さて
約束通り作りましたよ!
何戦隊か考えてないので・・
いまつけます
製麺戦隊 ラーメンジャー!
キャッチフレーズが
「ラーメン食べて何が悪い!」
さて ごゆるりと
第一話 「平和を守る新たなヒーロー ラーメンジャー参上!」
ここは都内某所のラーメン屋「UZラーメン」。様々なニーズに応える豊富なメニューと、自家製麺が売りの人気ラーメン屋だ。
「UZラーメンの大盛りで、脂マシで」
「あいよ」
常連客で賑わうこのお店はいつも満席である。
「待ちきれない・・・」
常連である龍谷(タツヤ)がラーメンを待っている。見た目だけは怖いが、話してみると気さくで面白い青年だ。
「おや、龍谷君も来てたのかい」
「東(アズマ)さん、お先っす」
東は年長者で、眼鏡をかけている。この店の初期からの常連で、顔が広い。
「東さん、ご注文はUZ味噌の脂少なめ、麺多めでしたっけ?」
店員である、内海(うつみ)が話しかける。
「流石内海君、それで頼むよ」
「ご注文入りました!」
内海が大きな声でマスターに注文を伝える。
そこには普段の光景が広がっていた。しかし、平和な光景が壊れるのは一瞬だった。
「んぁぁっ、お前らっ、しょこで大人しくしてぇろ!」
皆がラーメンを食べてると、小柄な男が現れた。なんか危険だとは思ったが、小柄な男だと油断したのか、客の大半が再び麺をすすり始める。
「ん、テンメー、聞こえないのか、よっ!」
「うるせー!」
「食事の邪魔だ!」
「食券買ってから入ってこい!」
「あ、はい・・・」
客の罵倒に耐えれなくなった小柄な男は、食券を買って外の列に並んだ。そして十分後再び店に入る。
「テメーらっ大人しく・・・しろっ!」
「うるせー!」
「おめーが大人しくしろ!」
「そういうのは他所でやれ!」
「ちょっ、テメー、俺がそんなに気が長いと思うなぁっよ」」
小柄な男は、大量の土方風の男を呼び出した。
「フォッシャ、トビー、んん、いけっ!」
「ああん?」
「おうよ!」
客は流石にこの状況でパニックになる。小柄でよく見ると頭の毛が薄い男だけならまだしも、土方風の男が何人も入ってきたら嫌だ。
「ああん、呑気に食ってるんじゃねーよ!」
「俺のラーメンがああ」
次々とラーメンを奪っていく。
「フォシャシャシャ、これで、このラーメン屋もおぉ終わりだっ、ふぁっしゃあ!」
この異様な光景を、隠れてみている龍谷、東、内海の三人がいた。
「どうします?」
「うーん、困ったな」
「ちくしょう、俺のバイト先をめちゃくちゃにしやがって・・・」
「本当に困ったな」
「うぉ、店長」
内海の背後に店長の柚居(ユズイ)がいた。
「困ったついでなんだが、君たちの携帯を見てくれ」
三人はなぜなのかわからなかったが、言われた通りに携帯を見る。そこにはメールが届いていた。
「あれ、メルマガが・・・・」
「俺にもあるっす」
「確かに、俺にもあるね」
「ほう、三人ともか」
「これ、何なんですか店長・・・」
「選ばれたんだよ、早く登録画面に行って、手続きを開始してくれ」
「え、でも、そんな事してる暇は・・・」
「いいから早く、ほら二人も見てないで!」
「うっす」
「わかったよ」
三人は言われた通り登録画面に行き、手続きを行った。そして別のメールが送られてくる。
「その画面を開いて、アプリをダウンロードしてくれ」
「柚居店長、これはどういう意味だい?」
「説明している暇はないんですよ、頼むから今は言う通りにしてください」
「・・・・これでこの状況を打破できるようですね」
「ええ、これは俺達が生み出した最後の砦なんです」
アプリがダウンロードされた、そこには”ラーメンデバイス”といわれるものが入っている。
「それを起動させてください」
ラーメンデバイスという初めて聞くアプリに戸惑うものの、店長の真剣なまなざしに偽りはないと見た三人はラーメンデバイスを起動させた。
「ファッシャシャシャ、これでこの店も制圧がほぼファクパー完了したふぁしゃ」
小柄で、頭が寂しく、日ごろの不摂生が祟ったような体系の男は高笑いしている。
「てめぇえええ!この、俺の店をぉおおお!」
「ふぁ!? ぐぇっ」
小柄不摂生男は倒れこんだ。
「いや、待て、お前の店じゃないだろ!」
「まあまあ、この際細かい事は気にしないという事で」
「ふぁれふぁふぉまふぃら!」
「何言ってるかわかんねーし!」
青いバトルスーツに身を包まれた内海が突っ込む。
「アプリを起動したら急にこうなっただけだからね」
「よくわかんねーけど、倒す」
アプリコット色に包まれた東と黄色の龍谷が小柄不摂生男の前に立ちふさがる。
「すごいね、この力、でもこの色はどうにかならなかったのかな」
「イエローとか、カレーってイメージじゃないっすか」
「ふぁにふぁふぁふぁふぁいふぉふぉふぉ!」
「何言ってるかマジわかんねー!」
「ファシャシャ! 貴様ふぁ、一体なにものなんふぁ」
「このラーメン屋を守るためのヒーローさ!」
「そういえば、名前、なんだっけ?」
「ラーメンデバイスをDLする画面に、ラーメンジャーって書いてあったよ」
「うわっ、だっせえええ」
「ふぁにを、わけのふぁからないことふぉ!」
小柄不摂生は立ち上がる。
「ふぁたしの名前は、五醜星の一人、ファッシャー様ふぁ、ふぁが主であるスイーツ仙人ふぁまに仕える、最強にして最悪の怪人ふぁ!」
「何が目的なんだい?」
アプリコットが質問をする。
「スイーツ仙人ふぁまは、大変ご立腹でおらせらっふぇふぇうっふぁあ!」
「ごめん、まじわかんねー、もう一回いい?」
「フィーフふぇんにんふぁまは、ふぁいへんごりっふくでおふぁれせああらああああ!」
目の前のファシャーと呼ばれる怪人(?)が何を言ってるのかわからないが、恐らくこの地球にとって良い事ではない事だけはわかったので、三人は倒すことにした。
「とりあえずテメーを倒してやるぁああ!」
「ふぁっ!?」
ブルーが適当に拳をぶん回す、本当だったらこんな素人攻撃など相手にあたるはずがないのだが、このラーメンデバイスで強化された彼等にとって、攻撃を当てる事など造作もなかった。
「ファァアア! 貴様ふぁ、ゆるふぇん!」
「俺達もいるぜ!」
「ふぇ?」
ブルーの攻撃が終わり油断していたファシャーに、イエローが思いっきり腹パンをくらわす。
「痛ってっ、ちょ、やめふぉ!」
「君を倒せばこの場の混乱は防げるんだよね?」
「ファシャシャ!貴様らなどに、このファシャー様を倒せると思ってるのふぁ!」
「途中まで滑舌いいじゃねえかよ!」
「うるふぁい!」
「重要な部分ふぁしっかりいわふぁいと、つたわらふぁいだろ!」
「テメーと会話してると、疲れるんだよ!」
「ファアアアッ!!」
三人の攻撃が次々と当る、ファシャーは流石に立つのもつらいぐらいのダメージを受けてきた。
「しかふぁない、ここはいったん、逃げるふぁ!」
「まて!」
「さらふぁ!」
突然の煙幕でラーメンジャーは敵を見失ってしまった。
「くそっ、あともう少しで倒せたのに!」
「ああ、楽勝だったな」
「いや、油断はしない方が良い、彼はまだ本気を出しているようには見えなかった」
怪人を撃退したものの、店の中はめちゃくちゃになってしまっている。それをみた三人は落胆していた。
「助かったよ」
「店長・・・」
柚居は安全を確認してから出てきたようだ。
「すみません、敵を倒せませんでした」
「いや、初戦でここまで戦えたんだ、十分だよ」
「でも、店が・・・」
「とりあえず復旧にはだいぶかかるだろう、でも、奴等からラーメン屋を守る事が証明できた、これでまた安心してラーメン屋を続けられる」
「それは?」
疑問に思った龍谷が聞く。
「奴らの名前は”スイーツ脳”と呼ばれる集団だ、何者なのかはわからないが、目的は楽をする事だ」
「それだけを聞くと危険とは思えないね」
「ああ、しかし、奴等は自分達の怠惰を全て他人のせいにしているだけの屑集団だ、今回は自分が痩せないのはカロリーの高いラーメン屋が乱立しているせいだからという、ふざけた理由で動いている」
「なんて野郎だ・・・許せねえ」
「リーダーのスイーツ仙人は以前、飲んでも痩せなかったという理由だけで、ダイエット茶を作ってるメーカーを執拗に襲っていた、その時は手も足も出なかったらしい」
「なるほど、となると、今度のラーメン屋が全部襲われた後は」
「そう、他の標的を見つけて攻撃するだろう」
「恐ろしいな」
「ああ、それで君たちに、ラーメンジャーとして戦ってほしい」
「俺はいいぜ」
イエローは真っ先に拳を突き出す。それに合わせるように、ブルー、アプリコットも拳を突き出した。
「俺の働いてる店をめちゃくちゃにしやがったんだ、絶対ゆるせねえ」
「そうだね、俺もこの由々しき事態を良しとしないよ」
こうして三人は、ラーメンジャーとして戦う事になった。
次回予告
柚居「気づいてる人は気づいてるかもしれませんが、ゲストキャラです」
龍谷「え?マジっすか」
内海「へぇ・・・・」
柚居「前回はカタカナだったんでね」
東「へえ、前回はどんな話だったんだい?」
柚居「いや、あんまり思い出したくない」
内海「なんだよそれ」
次回 「メンバーを探せ!」
柚居「毎回だれかがゲスト出演しますよ」
内海「ってか、しょっぱなから部員の足りない野球部みたいな展開だな・・・店長どうにかなんないすか?」
柚居「お楽しみに」
内海「無視かよ!」
さて
また ゆるーいノリでやっていきたい
24話終わったら次の 戦隊シリーズを書くぞー(謎