トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

コメントをお願いいたします。

矢部宏治著「日本人はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」を読んだ方からの、憲法改正についてのコメントをお待ちしています。 コメント受付用記事 のアドレス http://blog.goo.ne.jp/kanra-toriko/e/a08c500525a4ba2e568012c53edbaa6f

台風14号とエリザベス女王の国葬と

2022-09-20 20:11:53 | アベスガ政治の仕上げ中?
昨日19日(月)、台風で大変だった方も多数おられるでしょう。お見舞い申し上げます。うち(東京都)の方は予想より早く日曜日から時おり台風並みの風雨が。それは今朝方まで断続的に続いた。台風にこんなに長居されてしまったことなんてなかった、

テレビをつけると、ワイドショーやニュース番組では台風かエリザベス女王の葬儀がほとんど。
大自然が大暴れの荒々しい風雨と被害と女王らが綿密に準備した晴れた中での荘厳な葬儀がかわるがわる映され、そのコントラストにくらくらした。
(安倍元首相の葬儀を3回(ご遺族・国葬「儀」・山口県)もするよりも、災害復興関係に国家予算を遣ってほしいなあ、とどうしても思ってしまう)



なぜか見てしまうイギリスの葬儀。葬儀なので不謹慎かもしれないけど、不思議に明るく美しく興味深くて。
しかし。女王の在位期間の長さ・英国連邦加盟国の減少・イギリス社会の変容からすると、こんなにも大規模な厳かな葬儀はもしかすると最後かもしれないのだ。地震と縁がなさそうな石造りの建造物はそのままでも、王室も国民も変わりゆくもの、とは女王ご自身が理解し対応してきた。

年を召されても失わない柔軟性。打てば響く・・・とは言い過ぎだが。イギリスの国民は実際に「聞く力」がある女王とキャッチボールをしてきたみたいだ。
王室に政治権力はない(ただし資産と企業的な権力はあるようだ)けど。エリザベス女王という象徴はイギリスの気風に影響しているだろう(チャールズ3世のイギリスは、今までとは変わるだろう)。



一方、日本。
今回のような台風・毎年何度もの地震・・・で。作っては壊され直しては壊されというのは、イギリスよりも心機一転やり直す、という機会は多かったのではないか。なのに、変化にはイギリスよりも弱い気がする。

個人(私やその周辺だけでなく、ネットや出版物でもみかける)なら、家の中の何が入っているか定かではない家具や部屋・お金関係の見通しなどのもやもやをとりあえず整理すると落ち着いたり前向きになったり(例えば老後資金が足りないと判明しても、制度の利用とか家財道具の耐用年数を考えるなど)。肝が据わる感じ。
企業や国や地方公共団体なども実は同じだったりしない(私は人事移動したら移動先部署ではどこに何の書類があるかを把握するまで落ち着かなかった)?



いろんなブラックボックスを開いて中身を整理整頓する。パソコンで言えばデフラグ操作? 溜まったものをたまには整理しないと。なんだか心もとなくて不安が減らない。
エリザベス女王だって、ずいぶんと「見える化」を推進してきた(でも、まだまだ)。



例えば小泉政権時代に年金問題の見直しはやっと始まったものの、審議中の国会で使われている人口予測は間違い、とわかった。だが、そのまま制度が変更されたように覚えている。
その時は旧民主党だった長妻議員が政府を追及しており、その何年後かの政権交代時には厚労大臣となった。が、厚労省職員は冷たく・・・ せっかく詳しい人が着任したのに、はかどらなかった。
COVID-19への厚労省の対応(ハーシスなんて泣ける)失敗からしても、整理されていないパソコンを連想してしまう。


とっても地味だけど。そういうのも国力の違いなのでは。