秋の味覚として親しまれているサンマの店頭価格が例年より安く、大漁に後押しされて前年比1-3割安、大ぶりで脂の乗りがよいという。ただ鮮魚店などでは、旬の早期化を「地球温暖化の影響か」と不安視する声もあがっている。なぜ、秋本番になる前から丸々と太ったサンマが大量に獲れ、市場に出回るようになったのか。
“夏”刀魚になる日も近い!?
サンマは回遊魚で、夏にオホーツク海方面でプランクトンを補給した後、産卵のために三陸沖、銚子沖へ移動しながら脂を落として下ってくる。現在は、南下する前に北海道以北の海で脂の量がピークに達したサンマが、早い時期から全国に流通しているのだ。
しかし地球温暖化の影響も懸念されている。梅崎氏は「温暖化が進めば黒潮の循環が弱まり、サンマが育つ親潮が夏に本州沿岸まで南下するという説もあります。そうなったら秋刀魚ではなく『夏刀魚』と書くようになるかもしれません」と話していた。
(夕刊フジ)
“夏”刀魚になる日も近い!?
サンマは回遊魚で、夏にオホーツク海方面でプランクトンを補給した後、産卵のために三陸沖、銚子沖へ移動しながら脂を落として下ってくる。現在は、南下する前に北海道以北の海で脂の量がピークに達したサンマが、早い時期から全国に流通しているのだ。
しかし地球温暖化の影響も懸念されている。梅崎氏は「温暖化が進めば黒潮の循環が弱まり、サンマが育つ親潮が夏に本州沿岸まで南下するという説もあります。そうなったら秋刀魚ではなく『夏刀魚』と書くようになるかもしれません」と話していた。
(夕刊フジ)