【「こわい」】
≪辞書で調べてみます≫
<怖い・恐い>
〔「強(こわ)い」と同源〕
(1)危害を加えられそうで逃げ出したい感じだ。
自分に危険なことが起こりそうで身がすくむ思いだ。
「―・いもの見たさ」「―・い顔」「雷が―・い」
(2)悪い結果が予想されて不安だ。
先行きが心配で避けたい。
「相場は―・いから手を出さない」
(3)軽視できない。予想以上に大した力をもっている。
「やはり専門家は―・い」
※〔「おそろしい」に似ているが、それより主観性が強く、また口語的である。「おっかない」はさらに口語的で東日本に用いられる〕
<強い>
〔「怖(こわ)い」と同源〕
(1)(物が)かたくて処理しにくい。弾力がない。
「―・い毛」「―・い飯」
(2)気が強くて、こちらの思い通りにならない。強情だ。
(3)疲れる。骨が折れる。
「この仕事は―・い」
(4)つよくはげしい。たけだけしい。
(5)征服するのが困難だ。手に余る。
(6)生硬だ。こなれていない。無骨だ。
恐 恐
①②キョウ/ク ①②kong3
おそれる(こわがる)<おどす> おそろしい (こわい)(おそらくは)≪おそれ≫
0472/03439・03440
<解字(常用字解)>
音符は、キョウ(巩:横にもう一本「一」(P125参照)。
工 と 丮(両手に物を持つ形) とを組み合わせた形。
呪具である「工」を両手で持ち、高く掲げて神に祈り、神を迎える時のしぐさ。
神に対しておそれ畏まる思い ⇒ 恐
怖
ホ/フ bu4
おそれる おじる こわい(おののく)≪おそれ≫
0488/03606
<解字(常用字解)>
“悑”を正字として、“怖”を異体字としている。
“悑”の音符は、甫。
布・甫は、恐怖心を持った時の心の状態をあらわしたのであろう。音写語か?
●怖・悑は同字 悑は怖の別体
悑
ホ/フ bu4
(おそれる)(おじる)(こわい)(おののく)<おどす>
0492/03665
<解字>
“怖”参照
●怖・悑は同字 悑は怖の別体
剛
コウ/* 慣用:ゴウ gang1
つよい(かたい)こわい <気性が激しい><たちきる><陽の性質><<あたかも、まさに、いましがた>
0165/00920
<解字(常用字解)>
岡は、鋳物を作る時に使う鋳型を土で作って、下から火(この字では“山”になる)と加えて焼き固める形。固い鋳物のこと。
鋳物を鋳込んだ後で刀を使って裂く形 ⇒ 剛
「かたち、つよい」→「こわい」
☛鋳物は、堅くて容易に裂くことが出来ない
※先頭の(3)「軽視できない」が該当する
●剛は本字 ?(00941:[罡刂])は俗字
強 强 [“強:厶→口]
①②③キョウ/ゴウ (唐:ガン)
①qiang2 ②qiang3 ③jiang4
つよい したたか つよまる つよめる <四十歳><余りがある>(つとめる)<すすめる> しいる(かたくな)あながち こわい ≪しいて≫
0442/03261-0442/03262
<解字(常用字解)>
弘と虫とを組み合わせた形。
弘は、弓の弦をはずした形。
その弦が弓体の外に垂れている ⇒ 強
★弓の弦に「虫」を加えているのは、天蚕(てぐす)であることを示す。
その糸(天蚕(てぐす)は、他のものより強靭である為、
「つよい」→「つとめる」⇒「こわい」の意味
●食べ物で「お強(おこわ、赤飯)」
●強は常用字体 强は旧字体
≪辞書で調べてみます≫
<怖い・恐い>
〔「強(こわ)い」と同源〕
(1)危害を加えられそうで逃げ出したい感じだ。
自分に危険なことが起こりそうで身がすくむ思いだ。
「―・いもの見たさ」「―・い顔」「雷が―・い」
(2)悪い結果が予想されて不安だ。
先行きが心配で避けたい。
「相場は―・いから手を出さない」
(3)軽視できない。予想以上に大した力をもっている。
「やはり専門家は―・い」
※〔「おそろしい」に似ているが、それより主観性が強く、また口語的である。「おっかない」はさらに口語的で東日本に用いられる〕
<強い>
〔「怖(こわ)い」と同源〕
(1)(物が)かたくて処理しにくい。弾力がない。
「―・い毛」「―・い飯」
(2)気が強くて、こちらの思い通りにならない。強情だ。
(3)疲れる。骨が折れる。
「この仕事は―・い」
(4)つよくはげしい。たけだけしい。
(5)征服するのが困難だ。手に余る。
(6)生硬だ。こなれていない。無骨だ。
恐 恐
①②キョウ/ク ①②kong3
おそれる(こわがる)<おどす> おそろしい (こわい)(おそらくは)≪おそれ≫
0472/03439・03440
<解字(常用字解)>
音符は、キョウ(巩:横にもう一本「一」(P125参照)。
工 と 丮(両手に物を持つ形) とを組み合わせた形。
呪具である「工」を両手で持ち、高く掲げて神に祈り、神を迎える時のしぐさ。
神に対しておそれ畏まる思い ⇒ 恐
怖
ホ/フ bu4
おそれる おじる こわい(おののく)≪おそれ≫
0488/03606
<解字(常用字解)>
“悑”を正字として、“怖”を異体字としている。
“悑”の音符は、甫。
布・甫は、恐怖心を持った時の心の状態をあらわしたのであろう。音写語か?
●怖・悑は同字 悑は怖の別体
悑
ホ/フ bu4
(おそれる)(おじる)(こわい)(おののく)<おどす>
0492/03665
<解字>
“怖”参照
●怖・悑は同字 悑は怖の別体
剛
コウ/* 慣用:ゴウ gang1
つよい(かたい)こわい <気性が激しい><たちきる><陽の性質><<あたかも、まさに、いましがた>
0165/00920
<解字(常用字解)>
岡は、鋳物を作る時に使う鋳型を土で作って、下から火(この字では“山”になる)と加えて焼き固める形。固い鋳物のこと。
鋳物を鋳込んだ後で刀を使って裂く形 ⇒ 剛
「かたち、つよい」→「こわい」
☛鋳物は、堅くて容易に裂くことが出来ない
※先頭の(3)「軽視できない」が該当する
●剛は本字 ?(00941:[罡刂])は俗字
強 强 [“強:厶→口]
①②③キョウ/ゴウ (唐:ガン)
①qiang2 ②qiang3 ③jiang4
つよい したたか つよまる つよめる <四十歳><余りがある>(つとめる)<すすめる> しいる(かたくな)あながち こわい ≪しいて≫
0442/03261-0442/03262
<解字(常用字解)>
弘と虫とを組み合わせた形。
弘は、弓の弦をはずした形。
その弦が弓体の外に垂れている ⇒ 強
★弓の弦に「虫」を加えているのは、天蚕(てぐす)であることを示す。
その糸(天蚕(てぐす)は、他のものより強靭である為、
「つよい」→「つとめる」⇒「こわい」の意味
●食べ物で「お強(おこわ、赤飯)」
●強は常用字体 强は旧字体