蜻蛉・莞爾の無責任漢字樂院

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「おろか」

2010年03月16日 | 漢字のセット部分紹介
【「おろか」】

≪辞書調べ≫

[愚か] 〔「おろか(疎)」と同源〕
(1)頭の働きがにぶいさま。考えが足りないさま。
「―な子ほどかわいい」
(2)ばかげているさま。
「―なことを言うな」
(3)未熟である。劣っている。


≪一覧≫
愚 痴・癡 魯 戇 憃 憨 怐



228 音符は、“禺:ぐう”。
“禺”は、頭の大きな爬虫類の類。
大きく威厳のある姿とされる。
“愚”は、その威厳のある姿にも関わらず、機敏な行動もできず、考えもしないこと。「おろか」


痴・癡
609 旧字体が“癡”。“疒”“疑”の組み合わせ。
“疒”は、人が牀(ゆか)の病気で寝ている姿。
“疑”は、杖を立てた人が後ろを顧みて進退に迷っている姿。
“痴・癡”は、物事を判断でいないような病的な状態のこと。



678 音符は、“貢:コウ”。
“夂”は、下向きの足跡の形で、神が天より降臨すること。
“貝”は、お供え物で、これに神が宿る。
“頁”は、礼帽をつけて礼拝する人の姿。
降臨する神を拝む心情のこと。

その行為があまりにも一徹で「おろか」にさえ見える。
“戇”は、神に貝を供えて祈り、神頼みする愚人の情のこと。



673
“戇”と声義ともに同一のもの。



946 “魚”と“曰:いわく”の組み合わせ。
神に魚を薦め神に祈り祭るを示す文字。
●詳細不明


≪その他≫






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