トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

小鳥達

2011-05-29 18:59:16 | ヒト以外の生き物たち
2月の末あたりから、毎朝雀の声をきいていた。
当時はご近所が夜中にうるさくて安眠妨害されていたので早朝の変な時刻に目が覚めていたのか、それとも、あの頃だけさえずっていたのか。わからない。
雀の声で目が覚めるなんて少なくとも21世紀になってからはほとんどないなあ、このごろ雀は2,3年に1度しか見かけていないし。それにしても、下手なさえずり方だなあ。若鳥ってこんなに早くからいるもんかなあ。もしかして、体が悪いのかな。とにかく、悲し気に必死に聞こえる。
最後が3月11日で、12日以降ぴたりと止んだのよ~。無事でいるのか? 地震を予告したわけではないと思うが・・・。

たとえば今、大雨だけど。東京都の水道の放射能濃度が上がったときのような、核物質の再落下などはないだろうか? 小鳥達、雨ざらしになっているだろう。

核汚染水の放出を知った時、初めて怒りを感じた。それまでは恐れながらももっと前向きな気持ちでいたのだが。海中生物は、原発なんて関係ないのに。ヒトが何の資格を持って、無害化できない物質を世界にもたらすのだろう。海外諸国もこんな重大事項を事後承諾させられて、怒って当然だ。

この何年かは周囲の野鳥をながめるようになった。はじめの頃は、キジバトとメジロとウグイスが目立った。とくにメジロは、たぶん一家総出という光景も何度か見かけた。近年は、シジュウカラとヒヨドリがよく現れる。キジバト・メジロ・ウグイスは代替わりが果たせなかったのかな、残念だったな、と考えるようになっていた。
今日、雨音を聞きながら思ったんだけど。来年はシジュウカラもヒヨドリも見当たらなくなっているかもしれないな。放射性物資のことなんて知らないで小さな体が被爆し放題だ。科学的に正しい見通しかどうかはわからないが。もし、本当にいなくなったら、ものすごく悲しいだろうな。
そういうことは現時点ではわからないのだ。来年再来年、変化を目の当りにして、原因はもしや・・・と推測して傷つくのだ。


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