蜻蛉・莞爾の無責任漢字樂院

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「怪」の「圣」と「経、径」の「圣」は違う

2010年03月05日 | 常用漢字の過ち
【「怪」の「圣」と「経、径」の「圣」は違う】


090 忄(心)+圣
“圣”は、“土”に“手(又)”を添える形。
地霊を祀る土主に対する儀礼を示す。
その「畏敬の念」が「あやしさ」につながる。


≪“巠”の系列≫


236
織機の縦糸を張った形。 
下部の“工”の形は、縦糸の一端を巻きつける横木の形。
垂直に上下の力が保たれている所のこと。
人体では、くび:頚・頸、すね:脛(はぎ)
草木では、くき:茎・莖
道路では、みち:径・徑・逕
剄は「くびきる」


径 徑
237
“巠”参照


経 經
242
“糸”を付けて“巠”の意味を具体的にした。
交織りの中心となることから、「経典」の意味になり、横糸の“緯”を合わせて「経緯:ケイイ、いきさつ」の意味に用いる。
地球を南北に通る線を「経度」、東西を通る線を「緯度」という。
人間生活の中心となるので「経済=経世済民」という。


軽 輕
245
「輕車」は古くは「戦車」のこと。
戦争で勝ち抜くことが、国の中心事項である。
戦いをするには、機敏でなければいけないことから、「機敏に動く」→「軽い」につながる。


頚 頸
250
頸(頚)は、ピンと張って頭と人体を上下につなぐ部分


茎 莖
237
莖(茎)は、草木のないピンと張った垂直な部分。


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