カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
あくまでも個人的お気楽ブログなので、どうぞあしからず!

「トトロの森」(狭山丘陵)

2008-11-28 | Weblog
 映画「となりのトトロ」は、日本はおろか世界中の映画ファンを魅了し、子供から大人まで多くの人に親しまれている大ヒット映画だ。しかし、そうした華やかな一面とは対照的に、その舞台となったのは、私たちのごく身近にあった里山である狭山丘陵だ。

 狭山丘陵はもともと東京の貯水池として活用されてきた。その森の中心部には、狭山湖という名で呼ばれる山口貯水池と多摩湖と呼ばれる村山貯水池を抱えている。東西約11キロ、南北約4キロほど、東京と埼玉にまたがるその面積は約3500ヘクタールに及ぶ。東京近郊を空から見ると、その部分だけ緑が残っていることがわかる。しかし、この森も手付かずのままここまできたわけではなく、開発の波に押されながらかろうじて残されてきた場所である。都心に近かったため、常に宅地開発の対象とされてきたのだ。

「となりのトトロ」では、里山に残る豊かな自然とともに、その周囲に広がる畑や田んぼ、集落などの様子が情緒豊かに描かれている。映画の主人公であるサツキとメイが移り住んだ「松郷」地区は所沢に実在し、母親が入院する病院のモデルとされる病院も東村山市の八国山にある。現在の狭山丘陵には、映画で描かれたような田園風景は残されていないが、雑木林だけはかろうじて当時の面影を留めている。しかし、畑や田んぼ、集落といった森を取り巻く環境の変化は森自体にも大きな影響を及ぼしており、森の生態系の多様性は失われてきている。

 それでもなお、狭山丘陵には多くの貴重な動植物が今でも生息し、高等植物が約1,400種、哺乳動物19種、鳥類200種以上、昆虫類約2500種に及ぶという。その中には、絶滅が危惧されているサシバやヒクイナなどの鳥類のほか、イモリ、ホトケドジョウなど水辺の生きものも含まれる。狭山丘陵の里山を保全する活動を行っている「(財)トトロのふるさと財団」が2006年にまとめた調査によると、狭山丘陵に生息する希少種は全部で258種もいるという。この調査は地域を限定して行われたものであり、実際はもっとたくさんの希少種が生息している可能性があるだろう。

 日本各地で里山と呼ばれる身近な自然環境が減少していることを考えると、この狭山丘陵で生息する希少種は全国規模で考えても貴重なものかもしれない。
(ナショナルジオグラフィック)

『KY』でいこう!

2008-11-28 | Weblog
大手スーパーの西友は、「KY」をキャッチコピーにしたユニークな値下げキャンペーンを実施中だ。対象商品は食品、日用品を中心に1700品目で、かつてない規模となっている。ダイエーは4000品目を10~40%引きにした。イオンも2000品目を10~30%値下げ。消費が伸びる年末に向けて客を取り込もうと、スーパー大手で「値下げ合戦」が激しさを増している。

西友のキャッチコピーは、「KYでいこう!」

日本チェーンストア協会が2008年11月25日に発表した10月の全国のスーパーの売上高は、前年同月比5.2%減の1兆747億円だった。既存店ベースでは1.6%減と3カ月連続でマイナスを記録した。世界規模での景気後退や株安の影響から消費マインドが冷え込み、高額品や嗜好品が売れなくなっているが、ここにきて、食料品や日用雑貨といった生活必需品までもが落ち込みを見せている。そんな中、スーパー大手は消費が伸びる年末に向けて、値下げ合戦を繰り広げている。

大手スーパーの西友は、08年11月10日から値下げキャンペーンをスタートした。キャッチコピーは、「KY(カカクヤス)でいこう!」。空気が読めないことを示す略語「KY」をもじった。「KY」と、でかでかと書かれた車内広告を、西友の店舗が多い路線に集中投下した。広報担当者は「こんなに大規模な車内広告は、未だかつてない」と言い、キャンペーンにかける意気込みの高さをうかがわせた。

広報担当者は、こう語る。

「毎年、年末にかけてスーパー各社は盛んに値下げしますが、今年はとりわけ(値下げ競争が)激化していると思います。弊社でもこれだけ広範囲にわたる値下げは、過去に例がありません」
他社が値下げすれば、うちも下げないとお客が来ない

日本チェーンストア協会の広報担当者は、「値下げ合戦」と化した現状をこうみている。

「可分所得が伸び悩み、1円でも安く買いたいというのが、今の消費者の本音です。売れなければ困りますから、店側は消費者ニーズに合わせていくしかありません。値下げ合戦はどこまで持ちこたえられるかの『体力勝負』で、中小のスーパーには厳しいかもしれません」
実際に都内、中規模のスーパーの社員から、

「他社が値下げしている中で、うちも下げないとお客が来ない」
という嘆きも上がっているという。
(J-CASTニュース)

まさしく、中規模のスーパーからすれば「KY」ということだろうか…

バチカンもエコ 太陽光パネル

2008-11-28 | Weblog
11月25日、バチカン市国で大規模な太陽光発電パネルが主要な施設に設置された。写真は24日撮影のパウロ6世ホール。提供写真(2008年 ロイター/Vatican Technical Service Dept)

 [バチカン市 25日 ロイター] バチカン市国で25日、大規模な太陽光発電パネルが主要な施設に設置された。バチカンでは2020年までに、使用電力の20%を再生可能なエネルギーに切り替えることにしており、カトリックの総本山でもエコ化が進んでいる。
 今回の作業で、バチカンの屋根計5000平方メートルが太陽光パネルで覆われ、年間に約225トンの二酸化炭素排出量の削減効果が見込まれるという。このうち、ローマ法王が一般謁見(えっけん)などを行う建物には、2400枚のパネルが取り付けられた。
 また、バチカンの機関紙は、同国が欧州連合(EU)の掲げる提案に合わせて、2020年までに使用電力の20%を再生可能エネルギーでまかなう計画だと報じた。
 ローマ市に囲まれているバチカンでは現在、使用電力のすべてをイタリアから購入している。