやく現れる。
「ようやく現れたな・・・」
「あ、警察達が被害を食い止めるために戦ってたんだ・・・・」
警察は消耗しきっていた、それを見て相手が強敵だと判断する。
「早く加戦しないと!」
「うぇい、今回はたった6体、1人1体ずつっすね!」
「さっさと倒そうぜ、俺は用事があるからな」
「超脱衣!」
6人の戦士は変身をするのであった。


「ほほう、いつ見ても変身はかっこいいな」
ミンスーは馬鹿にしたような口調で言った。
「何いってやがる!」
ビリーは自分を騙したミンスーを睨みつけたが、マスクをかぶっているので相手にはわからなかった。
「うぇい、リーさんはさっさと倒したいんじゃないんすか?」
「そうだった!」
そういいリーは一人突っ込んだ。
「よし、ならこちらも変身してもらおうか!」
「え?」
「超厚着!」
5人の部下はそれぞれ変身をした。
「なんだあいつ等!?」
「脱衣をする不埒な輩を倒して世界の秩序を守る! 着衣戦隊 イフクマン!」
「うぉ、変身した!」
「なんだ・・・!?聞いてないぞ!」
レッドが驚くのも無理は無かった、まさか変身する敵が来るとは想像もしていなかったからである。
「いくぞ!」
それぞれが自分の色と同じ敵と戦った。
「っけ、俺の相手がこんなひ弱そうな奴とはな!」
ピンクが相手にしたのはピンク色の衣服に身を包んだほとんど背格好が同じ敵であった。
「同じ桃色をかけていざ!勝負!」
「ピンクだ!!」
ピンクが突っかかるように攻撃した、踏み込んでの面への攻撃を完璧に捉えられた。それによりピンクは少しあせり始める。
「っち!てめーみたいな偽者にやられるかよ!」
だがどの攻撃も一歩ずつピンクの上を行くのであった。
「偽者なんかに負けるか!」
「貴様は偽者に負けて今日から桃色を名乗ることは無いのだ!」
「だからピンクだって!!」
ピンクに不穏な雲がかかっているような状況であった、だがそれはブラックを除く全員であった。
ブラックの相手である黒色と名乗る相手も強敵であった、だがブラックには新しい武器であるブラック・スティンガーがあった。
「貴様だけは圧倒的に弱いようだな!」
「ぐぁ・・・なんて強さ・・・」
ブラックもピンク同様にてこずっていた、それ以上にパワー差が激しくまったく太刀打ちできない状況とでも言ったほうが近かった。
「こ・・・こうなったら、ブラック・スティンガー!! GO!」
その掛け声とともにブラックのマシンであるバイクが現れた。
「チェンジ!ガトリングモード!」
バイクの一部が変身してガトリングガンへと変身を遂げる。
「貴様! なんだその武器は・・・情報に無いぞ!」
「うるさい!最近ようやく作ってもらったんだ!」
そういいガトリングで攻撃を開始する、今までの攻撃はすべて見切っていたはずなのだがそれにだけはまったく対応ができなかった。
「ぐぁ・・・・データにないぞ・・・」
「よし!弱ったぞ、このまま畳み掛ける!」
ブラックは相手に休む暇を与えず攻撃を仕掛けた。それにより黒色と名乗る男は倒されるのであった。
そのころレッドも同じようにピンチであった。
「ことごとく技が返される・・・」
「大技ばかりでは勝てないぞ?」
赤色と名乗る男はレッドの攻撃を全て受け流す、それはまるでのれんに腕押しでもするように無効にされていた。
「このままじゃ・・・」
そう思ったレッドは近くにあるちょうど良い高さの建物を見つけた。そこに自らの跳躍力を生かして上って見せた。
「ふぅ・・・」
その行動を見つめる赤色、まるでその攻撃ぐらい受けてたつとでも言わんとする表情だった。
「・・・・避けないつもりか!!」
「ふん、俺は赤色・・・・お前のような中途半端な赤になんて負けん!」
「な・・・・なんだとこの!」
その挑発に乗るかのように華麗に宙を舞う、その姿は観客がいれば確実に虜にするかのように綺麗な円を描きながら全身で相手にアタックした。
レッドは一度でいいからキメてみたかった”シューティングスタープレス”を使ったのだった。
「この程度か!?」
「な・・?!」
赤色は間一髪で避けていた。
「ぐぁ・・・・」
地面に叩きつけられ逆にダメージを受けてしまうレッド、これはもう相手の作戦に乗せられてしまったユズィの責任であった。
「さあて、ここからどうやって痛めつけてやろうかな?」
赤色がレッドを襲う。
次々と華麗な関節技でレッドを苦しめた。
「おらおら!どうしたギブアップか!!」
「ぐ・・・ぐぁ・・・」
あの時の大技をはずしたことが致命傷となり前身へのダメージは深刻だった。
「このままじゃ・・・ぎ・・ギブアップはしないぞ!!」
「その強がり・・・・いつまで続くかな!!」
レッドのハンライザーにまたしてもダメージが集中する、このままではまたしても破壊をされてしまう。
そう思ったときであった。
突然ハンライザーが光り始める、これはどうやら故障の様子とは違うようであった。
「な・・・なんだ!?」
「っく・・・・まぶしい!!」
その光に驚き赤色は手を離してしまう。
「これは・・・・一体!?」
レッドを取り巻く光、これは一体なんなのか?
そして仲間たちの安否やいかに!?



次回予告

ユズィ「くそー・・・・なんか敵の五人組が無駄に強いな」

モディ「だねぇ・・・」

ウィカ「うぇーい、ってかあいつら、この寒くなってきた季節に厚着とか・・・ちょっと羨ましい」

ユズィ「そうだよ・・・ハンラマンとか冬は出動できないじゃん」

モディ「夏でも結構きついと思うよ・・・、紫外線とか」

ウィカ「うぇい・・・・、もっとマシな格好が良かった」

次回

第41話「ハンラレジェンド」 お楽しみに




脱衣戦隊ハンラマン 39話

2014-01-23 12:38:32 | 小説


このペースなら



2月中には終わりそうな気がする・・・





第39話「マネジャー出陣!」

「くそっ・・・こんな営業成績じゃ・・・」
マネジャーは頭を抱えていた、ここ最近はハンラマンの活躍によりキャッチーの数が減り、さらには怪人の活動資金のために給料まで下げられていた。
「マネジャー様・・・」
「こうなったら・・・俺が自ら出陣する!」
「おぉ・・・しかしそんな勝手なことをしたら・・・」
「かまわない! クリュー様にもミンスーの奴にも思い知らせてやるのさ・・・・俺らの力をな!」
そういい荒っぽく椅子から立ち上がった。
「よし、出撃の準備をしろ!最高のキャッチって奴を見せてやるぜ!」
「アニキー!!」
キャッチー達は今までに無い数が集まっていた、統率の取れた軍隊の見本のようにきっちり並んでいる。
「これから我々キャッチーは進軍する!」
「アニキー!!」
「いいか! 我々キャッチーをシカトするような人間など連れ去ってしまえ! おっパブのすごさを教えてやれ!」
「アニキーー!!!」
「進軍せよ!!」
この一言でキャッチーの群れは解き放たれたかのように散らばっていった。
「ハンラマンとはいえこの数は相手にできまい!」
マネジャーの作戦は人数を利用したローラー作戦であった。そして見つけ出したあと1対多数に持ち込み確実に倒すということである。
「うぇい・・・ようやく仕事終わりだぜぃ」
もうあたりも薄暗くなってきている、仕事が終わり体も疲れているがまだ明日も明後日も仕事があると思うと元気が出ない。
なのでいつもどおり元気をつけにアトモスフェアに向かおうとした。
「ん・・・?? 街が騒がしいんでね?」
「アニキー! どうっすか? いい子そろってまっすよ?」
「んぁ? なんだなんだ!?」
「アニキー! スケベなことして遊びませんか?? 今なら40分で8000円ですよ!」
しつこく勧誘をしているキャッチを見つけたこの様子に不信感を覚えながら遠目でウィカが見守る。
「ぅあ!? なんだ!」
「お客様!ありがとうございます! では早速わがおっぱぶ”オアシス”へ!」
そういい会社帰りのサラリーマンを強制的に車へと乗り込ませた。
「あいつらもしかして・・・オッパーブか・・!?」
目の前で何人もの人間が襲われているのを見てウィカは物陰に隠れる、そして誰もいないことを確認してから変身した。
「超脱衣!」
ウィカは急いでそのキャッチの元へと駆けつけた。
「うぇ~い、そこまでっすよ」
「ようやく来たなハンラマンめ!」
「今夜はスペシャルコースでお仕置きっすね」
「それはこっちのセリフだ!後ろを見てみろ!」
「な・・・なに!?」
後ろにも前にもありとあらゆる場所からキャッチーが続々と現れる、これはいつもの戦闘のときの数倍の数であった。
「ハンライエロー様ご案内・・・!」
「っち・・・」
イエローは一気にピンチに陥った。
そのころピンクも同じであった。
「やめろオッパーブめ!」
ピンクはすでに変身した状態で戦っている、ウィカのとき同様怪しい連中を見かけたので様子を伺っていたのであった。
「おお!ハンラピンク様じゃあないですか、どうです?眼鏡っ子なんて?」
「ふざけんな!」
ピンクは即座に攻撃に入る、まるでごみくずでも蹴り飛ばすかのように木刀でばさりと切りつけた。
「アニキィィィ!!」
この攻撃でどんどんキャッチーが倒されていく。
「っふ、こんなの楽勝だぜ」
「ふふふ・・・・、この程度の接待ではご満足いただけないようですね」
「ああ?こんなのうちのバカブラックが酒飲んで暴れるのに比べたら楽勝だぜ」
「では、もっと増員してさしあげましょう!」
その合図と共にさらに大勢のキャッチーが現れるのであった。



「2人とも大変! オッパーブが現れたみたいですよ!」
レイさんがアトモスフェアでくつろいでるビリーとモディに言った。
「え? じゃあ急がないと・・・」
「よし、2人だけならバイクで!」
「うん、わかった。とりあえずアジスちゃんにも連絡いれてから・・・」
突然司令が現れた、そこでモディを静止する。
「待つんだ、2人に渡したいものがあるんだ」
急いできたのか額には汗がにじんでいた。
「渡したいものって・・・?」
「ピクシーロボがまだ直ってない今・・・これが切り札になる」
「切り札・・・?」
「説明してる暇はない!ついてきてくれ!」
司令の気迫に押されて2人は黙ってついていくことにした。
「2人とも! アジスにはボクから連絡入れておきますから!!」
「わかりました!オッパーブなんてやっつけてきますよ!」
2人は司令のトラックに乗り込む、そして司令は無言のままアクセルを踏み込みそして基地まで一直線に進んだ。
「っち・・・このままじゃ・・・」
「ハンラピンク様、まだまだ私たちのサービスはこんなものじゃございませんよ?」
「うるせぇ!」
だがピンクが確実にピンチなのは変わりなかった。
「遅くなって悪かった! 今さっき連絡が入ったんでね!」
「シルバー!」
「新手でございますか・・・っく! キャッチーを増員しろ! 最高のおもてなしをして差し上げろ!!」
「アニキー!!」
「助かったぜシルバー! さんきゅーな!」
「ああ、とりあえずこいつらをさっさと倒そう!」
そしてそのころ、ウィカも苦戦していた、当然ながらシルバーの応援もビリー、モディの応援もない。
一人での戦いもそろそろ限度があった。
「うぇい、こんなキャッチじゃ温くて期待薄いっすなあ」
「おや、まだハンライエロー様には気に入っていただけてないようですね?」
その言葉でさらに増援が増える、さすがにこの数は対処しきれないと覚悟を決めたそのときであった。
「全員集中攻撃、まずは中央にいる味方の救出が最優先!」
「了解!」
その合図とともに激しい銃撃が始まった、それにより多くのキャッチーが陣形を乱しあちこちにへと散らばっていった。
「うぉ! 今がチャンスじゃね?」
イエローは一瞬だけできた隙間を見つけ逃げ出した。
「っく・・しまった! 追え!!」
「アニキー!!」
「第二攻撃開始! 目標は追ってくる敵すべて!」
「了解!」
「ダァアアニキィイ!!!」
次々とキャッチーの数が減っていく、その様子を見て追い風になったのかイエローも指揮をとっていたキャッチーを倒した。
「ぐ・・・マネジャー様に報告しなくては・・・」
「うぇい?そいつはボスなん?」
「ふははっ・・・貴様なんぞマネジャー様にかかれば・・・」
そういい息を引き取った。
「マネジャーって一体・・・・!?」
「よし、敵を殲滅した!直ちに引き上げるぞ!」
「了解!」
「あ、今日もさんきゅうっすよ!」
「ああ、礼などいい、俺たちは自分たちの生活を守ってるだけだ」
「うぇい、俺らもその活動に協力しますぜ」
「・・・感謝する、よし撤退だ!」
そういい無言で引き上げていった。
そのころ、ピンク達はキャッチーのほとんどを倒していた。
「さすがですね、ハンラピンク様」
「ぜぇぜぇ・・・こんなの楽勝だ」
強がってはいるが明らかに疲れていた。
「どうやら・・・・遊んでいる時間は無いようだな・・・」
そういいつけていたサングラスを取った。
「ふふふはははは! そういえばお前たちにはロボットがないようだな!!」
突然口調が強くなる、そして別人のような振る舞いになった。その正体はマネジャーだったのだ。
「本当はもう少しいたぶってやりたかったのだがな・・・俺の積年の恨みを・・じっくり返してやりたかった・・だがもうひとつのチームから負けたとの伝言が入ったんでな!」
そういいこっそり持ち出した巨大化薬を取り出した。
「巨大化をして貴様らをすりつぶしてやる!!!」
「まだロボットが直ってないっていうのに・・・」
「っち、スーにだけ任せてないで手伝えばよかったぜ・・・」
ハンラピンク・シルバー最大のピンチ!だがそのとき突如ロボットが現れた。
「ぐ!? なんだと!ロボットなんていないはずだ!」
しかし巨大化したマネジャーの目の前には2体のロボットがいた。
「おいおい、なんだあの2体のロボットは・・?」
ピンクがその見慣れないロボットを見ていった。
黒いマシンが前進する、その機体は頑丈そうな金属で覆われていた。
「こんな見掛け倒しなんて破壊してやる!」
マネジャーが攻撃をすると多少のダメージはあったもののどうやら倒れる気配はなく逆に黒いロボットのパンチで倒れてしまった。
「ぐぐ・・・」
そしてもう一台の青いロボットが動き出す。
「おお! なんかすげえのが出てきたっすよ」
「色からしてあの2人じゃないか?」
そして背中に装着されてる武器によって攻撃をした、遠距離の攻撃に対応できないマネジャーは大きなダメージを受けて爆発してしまった。
「ぐぁ・・・・くそぉおおおお!!」
こうして激しい戦いを制したのだった。
「なんだよ・・・2人のロボットか?」
ロボットから降りてきたのはブルーとブラックだった。
「ああ、ボクのブラックケルヴィンと・・・」
「ウチのブルージャカウェイだっけかな?」
まるで野生にすむ凶獣のように屈強なブラックケルヴィンとワニのように鋭い武器が特徴なブルージャカウェイ、この2体のロボットは今後の戦いでも大きく左右するものであった。


次回予告

リー「おい! ちょっと待てよ!」

ビリー「うん?」

リー「てめーのが強そうなマシンって納得いかねー!」

ビリー「まあ、実力の差じゃないか?」

リー「このやろう・・・ スーに頼んでもっとマシなのにしてもらう!」

ビリー「せいぜいコックピットが丸見えじゃないのにしてもらうんだな!」

次回

第40話「三現神最後の一人 ミンスー強襲」